JPS59781B2 - 連続鋳造スラブの表面疵検出方法 - Google Patents
連続鋳造スラブの表面疵検出方法Info
- Publication number
- JPS59781B2 JPS59781B2 JP54048035A JP4803579A JPS59781B2 JP S59781 B2 JPS59781 B2 JP S59781B2 JP 54048035 A JP54048035 A JP 54048035A JP 4803579 A JP4803579 A JP 4803579A JP S59781 B2 JPS59781 B2 JP S59781B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- detector
- detection coils
- eddy current
- continuously cast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は差動プローブ型渦流検出器を用いた渦流検査方
式による連続鋳造スラブの表面疵検出方法に関するもの
である。
式による連続鋳造スラブの表面疵検出方法に関するもの
である。
連続鋳造スラブ（以下鋳片ともいう）は水冷された矩形
鋳型の上部から溶鋼を注入し下部からゆつくりと引抜い
てつくられる。
鋳型の上部から溶鋼を注入し下部からゆつくりと引抜い
てつくられる。
鋳片と鋳型の分離をよくするため鋳型を一定の周期で上
下に振動させるが、このため鋳片の表面には鋳片の長手
方向に一定の間隔で鋳片の全幅にわたつて深さ１〜２ｍ
ｍのオシレーシヨンマークと呼はれる溝が形成される。
このオシレーシヨンマークは鋳片の品質上有害な欠陥で
はないが、渦流検査方式による表面疵検出においてはあ
たかも疵のごとく作用し疵の検出能を低下させる。また
鋳片の巾は大きいものは２ｍ程度にも及ぶので鋳片の全
表面を検査するためには、多数の渦流検出器を鋳片の巾
方向に配置させる必要があるが、これでは極めて大規模
の設備となり経済的に問題がある。
下に振動させるが、このため鋳片の表面には鋳片の長手
方向に一定の間隔で鋳片の全幅にわたつて深さ１〜２ｍ
ｍのオシレーシヨンマークと呼はれる溝が形成される。
このオシレーシヨンマークは鋳片の品質上有害な欠陥で
はないが、渦流検査方式による表面疵検出においてはあ
たかも疵のごとく作用し疵の検出能を低下させる。また
鋳片の巾は大きいものは２ｍ程度にも及ぶので鋳片の全
表面を検査するためには、多数の渦流検出器を鋳片の巾
方向に配置させる必要があるが、これでは極めて大規模
の設備となり経済的に問題がある。
この解決策として少数の渦流検出器をそれぞれ一定範囲
揺動させる方法が考えられるが、ただ単に渦流検出器を
巾方向に揺動させるだけでは異なる方向の成分を有する
各種の表面疵を検出することおよび前記オシレーシヨン
マークと疵とを弁別することは困難である。本発明は上
記の点に鑑み連続鋳造スラブに固有のオシレーシヨンマ
ークの影響を少くしかつ各種方向の表面疵を感度よく検
出できる表面疵検出方法を提供するもので、その要旨と
するところは、差動プローブ型渦流検出器を用いた表面
疵検出方法において、被検材の長手方向と直交する方向
の同一線上に２個の検出コイルを配置した差動プローブ
型渦流検出器を被検面に対して１個または複数個配置し
、前記２個の検出コイルの向きを変えることなく検出器
を被検材の長手方向に対して一定の角度をもつた斜方向
に揺動させることを特徴とする連続鋳造スラブの表面疵
検出方法である。
揺動させる方法が考えられるが、ただ単に渦流検出器を
巾方向に揺動させるだけでは異なる方向の成分を有する
各種の表面疵を検出することおよび前記オシレーシヨン
マークと疵とを弁別することは困難である。本発明は上
記の点に鑑み連続鋳造スラブに固有のオシレーシヨンマ
ークの影響を少くしかつ各種方向の表面疵を感度よく検
出できる表面疵検出方法を提供するもので、その要旨と
するところは、差動プローブ型渦流検出器を用いた表面
疵検出方法において、被検材の長手方向と直交する方向
の同一線上に２個の検出コイルを配置した差動プローブ
型渦流検出器を被検面に対して１個または複数個配置し
、前記２個の検出コイルの向きを変えることなく検出器
を被検材の長手方向に対して一定の角度をもつた斜方向
に揺動させることを特徴とする連続鋳造スラブの表面疵
検出方法である。
以下本発明を図面に基づいて説明する。第１図は差動プ
ローブ型渦流検出器の２個の検出コイルの向きの違いに
よるオシレーシヨンマークの影響を説明する図である。
ローブ型渦流検出器の２個の検出コイルの向きの違いに
よるオシレーシヨンマークの影響を説明する図である。
２個の検出コイルの向きを鋳片１の長手方向Ｄと同じ方
向とした検出器２の場合には、オシレーシヨンマークＯ
に対して２個の検出コイルが同じ位置関係にあることは
極めて少ないので、オシレーシヨンマークＯが疵として
検出される。
向とした検出器２の場合には、オシレーシヨンマークＯ
に対して２個の検出コイルが同じ位置関係にあることは
極めて少ないので、オシレーシヨンマークＯが疵として
検出される。
これに対し２個の検出コイルの向きを鋳片１の長手方向
と直交する方向とした検出器２’の場合には、オシレー
シヨンマークに対して２個の検出コイルが常に同じ位置
関係をとるので、オシレーシヨンマークの影響をうける
ことはない。第２図Ａ，ｂは鋳片１の長手方向Ｄに低速
で移送される鋳片に対し検出器を高速で揺動させて被検
面を走査するときの、揺動方向によつて、検出可能な最
小疵長さがどのように変わるかを説明する図であり、第
２図ａは検出器の揺動方向を鋳片１の長手方向Ｄに対し
て斜めの方向としたとき検出器が被検面上に画く走査線
の状態を示す図、第２図ｂは検出器の揺動方向を鋳片１
の長手方向Ｄと直交する方向（幅方向）としたときの走
査線の状態を示す図である。
と直交する方向とした検出器２’の場合には、オシレー
シヨンマークに対して２個の検出コイルが常に同じ位置
関係をとるので、オシレーシヨンマークの影響をうける
ことはない。第２図Ａ，ｂは鋳片１の長手方向Ｄに低速
で移送される鋳片に対し検出器を高速で揺動させて被検
面を走査するときの、揺動方向によつて、検出可能な最
小疵長さがどのように変わるかを説明する図であり、第
２図ａは検出器の揺動方向を鋳片１の長手方向Ｄに対し
て斜めの方向としたとき検出器が被検面上に画く走査線
の状態を示す図、第２図ｂは検出器の揺動方向を鋳片１
の長手方向Ｄと直交する方向（幅方向）としたときの走
査線の状態を示す図である。
ここで検出器の鋳片長手方向の有効巾ＷＬ、鋳片幅方向
の有効巾Ｗｃｓ揺動巾ｔおよび揺動速度、ならびに鋳片
の移送速度は第２図Ａ，ｂの両方の場合で一定としてい
る。第２図ａに示すように検出器の揺動方向を鋳片１の
長手方向Ｄに対して斜めの方向（たとえば４５長の方向
）とした場合には、鋳片長手方向の疵ＦＬが検出洩れと
なるときの最大疵長さはｔ１となり、鋳片幅方向の疵、
Ｆｃが検出洩れとなるときの最大疵長さはＴ２となり、
２方向の疵ＦＬとＦｃはほぼ同程度の検出能で検出でき
る。−方、第２図ｂに示すように検出器の揺動方向を鋳
片１の長手方向Ｄと直交する方向（幅方向）とした場合
には、鋳片長手方向の疵ＦＬ′が検出洩れとなるときの
最大疵長さはｔ１′となり、鋳片幅方向の疵Ｆｃ′が検
出洩れとなるときの最大疵長さはＴ２′となり、２方向
の疵ＦＬ／とＦｃ２の両者の検出能としては第２図ａの
場合より低くなる。
の有効巾Ｗｃｓ揺動巾ｔおよび揺動速度、ならびに鋳片
の移送速度は第２図Ａ，ｂの両方の場合で一定としてい
る。第２図ａに示すように検出器の揺動方向を鋳片１の
長手方向Ｄに対して斜めの方向（たとえば４５長の方向
）とした場合には、鋳片長手方向の疵ＦＬが検出洩れと
なるときの最大疵長さはｔ１となり、鋳片幅方向の疵、
Ｆｃが検出洩れとなるときの最大疵長さはＴ２となり、
２方向の疵ＦＬとＦｃはほぼ同程度の検出能で検出でき
る。−方、第２図ｂに示すように検出器の揺動方向を鋳
片１の長手方向Ｄと直交する方向（幅方向）とした場合
には、鋳片長手方向の疵ＦＬ′が検出洩れとなるときの
最大疵長さはｔ１′となり、鋳片幅方向の疵Ｆｃ′が検
出洩れとなるときの最大疵長さはＴ２′となり、２方向
の疵ＦＬ／とＦｃ２の両者の検出能としては第２図ａの
場合より低くなる。
つぎに鋳片幅方向の疵とオシレーシヨンマークとがどの
ような理由により弁別できるかについて説明する。オシ
レーシヨンマークは前記したように鋳片の全幅にわたつ
ているため検出器がオシレーシヨンマータの端部を横切
ることが全くないので、２つの検出コイルは常に平衡状
態にあり疵として検出されることはない。これに対して
鋳片幅方向の疵に対してはほとんどの場合に検出器が疵
の端部を横切るので、２つの検出コイルに不平衡が生じ
疵として検出されるのである。第３図は本発明の一実施
態様を説明する図であり、１は鋳片、２−１〜２−５は
鋳片１の上面に配置した検出器、３−１，３−２は鋳片
１の側面に配置した検出器、４−１〜４−５は鋳片１の
下面に配置した検出器であり、矢印Ｒは検出器の揺動方
向を示す。
ような理由により弁別できるかについて説明する。オシ
レーシヨンマークは前記したように鋳片の全幅にわたつ
ているため検出器がオシレーシヨンマータの端部を横切
ることが全くないので、２つの検出コイルは常に平衡状
態にあり疵として検出されることはない。これに対して
鋳片幅方向の疵に対してはほとんどの場合に検出器が疵
の端部を横切るので、２つの検出コイルに不平衡が生じ
疵として検出されるのである。第３図は本発明の一実施
態様を説明する図であり、１は鋳片、２−１〜２−５は
鋳片１の上面に配置した検出器、３−１，３−２は鋳片
１の側面に配置した検出器、４−１〜４−５は鋳片１の
下面に配置した検出器であり、矢印Ｒは検出器の揺動方
向を示す。
この例では厚さ２００ｍｍ、巾２ｍの鋳片に対して鋳片
の上下表面に各５個の検出器、両側面に対して各１個の
検出器合計１２個の検出器を配置した。鋳片の移送速度
を１ｍ／Ｍｍ検出器の揺動角度を４５度、揺動速度を６
０ｍ／Ｍｍとしたとき、オシレーシヨンマークの影響を
うけることなく疵の長さが１０詣以上のものはすべて検
出することができた。以上述べたように本発明の方法に
よれば、連続鋳造スラブに固有のオシレーシヨンマーク
の影響をうけることなくスラブの表面疵を検出でき、か
つ設備規模も小さくてすみ経済的である。
の上下表面に各５個の検出器、両側面に対して各１個の
検出器合計１２個の検出器を配置した。鋳片の移送速度
を１ｍ／Ｍｍ検出器の揺動角度を４５度、揺動速度を６
０ｍ／Ｍｍとしたとき、オシレーシヨンマークの影響を
うけることなく疵の長さが１０詣以上のものはすべて検
出することができた。以上述べたように本発明の方法に
よれば、連続鋳造スラブに固有のオシレーシヨンマーク
の影響をうけることなくスラブの表面疵を検出でき、か
つ設備規模も小さくてすみ経済的である。
第１図は差動プローブ型渦流検出器の２個の検出コイル
の向きの違いによるオシレーシヨンマータの影響を説明
する図、第２図に検出器を揺動させて被検面を走査する
ときの揺動方向により検出可能な最小疵長さがどのよう
に変わるかを説明する図、第３図は本発明の一実施態様
を説明する図である。 １・・・・・・鋳片、２，２′，２−１〜２−５，３−
１，３−２，４−１〜４−５・・・・・・渦流検出器。
の向きの違いによるオシレーシヨンマータの影響を説明
する図、第２図に検出器を揺動させて被検面を走査する
ときの揺動方向により検出可能な最小疵長さがどのよう
に変わるかを説明する図、第３図は本発明の一実施態様
を説明する図である。 １・・・・・・鋳片、２，２′，２−１〜２−５，３−
１，３−２，４−１〜４−５・・・・・・渦流検出器。
Claims (1)
- １ 差動プローブ型渦流検出器を用いた表面疵検出方法
において、被検材の長手方向と直交する方向の同一線上
に２個の検出コイルを配置した差動プローブ型渦流検出
器を被検面に対して１個または複数個配置し、前記２個
の検出コイルの向きを変えることなく検出器を被検材の
長手方向に対して一定の角度をもつた斜方向に揺動させ
ることを特徴とする連続鋳造スラブの表面疵検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54048035A JPS59781B2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 連続鋳造スラブの表面疵検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54048035A JPS59781B2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 連続鋳造スラブの表面疵検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55140146A JPS55140146A (en) | 1980-11-01 |
| JPS59781B2 true JPS59781B2 (ja) | 1984-01-09 |
Family
ID=12792049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54048035A Expired JPS59781B2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 連続鋳造スラブの表面疵検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59781B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01226578A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 保温容器およびその製造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60184456A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-19 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造における熱間鋳片の処理方法 |
| CN105445363B (zh) * | 2015-11-24 | 2018-10-19 | 中国科学院大学 | 监测连铸坯振痕的电磁力方法 |
| CN110227719A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-09-13 | 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 | 用于低合金热轧钢板表面起皮缺陷的控制方法 |
-
1979
- 1979-04-20 JP JP54048035A patent/JPS59781B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01226578A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 保温容器およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55140146A (en) | 1980-11-01 |
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