JPS597645Y2 - 磁力式可変慣性能率フライホイ−ル - Google Patents

磁力式可変慣性能率フライホイ−ル

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Publication number
JPS597645Y2
JPS597645Y2 JP17237879U JP17237879U JPS597645Y2 JP S597645 Y2 JPS597645 Y2 JP S597645Y2 JP 17237879 U JP17237879 U JP 17237879U JP 17237879 U JP17237879 U JP 17237879U JP S597645 Y2 JPS597645 Y2 JP S597645Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
flywheel
mass
magnetic
annular plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP17237879U
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English (en)
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JPS5690536U (ja
Inventor
正宏 小川
宗敬 戸田
政勝 坂本
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば自動車用機関に用いられた場合に、アイ
ドリング時の安定な回転を確保しながら加速時の慣性質
量を小さく維持する磁力式可変慣性能率フライホイール
に関する。
可変慣性能率フライホイールの機能を維持しながら軽量
化を図るには、慣性質量の分配において遊動側の構体の
重量比を増大させる必要があるが、この場合結合状態で
の回転変動率を所定の値に確保するためには結合剛性を
増大させることが必要となる。
本考案の目的は、部品の耐久性および加工容易性を損う
ことなく、結合剛性を増大した磁力式可変慣性能率フラ
イホイールを提供することである。
次に図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図について本考案のフライホイールが適用されたク
ラッチを説明すると、フライホイール1は、機関のクラ
ンク軸2に固定され、変速機の入力軸に固定されている
軸3にパイロットベアリング4を介して相対回転可能に
支持されている。
クラッチ力バー5は、ボルト (図示せず)によりフラ
イホイール1に固定されているとともに、ダイヤフラム
スプリング6の所定個所をリベット7により固定してい
る。
プレツシャプレート8は、外周部の所定個所においてス
トラップ(図示せず)を介してクラッチ力バー5に支持
され、さらにリトラクテイングスプリング9によりダイ
ヤフラムスプリング6の外周縁と接合している。
クラッチディスク10はフライホイール1とプレツシャ
プレート8との間に配置され、ハブ11に固定されてい
る。
ハブ11は軸3にスプライン嵌合している。軸3に整合
して突出形威されているベアリングリテーナ12の円筒
部外周には、ダイヤフラムスプリング6の中心部分に当
接作用するクラッチレリーズベアリング13を装着した
レリーズベアリングハブ14が、軸方向へ摺動可能に備
え付けられている。
レリーズベアリングハブ14は運転室のクラッチペダル
に連結するレリーズフォーク16を介して摺動動作を受
ける。
すなわちレリーズフォーク16がレリーズベアリングハ
ブ14を介してレリーズベアリング13を図において左
方へ移動させると、ダイヤフラムスプリング6がてこ運
動を行い、ダイヤフラムスプリング6の外周部はプレツ
シャプレート8とともに右方へ移動する。
こうしてクラッチテ゛イスク10は自由となり、クラッ
チは解放状態となる。
第2図はフライホイール1の詳細を示す。
フライホイール1はクランク軸2に固定される第1の構
体21と所定のマスをもつ第2の構体22とをもち、第
1の構体21と第2の構体22とは平軸受38. 39
を介して互いに相対回転可能である。
平軸受38. 39は軸線方向にはストツパ40, 4
1により第1の構体21に支持され、ストツパ40はボ
ルト42により第1の構体21のフライホイール本体2
5に固定される。
フライホイール本体25はクランク軸2の方へ開く環状
溝26を周辺部において形威され、高透磁率で高導電率
の材料例えば低炭素鋼からなる環状板27は半径方向内
方へ所定長だけ延びる長方形状の突出部分35を等角度
間隔にもち、ボルト43によりフライホイール本体25
に固定される。
第2の構体22は、透磁率の小さい材料から製作されて
平軸受38に溶接固定されるボス状のマススペーサ28
、マススペーサ28に溶接固定されて環状溝26を覆う
環状のマスウェイト29、環状板27の突出部分35が
延びるための軸線に対して同心的な軸線方向空隙37を
形或しかつマススペーサ28に固定される1対の磁極マ
ス30、および磁極マス30の対向面に磁束を生じさせ
るための等角度間隔配置の複数の永久磁石31を備える
永久磁石31は保持具34によりマススペーサ28に固
定されている。
マスウェイト29の外周端32は軸線方向へ曲げられて
、フライホイール本体25と軸線方向へ重複している。
磁極マス30および永久磁石31は環状溝26内に収容
されるように配置される。
フライホイール本体25の係合側の端面と環状溝26の
半径方向内側とを連通ずるために、軸線方向へ貫通する
孔33がフライホイール本体25に設けられる。
第1の構体21と第2の構体22とは相対回転可能であ
るので、始動時におけるような大きいトルク変化あるい
は加速時におけるような大きい加速トルクによりクラン
ク軸2の回転速度が急隙に変化するときは、クランク軸
2からのトルクは第1の構体21の慣性質量のみに吸収
されて変速機の方へ伝達する。
したがって応答性が向上する。独立回転時には環状板2
7と磁極マス30との相対運動により環状板27には渦
電流が生じ、第2の構体22には第1の構体21に対す
る滑りが消失するような力が働く。
したがってある時間の後、第2の構体22と第1の構体
21とは回転数差が小さくなり、ついには静磁ポテンシ
ャルによる結合トルクで合体し、回転する。
この状態でクランク軸2に小さい変動トルクが加わって
も例えば回転速度変化の小さいアイドリング時等では、
フライホイール1の慣性質量は第2の構体22の質量を
含んで大きな値に維持され、クランク軸2の安定回転が
維持される。
第4図以下において環状板27、突出部分35および磁
極マス30の形状を詳述する。
磁極マス30の磁極部分48と、突出部分35とは等し
い周方向寸法49をもっている。
さらに磁極部分48と突出部分35との対向面には、溝
断面の頂部における周方向幅が互いに1に等しい溝50
, 51がそれぞれ形威されている。
溝50. 51は半径方向へ延びており、こうして溝5
0, 51の周方向両端には、歯部52, 53が残存
する。
歯部52, 53の周方向幅Wも互いに等しい。
溝50, 51は周方向に沿って複数個形威されてもよ
い。
溝50, 51と歯部52,53の寸法は、その相対位
置が第4図aの位置から第4図bの位置へ構体21と構
体22との相対回転によって変化した場合磁束変化が最
も大きくなるようにl,m,wの諸元を選ぶ。
例えばl≧2W,m≧1が好ましい。
第5図は、突出部分35と磁極部分48との間の相対位
置の変化Pと、両者間の結合力Tとの関係を示している
実線は実施例における関係、破線は第6図に示されるよ
うな環状板の突出部分35bおよび磁極部分48 bに
溝加工を施されていないフライホイールにおける関係で
あり、横軸のaないしdは第4図のaないしdに示され
る相対位置に対応している。
溝50. 51の形戒により磁束は歯部52, 53に
集中し、磁極マス30と突出部分35との相対位置変化
に関する磁束変化が増大するので、実線で示されるよう
に立上がり角度が増大、すなわち結合剛性が増大する。
溝50, 51は、磁極マス30および環状板27の根
元部からではなく、磁極部分48および突出部分35の
みに形或されるので、加工が簡単であり、剛性の低下を
防止することができ、かつ磁気抵抗を減少させることが
できる。
なお磁極部分48および突出部分35の剛性の低下を防
止するために、溝50, 51の深さmは、構体21,
22間の所定の結合剛性が得られる限り、浅いことが好
ましい。
磁極部分48と突出部分35との対向面の面積を増大さ
せてフライホイール1全体としての溝50,51および
歯部52, 53の個数を増大させることは、漏れ磁束
を増大させ、結合トルクの増大が困難になるので、溝5
0, 51および歯部52, 53の個数は所定の値以
下に維持して、歯部52, 53の対向部分の面積を小
さくすることが有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を摩擦クラッチに適用して示す図、第2
図は本考案の実施例を詳細に示す図、第3図は第2図の
III−III線に沿う断面図、第4図は磁極マスの磁
極部分および環状板の突出部分の周方向断面と両者の相
対位置変化を示す図、第5図は磁極マスの磁極部分と環
状板の突出部分との間の相対位置変化と両者間の結合ト
ルクとの関係を示す図、第6図は磁極マスの磁極部分と
環状板の突出部分との従来の断面形状を示す図である。 1・・・・・・フライホイール、21・・・・・・第1
の構体、22・・・・・・第2の構体、27・・・・・
・環状板、30・・・・・・磁極マス、35・・・・・
・突出部分、37・・・・・・軸線方向空隙、38,3
9・・・・・・平軸受、48・・・・・・磁極部分、5
0, 51・・・・・・溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの構体が互いに同心的かつ相対回転可能に設けられ
    、一方の構体に固定された磁極対が軸線に対して同心的
    な軸線方向空隙を形或し、他方の構体に固定された環状
    板が、前記軸線方向空隙内まで延びる複数の突出部分を
    有し、磁極対と環状板の突出部分との対向面には、頂部
    における周方向幅の等しい溝が形或されていることを特
    徴とする、磁力式可変慣性能率フライホイール。
JP17237879U 1979-12-14 1979-12-14 磁力式可変慣性能率フライホイ−ル Expired JPS597645Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17237879U JPS597645Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 磁力式可変慣性能率フライホイ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17237879U JPS597645Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 磁力式可変慣性能率フライホイ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5690536U JPS5690536U (ja) 1981-07-20
JPS597645Y2 true JPS597645Y2 (ja) 1984-03-08

Family

ID=29683187

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JP17237879U Expired JPS597645Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 磁力式可変慣性能率フライホイ−ル

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JPS5690536U (ja) 1981-07-20

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