JPS5981240A - 自動車用ワイパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のウィンドガラスを拭うためのワイパに
関する。

自動車のウィンドガラスに雨滴や粉塵等が付着した場合
には、これによって視界を妨げられることになる。とく
に自動車のフロントウィンドガラスに雨滴が付着した場
合には、前方視界を妨げられることになり、これによっ
て安全性が損われることになる。そこで雨中に自動車を
運転する場合には、必ずワイパによってフロン１〜ウイ
ンドガラスの表面を拭うようにしなければならない。こ
のような目的のために、従来より自動車の少なくともフ
ロン］・ウィンドガラスにはワイパが取付けられていた
。従来のワイパは、揺ａ運動を行なうアームの先端に、
ホルダを介してブレードを取付けるようになっていた。

そしてプレートはアームに対して回転運動を行なうこと
がなく、アームとともに揺動運動を行なうことにより、
ウィンドガラスをほぼ扇形に拭うようになっていた。

従って従来の自動車用ワイパにおいては、その作動面積
が少なく、このために特にフロントウィンドガラスには
一対のワイパを取付けるようにしていた。しかしこのよ
うな一対のワイパによっても、ウィンドガラスの形状に
より、必ずしも完全に全面を拭うことができなかった。

またワイパは揺動運動を行なうようになっているために
、揺動運動の終端においてゴミ等が付着しゃすく、また
拭きムラが生じるという欠陥を有していた。

本発明はこの′ような問題点に鑑みてなされたものであ
って、複数のワイパを用いることなく、単一のワイパに
よってウィンドガラスのほぼ全域を拭い得るようにする
とともに、揺動運動の際におけるゴミの付着や拭きムラ
を除去するようにした自動車用ワイパを提供することを
目的とする：ｂのである。

以下本発明を図示の一実施例につき図面を参照して説明
する。第１図および第２図は本発明の一実施例に係るワ
イパ１を示すものであって、このワイパ１は、アーム、
２を備え、そしてこのアーム２の先端部に、弾性を有す
る板ばね等の材料からなるステー３を介してホルダ４が
取付けられており、このホルダ４によってゴム製のワイ
パブレード５が取付けられている。

そしてこのホルダ４に支持されているワイパブレード５
は、上記アーム２に対して回動運動を行なうようになっ
ている。すなわち第２図に示すように、ステー３の上面
側には突出して支軸６が設けられており、この支軸６に
よってステー３はアーム２に連結されている。アーム２
は中空の長方形断面になっており、での先端側にはプー
リ７が配されている。そして１−記支軸６がプーリ７と
結合されるようになっている。プーリ７には、ワイヤベ
ルト８が掛は渡されており、このワイヤベルト８によっ
て、上記プーリ７は、アーム２の基端側に収納されてい
る別のプーリ９と連動されるようになっている。そして
ワイヤベルト８は上記アーム２の内部空間において回転
力を伝達するようになっている。アーム２の琲端側のプ
ーリ９は、２軸モータ１０の直（￥の大きな第２の軸１
２と結合されるようになっている。なおモータ１０の第
１の軸１１は、上記プーリ９の中心に形成された貫通孔
を貫通し、そしてアーム２の駆動＠１３と結合されるよ
うになっている。

以上のような構成において、このワイパ１を駆動する２
軸モータ１０の第１の軸１１は往復回転運動を行なうよ
うになっている。従って第１の軸１１と結合されている
アーム２は第３図に示すよ３− うに干−夕１０の軸１１を中心として、扇形にフロント
ガラス１４上を揺動運動することになる。

すなわらこのアーム２の先端部であって、上記支軸６が
取付けられている部分は、第３図においてＡ、Ｂ、Ｃ，
Ｄ、Ｅの順に運動を行ない、これによってウィンドガラ
ス１４上に円弧状の軌跡を形成することになる。なおＥ
点に至ると、モータ１０の第１の軸１１が逆方向に回転
し始、め、るために、こんどはアーム２はＥ、Ｄ、Ｃ，
ＢＳＡの順に回動し、アーム２は元の位置に戻ることに
なる。

これに対してワイパブレード５は、アーム２に対して回
転運動を行ないながら、し、かもアーム２とともにフロ
ントガラス１４上を移動することになる。すなわち２軸
モータ、１０の第２の軸１２．の回転は、プーリ９に伝
達され、さらにこのプーリ９の回転はワイヤベルト８を
介してプーリ７に伝達されることになり、このプーリ７
と結合されている支軸６が回転することになる。従って
この支軸６と、ステー３およびホルダ４を介して結合さ
れているブレード５はアーム２に対して回転運動４− を行なうことになる、１今このブレード５の両端を第３
図に承すように、それぞれａ、ｂとすると、これらの点
ａ１１）は、第３図に示１″ように例えばコロイド曲線
を描ぎながらウィンドガラス１４十を移動することにな
り、アーム２が第３図においてＥ点に至ると、最初の状
態とは左右対象な位置に来ることになる。そしてこの後
にさらにアーム２に、対してブレード５は回転運動をし
ながらアーム２とともに元の位置に戻ることになる。

なおこのような動作を可能とするために、２軸モータ１
０はフロントガラス１４のほぼ中央の下部に配されてい
る。またブレード５はその中心に対して長さ方向の一端
に片寄った位置でアーム２に支持されるように、支軸６
はその中心よりも片方側に片寄った位置に設けられてい
る。また上記ブレード５の回転数、すなわち２軸モータ
１０の第２の軸１２の回転数は、ウィンドガラス１４の
形状に合わせ、ブレード５がもっとも効果的にこのガラ
ス１４の広い範囲を拭うようにその回転数が常時変化す
るようになっている。この回転数の変化は、例えばマイ
クロコンビコータを用いて制御されるようになっている
。

以上のように本実施例に係るワイパによれば、アーム２
がフロントガラス１４の下端の中央部を中心として揺動
運動を行なうとともに、このアーム２の先端部において
、その中心とずれた位置で支軸６により取付けられてい
るワイパブレード５は回転運動を行なうようになってい
るために、このブレード５の回転数をフロントガラス１
４の形状に合わせて制御することにより、フロントガラ
ス１／Ｉのほぼ全域を拭うことが可能になる。またワイ
パブレード１５を回転させるようにしているために、単
一のワイパによってフロントガラス１４を拭うことが可
能になる。またワイパブレード１５が回転運動を行なう
ようになっているために、揺動運動のワイパにおいて生
ずる、両端部におけるゴミの付着や拭きムラを防止する
ことが可能となる。

以上本発明を図示の一実施例につき述べたが、本発明は
上記実施例によって限定されることなく、本発明の技術
的思想に基づいて各秤変更が可能である。例えば上記実
施例においては、ワイパブレード５を回転させろために
、ワイヤベルｌ−８とプーリ７．９とを用いるようにし
ているが、これらのベル１−８やプーリ７．９に代えて
ｍ車を用いるようにしてもよい。また上記実施例はフロ
ントガラス１４の一ノイパに係るものであるが、本発明
はその他のウィンドガラスのワイパに適用可能である。

以上に述べたように本発明によれば、ホルダをアームに
対して同転可能に取付（プるとともに、ホルダを回転さ
せる手段を設け、ワイパブレードを回転させながらウィ
ンドガラスを拭うようにしたものであるから、単一のワ
イパによってウィンドガラスのほぼ全域を拭うことが可
能になる。またホルダによってワイパブレードが回転さ
れるために、揺動運動の場合にお【プる両端位置のゴミ
の付着や拭きムラが防止できる。またアームに対するワ
イパブレードの回転数を変更することにより、ガラス形
状に合わせてワイパブレードが拭う領域７− を変更することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るワイパの正面図、第２
図はこのワイパの要部分解斜視図、第３図はこのワイパ
の動作を示す第１図と同様の正面図である。 なお図面に用いた符号において、 １・・・ワイパ ２・・・アーム ４・・・ホルダ ５・・・ワイパブレード ６・・・支軸 ７・・・プーリ ８・・・ワイヤベルト ９・・・プーリ １０・・・２軸モータ １１・・・第１の軸 １２・・・第２の軸 である。 出願人　　　日野自動車Ｔ業株式会社 ８−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 揺動運動を行なうアームの先端側にホルダを介してワイ
   パブレードを取付け、前記アームを揺動させることによ
   り前記ワイパブレードでウィンドガラスを拭うようにし
   たワイパにおいて、前記ホルダを前記アームに対して回
   転可能に取付けるとともに、前記ホルダを回転させる手
   段を設け、前記ワイパブレードを回転させながらウィン
   ドガラスを拭うようにしたことを特徴とする自動車用ワ
   イパ。