JPS597696B2 - アルフア−ハロケトンルイ ノ セイゾウホウホウ - Google Patents

アルフア−ハロケトンルイ ノ セイゾウホウホウ

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JPS597696B2
JPS597696B2 JP48084988A JP8498873A JPS597696B2 JP S597696 B2 JPS597696 B2 JP S597696B2 JP 48084988 A JP48084988 A JP 48084988A JP 8498873 A JP8498873 A JP 8498873A JP S597696 B2 JPS597696 B2 JP S597696B2
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diethyl ether
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chloride
alpha
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藤夫 安部
公良 金子
正行 梅野
三夫 浜田
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルフアーハロケトン類の新規な製造方法に
関し、さらに詳しくは次の反応式 / CHXIC+ZnXCl \R (式中Rはアルキル基を示し、Xは塩素原子、臭素原子
またはふつ素原子を示し、R”は水素原子またはアルキ
ル基を示し、X1 はハロゲン原子を示す)で表わされ
るようにアルキル亜鉛ハライドとアルフアーハロ脂肪酸
クロライドとを反応させてアルフアーハロケトン類を高
収率で製造する方法に関する。
従来アルフアーハロ脂肪酸ハライドとアルキル亜鉛ハラ
イドとを反応させてアルフアーハロケトイーンを合成す
る試みとしては工・エヌ・ネスメヤノフ、ケイ・工・コ
チエスコフ著シリーズ・タンス・オブ・エレメント・オ
ーガニツク・ケミストリ一・第3巻ザ・オーガニツク・
コンパウンド・オブ・ジンク・アンド・カドミウム第9
0ページ(工967年)に記載されているようにブライ
スにより行なわれたがアルフアーハロケトンは得られず
下記の反応式に示すようにエステルが生成することが開
示されている。
そこで上記ブライス等はアルキル亜鉛ハライドとアルフ
アーハロ脂肪酸・・ラードとを使用してアルフアーハロ
ケトンを合成する場合、下記に示す,ごとく一度中間に
環状アセタールを経由する方法を提案している。
本発明者等はアルキル亜鉛ハライドとアルフア=ハロ脂
肪酸クロライドとの反応を詳細に検討しh結果まつたく
意想外のことにはアルキル亜鉛ハライドとしてアルキル
亜鉛クロライド、アルキル亜鉛ブロマイド、アルキル亜
鉛フルオライドを芳香族炭化水素またはエーテルー芳香
族炭化水素に溶解し、そこにアルフアーハロ脂肪酸をそ
のままかまたは芳香族炭化水素溶液として滴下すること
によつて本発明の目的とするアルフアーハロケトン類を
80〜90%の高収率で得られることを見出した。
本発明方法は、無水塩化亜鉛のエーテル溶液またはエー
テルー芳香族炭化水素の混合溶液に、アルキルマグネシ
ウムハライドの等モル量を、溶媒のエーテルがゆるやか
に還流する程度の速度にて添加して、アルキル亜鉛ハラ
イドを得る。
そして、反応溶液中にベンゼンを追加もしくは反応溶液
中のエーテルを留去する。次いでこれにアルフアーハロ
脂肪酸クロライド泪体あるいはこれを芳香族炭化水素で
希釈した溶液を滴下し、反応温度を30℃以下に保ちな
がら、0.5〜 5時間反応させた後、注水して金属塩
化物を溶解して分液し、有機層より高収率で目的のアル
フアーハロケトン類を得てもよいし、また上記アルキル
亜鉛ハライドとアルフアーハロ脂肪酸クロライドとを反
応させることにより高収率で目的とするアルフアーハロ
ケトン類を得ることができる。本発明方法に用いられる
溶媒の芳香族炭化水素類としてはベンゼン、トルエン、
キシレンなどが好適であり、またエーテルとしてはジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジn−ブチル
エーテルなどが好適である。そして、アルキル亜鉛ハラ
イドとアルフアーハロ脂肪酸ハライドの溶解用芳香族炭
化水素は、それぞれ同一または異なつてもよい。かかる
本発明方法は、従来のアルフアーハロケトン類の合成方
法例えばジアルキルカドミウムとアルフアーハロ脂肪酸
・・ラードとの反応(ジヤーナル・オブ・アメリカン・
ケミカル・ソサイエテイ第67巻第1944ページ・1
945年)やケトン類のハロゲン化による方法(ジヤー
ナル・オブ・オーガニツク・ケミストリ一第11巻第7
86ページ1946年)等に比較して、反応がおだやか
で且つ副生物が少なく、しかもカドミウムの如き環境汚
染金属を使用せず、しかもアルフア一・・口ケトンの収
率も上記二方法よりもはるかに高いなどの点で、極めて
実用性の高い方法である。
本発明方法により製造されるアルフアーハロケトン類は
工業用原料医薬品原料として有用である。実施例 11
−クロロ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
、溶融して脱水した無水塩化亜鉛63.2y(0.5モ
ル)を入れ、乾燥ジエチルエーテル80m1を加えてか
きまぜる。
塩化亜鉛の1部はジエチルエーテルに溶解する。このフ
ラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネシウム
クロライドのジエチルエーテル溶液200f〔エチルマ
グネシウムクロナイド44.4y(0.5モル)を含む
〕をジエチルエーテルが還流する程度の速度で滴下した
。反応液は粘稠となるので乾燥ベンゼン300m1を加
えて15分間かきまぜて反応させた。この液を30℃以
下に保ちながらはげしくかきまぜつつ、モノクロロ酢酸
クロライド66.4t(0.5モル)を約10分間かけ
て滴下した。急激な反応温度の上昇は認められない。3
0℃以下の温度を保持しながら5時間反応させた。
次ぎに冷却しながら30%硫酸水溶液を加えて分解し、
金属塩化物を溶解し有機層を分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後、水洗し芒硝で乾燥
した。精留塔を使用し常圧でジエチルエーテル、ベンゼ
ンを留去後、減圧蒸留すると無色透明のl−クロロ−2
−ブタノンを90%の収率で得た。
沸点 60℃/30mmHg実施例 2 1−クロロ−2−テトラデカノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
溶融して脱水した無水塩化亜鉛63.27(0.5モル
)を入れ、乾燥ジエチルエーテル80m1を加えてかき
まぜると塩化亜鉛の1部は溶解する。
このフラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりドデシルマグ
ネシウムクロライドのジエチルエーテル溶液2507〔
ドデシルマグネシウムクロライド114.4V(0.5
モル)を含む〕をジエチルエーテルが還流する程度の速
度で滴下した。15分間反応させた後ジエチルエーテル
を減圧下に留去すると、粘度が次第に上昇してかきまぜ
が困難となるから、ベンゼン200dを加え、ガスクロ
マトグラフイ一で留出液中にジエチルエーテルが認めら
れなくなるまで蒸留を続ける。
このように反応溶媒をジエチルエーテルかベンンゼンに
置換した。この反応液を50℃以下に保ちモノクロロ酢
酸クロライド66.47(0.5モル)を15分かけて
滴下した。滴下後は反応温度を50℃以下に保つて1時
間反応させた。次にこれを室温にもでし、30%硫酸水
溶液を加えて注水分解した分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後水洗して、芒硝で乾
燥した。ベンゼンを減圧下留去すると、褐色の粗生成物
を得た。これを減圧蒸留すれば無色透明の1−クロロー
2−テトラデカノンを90%の収率で得た。沸点 12
6〜128℃/IlHg実施例 3 2−クロロ−3−ヘプタンの合成 温度計、冷却却、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
溶融して脱水した無水塩化亜鉛63,2y(0.5モル
)を入れ、乾燥ジエチルエーテル80m1を加えてかき
まぜると、塩化亜鉛の1部は溶解する。
このフラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりブチルマグネ
シウムクロライドのジエチルエーテル溶液250f〔ブ
チルマグネシウムクロライド58.97(0.5モル)
を含む〕をジエチルエーテルが還流する程度の速度で滴
下する。15分間反応させた後ジエチルエーテルを減圧
下に留去すると、粘度が次第に上昇してかきまぜが困難
となるから、ベンゼン200m1を加えガスクロマトグ
ラフイ一で留出液中にジエチルエーテルが認められなく
なるまで蒸留を続ける。
このように反応溶媒をジエチルエーテルからベンゼンに
置換した。この反応液を50℃以下に保ちアルフアーク
ロロプロピオン酸クロライド71.5f7(0.5モル
)を15分かけて滴下した。滴下後は反応温度を50℃
以下に保つて1時間反応させた。次にこれを室温にもど
し、30%硫酸水溶液を加えて注水分解して分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後水洗して、芒硝で乾
燥した。ベンゼンを減圧下留去すると、褐色の粗生成物
を得1らこれを減圧蒸留すれば無色透明の2−クロロ−
3−ヘプタノンを85%の収率で得た。実施例 4 1−ブロモ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
溶融して脱水した無水塩化亜鉛63.27(0.5モル
)を入れ、乾燥ジエチルエーテル80m1を加えてかき
まぜると、塩化亜鉛の1部は溶解する。
このフラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネ
シウムクロライドのジエチルエーテル溶液2507〔エ
チルマグネシウムクロライド44.47(0.5モル)
を含む〕をジエチルエーテルが還流する程度の速度で滴
下した。15分間反応させた後ジエチルエーテルを減圧
下に留去すると、粘度が次第に上昇してかきまぜが困難
となるからベンゼン200m1を加え、ガスクロマトグ
ラフイ一で留出液中にジエチルエーテルが認められなく
なるまで蒸留を続ける。
このように反応溶媒をエーテルからベンゼンに置換した
。この反応液を50℃以下に保ちモノブロモ酢酸クロラ
イド86.7y(0.5モル)を15分かけて滴下した
。滴下後は反応温度を50℃以下に保つて1時間反応さ
せた。次にこれを室温にもどし、30%硫酸水溶液を加
えて注水分解して分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後水洗して、芒硝で乾
燥した。ベンゼンを減圧下留去すると、褐色の粗生成物
を得た。これを減圧蒸留すれば無色透明の1−プロモー
2−ブタノンを80%の収率で得た。実施例 5 1−クロロ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
、溶融して脱水した無水塩化亜鉛63.2t(0.5モ
ル)を入れ、ジエチルエーテル80TIIIを加えてか
きまぜる。
塩化亜鉛の1部はジエチルエーテルに溶解する。このフ
エスコを氷冷しつつノジエチルエーテル溶液2007〔
エチルマグネシウムクロライド44.47(0,5モル
)を含む〕をジエチルエテルが還流する程度の速度で滴
下した。
反応液は粘稠となるので乾燥トルエン300m1を加え
て15分間かきまぜて反応させた。この液を30℃以下
に保ちながらはげしくかきまぜつつ、モノクロロ酢酸ク
ロライド66.47(0.5モル)を約10分間かけて
滴下した。急激な反応温度の上昇は認められない。30
゜C以下の温度を保持しながら5時間反応させた。
次に冷却しながら30%硫酸水溶液を加えて分解し、金
属塩化物を溶解し有機層を分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後、水洗し芒硝で乾燥
した。精留塔を使用し常圧でジエチルエーテル、トルエ
ンを留去後、減圧蒸留すると無色透明の1−クロロ−2
−ブタノンを88%の収率で得た。
実施例 61−クロロ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
、溶融して脱水した無水臭化亜鉛112.67(0.5
モル)を入れ、乾燥エーテル80m1を加えてかきまぜ
る。
臭化亜鉛の1部はエーテルに溶解する。このフラスコを
氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネシウムクロライ
ドのエーテル溶液2007〔エチルマグネシウムクロラ
イド44.47(0.5モル)を含む〕をエーテルが還
流する程度の速度で滴下した。反応液は粘稠となるので
乾燥ベンゼン300m1を加えて15分間かきまぜて反
応させた。この液を30℃以下に保ちながらはげしくか
きまぜつつ、モノクロロ酢酸クロライド66.4f7(
0.5モル)を約10分間かけて滴下した。急激な反応
温度の上昇は認められない。30℃以下の温度を保持し
ながら5時間反応させた。
次に冷却しながら30%硫酸水溶液を加えて分解し、金
属塩化物を溶解し有機層を分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後、水洗し芒硝で乾燥
した。精留塔を使用し常圧でエーテル、ベンゼンを留去
後、減圧蒸留すると無色透明の1−クロロ−2ーブタノ
ンを90%の収率で得た。
沸点 60℃/30詣Hg 実施例 7 1−クロロ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
、溶融して脱水した無水沸化亜鉛51.21(0.5モ
ル)を入ぺ乾燥エーテル80m1を加えてかきまぜる。
沸化亜鉛の1部はエーテルに溶解する。このフラスコを
氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネシウムクロライ
ドのエーテル溶液200t〔エチルマゲネシウムクロラ
イド44.47(0.5モル)を含む〕をエーテルが還
流する程度の速度で滴下した。反応液は粘稠となるので
乾燥ベンゼン300m1を加えて15分間かきまぜて反
応させた。この液を30℃以下に保ちながらはげしくか
きまぜつつ、モノクロロ酢酸クロライド66.4y(0
.5モル)を約10分間かけて滴下した。急激な反応温
度の上昇は認められない。30℃以下の温度を保持しな
がら5時間反応させた。
次に冷却しながら30%硫酸水溶液を加えて分解し、金
属塩化物を溶解し有機層を分液した。有機層を8%アン
モニア水で洗浄後、水洗し芒硝で乾燥した。精留塔を使
用し常圧でエーテル、ベンゼンを留去後、減圧蒸留する
と無色透明の1−クロロ−2一ブタノンを90%の収率
で得た。
上ヒ車交例 1 1−クロロ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた500m1容量の
フラスコに、溶融して脱水した無水塩化亜鉛63.2t
(0.5モル)を入れ、ジエチルエーテル80m1を加
えてかきまぜる。
このフラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネ
シウムクロライドのジエチルエーテル溶液200t〔エ
チルマグネシウムクロライド44.47(0.5モル)
を含む〕をジエチルエーテルが還流する程度の速度で滴
下した。この反応溶液を、30℃以下に保つたモノクロ
ロ酢酸クロライド6647(0,5モル)のベンゼン3
007111の溶液の入つた11容量のフラスコに20
分間かけて滴下した。滴下終了後30℃以下で5時間攪
拌し、実施例1に準じて後処理を行うと、1−クロロ−
2−ブタノンを47%の収率で得た。比較例 2 2−クロロ−3−ヘプタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた500m1容量の
フラスコに、溶解して脱水した無水塩化亜鉛63.27
(0.5モノ(へ)を入れ、ジエチルエーテル80m1
を加えてかきまぜる。
塩化亜鉛の1部はジエチルエーテルに溶解する。このフ
ラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネシウム
クロライドのジエチルエーテル溶液2007〔エチルマ
グネシウムクロライド44.47(0.5モル)を含む
〕をジエチルエーテルが還流する程度の速度で滴下した
。滴下終了後ジエチルエーテルを減圧蒸留し、ベンゼン
200m1を加え、更にガスクロマトグラフイ一で検出
されなくなるまでジエチルエーテルを蒸留する。ジエチ
ルエーテル蒸留後、このベンゼン溶液を、モノクロル酢
酸クロライド66.4t(0.5モル)とベンゼン30
0m1との溶液の入つた別の11容量のフラスコに30
℃以下で滴下する。滴下終了後30゜C以下の温度を保
持しながら5時間攪拌し、実施例1に準じて後処理をす
ると、1−クロロ−2−プタノンを52%の収率で得た
。比較例 3 1−クロロ−2−ブタノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
、溶融して脱水した無水塩化亜鉛63.27(0.5モ
ル)を入れ、ジエチルエーテル80m1を加えてかきま
ぜる。
塩化亜鉛の1部はジエチルエーテルに溶解する。このフ
ラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりエチルマグネシウム
クロライドのジエチルエーテル溶液200t〔エチルマ
グネシウムクロライド44.47(0.5モル)を含む
〕をジエチルエーテルが還流する程度の速度で滴下した
。反応液は粘稠となるのでジイソプロピルエーテル30
0m1を加えて15分間かきまぜて反応させた。この液
を30℃以下に保ちながらはげしくかきまぜつつ、モノ
クロロ酢酸クロライド66.47(0.5モル)を約1
0分間かけて滴下した。急激な反応温度の上昇は認めら
れない。30℃以下の温度を保持しながら5時間反応さ
せた。
次に冷却しながら30%硫酸水溶液を加えて分解し、金
属塩化物を溶解し有機層を分液した。
有機層を8%アンモニア水で洗浄後、水洗し芒硝で乾燥
した。精留塔を使用し常圧でジエチルエーテルを留去後
、減圧蒸留すると無色透明の1−クロロ−2ーブタノン
を7%の収率で得た。
比較例 4 1−クロロ−2−テトラデカノンの合成 温度計、冷却器、かきまぜ機をつけた11のフラスコに
溶融して脱水した無水塩化亜鉛632y(0,5モル)
を入れ、ジエチルエーテル80m1を加えてかきまぜる
と塩化亜鉛の1部は溶解する。
このフラスコを氷冷しつつ滴下ロードよりドデシルマグ
ネシウムクロライドのジエチルエーテル溶液250t〔
ドデシルマグネシウムクロライド114.4t(0.5
モル)を含む〕をジエチルエーテルが還流する程度の速
度で滴下した。15分間反応させた後ジエチルエーテル
を減圧下に留去すると、粘度が次第に上昇してかきまぜ
が困難となるから、n−ヘキサン200m1を加え、ガ
スクロマトグラフイ一で留出液中にジエチルエーテルが
認められなくなるまで蒸留を続ける。
このように反応溶媒をジエチルエーテルからn−ヘキサ
ンに置換した。この反応液を50℃以下に保ちモノクロ
ロ酢酸クロライド66.4t(0.5モル)を15分か
けて滴下した。滴下後は反応温度を50℃以下に保つて
1時間反応させた。次にこれを室温にもどし、30%硫
酸水溶液を加えて注水分解して分液した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるアルキル亜鉛ハライドの芳香族炭化水素溶
    液またはエーテルと芳香族炭化水素との混合溶液に、一
    般式▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるアルフア−ハロ脂肪酸クロライドをそのま
    まかまたは芳香族炭化水素溶媒に溶解して滴下すること
    を特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等があります
    ▼ で表わされるアルフア−ハロケトン類の製造法。 (上記各式中、Rはアルキル基を示し、R^1は水素原
    子またはアルキル基を示し、Xは塩素原子、臭素原子ま
    たはふつ素原子を示し、そしてX^1はハロゲン原子を
    示す)。
JP48084988A 1973-07-30 1973-07-30 アルフア−ハロケトンルイ ノ セイゾウホウホウ Expired JPS597696B2 (ja)

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JP48084988A JPS597696B2 (ja) 1973-07-30 1973-07-30 アルフア−ハロケトンルイ ノ セイゾウホウホウ

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JP48084988A JPS597696B2 (ja) 1973-07-30 1973-07-30 アルフア−ハロケトンルイ ノ セイゾウホウホウ

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JP48084988A Expired JPS597696B2 (ja) 1973-07-30 1973-07-30 アルフア−ハロケトンルイ ノ セイゾウホウホウ

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