JPS597770B2 - クロム鉱石の焼結法 - Google Patents

クロム鉱石の焼結法

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JPS597770B2
JPS597770B2 JP8176483A JP8176483A JPS597770B2 JP S597770 B2 JPS597770 B2 JP S597770B2 JP 8176483 A JP8176483 A JP 8176483A JP 8176483 A JP8176483 A JP 8176483A JP S597770 B2 JPS597770 B2 JP S597770B2
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JP
Japan
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ore
sintering
powdered
sintered
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JP8176483A
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JPS58213837A (ja
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正人 河野
文秋 下茂
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粉状クロム鉱石の塊状化にさいしクロムを含
まない鉱石の焼結法と実質上同一の製造プロセスで焼結
を行ない、その操業性を著し《改善したクロム鉱石の焼
結法に関するものである。
一般に、フエロクロム製造用原料に供されるクロム鉱石
は塊状のものが得がたく粉状で入手されるので、製錬炉
における操業性を改善するために塊状化することが必要
とされる。
しかしクロムを含まない通常の鉄鉱石やMn鉱石等に比
してクロム鉱石の焼結はその製品歩留や強度の点で困難
であるとされてきた。
従来、このような粉状クロム鉱石を塊状化する方法とし
て提案されたものには、(1)粘土質バインダーを添加
してブリケット化する方法(米国特許第2279033
号)、(2)コークス内装ペレットを還元焼成する方法
(英国特許第916680号)、(3)炭素質還元剤を
配合してグリーンペレット化する方法(英国特許第11
12731号)、(4)コークスとMg O, S i
O2源となる鉱物を添加して焼結鉱を製造する方法(
特公昭50−10685号)、等がある。
これらのうち、上記(1)、(2)および(3)の方法
は製造プロセスが複雑なため実用化が困難であり、実用
化した場合でも製造コストが高《、また安定した品位の
ものが得にくいという欠点を有することから、上記(4
)の方法がこれら4法のうち最も優れた方法といえる。
しかし、この特公昭50−10685号公報記載の方法
は生産性が低いということに難点がある。
すなわち、粉コークスを燃料源としてドワイトロイド式
またはグリナワルト式焼結機で焼結鉱化する場合、配合
したMgO−Si02系材料が非常に細かい粉状クロム
鉱石と激しく反応するので、互いに融着し合って緻密化
し焼結層の通気性が低下する。
従ってパレットスピードを遅くしないと強度の高い良好
な焼結鉱が得られないという欠点があり、このため生産
性が低下せざるを得ないという問題がある。
本発明はこのような問題を解消することを目的とし、通
常のクロムを含まない焼結鉱の製造プロセスと同様な方
法によって極めて操業性よく粉状クロム鉱石を焼結する
方法を提供するものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、粉状クロム鉱
石50〜80重量係、粉状コークス3〜10重量係、返
り鉱40重量係以下の主原料に対して、(1)粉状石灰
石3〜15重量係と硅砂2〜10重量%、または(2)
粉状石灰石5〜20重量係と粉状螢石3〜15重量係を
副原料として配合し、水分2〜10%を添加して被焼結
用原料とし、これをドワイトロイド式またはグリナワル
ト式焼結機によってCab−Sin2系またはCa〇一
CaF2系スラグを形成させつつ焼結するクロム鉱石の
焼結法にあり、バインダーとしてのスラグ系をCaOベ
ースとすることにより通気性を高め、CaO−Sin2
系またはCaO−CaF2系スラグの形成により焼結鉱
としての充分な強度を発現することを特徴とする。
このように、クロム鉱石に対してCaO系ベースの配合
材料が有益であり、CaO−Sin2系またはCaO−
CaF2系スラグの形成により焼結時の通気性が良好で
かつ充分な強度の焼結鉱を得ることができることが判明
したのであるが、CaO源としては粉状石灰石、SiO
2源としては硅砂、CaF2源として螢石の使用が好適
であり、それぞれ5闘以下の粒度のものを使用すること
が望ましく、またこれら副原料の添加割合を上記の如く
限定しているのは次の理由による。
すなわち石灰石はクロム鉱石の焼結にさいし通気性改善
に著効を示すが、硅砂を追添してCaO− S i 0
2系スラグを形成させる場合には、石灰石3%以上、硅
砂2%以上が必要でこれ未満の場合には通気性が良好で
な《、また得られる焼結鉱の強度も不充分で返り鉱にふ
るい分けられる割合も多《なって歩留も低下する。
また石灰石および硅砂がそれぞれ15%および10%を
超える場合にはスラグ分が不必要に多くなり、強度はさ
らに高くなるといえども、製錬時のスラグ量が多くなっ
てコストも高くなる。
また石灰石に螢石を追添してCaO−CaF2系スラグ
を形成させる場合には石灰石5%以上螢石3%以上が必
要でこれ未満では本発明の所期の目的を達成し得ない。
石灰石が20係を超えるかまたは螢石が15%を超える
場合においても生産性の低下を招きコスト高ともなる。
なお粉状コークスは燃料源として3〜10%必要で、3
%より少ないと焼結不充分となり返り粉鉱が多くなり焼
結鉱の強度が不足する。
また10%より多いと温度が高くなりすぎて通気性低下
を由来し、焼結所要時間も延長する。
また主原料たる粉末クロム鉱石は上記の如き副原料添加
範囲において50〜80重量係で使用するが、80%を
超えると焼結鉱としての強度が充分得られず、50%よ
り少ないときにはスラグ量が多くなって製錬時のフエロ
クロム生産性が低下しコストも高くなる。
水分については使用鉱石および副原料の性状によって多
少の変動があるが通常5〜10%の添加が必要である。
また、クロム源として充分価値がある返り鉱を有効に活
用するべく、これを被焼結原料に添加するが、焼結反応
が既にある程度完了しているかような返り鉱の添加量は
40重量係以下としなければならない。
このようにして原料配合して被焼結用原料を形成し、こ
の焼結にあたってはドワイトロイド式またはグリナワル
ト焼結機で行なうことができる。
すなわち、原料混合、水分添加、焼結機への装入、焼結
処理、クラツシング、篩分け、成品化の如《、クロムを
含まない焼結鉱製造時のプロセスと全く同様にして常用
焼結機によって生産性良く堅固なクロム焼結鉱を得るこ
とができ、その成品歩留も70%以上と非常に良好であ
る。
実施例 30K7焼結鍋による焼結試験に供試した原料配合例を
表1に示す。
表1のチャージCは比較例であり、既述のMgO−Si
02系スラグを形成して焼結する従来法を示す。
このチャージCにおいても副原料の蛇絞岩、硅砂の粒度
は5wIl以下のものを使用し、チャージA,Bにおけ
る各配合原料も粒度は5w/l≦以下である。
これらのチャージによる焼結処理結果を表2に示す。
表2中の回転強度は1 1.5KgX2 0 0回転で
の試験で、強度+10mlm%で表わす。
表2の結果から、チャージA,BのものはCに比して焼
結時間が短縮しかつ成品歩留が高く、その生産性は40
%以上も向上しているのがわかる。
また得られる焼結鉱の強度も、通常必要とされる50以
上の強度よりも充分高《、良好なクロム焼?鉱が得られ
たことがわかる。
従って本発明方法によればクロム焼結鉱の既存設備によ
る増産あるいは大量生産が可能となり、生産能率の向上
とコスト低下に貢献できることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉状クロム鉱石50〜80重量%に、粉状コークス
    3〜10重量係、返り鉱40重量係以下、粉状石灰石3
    〜15重量係、硅砂2〜10重量係を配合し、水分2〜
    10%を添加して被焼結用原料とし、これをドワイトロ
    イド式またはグリナワルト式焼結機によってCaO−S
    ’iO系スラグを形成させつつ焼結することを特徴とす
    るクロム鉱石の焼結法。 2 粉状クロム鉱石50〜80重量%に、粉状コークス
    3〜10重量係、返り鉱40重量係以下、粉状石灰石5
    〜20重量係、粉状螢石3〜15重量%を配合し、水分
    2〜10%を添加して被焼結用原料とし、これをドワイ
    トロイド式またはグリナワルト式焼結機によってCaO
    −CaF2系スラグを形成させつー)焼結することを特
    徴とするクロム鉱石の焼結法。
JP8176483A 1983-05-12 1983-05-12 クロム鉱石の焼結法 Expired JPS597770B2 (ja)

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JPS60243233A (ja) * 1984-05-15 1985-12-03 Sumitomo Metal Ind Ltd クロム焼結鉱の製造方法
JPH0776382B2 (ja) * 1985-11-11 1995-08-16 住友金属工業株式会社 クロム焼結鉱の製造方法
CN1300352C (zh) 2005-09-16 2007-02-14 刘沈杰 含结晶水的氧化镍矿经高炉冶炼镍铁工艺

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