JPH01226578A - 保温容器およびその製造方法 - Google Patents

保温容器およびその製造方法

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JPH01226578A
JPH01226578A JP63046170A JP4617088A JPH01226578A JP H01226578 A JPH01226578 A JP H01226578A JP 63046170 A JP63046170 A JP 63046170A JP 4617088 A JP4617088 A JP 4617088A JP H01226578 A JPH01226578 A JP H01226578A
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JP
Japan
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wall member
heat
container
wall
molded
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JP63046170A
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English (en)
Inventor
Yoshio Chimura
地村 嘉夫
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、中空成形法を用いて外殻を成形し、その内部
空間に断熱材を注入発泡させた保温容器およびその製造
方法に関するものである。
〔従来技術〕
病院内給食、工場給食、配達弁当、家庭内喫食用弁当等
に用いられる(以下、給食用という)保温容器が種々提
案されている。
まず、従来の給食用保温容器の構成をその製造工程とと
もに、簡単に説明する。
第4図は、保温容器の従来例をその製造工程とともに示
した図である。
まず、保温容器4を構成する外壁部材41および内壁部
材43を、予め射出成形等の方法により製作する(第4
A図、第4C図)。
次に、外壁部材41と内壁部材43とにより形成される
内部、空間に挿入する断熱部材42を、予めポリスチロ
ール、ポリエチレン、ポリウレタン等の発砲材料を用い
て成形する(第4B図)。
最後に、外壁部材41と内壁部材43との間に断熱部材
42を挿入し、外周のフランジ部41a。
43aをヒートシール、超音波シール等の方法で接着す
る(第4D図)。
〔解決すべき課題〕
従来の保温容器4には、次のような解決すべき課題があ
った。
第Jに、外壁部材41と内壁部材43とをそれぞれ別々
に成形し、フランジ部41a、43aで接着(溶着も含
む)するので、そのために高価な接着装置が必要なうえ
、その作業を行う工程に余計な労力を費やさなければな
らない。このため、この種の保温容器の製造コストを下
げるための妨げになっていた。
また、溶着部分が長く、広範囲であるうえ、厚肉成形品
どうしの接着が技術的に難しく、その安定性、強度を追
求しがたい。例えば、315mmX435mmの程度の
容器の場合には、1500mmもの接着部分がある。
第2に、そのようなフランジ部41a、43aの接着部
の寸法精度を上げるために、外壁部材41、内壁部材4
3を精度の高い射出成形で行わなければならず、さらに
、その内部空間に挿入する断熱部材42を精度のよい射
出成形を行う必要がある。このため、それぞれ高精度の
型を製作しなければならなず、成形機自体も高価である
ので、コストアンプにつながる。
第3に、前述のような接着部分を確保するために、容器
外周にリプ形状をしたフランジ部41a。
43aを必ず設ける必要がある。このため、美しく、ス
マートな外観形状の保温容器を設計するのための大きな
制約になっていた。
第4に、保温容器4は、洗浄時の熱、搬送時の振動、落
下時の衝撃等のように過酷な条件で、しかも、繰り返し
使用されるので、外壁部材41と内壁部材43の接着部
分にピンホール、孔、隙間が生ずる等して、密封性が損
なわれやすい、密封性が損なわれると、その部分から水
等が浸入しカビ、細菌の温床となり、給食容器として使
用するにははなはだ非衛生的である。
本発明の目的は、前述の課題を解決し、保温機能に優れ
、安価に製作でき、繰り返しの使用に対しても損傷の恐
れがなく衛生的な保温容器を提供することである。
さらに他の目的は、そのような容器を製造するための製
造方法を提供することである。
〔発明の開示〕
本件発明者は、種々検討した結果、壁部を中空成形し、
内部空間に断熱材を注入して発泡させることにより、前
記目的を達成できることを見出して、本発明をするに至
った。
第1図は、本発明による保温容器の要旨を説明する図、
第2図は、本発明による保温容器の製造方法の要旨を説
明する工程図である。
すなわち、本発明による保温容器1は、外壁部と内壁部
とが一体に中空成形された壁部材11と、前記壁部材1
1の内部空間に注入して発泡させた保温性のある断熱部
材12とから構成されている。
壁部材11として使用される材料は、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリカーボネートABS、ナイロン等の
樹脂を使用することができる。
より好ましくは、ポリプロピレンを使用することができ
る。ポリプロピレンは、熱湯洗浄における耐熱性、中空
成形による自由な成形性1食品の直接容器として使用で
きる十分な衛生性等があり、また、給食容器として使用
する場合には軽量であるため持ち運びに便利であり、さ
らに、汎用レジンの中でも安価であるからである。
このような材料を中空成形して、外殻となる壁部材11
を成形する。ここで、中空成形とは、プラスチック容器
成形の一種であって、押出機から軟化状態のチューブを
冷却割型で挟んで、圧縮空気を内部に吹き込んで冷却し
、中空状の容器を作ることをいう。
外壁部と内壁部とを一体に中空成形する理由は、良好な
外観を得ることができるとともに、断熱部材を包み込み
、従来密封性の損なわれる可能性のあった接着(溶着)
部を大幅に縮減できるからである。さらに、接着のため
の装置および作業が不要となるとともに、成形型を少な
くなり、大幅なコストダウンが図れる。
断熱部材としては、発泡性があり、断熱効果の高い樹脂
であればよく、例えば、発泡ウレタン樹脂等が使用でき
る。この発泡ウレタン樹脂は、独立気泡構造をもち、通
常断熱係数が高く、本用途には有利である。
断熱部材12を壁部材11内に注入して発泡させる理由
は、中空成形された壁部材11の内部空間で発泡させれ
ば、その壁部材1!内の隅々まで隙間なく埋められ、従
来の保温容器よりも断熱性が高くなる。また、断熱部材
12を成形するための型を必要としない。
断熱部材を注入した後には、注入口をシールド部材13
でシールドする。従って、接着部分はこの部分しかない
また、この保温容器lを製造する方法は、第2図のよう
に、外壁部と内壁部とを一体に中空成形する壁部材成形
工程21と、前記壁部材の内部空間に保温性のある断熱
材を注入して発泡させる断熱部材成形工程22とから構
成しである。
壁部材成形工程21では、中空成形機を使用しして壁部
材を成形し、断熱部材成形工程22では、ウレタン注入
器具を使用して、中空成形された壁部材内にウレタン等
の発泡樹脂を注入し、さらに、注入口をシールド装置で
封止する。
〔実施例〕
以下、実施例につき、本発明をさらに詳細に説明する。
第3図は、本発明による保温容器の実施例を示した図で
ある。
この容器3は、本体31と蓋体33からなり、両者は、
蓋体33側に設けられたフック35で密封するように構
成されている。
これらの本体31.蓋体33が本発明による方法で成形
されている。すなわぢ、本体31.蓋体33は、中空成
形用ポリプロピレン(チッソ石油化学■製)を用いて、
それぞれ後述するような形状に、中空成形されている。
本体31および蓋体33の外形の概略の寸法は、たて3
15mm、横385mm、高さ40mm程度の大きさで
あり、中空成形により成形される壁部材の厚さは平均5
mmである。
本体31.蓋体33を成形したのち、それらの内部にポ
リウレタン(三洋化成工業■製)を注入して発泡させ、
断熱部材32.34を成形した。
このポリウレタンは、2液温合注入のものであり、第1
液としてポリオール成分、第2液としてイソシアネート
成分をそれぞれl対lの割合で混合して注入した。その
注入時の成分重量計は170gであった。これらの断熱
部材32.34は、平均10mm程度の厚さをもつよう
にしである。
次に、本体31および蓋体33の細部の構成を説明する
本体31は、第3C図に詳しく示されているように、底
部31aが上底になっており、前後の側面3’l aに
は、左右2カ所に内側に鋭角に陥没した保合溝31cが
形成されている0本体31の内側は、周辺および境界部
の密着部分31dを残して、4区画の矩形凹状の収納部
31e〜31hに分割されている。これらの収納部は、
保温容器の用途に応じて、その個数や形状は適宜変更で
きる。
この実施例の場合には、収納部31eには、さらに円筒
状の凹部が形成され、そこにはカップ36を収納するこ
とができる。収納部31f、31gには、平面が矩形状
の蓋付きトレイ37.38を収納することができる。収
納部31hには、図示を省略したが、・トレイ37・ 
3す、略同様な形状で深さの異なるトレイを収納するご
とができる。
また、左右側面は、運びやすいように、凹状の把持部3
1iが形成されている。
蓋体33は、本体31と分割線を中心に略対称の形状で
あるが、機能上、密着部分や保合部分が異なるだけであ
る。つまり、蓋体33には、本体31の係合溝31cに
係合するフック35が一体に設けられている。また、内
側の収納部は、中に収納されるカップやトレイの形状に
合わせて、それらに密着するように設計されている0例
えば、カップ36には、蓋が設けられていないが、搬送
時に内容物力1溢れないように、カップ36の開口に密
着するようにしである。
カップには、ジュース、味噌汁、酒類等の液体飲料を入
れることができ、トレイには、白飯、麺類等の主食物の
他に、惣菜類やブザー)illtを別々に入れることが
できるので、それらの内容物は他の内容物の温度に影響
されることなく、最適な温度に保つことができる。
フック35は、蓋体33と一体に成形され、ヒンジ部3
5aで回動することができ、先端に鋭角に曲がった鍵部
35bを持っている。この鍵部35bを、本体31の係
合溝31cに係合させることにより、本体31と蓋体3
3を密着させることができる。
接着部分は、この注入口のみであり、略同−の外形寸法
の従来容器が接着部分を約1500mm有していたのに
比較して、約50〜60mmと大幅に短縮することがで
きた。
〔発明の効果] 以上詳しく説明したように、本発明によれば、壁部材を
一体に中空成形したので、接着部がなくなった。このた
め、金型が1つですむうえ、接着のための装置や作業が
不要となるとともに、接着部からの損傷がなくなり容器
の耐用年数を延長できる。また、接着部分や内部が非衛
生的になることもなく、さらには、接着部分が不要なの
で、容器外観の設計の自由度が大きくなり、美しくフォ
ルムに仕上げることができる。
また、壁部材内に断熱部材を注入して発泡させたので、
壁部材内の内側にフィツトし、高い断熱性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による保温容器の要旨を説明する図、
第2図は、本発明による保温容器の製造方法の要旨を説
明する工程図である。 第3図は、本発明による保温容器の実施例を示した図で
ある。 第4図は、保温容器の従来例をその製造工程とともに示
した図である。 1.3・・・保温容器 11・・・壁部材 12・・・断熱部材 31・・・本体      32.34・・・断熱部材
33・・・蓋体      35・・・フック36・・
・カップ      37.28・・・トレイ特許出願
人 大日本印刷株式会社 代 理 人 弁理士 鎌1)次男 第1A図 第2図 第4A図 第4C図 第4D因

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外壁部と内壁部とが一体に中空成形された壁部材
    と、前記壁部材の内部空間に注入して発泡させた保温性
    のある断熱部材とから構成した保温容器。
  2. (2)外壁部と内壁部とを一体に中空成形する壁部材成
    形工程と、前記壁部材の内部空間に保温性のある断熱材
    を注入して発泡させる断熱部材成形工程とから構成した
    保温容器の製造方法。
JP63046170A 1988-02-29 1988-02-29 保温容器およびその製造方法 Pending JPH01226578A (ja)

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JP63046170A JPH01226578A (ja) 1988-02-29 1988-02-29 保温容器およびその製造方法

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JP63046170A JPH01226578A (ja) 1988-02-29 1988-02-29 保温容器およびその製造方法

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JP63046170A Pending JPH01226578A (ja) 1988-02-29 1988-02-29 保温容器およびその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05132085A (ja) * 1991-10-30 1993-05-28 Fukui Pref Gov Orimono Kouzou Kaizen Kogyo Kumiai 断熱保冷素材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59781B2 (ja) * 1979-04-20 1984-01-09 新日本製鐵株式会社 連続鋳造スラブの表面疵検出方法

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