JPH05305568A - 研削砥石のツルーイング方法 - Google Patents

研削砥石のツルーイング方法

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JPH05305568A
JPH05305568A JP14001392A JP14001392A JPH05305568A JP H05305568 A JPH05305568 A JP H05305568A JP 14001392 A JP14001392 A JP 14001392A JP 14001392 A JP14001392 A JP 14001392A JP H05305568 A JPH05305568 A JP H05305568A
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JP
Japan
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grinding wheel
conductive
truer
grinding
grindstone
Prior art date
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Pending
Application number
JP14001392A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Kitahara
良一 北原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 球面・曲面の光学素子をカーブジェネレータ
等の加工機で研削加工する際に、極めて簡易、高精度、
かつ短時間に高剛性砥石の片当たりを除去することを可
能ならしめ、高い生産性を実現することを目的としてい
る。 【構成】 研削砥石1の表面に対して所定間隔をもって
対向する導電性ツルアー9をコレットチャック2に保持
し、導電性ツルアー9を陰極に、研削砥石1を陽極にし
て両者を相対的に回転させつつ電源14から電圧を印加
するとともに、両者の間隙に弱電性クーラント7を供給
して、研削砥石1を電解加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス光学部品の研削
加工に適用される加工方法に関し、特に、導電性砥石と
りわけ鋳鉄ファイバーボンド砥石の性能を最大限に発揮
することのできる研削砥石のツルーイング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、剛性メタルボンド砥石の代表例で
ある鋳鉄ファイバーボンド砥石の適用が急速に広まりつ
つあり、高能率加工から精密加工まで広範に利用されて
いる。そして、ガラス等の光学素材の研削加工において
も、その高能率な特性を生かすべく電解インプロセスド
レッシングを付加して、実用段階の加工が行われてい
る。そして、従来、光学部材の研削加工に鋳鉄ファイバ
ーボンド砥石等の高剛性砥石を適用した技術としては、
例えば、特開平3−43145号公報に開示された技術
(以後、技術Aと記す)、もしくは、特開平2−232
362号公報に開示された技術(以後、技術Bと記す)
等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】技術Aは、陰極が印加
される回転自在なワークホルダーに保持されたワーク
と、陽極が印加された研削加工を行う導電性砥石との間
に、スパークアウト時に弱電性クーラントを供給し、電
解インプロセスドレッシング研削加工を行う装置であ
る。かかる技術により研削加工のスパークアウト時に電
解インプロセスドレッシングを施せば、高品質な研削面
(研削面の面粗さ、クラックの少なさ等)を得ることが
可能であり、しかも砥石の寿命を伸ばすことができる。
【0004】しかし、この技術は一度良くなじんだ高剛
性砥石に対しては有効であるが、使用初期の砥石の有す
る振れ、砥石刃部の片当たりを完全に除去することはで
きない。その結果、光学部材の被加工面にダメージを与
え、砥石の本来の特性を生かすことができないという問
題点があった。特に、高剛性メタルボンド砥石では、強
固な砥粒保持力により、その使用初期の振れ防止・砥石
創成が困難であり、加工の進展に従い次第に砥石が摩耗
し、慣れてくるのを待つ以外に方法がなく、極めて非生
産的な加工形態となっていた。
【0005】一方、技術Bはこのような導電性研削砥石
にツルーイング・ドレッシングを施す技術であり、より
詳細には、ツルア用の導電性砥石に電解ドレッシングを
施し、そのツルアにより研削加工用である被ツルーイン
グ砥石の導電性砥石部にツルーイングを施して、さら
に、同砥石に電解ドレッシングを行う方法である。
【0006】このように、技術Bでは砥石のツルーイン
グ(振れ防止・砥石創成)を行うために加工機上に設置
された砥石ツルーイング用のツルアに電解インプロセス
ドレッシングを施しているが、球面・曲面加工用の総形
砥石では、ツルアーその物にも高精度な球面・曲面を形
成する必要があり、この技術ではその形成がほとんど不
可能であった。また、片当たりを修正するようなツルー
イングが極めて困難であり、作業性が著しく低いという
問題点もあった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、球面・曲面の光学素子をカーブジェネレータ
等の加工機で研削加工する際に、極めて簡易、高精度、
かつ短時間に高剛性砥石の片当たりを除去することを可
能ならしめ、高い生産性を実現することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の研削砥石のツルーイング方
法では、回転自在に設けられたワークホルダーに保持さ
れたワークの表面に当接して回転駆動される研削砥石の
ツルーイング方法において、前記研削砥石の表面に対し
て所定間隔をもって対向する導電性ツルアーを前記ワー
クホルダーに保持し、該導電性ツルアーを陰極に、前記
研削砥石を陽極にして両者を相対的に回転させつつ電圧
を印加するとともに、両者の間隙に弱電性クーラントを
供給して、前記研削砥石を電解加工することを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2に係る本発明の研削砥石の
ツルーイング方法では、前記導電性ツルアーとしてダイ
ヤモンド砥粒を電着結合した砥石を用い、該導電性ツル
アーを前記研削砥石に当接部せしめ、該導電性ツルアー
を陰極に、前記研削砥石を陽極として電圧を印加すると
ともに、両者の当接部に弱電性クーラントを供給して、
前記研削砥石に電解加工と研削除去加工とを併用して行
う。
【0010】
【作用】上記構成からなる本発明の研削砥石のツルーイ
ング方法では、ガラス製光学部品等のワークを保持すべ
き研削加工機のワークホルダーに導電性ツルアを保持す
る。導電性ツルアは研削砥石に創成ドレッシングすべき
形状を反転した形状のもので、外部電源の陽極に接続す
る。外部電源の陰極は研削砥石に接続する。研削砥石と
しては、鋳鉄ファイバーボンド砥石等の高剛性メタルボ
ンド砥石を用いる。陽極ツルアと陰極研削砥石を一定間
隔に維持しつつ間隙に弱電性研削液を供給し、回転して
いる高剛性メタルボンド砥石に電解加工を施してツルー
イングを行う。特にカーブジェネレータ等で球面加工を
行う際、陽極ツルアを回転させつつ電解ツルーイングを
施せば高剛性メタルボンド砥石は完全に対称形状とな
り、動的な振れ・片当たりも完全に除去される。
【0011】以下、添付図面により本発明に係る研削砥
石のツルーイング方法のいくつかの実施例を説明する。
いずれの実施例も本発明をレンズの球面研削加工を行う
カーブジェネレータに適用したものである。なお、図面
の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0012】
【実施例1】まず、実施例1を説明する。図1〜3は実
施例1によりツルーイングを行う場合の各工程を示す立
面図である。図1において、研削加工時にレンズブラン
クを保持すべきコレットチャック2に総形ツルア9が嵌
着されている。コレットチャック2はスピンドル4に支
持され、モーター(図示せず)により回転するようにな
っている。また、総形ツルア9はカーボンや真鍮等の導
電性部材からなり、研削砥石1に創成すべき形状の反転
形状(砥石に凸を形成する際は、凹形状)に成形されて
いる。そして、研削砥石1は鋳鉄ファイバーボンド等の
導電性の高剛性・高結合度メタル砥石であり、スピンド
ル4の回転軸と同軸に回転自在な砥石軸3及びスピンド
ル5により支持されている。
【0013】総形ツルア9には外部電源14から陰極給
電ブラシ13及びコレットチャック2を介して−電圧が
印加しており、他方、研削砥石1には陽極給電ブラシ1
2及び砥石軸3を介して+電圧が印加している。そし
て、砥石軸3若しくはコレットチャック2のいずれか一
方、又は双方を回転させつつ研削砥石1と総形ツルア9
を一定間隔で対向させ、その間隙にノズル6から弱電性
クーラント7を供給する。すると、図中の矢印のよう
に、研削砥石1には円周方向全周にわたって電解除去加
工が施され、総形ツルア9の球面を反転した形状に高精
度で合致し、しかも回転軸に対称なツルーイングを施す
ことができる。
【0014】次に、図2に示す如く、総形ツルア9に代
えて、外周ツルア10をコレットチャック2に嵌着す
る。外周ツルア10は絶縁体からなる保持具8に保持さ
れて、ある一定の距離で研削砥石1に外接する円筒形状
を有するものである。この外周ツルア10に陰極給電ブ
ラシ13を接触させて−電圧を印加する。前述したのと
同様に、外周ツルア10と研削砥石1との間隙に弱電性
クーラント7を供給しつつ砥石軸3若しくはコレットチ
ャック2を回転すれば、矢印のように研削砥石1の外周
部分のみに電解除去作用が生じ、図1ですでにツルーイ
ングした曲面・球面形状を崩すことなく、回転軸に対称
で外周振れのないツルーイングを施すことができる。
【0015】さらに、図3に示すように、外周ツルア1
0に代えて、内周ツルア11をコレットチャックに嵌着
する。内周ツルア11は絶縁体からなる保持具8に保持
されて、ある一定の距離で研削砥石1に内接する円柱形
状を有するものである。内周ツルア11に陰極給電ブラ
シ13を接触させて−電圧を印加する。前述したのと同
様に、内周ツルア11と研削砥石1との間隙に弱電性ク
ーラント7を供給しつつ砥石軸3若しくはコレットチャ
ック2を回転すれば、矢印のように研削砥石1の内周部
分のみに電解除去作用が生じ、図1及び図2ですでにツ
ルーイングした曲面・球面形状を崩すことなく、回転軸
に対称で内周振れのないツルーイングを施すことができ
る。
【0016】以上の各工程によれば、高硬度・高結合度
のメタル砥石に、振れ・片当たりが皆無で動的に安定し
たツルーイングを極めて容易に施すことができる。
【0017】
【実施例2】次に、本発明に係る研削砥石のツルーイン
グ方法の実施例2を説明する。実施例2は、実施例1の
3工程を一度にまとめて行うことができるものである。
実施例2では、導電性の部材からなる保持具15をコレ
ットチャック2に嵌着する。この保持具15には、いず
れも円筒形状を切り欠いた突片状の、総形ツルア9、外
周ツルア10、内周ツルア11が周設されている。すな
わち、総形ツルア9は研削砥石1の刃部と、外周ツルア
10は研削砥石1の外周と、内周ツルア11は研削砥石
1の内周と各々所定の間隔をおいて対向するように設け
られている。そして、実施例1と同様に、陰極電圧をコ
レットチャック2及び保持具15を介して印加するとと
もに、陽極電圧を砥石軸3を介して研削砥石1に印加
し、各ツルア9〜11と研削砥石1との間に弱電性クー
ラント7を供給する。以上のようにして、砥石軸3若し
くはコレットチャック2を回転すれば、一度に総形部、
外周部、内周部の全てのツルーイングを行うことができ
る。
【0018】
【実施例3】次に、本発明に係る研削砥石のツルーイン
グ方法の実施例3を説明する。実施例3は、実施例1と
同様の装置構成をとっており、ツルア9のみが実施例1
と異なっている。すなわち、実施例3のツルア9は、鉄
・銅等の導電部材にダイヤモンド砥粒を電着結合したい
わゆる電着砥石を用いており、この実施例では、ツルア
9と研削砥石1は接触した状態で、その接触部に弱電性
クーラント7が供給される。そのため、すでに説明した
電解除去加工の作用に加えて、電着砥石であるツルア9
による削り加工が作用して、高硬度の鋳鉄ファイバーボ
ンド研削砥石1を極めて短時間に高能率に、しかも高精
度にツルーイングすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の研削砥石
のツルーイング方法によれば、レンズ、金型等の球面・
曲面をカーブジェネレータ等の加工機で研削加工する際
に、研削砥石の総形ツルーイングのみならず内外周の振
れ修正をも極めて簡易、高精度、かつ短時間に行うこと
ができ、片当たりを完全に除去することが可能であり、
研削加工初期から良好な加工面を得ることが可能となっ
て、高い生産性を実現することができる。特に、微細砥
粒の研削砥石に適用した場合には、振れ・片当たりを完
全に防止した動的バランスのとれたツルーイングにより
光学的鏡面に研削加工することができる顕著な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1により総形ツルーイングを行う場合の
正面図である。
【図2】実施例1により外周ツルーイングを行う場合の
正面図である。
【図3】実施例1により内周ツルーイングを行う場合の
正面図である。
【図4】実施例2のツルアを示す正面図及び側面図であ
る。
【図5】実施例2によりツルーイングを行う場合の正面
図である。
【図6】実施例3によりツルーイングを行う場合の正面
図である。
【符号の説明】
1 研削砥石 2 コレットチャック 3 砥石軸 4,5 スピンドル 6 ノズル 7 弱電性クーラント 8,15 保持具 9 総形ツルア 10 外周ツルア 11 内周ツルア 12 陽極給電ブラシ 13 陰極給電ブラシ 14 電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けられたワークホルダーに
    保持されたワークの表面に当接して回転駆動される研削
    砥石のツルーイング方法において、前記研削砥石の表面
    に対して所定間隔をもって対向する導電性ツルアーを前
    記ワークホルダーに保持し、該導電性ツルアーを陰極
    に、前記研削砥石を陽極にして両者を相対的に回転させ
    つつ電圧を印加するとともに、両者の間隙に弱電性クー
    ラントを供給して、前記研削砥石を電解加工することを
    特徴とする、研削砥石のツルーイング方法。
  2. 【請求項2】 前記導電性ツルアーとしてダイヤモンド
    砥粒を電着結合した砥石を用い、該導電性ツルアーを前
    記研削砥石に当接せしめ、該導電性ツルアーを陰極に、
    前記研削砥石を陽極として電圧を印加するとともに、両
    者の当接部に弱電性クーラントを供給して、前記研削砥
    石に電解加工と研削除去加工とを併用して行う、研削砥
    石のツルーイング方法。
JP14001392A 1992-05-01 1992-05-01 研削砥石のツルーイング方法 Pending JPH05305568A (ja)

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20010515