JPS598140A - 磁気カ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタレジットカード、銀行用キャッシュカード等
に用いられる磁気カードに関する。

この種の磁気カードとして本出願人は、熱可塑性樹脂基
板の一部に、磁気層、模様形成層、保護層を順に積層し
てなる情報記録体を埋め込んでなる磁気カードを先に提
案した。しかしながら該磁気カードにおいては大量生産
を行なおうとするときはユーザーの好みに応じて模様形
成層の文字。

絵柄等を種々変化させたものを製造することはできず、
そのようなユーザーの好みに応じられるカードを製造し
ようとすると、どうしても注文製作となシ大量生産が不
可能となるという欠点がある。

即ち、ユーザーの好みに応じて模様形成層の文字。

絵柄等を種々変化させたものを大量生産ベースで製造す
るだめには模様形成層は後から形成するようにし、予め
磁気層のみを設けたカードを大量に製造し用意しておく
必要がある。しかしながら。

このように磁気層が表面に露出した状態で保管を行なう
と、保管中に磁気層表面にゴミの付着や。

傷の発生を生じ、その結果製造された磁気カードの磁気
特性に低下をきたす虞れがあるとともにユーザーからの
注文を受けた後に模様形成層、保護層の２層を設けなく
てはならず製造工程が煩忙となる。従って磁気層のみを
設けたカードを予め大量に製造し用意するということは
好ましくなく。

磁気層上には製造時に模様形成層、保譚Ｋを設けておく
必要があるためユーザーの好みに応じて模様形成層の文
字、絵柄等を種々変化させたものを大量生産ベースで製
造することができず、そのような場合にはどうしても注
文製作（即ち、注文を受けてから生産を開始する）とな
らざるを得す。

かかる注文製作の場合にはカードの製造がユーザーから
の注文待ちとなり２製造側画が立て難いとともに、製造
効率に低下をきだす等の問題を有していた。また、模様
形成層の上に保護層が位置し。

該保護層が模様形成層を被覆しているため、模様形成層
の文字、絵柄等が不鮮明になる欠点を有していた。

本発明は上記磁気カードの欠点を解決すべくなされたも
ので、大量生産が可能でかつ磁気層上にユーザーの好み
に応じて文字、絵柄等を鮮明に形成することができる磁
気カードを提供することを目的とする。

即ち本発明は、熱可塑性合成樹脂基板に磁気層。

保ＸＩ層、模様形成層を順に積層してなる情報記録体を
埋め込み、模様形成層の表面が合成樹脂基板の表面と同
一面をなすようにしてなる磁気カードを要旨とする。

以下本発明の１実施例を図面に基き説明する。

第１図は本発明の磁気カード１の１例を示し。

該磁気カード１には熱可塑性合成樹脂基板２の一部にス
トライプ状の情報記録体３が設けられている。

熱可塑性合成樹脂基板２は、第２図に示すように例えば
不透明なポリ塩化ビニル樹脂等からなるコアシー）２ａ
の表面を同様な材料からなる透明なオーバーシー）　２
ｂ　、　２ｃにょシ被覆して構成されている。上記オー
バーシー）２ｂ上に、磁気層５．保護層６．模様形成層
４を順に積層し、各層５，６゜４により構成される情報
記録体３をオーバーシー）２ｂに埋め込み、模様形成層
４の表面が、オーバーシート２ｂの表面と同一面をなす
ように形成する。

該模様形成層４は文字、絵柄等の模様１１をポジティブ
模様として形成している（第２図（Ａ））。また模様形
成層４によシ文字、絵柄等の模様１１を形成するには、
上記したように、模様形成層４が直接に模様１１を形成
する。ポジティブ模様による場合に限られず、模様形成
層４がネガティブに文字、絵柄等の模様を形成するネガ
ティブ模様（所謂抜き模様）によってもよい（第２図（
Ｂ））。さらに磁気層５と保護層６０間に必要に応じて
着色層７を設けることができる（第２図（Ｃ））。磁気
層５と、保護層６の間に着色層７を設けた場合には。

茶褐色の磁気層５の色を着色層１に付与した所望の色彩
によシ隠蔽して該着色層Ｉの色彩が外観に表われ、外観
美麗々情報記録体３を有し、かつ該着色層７の存在によ
って模様形成層４によって形成された模様１１が浮き立
って見え、意匠効果に優れた磁気カード１を提供できる
。なお着色層７は場合によっては′２以上の層にょシ構
成することもでき７着色層７を設けた場合でも模様１１
はポジティブ模様、ネガティブ模様のいずれに形成し工
もよい。また磁気層５または着色層７の上に設けられる
保護層６は例えば耐久性に富みかつプレス適性を有する
アクリル樹脂系ニス等によって構成される。

情報記録体３には例えば第１図、第２図に示すように保
護層６の一部の表面が、オーバーシート２ｂの表面と同
一面をなしてなる模様非形成部８を該情報記録体３の長
手方向に沿う両端縁部に連続的に設けることができる。

即ち、第２図（Ａ）に示すように磁気層５のうち模様形
成層４と対応している部分と、対応していない部分との
間に段差が生じるため模様形成層４の存在の有無により
、情報記録体３表面から磁気層５までの距離が異なり。

従って磁気情報の記録、読み取りを行なう磁気ヘッドか
ら、磁気層５までの距離を連続的に均一に保つことがで
きないとともに、模様形成層４の存在の有無により、磁
気遮蔽効果が異なるため、模様１１を通して磁気層５へ
の情報記録、あるいは磁気層５からの情報読み取りを行
なうと磁気強度のムラによる記録ミス、読み取シミスを
生じ易くなる。そこで上記帯状の模様非形成部８を、情
報記録体３に設け、該模様非形成部８上から情報の記録
、読み取シを行彦うことが好ましい。模様非形成部８を
設ける他の態様としては例えば第３図（ＡＪ、　（Ｂｌ
、　（Ｃ１に示すように、情報記録体３の略中央部に長
手方向に沿って上記非形成部８を設ける態様、（同図（
Ａｔ）、情報記録体３の長手方向に沿って模様形成層４
を上記非形成部８とを左右に配する（例えば右側路半分
に上記非形成部８を設ける）態様（同図（Ｂｌ　）　、
情報記録体３の長手方向に沿う上側または下側端縁部に
上記非形成部８を設ける態様（同図（Ｃ））等が挙げら
れる。なお、模様形成層４の厚さを特に薄く形成する場
合には上記模様非形成部８を設けなくともよく、模様１
１を通して情報の記録、読み取りを行なっても上記問題
を生じる虞れはない。

次に本発明の磁気カード１を製造する方法を着色層７を
設ける場合について説明する。

第４回国に示すように、ｔず例えばポリエチレンテレフ
タレート等よシなる転写フィルム９の表面に必要に応じ
て離型層をコーティングした後模様形成層４を印刷して
形成し、つぎに該模様形成層４０表面に、保護層６を印
刷して形成し、ついで該保護層６の表面に着色層１を印
刷して形成する。模様形成層４．保護層６．着色層７は
シルクスクリーン印刷、グラビア印刷等の印刷法により
形成される。なお模様形成層４をシルクスクリーン印刷
法によシ形成した場合には、厚みが均一で色ムラのない
美麗な模様形成層４を形成すると２ができる。また着色
層７は例えば所望の色彩の隠蔽性に富むグラビアインキ
を用いて版深４０〜５０μで数回グラビア印刷した上に
磁気層５の色をかくすために白い着色層をさらに版深４
０〜５０μでグラビア印刷する等により形成される。以
上のようにして模様形成層４．保護層６２着色層７全印
刷して形成した後さらに熱転写型磁気塗料をコーティン
グして磁気層５を形成し、ついで第４図（ＩＩに示すよ
うに転写フィルム９の上下を反転してオーバーシート２
ｂ上の所定位置に熱転写し、転写フィルム９を剥離して
オーバーシー）２ｂ上ＩＣ，ｉ気層５２着色層７．保護
層６．模様形成Ｎ４の順に積層してなる情報記録体３が
移される。このようにして転写された情報記録体３を有
するオーバーシー）２ｂをコアシー）２ｍの一方の面に
貼着し。

該コアシート２ａの他方の面にもオーバーシー）２ｃを
貼着した後熱プレスして第２図（Ｂｌに示すようにオー
バーシート２ｂ　Ｋ　ａ気層５２着色層７．保護層６、
模様形成層４の順に積層してなる情報記録体３を埋め込
み模様形成層４の表面がオーバーシート２ｂの表面と同
一面をなすようにしてなる本発明の磁気カード１が形成
される。

磁気カード１を製造する他の方法として社、第５図に示
すようにオーバーシー）２ＮＣ磁気塗料をコーティング
して磁気層５を設け、つぎに磁気層５の上に着色層７．
保護層６の順で印刷して形成し、さらに保護層６の上に
模様形成層４を印刷して形成した後前記方法と同様にコ
アシート２ｍ表面に上記オーバーシー）２ｂおよび他の
オーツ（−シー）２ｃを貼着し、ついで熱プ１／ス材１
０によって熱プレスを施して磁気カード盲を得る方法に
よってもよい。

本発明カードによれは、各ユーザーからの注文に応じて
大量生産ペースでカードを製造できる。

即ち上記いずれかの方法により模様形成層４を除いた情
報記録体３を埋め込んで形成されたカードを予め大量に
製造しておき、ユーザーの注文によって、該カードにユ
ーザーの好みの文字、絵柄等の模様１１を模様形成層４
をシルクスクリーン印刷等の印刷方式によυ印刷して形
成した後、再度熱プレスして該模様形成層４を埋め込み
、模様形成層４０表面が合成樹脂基板２の表面と同一面
をなすようにして本発明の磁気カード１を形成すること
もできる。本発明カード１拡模様形成層４を設けなくと
も磁気層５は保護層６によシ被覆されているので模様形
成層４のみを有さないカードを予め大量に製造し保管し
ておいても、保管中の磁気層５の傷付き等による磁気特
性劣下を生じる虞れは全くなく、シかも大量生産による
カードの製造効率を向上することができるとともに、ユ
ーザ　。

−の注文によって模様形成層４を印刷して設けるのみで
、ユーザーの好みの文字、絵柄等の模様１１を情報記録
体３に有してなる磁気カード１を容易に提供することが
できる。本発明カード１は模様形成層４をユーザーの注
文によシ後から形成するという方法によってのみ製造さ
れる場合に限定されず模様形成層４を含む全層を予め形
成する方法によって製造する場合も妥当する。

以上説明したように本発明の磁気カードは、熱可塑性合
成樹脂基板に磁気層、保護層、模様形成層を順に積層し
てなる情報記録体を埋め込み、模様形成層の表面が合成
樹脂基板の表面と同一面をなすようにしてなるものであ
るから、模様形成層がカードの外表面に位置し、そのた
め該模様形成層が保護層により被覆されたものと異なり
模様形成層により形成される文字、絵柄等の模様が鮮明
に表われるとともに、磁気層と模様形成層の間に保護層
が形成されているため、該保護層によって磁気層が保護
され、模様形成層を有さないカードを製造し保管を行な
っても磁気層の傷付き等による磁気特性劣下の虞れはな
いから、予め大量に模様形成層を有さないカードを生産
し保管しておくことができ、生産効率が向上できるとと
もに、該カードにユーザーの注文によって模様形成層を
印刷して設ければ、好みの文字、絵柄等を有する磁気カ
ードを提供できる効果を有する。また模様形成層はカー
ド表面と同一面をなすため傷付き難い等取シ扱い上の問
題を生じることはなく、シかも模様形成層と磁気層とは
位置的に対応するため模様形成層により形成された模様
を見て磁気層の位置を確認できる利点を有する。

以下に磁気カードの製造方法の１例を述べる。

３８μのポリエステルフィルムよりなる転写フィルム上
にアクリル酸エステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
ロジン誘導体樹脂等よりなる混合樹脂によシ保護層を０
２〜１．０μにグラビア印刷して形成した後、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂、セルロース樹脂、塩化ビ
ニル樹脂等を主材とするバインダー中に酸化チタン、シ
アニンブルー等の顔料を分散した塗料によりグラビア印
刷して１〜５μの着色層を形成する。ついで該着色層上
に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、セルロース樹
脂、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂を主材とするバイ
ンダー中にγ−Ｆｅ２ｅｓ　、　Ｃｏ　Ｆｅ５０４゜Ｃ
ｒｕｘ等の磁性体粒子を分散した磁気塗料により５〜２
５μの磁気層をグラビア印刷して形成する。

以上のようにして保護層１着色層、磁気層を形成した転
写フィルムを所要のストライプ幅にスリット加工した後
、１００μの透明塩化ビニルフィルムよりなるオーバー
シートに上記磁気層が接するように上記転写フィルムを
該メーバーシートにあてがい、１５０〜２００　”Ｃに
加熱したローラーで加圧してオーバーシート上に上記各
層を転写する。

磁気層２着色層、保護層が転写されたオーバーシートを
所要の寸法にカットした後、ポリエステル樹脂等を主材
とするバインダー中に酸化チタン。

硫酸バリウム等の色相顔料を分散した塗ノ料により１〜
５μの模様形成層をシルクスクリーン印刷によシ形成し
、所要の文字、絵柄等を形成する。ついで上記オーバー
シートと該オーバーシート、と同様の拐質よシなる他の
オーバーシートとを、５６０μの骨白塩化ビニルシート
よシなるコアシートの両面に積層し＋０．５ｍｌｍｌ面
鏡上げステンレス板の間に挾み込み、　　１２０〜１８
０℃、　　１０〜５０ｋｇ／ｃ−に加熱、加圧して５〜
３０分間熱プレスを行ない磁気層２着色層、保護層、模
様形成層の順に積層してなる情報記録部を埋め込み、模
様形成層の表面がオーバーシート表面と同一面をなすよ
うに形成した後、所定の寸法に抜き加工を行なって磁気
カードが得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は磁気カー
ドの斜視略図、第２回国は第１図の■−■線に沿う要部
縦断面図、第２図（Ｂ）は模様形成層によりネガティブ
模様を形成した他の実施例を示す第１図の■−■線に沿
う要部縦断面図、第２図（Ｃ）は着色層を設けた他の実
施例を示す第１図のｎ−■線に沿う要部縦断面図、第３
図（ＡＬ　（Ｂ）、　（Ｃ１は情報記録部°に、模様非
形成部を設ける他の態様を示す要部平面図、第４図は磁
気カードの製造方法の一工程を示す要部縦断面図、第５
図は磁気カードの他の製造方法の一工程を示す要部縦断
面図である。 １−・−磁気カード　　２−・〜熱可塑性合成樹脂基板
　　３−−−−−−−一情報記録体　　４−・−模様形
成層５・〜−−−磁気層　　６・−−−−−−−保護層
第３図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱可塑性合成樹脂基板に、磁気層、保護層、ｉＩＡ様形
   成形成層に積層してなる情報記録体を埋め込み、模様形
   成層の表面が合成樹脂基板の表面と同一面をなすように
   してなる磁気カード。