JPS597658Y2 - パツキン - Google Patents

パツキン

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JPS597658Y2
JPS597658Y2 JP1978165325U JP16532578U JPS597658Y2 JP S597658 Y2 JPS597658 Y2 JP S597658Y2 JP 1978165325 U JP1978165325 U JP 1978165325U JP 16532578 U JP16532578 U JP 16532578U JP S597658 Y2 JPS597658 Y2 JP S597658Y2
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JP
Japan
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packing
support member
groove
packing groove
sliding
Prior art date
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JP1978165325U
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English (en)
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JPS5580565U (ja
Inventor
憲政 平土井
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパッキンに関し、更に詳しくは、回転運動又は
往復運動を伴う回転運動をなす機械装置、例えば建設機
械等の油圧回路中における自在回転継手部の密封手段と
して使用されるパッキンに関する。
建設機械等の油圧回路中に使用されているセンタースイ
ブルジョイント又は自在回転継手の密封手段として従来
から用いられているパッキンは、ゴム状弾性材製の単体
のリング形状パッキンが一般的であるが、この種のパッ
キンは、回転体周面とパッキンの摺動面との摩擦が大で
あるために、異常摩耗を生じさせやすく、耐久性の面に
おいて問題を有している。
この種のパッキンに関する最近の先行技術の一例として
、第1図に示すものが実開昭53−123355号公報
に開示されている。
同図は、パッキンの取付断面を示すもので、回転運動を
なす軸1に貫通されている軸穴2の周面に沿って削設さ
れたパッキン用溝3内に、角リング状のゴム状弾性材製
の支持部材6と、角リング状の合或樹脂材製の摺動部材
5が同芯に結合されてなるパッキン10が装着されてい
る。
摺動部材5は、軸1の周面と接触摺動ずる摺動面7を有
し、支持部材6は、パッキン用溝3の底周面に密着する
密着面8を有して摺動部材5を軸1の周面に向けて付勢
している。
密着面8に、広幅の溝9を形或する環状の突起が付され
て、この環状突起のパッキン用溝3底周面に対する圧接
により、支持部材5がパッキン用溝3と相対摺動しない
ように保持されている。
しかしながら、溝9を設けて環状突起部を形威させたこ
とは、支持部材5とパッキン用溝3との密着を強固にな
す反面、パッキン用溝3の底周面との接触面積を狭くな
すので、軸1と軸穴2とが、パッキン10の両側の隙間
13, 13に交互に作用する流体圧力を受けながら、
相対回転運動をなす機械装置においては、密着面8とパ
ッキン用溝13の底周面との間にすべりを生じることが
ある。
軸1周面と摺動する摺動部材5は、弗素樹脂等の摩擦係
数の小さい合或樹脂材料をもって製せられているので、
急速に摩耗するという問題は生じないが、パッキン10
が、軸1とともに、軸穴2側に対し相対回転を生起させ
ると、支持部材6がゴム状弾性材製により形或されて密
着面8に摩擦熱を発生しやすいために、熱伝導性が悪い
ことと相まって、短期間で損傷することがある。
密着面8に損傷が生じると、パッキン10の密封性が低
下するとともに、パッキン10が、軸1に追随七て軸穴
2に対し回転しながら、油圧によりパッキン用溝3の径
方向面に強く押圧されるので、摩擦係数の小さい合或樹
脂材料をもって製せられた摺動部材5も摩耗を生してく
る。
特に、圧力が両方の隙間13.13から交互に作用する
場合には、摺動部材5がパッキン用溝3の両方の径方向
面に交互に打当てられるので、摺動部材5は両方の側面
において急速に摩耗を進行させる。
摺動部材5の摩耗と支持部材6の損傷は、互いに一方が
他方を助長させるので、パッキン10は短期間でその機
能を果し得なくなる。
本考案は、上記した従来技術によるパッキンにおける問
題点を解消して密封性に優れるとともに、耐久性に富む
相対回転部のパッキンを提供することを目的とするもの
である。
本考案の特徴とするところは、相対的に回転する軸及び
該軸に貫通される軸穴の一方の周面に沿って環状に設け
られたパッキン用溝内に、合或樹脂材をもって製せられ
、他方の周面に接触する摺動面を有する摺動部材及びゴ
ム状弾性材をもって製せられ、パッキン用溝の底周面に
密着する密着面を有し、摺動部材と同芯に組合される支
持部材を挿入して或るパッキンにおいて、支持部材が、
両側面上に、パッキン用溝よりも広幅に形或された突起
を有して、該突起のパッキン用溝の径方向面に対する圧
接によって、パッキン用溝に対する相対回転を抑止され
るように構戊されている点である。
支持部材に設けられる広幅の突起は、支持部材の両側面
をテーパ状に設定することにより、パッキン用溝の底周
面に密着する密着面と両側面の接合部に広幅のリップを
形戊させるか、或いは両側面から軸方向に突出する凸部
を配設するがして形或され、両側面上に配設される凸部
は、略円錐台形状、三角柱形状、楕円柱形状、支持部材
に対し偏心した円弧形状等に形或される。
支持部材に使用されるゴム状弾性材は、合戒ゴム材が好
ましく、摺動部材に使用される合或樹脂材は、エンジニ
アリングプラステイツク、例えば弗素樹脂材が望ましい
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、本考案のパッキンを取付けた状態の半断面図
である。
軸穴2の周面に沿って設けられたパッキン用溝3に装着
されて高圧側と低圧側との間を密封遮断するパッキン2
0は、軸1周面と摺動して密封性を保持するために、摩
擦係数の小さい材料、例えば弗素樹脂材料をもって製せ
られ、摺動面21により軸1周面と接触する角リング状
の摺動部材22と、ゴム状弾性材をもって製せられ、摺
動部材22の外周側に同芯に嵌着された角リング状の支
持部材25とにより構或されている。
支持部材25は、パッキン用溝3の底周面に密着する密
着面23と、パッキン用溝3の両径方向面に対向する両
側面24. 24を有し、該両側面24, 24を、テ
ーパ状に形或されることにより、密着面23と両側面2
4. 24の接合部に形或されるリップ28, 28を
パッキン用溝3よりも広幅になして、支持部材25が、
リップ28. 28のパッキン用溝3の径方向面に対す
る圧接により、パッキン用溝3に対する相対回転を抑止
されている。
パッキン用溝3に対する支持部材25のしめ代を大きく
設定し、しかもパッキン用溝3への挿入を容易にするた
めに、密着面23に複数条の環状溝26が設けられてい
る。
この支持部材25は、摺動部材22を軸1周面に対し十
分に付勢するために、弾性に富む合或ゴム材により形或
されている。
第3図のパッキンは、第2図と同様の構或を備えている
が、環状の溝26の断面形状が歯型状である点において
、環状の溝26の断面形状が略半円形状である第2図の
ものと相違している。
第4図は、本考案の他の実施例の取付状態の半断面図で
ある。
.第2図の実施例と異なる点は、摺動部材22と協働し
てパッキン20を構或する支持部材25が、第2図のも
のに比し更に弾性に富む合威ゴム材料をもって製せられ
、密着面23と両側面24. 24の接合部に広幅に形
或されたリップを有せず、両側面24, 24に配設さ
れた複数個の円錐台形状の凸部27を有している点であ
る。
凸部27は、パッキン20のパッキン用溝3に対する相
対回転を制止するために、パッキン用溝に比し幅広に設
定され、パッキン20をパッキン用溝3に挿入するとき
、圧縮して挿入できるように、円周方向に断続して形或
されている。
第5図は、本考案の他の実施例の取付状態の半断面図で
ある。
パッキン20は、保持部材5の密着面23に環状溝26
を設けることによって密着面23側に付与されたしめ代
によるパッキン用溝3の底周面に対する圧接、両側面2
4, 24をテーパ状に形或することにより密着面23
と両側面24. 24の接合部に幅広に形或されたリッ
プ28. 28のパッキン用溝の3の径方向面に対する
圧接及び両側面24. 24上に幅広に形或された凸部
27のパッキン用溝3の径方向面に対する圧接により、
パッキン用溝3に対する相対回転を抑止されている。
第6図乃至第8図は、支持部材25の両側面に設けられ
る凸部27の第4図及び第5図以外の実施態様を示すも
ので、第6図においては、パッキン20に対し偏心する
円弧状の平面形状を示し、第7図においては、略楕円形
の平面形状を示し、第8図においては、三角形の平面形
状を示している。
本考案のパッキンは、上記した構或要件を備えているこ
とにより、下記する効果を奏する。
支持部材25が、両側面24, 24をテーパ状に形或
されたことにより密着面23と両側面24. 24の接
合部に形戊されたリップ28, 28による幅広突起或
いは両側面24. 24上に配設された凸部27による
幅広突起を有していることにより、支持部材25のパッ
キン用溝3に対する圧接力が強化されて、パッキン20
の軸1に対する追随が阻止されるので、パッキン20と
パッキン用溝3との相対すべりによるパッキン20の摩
耗が防止され、パッキン20の耐久性が増加する。
すなわち、被取扱流体の圧力が上昇し、軸1周面と摺動
面21との接触力が増してパッキン用溝3の底周面と密
着面23との接触力よりも大となり、パッキン20が軸
1に追随して軸穴2側に対し相対的に回転するような場
合においても、支持部材25の両側面24. 24に複
数個の凸部27又はリップ28, 28による突起を設
けて、支持部材25の幅寸法をパッキン用溝3に比し幅
広に設定したことにより、支持部材25とパッキン用溝
3との接触力が増加してパッキン20の軸1に対する追
随を阻止するので、パッキン用溝3との相対すべりによ
るパッキン20の摩耗が防止される。
又、両側面に24. 24に設けられた凸部27又はリ
ツプ28とパッキン用溝3の両径方向面との圧接により
、パッキン20の軸1への追随を阻止する構或となって
いるので、圧力が両側に交互に作用する場合においても
、第1図の従来例において述べたような、パッキン用溝
3の側面に打当てながら摺動して摩耗を進行させるとい
う耐久性低下の原因が消滅する。
凸部27の形状は第4図及び第5図に例示した円錐台形
状態の他に、第6図に示したパッキン20と偏心する略
円弧形状、第7図に示した略楕円形状、第8図に示した
三角形状の如く適宜な平面形状となしても、同様の効果
が得られ、特に第6図に示した実施態様においては、万
−パッキン20が軸1に追随する際には、凸部27によ
り支持部材25が径方向に拡張させられてパッキン用溝
3の底周面に対する接触力を増加させるので、摩耗の原
因となるすべりを阻止する機能を増強させる効果が期待
できる。
本考案にあっては、支持部材25に、パッキン用溝3の
幅寸法に比し幅広に設定された突起を形或しているため
に、パッキン10のパッキン用溝3内への挿入が困難で
あると危惧されるが、該幅広突起の実施態様が両側面2
4. 24をテーパ状に形或することによってもたらさ
れた幅広のリップ28. 28である場合には、密着面
23に環状溝26を備えていることによりリップ28,
28を内方へ傾倒させることができ、又幅広突起の実
施態様が両側面24. 24上に配設された凸部27で
ある場合には、凸部27が円周方向に連続していないこ
とにより軸方向に圧縮させることができるので、パッキ
ン10の挿入は容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるパッキンの取付断面図、第2図
、第4図及び第5図はそれぞれ本考案によるパッキンの
取付状態を示す半断面図、第3図は本考案によるパッキ
ンの半断面図、第6図、第7図及び第8図はそれぞれ本
考案の実施態様を示す部分半面図である。 1・・・・・・軸、2・・・・・・軸穴、3・・・・・
・パッキン用溝、20・・・・・・パッキン、21・・
・・・・摺動面、22・・・・・・摺動部材、23・・
・・・・密着面、24・・・・・・側面、25・・・・
・・支持部材、26・・・・・・溝、27・・・・・・
凸部、28・・・・・・リップ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 相対的に回転する軸1及び該軸1に貫通される軸穴
    2の一方の周面に沿って環状に設けられたパッキン用溝
    3に、環状を呈し、他方の周面と接触する摺動面21を
    有する合或樹脂材製摺動部材22と、環状を呈し、前記
    パッキン用溝3の底周面に接触する密着面23及び前記
    パッキン用溝3の各径方向面に対向する両側面24.
    24を有し、前記摺動部材22と同芯に結合されたゴム
    状弾性材製支持部材25とを挿入してなるパッキンにお
    いて、前記支持部材25が、前記両側面24, 24上
    に、前記パッキン用溝3に比し幅広に形威された突起を
    有していることを特徴とするパッキン。 2 支持部材25の幅広突起が、前記支持部材25の両
    側面24, 24をテーパ状に形戊することにより、前
    記両側面24. 24と密着面23との接合部に形戊さ
    れるリップ28. 28である実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のパッキン。 3 支持部材25の幅広突起が、前記支持部材5の両側
    面24. 24に配設された復数個の凸部27である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のパッキン。 4 支持部材25の両側面24. 24に配設された凸
    部27が、略円錐台形状を呈する実用新案登録請求の範
    囲第3項に記載のパッキン。 5 支持部材25の両側面に配設された凸部27が、前
    記支持部材25に対して偏心した略円弧形状に形威され
    ている実用新案登録請求の範囲第3項に記載のパッキン
JP1978165325U 1978-11-30 1978-11-30 パツキン Expired JPS597658Y2 (ja)

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JP1978165325U JPS597658Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30 パツキン

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JP1978165325U JPS597658Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30 パツキン

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Publication Number Publication Date
JPS5580565U JPS5580565U (ja) 1980-06-03
JPS597658Y2 true JPS597658Y2 (ja) 1984-03-08

Family

ID=29163615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978165325U Expired JPS597658Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30 パツキン

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379963U (ja) * 1976-12-07 1978-07-03
JPS53112360U (ja) * 1977-02-14 1978-09-07

Also Published As

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JPS5580565U (ja) 1980-06-03

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