JPS5978855A - 活字ホイ−ル保持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、タイプライタやプリンタなどの印字装置の
中で、特にカセット化した活字ホイールを使用するもの
にあって、カセット内で活字ホイールを位置決め保持す
る活字ホイール保持構造に１− 関する。

カセット化した活字ホイールを使用する印字装置におい
て、そのカセット化した活字ホイールは、たとえば持ち
運びの際にカセット内の活字ホイールが動いて損傷する
ことのないように、予めカセット内で活字ホイールを固
定することが望まれる。

また、印字装置への取り付けの際にセレクションモータ
との接続を容易とするために、予めカセット内の所定位
置に活字ホイールを固定することが望まれる。

従来、この種の活字ホイール保持構造として、たとえば
第１図（Ａ）および（Ｂ）に示すものがある。

図中符号（１０）で示すものが花弁形の活字ホイールで
あり、外周に活字（１２）を−列に配し、中央に貫通孔
（１４）をもつ。その活字ホイール（１０）は、カセッ
ト（１６）内に収納される。カセット（１６）は、底抜
（１８）と、その底板から立ち上がり、円形状のホイー
ル収納空間を区画するリブ（２０）と、そのホイール収
納空間の表側下半分を被う上蓋（２２）とを有する。そ
の表板には、図に示すように逆Ｕ字状に窓（２４）があ
けられ、弾性をもつ舌片（２６）が形成される。その舌
片の先端は、前記ホイール収納空間の中央に位置する。

そして、その先端内面にはほぼ円錐形状の突起部（２８
）が形成され、その突起部（２８）が前述した活字ホイ
ール（１０）の貫通孔（１４）に入り込んで、カセット
（１６）内で活字ホイール（１０）を位置決め保持する
。（詳しくは特開昭５７−１４０４８号公報参照。） ところが、従来花弁形の活字ホイールの中には、第２図
に示すように、活字（３０）・（３２）を内外周２段に
配列するものがある。この種の複列孔弁形活字ホイール
（３４）にあっては、たとえば第３図に示すように取り
付けられ、セレクションモータ（３６）の回転がユニバ
ーサルジヨイント（３８）およびシフト機構（４０）を
介して伝達されるようになっている。

そして、シフト機構（４０）により上下方向（図中矢印
方向）にシフトされ、その内周の活字（３０）または外
周の活字（３２）のいずれかが選択されて、リボン（４
２）を挟んでプラテン（４４）と対向するようになって
おり、その後それらの活字（３０）または（３２）の背
面が印字ハンマ（４６）により叩かれ、プラテン（４４
）上の用紙（４８）に印字される。

この種の複列孔弁形活字ホイール（３２）にあっては、
上述したように使用時に上下方向のシフト動作を行なう
。そこで、第１図に示す従来の保持構造では、シフト動
作の際に突起部（２６）が邪魔となるから、この種の活
字ホイールに対しては適用し得ない欠点があった。

よって、この発明は、第２図に示すような複列花弁形の
活字ホイールに対しても適用し得る保持構造を得んとす
るものである。

以下、図面に示すこの発明の実施例に従い、この発明の
詳細な説明する。

第４図は、この発明による活字ホイール保持構造をもつ
印字装置であり、その印字機構を概略的に示す。図中符
号（５０）で示す活字ホイールは、カセット（５２）内
に収納され、そのカセット内で後述する保持手段により
支持される。カセット（５２）は、ホルダ（５４）内に
挿入されてキャリッジ（図示されない）上に取り付けら
れる。他方、キャリッジ上−，５− には、セレクションモータ（５６）と、２つのユニバー
サルジヨイント（５８）・（６０）と、図中特に概略的
示すシフト機構（６２）とがあり、セレクションモータ
（５６）の回転が駆動軸（６４）へと伝達されるように
なっている。そして、それらは適宜手段により図中矢印
方向に移動して、駆動軸（６４）がキャリッジに取り付
けられたカセット（５２）内の前述した活字ホイール（
５０）の中心貫通孔内に挿入し得るように構成される。

これによって、活字ホイール（５０）は、セレクション
モータ（５６）によって回転され、またシフト機構（６
２）によってシフト動作され、所望の活字が選択される
。そして、第３図に基づき説明したと同様に、その選択
された活字の背面を印字ハンマ（６６）で叩き、その活
字をプラテン（６８）に叩き付け、そのプラテン上の用
紙に印字を行なう。

この第４図に示す印字装置に使用される活字ホイール（
５０）は、第５図に示すとおりである。この活字ホイー
ル（５０）は、第２図に示す活字ホイール（３４）と同
様に中央ボス部（７２）をもち、そのボス部（７２）か
らのびる複数のスポーク部（７４）の先端にそ５− ４− れぞれ活字（７６）・（７８）を内外周２段に配列して
なる。しかし、この活字ホイール（５０）では、さらに
中央ボス部（７２）のセレクションモータ（５６）側に
環状板（８０）を同心的に付着してなる。その環状板の
外周には、■溝（８２）が切られる。

そのような活字ホイール（５０）は、第６図に示すよう
にカセット（５２）内に収納される。カセット（５２）
は、第１図（Ａ）および（Ｂ）に示すカセット（１６）
と同様に、底板（８４）と、リブ（８６）と、そして表
板（８８）とからなる。しかし、このカセット（５２）
は、第７図から判るように、活字ホイール（５０）の前
述したシフト動作に備えて、底板（８４）の中心穴（９
０）が長穴に形成される。また、底抜（８４）には、−
側倒縁に沿って２つのピン（９２）・（９４）が立てら
れ、一方のピン（９２）に支持ばね（９６）の基端が取
り付けられる。その支持ばねは、リブ（８６）の切り欠
きを通って他方のピン（９４）へとのび、そのピン（９
４）に掛けられてほぼ直角に折り曲げられ、先端（９８
）を中心穴（９０）に位置させる。その先端（９８）は
、図示する如く半円状につくられ、第８図に示すように
６− そのカセッｈ（５２）内に活字ホイール（５０）が収納
されたとき、前述した環状板（８０）の外周Ｖ溝（８２
）内に入り込む。

支持ばね（９６）は、第９図に示すように、Ｘ−Ｘを底
板（８４）に沿うプラテン（６８）と平行な方向、Ｙ−
■を底抜（８４）に沿うプラテン（６８）と直角な方向
、そしてｚ−Ｚを底板（８４）と直角でかつプラテン（
６８）とも直角な方向とすると、自然状態で、先端（９
８）がピン（９２）・（９４）間の垂直部（１００）に
対し底抜（８４）側にα度捩れ、また水平方向に対しプ
ラテン（６８）側にβ度浮き上がっている。

そこで、カセット（５２）内に収納された活字ホイール
（５０）は、常に第６図中上方Δ付勢され、また底抜（
８４）側へと付勢されて、環状板（８０）の外周を中心
穴（９０）の上縁に押し当て、カセット（５２）内で位
置決めされる。

そして、カセット（５２）をホルダ（５４）内に挿入し
、キャリッジに取り付けたとき、活字ホイール（５０）
が正確に位置決めされるから、活字ホイール（５０）の
中心貫通孔内に駆動軸（６４）を確実に挿入することが
できる。また、シフト機構（６２）により活字ホイール
（５０）がシフトされる場合にも、支持ばね（９６）の
たわみ量が変化するだけであるから、この発明による活
字ホイール保持構造によりシフト動作が阻害されるごと
もない。

したがって、この発明によれば、カセット化された活字
ホイールを使用する印字装置において、カセット内で活
字ホイールを位置決め保持するから、たとえば持ち運び
の際活字ホイールが損傷することなく、またキャリッジ
への取り付けの際セレクションモータへの接続を容易と
することができる。のみならず、前述したように活字を
内外周２段に配列する複列花弁形の活字ホイールにあっ
ても、同様に適用し得るものである。

なお、活字ホイール（５０）を付勢する弾性部材は、前
述した支持ばね（９６）に限らず、適宜変更し得るもの
であり、たとえば第１０図に示すような線ばね（１０２
）を用い、その中間を環状板（８０）のＶ溝（８２）内
に入れて、その両端をそれぞれ２つのピン（１０４）・
（１０６）および（１０Ｂ）・（１１０）により支持す
るように７− してもよい。また、そのような弾性部材を環状板（８０
）ではなく、勿論活字ホイール（５０）の他の部分に掛
けるように構成してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）および（Ｂ）は従来の活字ホイール保持構
造を説明するもので、（Ａ）は活字ホイールを収納する
カセットの斜視図、（Ｂ）はその縦断面図である。第２
図は、従来の複列花形の活字ホイールの斜視図である。 第３図は、￥の複列花弁形活字ホイールを用いる印字機
構の概略説明図である。 第４図は、この発明による活字ホイール保持構造をもつ
印字装置を示し、その印字機構の概略説明図である。第
５図は、その印字装置に使用される活字ホイールの斜視
図である。第６図は、その活字ホイールを収納したカセ
ットの斜視図である。 第７図は、カセットの表板を外した状態を活字ホイール
を除いて示す正面図である。第８図は、活字ホイールを
収納するカセットの背面図である。 第９図は、支持ばねの自然状態を説明する説明図である
。第１０図は、この発明の他の実施例を示し、９− ８− 活字ホイールを収納するカセットの背面図である。 （５０）・・・・・・・・・活字ホイール（５２）・・
・・・・・・・カセット （５４）・・・・・・・・・ホルダ （５６）・・・・・・・・・セレクションモータ（６６
）・・・・・・・・・印字ハンマ（６８）・・・・・・
・・・プラテン （７６）・（７８）・・・・・・・・・活字（９６）・
（１０２）・・・・・・・・・弾性部材特許出願人　　
東北リコー株式会社 同　　　　　日本通信技術株式会社 代理人　弁理人　　中　尾　俊　介 第１図 第４図 第２図 第６図 ６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 活字ホイールをカセット内に収納し、そのカセットをホ
   ルダ内に挿入してキャリッジに取り付け、そのキャリッ
   ジ上のセレクションモータで前記活字ホイールを回転し
   て所望の活字を選択し、その選択された活字を前記キャ
   リッジ上の印字ハンマで叩いて、プラテンに叩きつけ、
   そのプラテン上の用紙に印字を行なう印字装置において
   、前記カセットに弾性部材を取り付け、その弾性部材で
   前記活字ホイールを前記カセットに押し当て、前記カセ
   ット内で前記活字ホイールを位置決めしてなる活字ホイ
   ール保持構造。