JPS5814268Y2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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Publication number
JPS5814268Y2
JPS5814268Y2 JP1977028271U JP2827177U JPS5814268Y2 JP S5814268 Y2 JPS5814268 Y2 JP S5814268Y2 JP 1977028271 U JP1977028271 U JP 1977028271U JP 2827177 U JP2827177 U JP 2827177U JP S5814268 Y2 JPS5814268 Y2 JP S5814268Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
annular groove
square ring
elastic
circumferential surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977028271U
Other languages
English (en)
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JPS53123355U (ja
Inventor
芹沢武美
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高圧下において高速の回転成いは揺動をなす軸
等の密封装置に関し、更に詳しくはシール性に優れかつ
耐久性を備えた密封装置を提供するものである。
従来、例えば建設用機械の油圧管路に設けられているス
ウイープルジョイント等に使用されている高圧、高速回
転用密封装置としては、第1図に示す様な構造のものが
知られている。
すなわち、回国において回転体1が貫通し支承されてい
るケーシング2の貫通孔3の内周面に削設された環状溝
4内に、径方向外方を弾性に富むゴム状弾性材製角リン
グ11を以って構成し径方向内方を耐摩耗性に富む合成
樹脂材製の環状摺動体12を以って構成する密封部材1
0が嵌装されて、ケーシング2内の高圧作動流体が漏出
することを防止している。
弾性角リング11及び環状摺動体12の接合部は焼焙等
の手段により接着された構造成いは圧入嵌合構造が用い
られる。
前記した如き構造を有する密封装置においては、ケーシ
ング2の環状溝4の表面あらさが加工費、加工技術の困
難性からかなり粗の状態に仕上げられている。
又、密封部材10を環状溝4に嵌入圧接するための困難
性及び環状摺動体12と回転体1との必要以上の圧接に
よる摺動時の摩擦熱の発生等から密封部材10と環状溝
4との接合面の接触圧力を必要以上にできない。
従って、密封部材10と環状溝4との接合面間は平面で
広く接触しているから作動流体が侵入しやすく、流体が
接触面間に侵入するとこの接触面間の摩擦係数は小さく
なるので、環状摺動体12と回転体1との接合面の摩擦
係数が相対的に犬ぎくなり、弾性角リング11と環状溝
4との間ですべりを惹起することになる。
その結果、弾性角リング11の環状溝4との接合面が環
状溝4の粗面により(現在の加工法では、環状溝の周面
!7)表面粗さを回転体の局面のように精密仕上するこ
とが不可能である。
)異常摩耗させられ、ついには、密封部材10の密封性
が低下することになる。
又、弾性角リング11と環状摺動体12とが接着されず
に嵌合している型式のものに於ては、両者の嵌合面に於
てもすべりが発生し、弾性角リング11側が早期に摩耗
すると言う現象が生ずる。
本考案は前記した従来技術の欠点を解消するために弾性
角リングの少なくとも外周部に環状突起部を設けて環状
溝内面と圧接させて両者の接合部における密封性及び摩
擦力な増大させる様にするものである。
以下図面に基づいて本考案の実施例について説明する。
第2図に示す本考案による密封部材の一実施例において
は弾性角リング11の径方向外周面上かつ軸方向両端部
に断面略三角形状の環状突起13が設けられており、環
状溝内に装着された際に此の環状突起13によって環状
溝4の内周面に圧接する。
環状突起13の断面形状は三角形状を威し、環状突起1
3間の外周面14も軸線に対して平行を成す周面に形成
されている。
更に、弾性角リングの材質硬度に応じて、環状突起13
は先細りの台形状にすると好ましい場合もあり、又外周
面14も第2図に示すごとく鎖線を以って示す如(円弧
形状或いは■字形状等とすることも可能である。
第3図の実施例においては弾性角リング11の側方端面
上かつ外周近傍に環状の凹所15を設け、該側方環状凹
所15の径方向外方にある部分が環状溝4の側面に圧接
して両者の間の密封性を向上させる如くなしたものであ
る。
第4図に示す他の実施pjlマ弾性角リング11及び環
状摺動体を12を分離した型式において両部材の嵌合部
の圧接力及び密封性を向上させるために弾性角リング1
1の内周面の両端部に内方へ向う環状の突起16が設け
られている。
第5図に示す実施例においては外方へ向う環状突起13
及び内方環状突起16の他、更に軸方向両端面の外方端
部及び内方端部において軸方向外方へ向う側方突起17
が付されている。
上述のように横取された本考案に於ては、弾性角リング
の環状突起が断面三角形状を威しているため、環状突起
を環状溝周面に圧接すると弾性変形して第2図のように
密着するから、環状溝の周面と弾性角リングとの接合面
に作動流体が浸するのを効果的に防止できる。
その結果、弾性角リングは環状摺動体を回転体の径方向
に弾性的に押圧支持すると共に、環状摺動体と回転体と
の摺動面の摩擦係数が弾性角リングと環状溝との接合面
の摩擦係数より大きくなることがない。
更に、密封部材は軸方向−吉例から作動流体の高圧力を
受けても、弾性角リングは径方巨肛伸びるように変形す
るが、断面三角形状に形成された環状突起がこの応力を
効果的に受けて環状溝周面と更に密着する。
従って、本考案の密封部材は作動流体の圧力に応じて弾
性角リングが環状摺動体を弾性的に支持するから、環状
摺動体と回転体との摺動面は常に作動流体圧力に応じて
摺動密封することが可能であり、更に、環状突起と環状
溝周面との接合面は更に密封されるから、作動流体は接
合面間に浸入せず、この接合面の摩擦力を環状摺動体と
回転体との摺動面の摺動抵抗よりも常に大きく保持する
ことができる。
その結果、密封性に優れた、損傷のない密封装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による密封部材を使用した密封装置の
構造を示す断面図、第2図は本考案による密封部材の構
造を示す断面図、第3図、第4図及び第5図はそれぞれ
本考案による密封部材の他の実施例の構造を示す断面図
である。 1・・・・・・回転体、2・・・・・・ケーシング、3
・・・・・・貫通孔、4・・・・・・環状溝、10・・
・・・・密封部材、11・・・・・・弾性角リング、1
2・・・・・・環状摺動体、13・・・・・・外方環状
突起、14・・・・・・弾性角リング外周面、15・・
・・・・側方環状凹所、16・・・・・・内方環状突起
、17・・・・・・側方突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔3を有するケーシング2と前記貫通孔3に貫入さ
    れた回転体1との間の対向周面の一方に環状溝4を設け
    、軸方向両端面の少なくとも径方向の両端の中間全面に
    各々平面を有すると共に周面の軸方向両端側に断面略三
    角形状の環状突起13をそれぞれ有するゴム状弾性材製
    の弾性角リング11と当該弾性角リング11と軸方向巾
    が近似の環状摺動体12とを一体に嵌合した密封部材1
    0を前記環状溝4に対して軸方向に間隙を有するように
    して径方向の前記環状突起13が底周面と密封圧接状態
    に嵌着されている密封装置。
JP1977028271U 1977-03-09 1977-03-09 密封装置 Expired JPS5814268Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977028271U JPS5814268Y2 (ja) 1977-03-09 1977-03-09 密封装置

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JP1977028271U JPS5814268Y2 (ja) 1977-03-09 1977-03-09 密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS53123355U JPS53123355U (ja) 1978-09-30
JPS5814268Y2 true JPS5814268Y2 (ja) 1983-03-22

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ID=28873927

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JP1977028271U Expired JPS5814268Y2 (ja) 1977-03-09 1977-03-09 密封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154388A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Nippon Valqua Ind Ltd シール材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1069556A (en) * 1965-06-24 1967-05-17 Minnesota Rubber Co Fluid seal
JPS5074644A (ja) * 1973-10-25 1975-06-19

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GB1069556A (en) * 1965-06-24 1967-05-17 Minnesota Rubber Co Fluid seal
JPS5074644A (ja) * 1973-10-25 1975-06-19

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JPS53123355U (ja) 1978-09-30

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