JPS5976722A - 薄板、細溝等の加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 成形する加工方法に関するものである。

従来極薄の薄板や細溝を成形するには紙のように薄い円
盤砥石が用いられ力ｎ工されている。

理論的には極薄の金属板を形成する場合も１１ｌｌ溝を
開設する場合も砥石カニ回転軸に対し正しく直交する面
で回転してい消５は所望の寸法に形成できるはずである
。

ところが実際には剛性の高じ高価な機緘以外では第５図
に示すように砥石（ａ）の先端に微かな横ぶれが発生し
やす（、その結果、砥石（ａ）の厚さくｈ）よりほんの
わずかであるが広い巾の溝（ｂ）が開設されてしまう場
合が多かった。

それは次のような理由によるためである。

■　砥石の盤面が正確な平面ではなく多少のゆがみを有
している場合が多い。

■　高速回転中の装置の多くの支持部や接触部、回転部
の中のわずかな変形やあそびが蓄積する。

本発明は以上のような問題を解決するためになさｆＬｆ
ｃもので、高い加工精度が得らｊ，かつ経済性に優れた
薄板、細溝等の加工方法を提供することを目的とする。

次に実施例について説明するがまず本発明に使用する各
部材について説明する。

＜１〉　　砥石 本発明に使用する砥石（１）は円盤状の導電性砥石であ
る。

砥石（１）は公知の導電性砥石を採用できる他に、市販
の非導電性の砥石に導電処理を施したものも使用できる
。

その−例を第１図に示すと導電性を有するドーナツ状の
本体（１１）の中央の開口（１２）内には導電性の内筒
（１３）を内接して設置し、さらに本体（１１）の両側
面には円環状の通電板（１４）を、円筒（１３）と接触
して設ける。

その結果砥石（１）はその本体（１１）と通電板（１４
）が電気的に連絡する。

また本発明に使用する砥石（１）は従来加工方法のよう
に極めて薄い厚さのものである必要はなく、適度な強度
を有する比較的厚いものである。

〈２〉　　放電ドレス装置 放電ドレス装置（２）（以下「ドレス装置」という）は
前記構造の砥石（１）の１１１面をドレスする装置であ
る。

ドレス装置（２）ハ相対向する２つのアーム（２１）と
このアーム（２１）の内側面に突設する電極（２２）で
構成する。

このドレス装置（２）の研摩部分には従来の装置のよう
にダイヤモンド等の硬質材を配置するのではなく、導電
性の金属製の素材を突設［−１通電可能に構成する。

相対向するアーム（２１）ｌ’Ｊ：相互に接近したり離
ｎた！ｌｌｌするいは左が進めば右が後退するといった
平行移動が可能であるよう構成する。

次に細溝を開設する場合の加工方法について説明する。

〈１〉　　砥石の取り付は 前記構造の砥石（１）を回転軸（３）に取り付は固定す
る。

このとき砥石（１）は研削する予定の細溝の溝幅より比
較的厚いものが取り付けられるので、従来の超薄砥石の
セット時のような慎重な作業を行なう必要がない。

〈２〉　　電極の接続 次に砥石（１）の通電板には■の電極を接続し、ドレス
装置（２）のｒレツサの電極（２２）にはθの電極を接
続する。

〈３〉　　砥石の成形 ワーク台に載置された被加工物（Ｍ）を切り込む前に、
既に回転軸に取り付けた後の砥石（１）を所定の寸法に
成形する点が本発明の特徴である。

すなわち砥石（１）の通電板（１４）とドレス装置（２
）の電極（２２）に通電し、砥石（１）を回転させる。

次に所定の放電用加工液を供給しながらフレーム（２１
）を砥石（１）の側面へ近ずける。（第２図） すると砥石（１）と１極（２２）の間に放電が発生し、
砥石（１）の両側面の放電加工が進行して薄肉盤（１５
）が砥石（１）の周面に形成さｎる。（第３図） 成形の際、砥石（１）のセンタがずれていたり、砥石（
１）自体にゆがみがあってもＰレス装置（２）で修正さ
れて、回転軸との正確な直交面を得ることができる。゛ 砥石（１）の成形を終了したら相対向するフレーム（２
１）を砥石（１）から離す。

〈４〉　　切り込み開始（第４図） 正確力平面を維持して回転を続ける砥石（１）を下降し
て被加工物（Ｍ）の切り込みを開始する。

砥石（１）の薄肉盤（１５）は横ぶれをすることなく回
転軸との正確な直交面を維持しているたν）、理論通り
に薄肉盤（１５）の厚さと同じ弐法の溝を開設する。

なおこの導電性の砥石（１）を被加工物（Ｍ）へ切り込
む場合、被加工物（Ｍ）と砥石（ｒ）の間を通電して放
電による加工も可能であり、または両者（Ｍ）（１）間
に通電せずに機械的に研削して加工する方法のいずｎを
採用しても良い。

〈５〉　　その他の実施例 薄板を加工する場合にも、前記実施例と同様に砥石（１
）を回転軸（３）に取り付けた稜ドレス装置（２）で砥
石（１）の真直を確保し、所望の間隔で被加工物（Ｍ）
に切り込みを入れて薄板を成形する。

本発明は以上説明したようになるから次のような効果を
期待することができる。

くイ〉　回転軸に砥石を固定した後に砥石をドレス装置
で放電によって研削して周面に薄肉盤を成形するため、
砥石のセンタが多少ずれた状態で取り付けてあっても、
または砥石自体にゆがみがあっても薄肉盤はほぼ完全に
回転軸と直交する面を有して成形さ扛る。

従って加工の段階では理論通りの研削を行なうことがで
き、装置の加工精度が向上する。

〈口〉　薄肉盤を成形する際放電加工によって直接砥石
の側面に接触することなく研削できる。

従って紙のように薄い薄肉盤を成形する場合であっても
、砥石の成形加工中に薄肉盤に不均一な力が作用せず、
破損する心配がない。

〈ノ＞　　ドレス装置で成形された砥石は全体を薄板に
成形するのではなく、砥石の周面付近を薄く成形するだ
けで中心の開口周辺部は適度な厚さを残している。

そのため被加工物への切り込み作業中に砥石に多少の曲
げが発生して砥石の薄肉部分はこの適度な厚さを有する
部分に補強さｊるので簡単に破損することがない。

（少　砥石は市販品を使用することができ、かつ特別に
複雑な装置は必要とせず、従前壕での機械に採用できる
ので経済的である。

ぐ）砥石の取り付けは縦型、横型のいずれの場合でも採
用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明に使用する砥石の一実施例説明図 第２〜４図：加工状態の説明図 第４図：従来の加工方法の説明図 １：砥石　　　　　２ニドｌ／ス装置 ３−回転軸 二二卓　　　ぐ＝コ 手続補正書 昭オ１１５８年３　月２２日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １事件の表示 特願昭５７−１８７５４９号 ２発明の名称 薄板、細＃等の加工方法 ３、補正をする者 事件との関係　　　出願人 住　所　神奈川県横浜市鶴見区駒岡町６０２名　称　　
有限会社応用磁気研究所 代表者　　　黒　松　彰　雄 ４　イ（理　　　人　　　〒　１０５ 住　所　東京都港区新橋３丁目１番１０号昭和５８年２
月２日（２月２２日発送）６補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄 ７、補正の内容 図面の簡単な説明を下記のように補正する。 記 第１図１本発明の加工方法に使用する砥石の一実施例説
明図 第２〜３ｍ：本発明の加工方法による砥石の加工状態の
説明図 第４図１本発明の方法により加工した砥石の使用方法 第５図：従来の加工方法の説明図 １：砥石　　　　　２：）パルス装置 ３：回転軸　　　１５：薄肉盤 ２２：′磁極

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 導電性の砥石を回転軸に固定し穴径回転させ、この砥石
   の両側面には電極を配置し、 砥石とこの電極間を通電して砥石と電極間に放電を発生
   させ、 砥石の円周面に回転軸と正確に直交する面を成形しに後
   に、 被加工物を加工することを特徴とする、薄板、細溝等の
   加工方法。