JPS5978012A

JPS5978012A - アンロ−ダ

Info

Publication number: JPS5978012A
Application number: JP18673682A
Authority: JP
Inventors: Isao Miyazawa; 勲宮澤; Yoshiki Inoue; 芳樹井上; Muneharu Konda; 宗治根田; Tei Ujihara; 氏原　諦; Kazuo Shirai; 和夫白井; Nobuaki Hirano; 平野　宣昭
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1982-10-26
Filing date: 1982-10-26
Publication date: 1984-05-04
Also published as: JPH0124694B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は船倉から石炭等のバラ物を陸揚げするためのア
ンローダに係り、特にバラ物掻取部の長さを任意に可変
することができて高能率荷役を達成し得ると共に、バラ
物掻取部の長さ調節や角度調節及び外力によるバラ物掻
取部の突き」二げ等に起因する無端状バケットコンベヤ
の弛緩を該弛緩が発生する近傍で吸収することができて
応答性の向上、テンションイ」加装置の不要化を図るこ
とができるようにしたものである。

・一般にパケットコンベヤ式のアンローダは、その掻取
部の形状によって第１図に示すとときＩ７型式と第２図
に示すとときＯ型式（掻取部のみを示す）とに大別され
るが、いずれのものもその掻取部ａの長さを可変するこ
とができず、−長−短があった。即ち、Ｌ型式のアンロ
ーダにあっては、掻取部ａが水平になっているため、ハ
ツチ口１）に比して船倉Ｃの広いいわゆる大型船には適
するが、小型船には掻取部ａの取りまわしが窮屈で不向
きである。一方、第２図に示すごときＯ型式のアンロー
ダにあっては、掻取部ａが垂直に延びているため、小型
船には適するが、大型船には掻取部ａが船倉奥まで届か
ず不向きである。しだがって、いずれの船にも対処し得
るよう荷積み荷卸し場には両型式のアンローダを用意す
る必要があり、またこれらアンローダを大型船や小型船
、あるいはハツチ口ｂの大小に合わせて使い分けなけれ
ばならず、極めて不便であった。殊に０型式のアンロー
ダは、バラ物に対する掻取部の掻取り面積が小さいだめ
、船倉Ｃ内を頻繁に水平移動させなければならず、操作
が大変であるわりに荷役能率が低いものであった。

また、掻取部ａは船の動揺により突き上げられる場合が
あるため、これを吸収できる構造になっている。例えば
、０型式のアンローダにあっては、スプロケットｄがリ
ンクｅを介して昇降移動可能に設けられると共にリンク
ｅには突き上げ力を吸収するだめのダンパーｒが設けら
れている。ところで、突き上げを吸収すべくスグロケツ
）ｄが上昇すると、このスプロケットｄに一端が掛は渡
された無端状パケットコンベヤｇが弛緩するので、これ
を解消すべくコンベヤｇにテンションを加える必要があ
る。しかしながら、従来のアンローダにあっては、上記
テンションを付加するだめの装置がコンベヤｇの弛緩を
発生する部分より離れだ位置（旋回マストの頂部）にあ
るため、応答性が悪いと共に、コンベヤｇの重量がかか
つてテンションが大きい部分に更にテン７ョンを付加す
るために大出力のテンション付加装置を必要とし、装置
が大型化する問題があった。

本発明は上記実情に着目して創案されたものでちり、そ
の目的は大型船、小型船、ノ・ツチロの大小、あるいは
船倉内のバラ物の状態等に拘らず、そのバラ物を確実に
掻゛取ることができ、高能率荷役を達成し得ると共に、
コンベヤの弛緩を応答性よく解消でき、しかもテンショ
ン付加装置の不要化を図ることができるアンローダを提
供するにある。

以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

アンローダは、第３図に示すごとく荷積み荷卸し場たる
埠頭に走行自在に設けられた走行部　１と、該走行部１
に水平面上を旋回自在に且っ俯仰自在に設けられたブー
ム２と、該ブーム２の先端部に設けられたトップ支持フ
レーム３に回転自在に支承されると共に鉛直方向に垂下
された旋回マスト４と、該旋回マスト４０下端部に設け
られたバラ物掻取部５とから主に構成され、本発明はそ
の掻取部５に特長を有する。即ち、掻取部５は第４図乃
至第６図に示すごとく自らを旋回マスト４に支持させる
ための支持フレーム６を有し、この支持フレーム６は旋
回マスト４内における下端部にその軸方向に沿って複数
の支持ローラ７を介して昇降移動自在に支持されている
。この支持フレーム６は偏平矩形状を々し、矩形断面の
筒状旋回マスト４内にその内部を縦に仕切るごとく収容
され、旋回マスト４の両側壁に取付けた支持ローラ７に
両側部が支持されて昇降移動できるようになっている。

また、支持フレーム６の動きを昇降移動のみに規制する
ためにその両側部には支持ロー２７が係合する縦溝８が
形成されている。支持フレーム６の下端部には斜め下方
に延びた腕部９が一体的に形成され、この腕部９の先端
部にはレバ一部材１０の支点部１１が軸１２を介して枢
支されている。レバ一部材１０は一端が開放された所定
長さを有する矩形断面の筒体からなり、その内部には同
じく矩形断面で筒体状の伸縮部材１３が開放端より出没
するように長手方向に沿って移動自在に収容されている
（第７図参照）。上記レバ一部材１０の支点部１１は、
開放端とは反対側の端部である基端部から長手方向に若
干能れた位置に形成されており、基端１部を力点部に、
開放端である先端部を作用点部にしである。そして、力
点部であるレバ一部材１００基端部と支持フレーム６の
下端部との間には、作用点である先端部を上記支点部１
１を軸として鉛直方向に旋回移動させるだめの旋回用シ
リンダ１４がピン結合により連結されている。即ち、油
圧シリンダ等からなる旋回用シリンダ１４０基端部を支
持フレーム６の下端部に、ピストンロッド１４ａをレバ
一部材１０の基端部にそれぞれピン結合することにより
、そのピストンロッド１４ａの伸び作動でレバ一部材１
０の先端部が支点部１１を中心に旋回しつつ第４図の実
線位置まで上昇し、縮み作動で同図の二点鎖線位置まで
下降するようになっている。

上記伸縮部材１３はレバ一部材１０に設けた案内ローラ
１５により四隅が支承され、伸縮動が円滑にできるよう
になっている。そして、伸縮部材１３を伸縮作動するた
めに油圧シリンダ等からなる伸縮用シリンダ１６がレバ
一部材１０及び伸縮部材１３の内部においてその基端部
をレバ一部材１０に且つそのピストンロッド１６ａを伸
縮部材１３にそれぞれピン結合により連結して設けられ
ている。したがって、伸縮部材１３は伸縮用シリンダ１
６の作動によりレバ一部材１０の開放端より所定のスト
ローク内において任意に伸縮操作できるようになってい
る。

そして、伸縮部材１３の先端部とレノ（一部材１００基
端部とには無端状パケットコンベヤ１γを掛は渡すだめ
のスプロケット１８．１９が回転軸２０．２１を介して
それぞれ設けられている。

上記コンベヤ１７は２本の無端チェーン２２に多数のパ
ケット２３を適宜間隔に掛は渡してなるもので、各パケ
ット２３は図示例では４点支持により両側のチェーン２
２に取付けられており、その各取付支持部には内側に相
対向するようローラ２４が取付けられている（第７図、
第８図参照）。

上記スプロケット１８，１９は上記ローラ２４を支承す
べく伸縮部材１３及びレノ（一部材１０の幅方向両側部
に位置させて一対ずつ設けられている。

上記コンベヤ１７はその往側１．７ａと復側１７ｂとの
間にレバ一部材１０及び上記支持フレーム６ヲ挾ｔｒご
とく上記スプロケット１８．１９と旋回マスト４の上端
部に設けられた駆動用スプロケット２５とに掛は渡され
、該旋回マスト４の長手方向に沿って支持されている。

そして、支持フレーム６、レバ一部材１０等からなる掻
取部５はコンベヤ！　１７を介して駆動スプロケット２
５から吊持された状態になっている。したがって、掻取
部５は、レバ一部材１０の先端部たる伸縮部材１３を伸
張すると、掛は渡されたコンベヤ１７の張りが緊張する
ため上昇し、伸縮部材１３を収縮するとコンベヤ１７の
張りが弛緩するだめ下降するようになっている。即ち、
掻取部５は、伸縮部材１３の伸縮に伴って昇降移動する
ことにより自動的ニコンペヤナウー−１７のテンション
ヲ一定に保持するように構成されている。

一方、掻取部５が船の突上げを受けて上昇した場合に生
じるコンベヤ１７の弛緩を吸収するために、上記伸縮用
シリンダ１６にはコンベヤ１７の弛緩量に応じて該コン
ベヤ１７に所定のテン７ョンを与えるべく伸縮動させる
だめのテンション制御用作動流体系（図示省略）が接続
されている。

このテンション制御用作動流体系は、例えば一定の流体
圧（後述する操作用作動流体系の圧力よりも小さい）を
蓄圧するアキュームレータからなシ、上記コンベヤ１７
に所定のテンションを与えるべく伸縮用シリンダ１６の
ピストンロッド１６ａを伸び作動させる方向へ付勢して
いる。したがって、船の突き上げによシコンベヤ１７の
テンションがテンション制御用作動流体系の設定テンシ
ョンよシ小さくなれば、伸縮用シリンダ１６のピストン
ロッド１６ａは設定テンションになるまで伸張すること
になり、逆にコンベヤ１７のテンションが設定テンショ
ンより大きくなれば、伸縮用シリンダ１６のピストンロ
ッド１６ａは設定テンションになるまで収縮することに
なる。また、伸縮用シリンダ１６にはこれを人為的遠隔
操作で積極的に伸張、収縮操作するだめの切換弁を有す
る操作用作動流体系（図示省略）が接続されている。こ
の操作用作動流体系は上記テンション制御用作動流体系
に打ち勝って働くように構成されている。

上記コンベヤ１７の循環方向はレバ一部材１０を水平方
向に臨ませた状態においてその底部１０ａを先端部側か
ら基端部側へ流れるように設定されている。また、コン
ベヤ１７の移動を案内するだめに、レバー・部材１０の
底部１０．及び上部、支持フレーム６の前面部及び背面
部には上記パケットのローラ２４を係合させて案内する
だめの案内レール２６がそれぞれ設けられている。この
案内レール２６は第７図乃至第８図に示すごとく溝形鋼
からなり、溝２６ａ内にはパケット２３の横振れを規制
するだめのストッパー２γが設ケられている。なお、レ
バ一部材１ｏの上部に設けられた案内レール２６は、レ
バ一部材１ｏの旋回角度に追従してコンベヤ１７を円滑
に案内できるよう変形自在に構成されている。なお、支
持フレーム６の前面部にはコンベヤ１γの往側通路２８
ａが、背面部には復側通路２８ｂが形成されている。し
かして、コンベヤ１１によって旋回マスト４の上方に移
送されたバラ物は、ブーム２に設けられたコンベヤ２９
、走行部１に設けられたコンベヤ３０を順次弁して埠頭
に陸揚げされるようになっている。なお、これらコンベ
ヤ２９゜３０及び旋回マスト４の構造は通常の構成であ
るため、説明を省略する。

次に実施例の作用を述べる。

第４図において、旋回用シリンダ１４を伸び作動させる
と、レバ一部材１ｏは支点部１１を軸として時計方向へ
旋回し、Ｌ型アンローダのごとく水平になり、縮み作動
させると反時計方向へ旋回してＯ型アンローダのごとく
垂直になり、レバ一部材１０を任意の傾斜角度とするこ
とができる。

コンベヤ１７の有効掻取部はレバ一部材１ｏの底部１０
２及び前後のスプロケット１８，１９部分であるから、
この底部１０ａを山積みされたバラ物の傾斜面に沿って
支持させれば、バラ物を有効に掻取ることができる。即
ち、掻取部５を自由に変形させることができるので、大
型船、小型船、ハツチ口の大小を問わずあらゆる船に対
処することができ、またバラ物の荷積み状況に合わせて
任意の姿勢で掻取りを行うことができ、船倉内のバラ物
を確実且つ高能率的に陸揚げすることができる。

また、伸縮用シリンダ１６を伸び作動させるとレバ一部
材１０の先端部である伸縮部材１３が伸張して有効掻取
部の長さＬが増大し、逆に縮み作動させると有効掻取部
の長さしが減少することになる。このように有効掻取部
の長さしを任意に可変することができるので、船倉内の
広さに合わせて広範囲の掻取りを行うことができ、例え
ば旋回マスト４の回転と伸縮部材１３の伸縮とを組み合
わせることにより第９図に示すような船倉３１内に沿っ
た矩形掻取りを行うことができ、掻取能率を更に増大さ
せることができる。

更に、掻取部５は支持フレーム６を介して旋回マスト４
の下端部に昇降移動自在に支持されると共にコンベヤ１
７を介して吊下げられているためコンベヤ１７には掻取
部５の荷重によるテンションが常にかかつており、した
がって、レバ一部材１０の旋回動乃至は伸縮動に伴いコ
ンベヤ１ｒの張りが緊張乃至は弛緩すると、これに追従
して掻取部５は昇降移動することになり、コンベヤ１７
のテンションが自動的に調節されることになる。

このため、テンション付加乃至調節装置が不要となり、
まだテンション付加装置を旋回フレームの上方に設けて
いた従来のアンローダと異なり、コンベヤ１７の弛緩・
緊張が発生する部分で且つコンベヤ１７の自重によるテ
ンションが最も小さい部分でテンション調節がなされる
ため、容易に且つ応答性よくテンション調節を行うこと
ができる。

また、上述のととく掻取部５が昇降移動自在に支持され
ているため、船の動揺による突き上げを受けた場合には
上方へ逃げることによりこれを吸収することができ、安
全である。この場合、コンベヤ１１の張りが弛緩するが
、操作用作動流体系を働かせないときには伸縮用シリン
ダ１６に所定圧の伸び作動方向の圧力がテンション制御
用作動流体系により供給されているので、上記コンベヤ
１７の弛緩をこれに追従して吸収することができ、コン
ベヤ１７の弛緩によるスプロケットからの外に等を未然
に防止することができる。なお、テンション制御用作動
流体系の設定テン７ョンの値により掻取部５の船底に対
する接地圧を調整することができるので、船倉底部の底
ざらいに最適である。

以北要するに本発明によれば次のごとき優れた効果を発
揮する。

（１）旋回マストの下端部にレバ一部材を設けてパケッ
トコンベヤを掛は渡すことにより掻取部の形状乃至傾斜
角度を任意に変えられるようにしたので、大型船や小型
船、あるいはノヘツチロの大小に拘らず、バラ物を確実
且つ容易に掻取ることができ、まだバラ物の荷積状況に
合わせて種々の姿勢で掻取りを行うことができる。

（２）　　レバ一部材の先端部を伸縮自在にすることに
より、有効掻取部の長さを可変することができるように
したので、船倉内の広さに合わせて広範囲の掻取りを、
旋回マストをそれ程頻繁に動かさずに行うことができ、
操作の容易化、高能率荷役を達成することができる。

（３）掻取部が旋回マストの下端部に昇降移動自在に支
持されると共にコンベヤによって吊持されているので、
船の動揺による掻取部の突き上げを吸収することができ
ると共に、掻取部の傾動や伸縮動に伴うコンベヤのテジ
ションを自動的に調節することができる。したがって、
テンション付加装置が不要になり、しかもコンベヤの弛
緩発生部でコンベヤのテンションをＭＡ　節ｆるので、
応答性がよい。

（４）伸縮用シリンダに設けたテンション制御用作動流
体系によりコンベヤの弛緩を吸収することができるので
、掻取部の突き上げにより生じるコンベヤの弛緩を自動
的に吸収することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ異なった従来例を示す説明図
、第３図は本発明の一実施例を示すアンローブ全体の概
容図、第４図は同要部拡大断面図、第５図は第４図Ａ−
Ａ線断面図、第６図は第４図Ｂ−Ｂ線断面図、第７図は
第４図Ｃ−Ｃ線拡大断面図、第８図は第７図中り部拡大
図、第９図は本発明に係るアンローダを用いた掻取方法
の一例を示す説明図である。図中、３はトップ支持フレーム、４は旋回マスト、６は
支持フレーム、１０はレバ一部材、１１は支点部、１４
は旋回用シリンダ、１６は伸縮用シリンダ、１７はパケ
ットコンベヤである。特許　出願人　石川島播磨重工業株式会社代理人弁理士
　絹　谷　信　雄第５図第１頁の続き０発　明　者　白井和夫東京都中央区佃二丁目５番４号石川島播磨重工業株式会社佃事務所内０発　明　者　平野室間東京都中央区佃二丁目５番４号石川島播磨重工業株式会社佃事務所内

Claims

【特許請求の範囲】

トップ支持フレームに回転自在に支承されると共に鉛直
方向に垂下された旋回マストと、該旋回マストのＦ′端
部に昇降移動自在に支持された支持フレームと、該支持
フレームの下端部に支点部が枢支されたレバ一部材と、
該レバ一部材の基端部と上記支持フレームとの間に連結
され、該レバ一部材を上記支点部を軸として鉛１直方向
に旋回移動させるだめの旋回用シリンダと、上記レバ一
部材の先端部をその長手方向に伸縮移動させるだめの伸
縮用シリンダと、上記レバ一部材の先端部に掛は渡され
ると共に上記レバ一部材及び支持フレームを挾んで上記
旋回マストの長手方向に掛は渡され且・つこれらレバ一
部材及び支持フレームを吊持した無端状バケットコンベ
ヤと、上記伸縮用シリンダに設けられ、上記コンベヤの
弛緩量に応じて該コンベヤに所定のテンンヨンを与える
べく伸縮動させるだめのテンション制御用作動流体系と
を備えたことを特徴とするアンローダ。