JPS5976359A - カーテンウォールにおけるプレキャスト外壁板取付装置及び取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、カーテンウオールにおいてプレキャスト外
壁板の取付作業を安全、迅速かつ容易に行うことができ
るようにした取付工法及びその実施に直接使用する装置
に関す２）ものである。

従来、カーテンウオールにおけるブレギヤスト外壁板の
取付けは主として取イｑけるべきフ０レキャスト外壁板
の下方を、はり部材に数句ける床置き方式が行われてい
るが、床置き方式を採用した場合は、第１図に示すよう
にフ０レキャスト外壁板１ａの下部に植設したポル）２
ａを−Ｆ層階の７０レキヤスト外壁板１ｂの支持板１ｃ
の透孔に挿通するとともに、デル）２ａをはり部材３に
突設したみぞ型鋼３ａの透孔に挿通した後、ボルト２ａ
をみぞ型鋼３ａに締着するとともに、プレキャスト外壁
板１ａの張出し１ｄの−ド面に設けたポル）２ｂをみぞ
型鋼３ａの上辺３ｂの透孔に挿通して締着し、プレキャ
スト外壁板１ａの荷重を支持するとと４、ニ建物の内外
方向の動きを固定するようになっているので、（＋）タ
ワークレーンで７０レキヤスト外壁板１のポル）２ａ、
２’ｂをみぞ型ｉ３ａ及び上辺３ｂの透孔に挿通ずるの
に時間がかかるうえ、ボルト２ａ又は上部のボルト２ｂ
を固定しない限り風その他の外力を受けるとポル）２ａ
がみぞ型鋼３ａから外れて外方に倒れ落下する恐れがあ
り非常に危険であり、（２）その間タワークレーンから
ブレギ、）・スト外壁板ｌを外すことができず旬時間で
作業を行うことが困難であり、（３）プレキャスト外壁
板の重量を支えるために最も重要な確認が困難で作業が
容易でない欠点があった。

また、プレキャスト外壁板１の上方をはり部材３Ｊ−に
吊りおろす上吊り方式のものもあるが、これは第２図に
示すように、プレキャスト外壁板１の上部に支持部材２
を取付け、その後端に植設したポル）２ａを、はり部材
３に取付けた山型鋼４の透孔に挿通するとともに、はり
部材３の前方に植設したポル）３ｃを支持部材２の透孔
に挿通してナンドで締着し、つぎにプレギヤスト外壁板
１の下部に植設したポル）２ｂを下層階の７０レキヤス
ト外壁板１（図においては下層階のものを同一階のもの
として図示しである。）の透孔２ｃＫ押通した後、すべ
てのボルトと挿通部材を固定するようになっている。こ
の構造から明らかなように、第２図の」二吊り方式のも
のも、床置き方式の欠点である前記（１）〜（３）と同
様の欠点を有するものであった。

この発明は、前記の欠点を除去し、作業が安全、容易か
つ作業能率を向上させることができるカーテンウオール
におけるソ０レギャスト外壁板の取付工法及び装置を提
供することを１］的とするものである。

この発明は、プレキャスト外壁板の上部に突設した中空
部材中に、はり部材の上向き固定用柱を係合させるとと
もに、プレキャスト外壁板のＦ部の係合部材を−Ｆ層階
のプレキャスト外壁板の固定用柱の」一端に係合させる
ようにフ０レキャスト外壁板をはり部材の」１方からお
ろした後、停台状態を固定するカーテンウオールにおけ
るプレキャスト外壁板の取付工法及びプレキャスト外壁
板の＋５部後方にコ形部材を突設し、はり部４４の前方
に上向きに上端に外壁の面方向に開放した開放部を有す
る中空固定用柱を立設し、前記コ形部材中に前記中空固
定用柱を係合するようにし、プレキャスト外壁板の下部
には下層階の中空固定用柱の」１方位置に折曲げ部材を
突ｉｊシし、１）η記コ形部材及び前記中空固定用柱に
は、それぞれ調整可能にボルトを設けたカーテンウオー
ルにおけるプレキャスト外壁板の取付装置を要旨とする
ものである。

つぎに、この発明に２いて実施例に基づいて説明する。

第３図において、カーテンウオール構造の構造材である
、はり部材３には中心部にＩ型鋼５を有しており、■型
鋼５の」ニフランジ５ａから外方に延長板６が張出して
いる。十フランク５ａ、ウェブ５ｂ及び延長板６の間に
リブ５ｃが溶着され、延長板６の端部には中空角形の固
定用柱７の下端を溶着し、上端７ａを−」１方に向って
開放し、かつその前方の上下２箇所及び後方の１・部に
ボルト８，８が進退自在にねし込まれ、これと直交する
外壁の面方向（左右方向）にもｙｌ？ルｈ８．．８が同
様にねし込まれている。この場合、左右方向の固定用柱
７の」―端７ｂは前後方向の」一端７ａより低く形成さ
れ、固定用柱７の」一端７ａ、７ａは外壁の面方向に開
放された開放部７ｃとなっており、後記り形部側１３の
４１７曲部１：３ａの左右方向への動きを妨げることが
ないような空間を有している。この状態においては左右
方向から上方のボルト８，８の動きが見えるようになっ
ている。

一方、プレキャスト外壁板１ａの一１〕端付近には前記
固定用柱７に係合する中空部イ′Ａ’　９を構成する荷
重受は側板９ａ、９ａが鉄筋１２を挿通して埋込まれ、
この側板９ａ、９ａの後方には−１−下方向及び前後方
向に進退自在にぎルトｌＯａ。

山 １、Ｏｂかねし込まれた山型＃Ｉｎａが溶着され、その
前方には固定用柱７にねし込まれたボルト８の頭を受け
る受板１１ｂが溶着されてプレキャスト外壁板１ａに埋
込まれている。

更に、フ０レキャスト外壁板１ａの下部には、先端をト
方に曲げて折曲部１３ａとしたＬ形部材１３からなる係
合部材の基部１３ｂが埋込まれており（第：う図におい
ては、便宜上、同一階のものを１−位階のものとして図
示しである。）、Ｌ形部材１３の１ノミ曲部１３ａ　（
ｄ、下層階の固定用柱７の上端７ａＫねじ込まれたボル
ト８，８の間に位置するようになっている。

以北のような構成を有するこの発明の実施例に基づいて
プレギヤスト外壁板１ａ、ｌｂの取（（工法及びその装
置について説明すると、タワークレーン等によってプレ
キャスト外壁板１ａを吊り上げ、延長板６に立設された
固定用柱７がプレキャスト外壁板１ａの荷重受は側板９
ａ。

９ａ及び山型Ｎｔ１１ａで形成した］形部材の」一方に
あるように位置決めすると同時に、プレキャスト外壁板
１ａの下部のＬ形部材１３の４１７曲部１３ａを下層階
の上部の固定用柱７の上！７ｉＡｉ　７　ａ。

７ａ間の開放部７ｃに位置決めし、た後、プレギヤスト
外壁板１ａを吊りおろし、荷重受は側板９ａ、９ａの間
に溶着された山型鋼１１ａのボルト１０ａの下端がはり
部材３の上７ランノ５ａに接するま、で下降させると、
側板９ａ、９ａを山型＠ｌｌａで連結してなるコ形部材
と受板１１ｂを含むフ０レキャスト外壁板１ａの後面で
囲まれた中に固定用柱７が位置することと在るから、直
ちにタワークレーン等のワイヤーを緩めてプレキャスト
外壁板１ａからワイヤーを取り外してそのまま放置して
も絶対に脱落することはない。

ン０レキャスト外壁板１ａをおろしたタワークレーン等
は直ちに他のプレキャスト外壁板の取付は又は他の作業
に使用することが可能となる。

７’レキヤスト外壁板１ａをはり部材３の上フランツ５
ａ上に載置した後、ボルト１０ｂ　、　８を進退させて
、それぞれ尋型鋼１１ａと固定用柱７間、固定用柱７と
受板１１ｂ間及び固定用柱７の左右方向と（ｌｌｌＩ板
’、）　ａ　、　９　ａ間の間隔をそれぞれ正しく調ｆ
ｉｉｊするとともにＬ形部材１３の折曲部１３ａと固定
用柱の」一端７ａ間の間隔をボルト８．８で正しく調節
し、つぎにボルト１０ａを進退させて、はり部材３と山
型鋼１１ａとのレベルを正しく調ｍすることによりプレ
キャスト外壁板１ａを所定の正確な位置に精度よく取付
けることができる。

この発明は、プレキャスト外壁板１ａの後縁と両側板９
　ａ　、　９　ａを山型鋼１１ａで連結してなるニフ形
部イΔで囲寸れる部分を、はり部材３の固定用柱７の１
一方から吊りおろすことによりプレギヤスト外壁板１ａ
の全重量をはり部材３で支持すると同時に、前後・左右
の大きな移動を阻１１・、することができるから、直ち
にタワークレーン等からプレキャスト外壁板１ａを取外
すことができ、数例は時のタワークレーンの拘束時間を
最少限ですますことができるとともに、取付゛けに際し
て単にプレキャスト外壁板１ａの上部に設けた前記コ形
部材が固定用柱７上に位置すること及び下部のＬ形部材
１３の折曲部１３ａが下層階の固定用柱７の上端７ａ、
７ａ間に位置することを確認するたけで絶対安全に取イ
」位ｔｉ’ｆ：に着座させることができ、かつその後に
前後、左右、上下方向にボルトを軽い力で進退調節する
たけで所定位置に迅速、正確にプレキャスト外壁板を、
取付けることができると同時に、数句操作に当って最も
正確さを必要とするプレキャスト外壁板の上部の係合取
付部が作業員の目視位置と略同−レベルにあるので位置
の確認を正確に行うことができ、作業も容易である。

また、この発明の装置においては、地震発生１時に外壁
の面方向の水平動による変位が起ると、プレキャスト外
壁板１ａは下部に埋込まれたＬ形部材１３の折曲部１３
ａが固定用柱７の１一端７ａ。

７ａの間の開放部７Ｃに位置し°ているから折曲部１３
ａは自由に振動することができ、水平方向の変位を吸収
することができるのけもちろん、上ド動に対してもボル
ト８，８による摩擦抵抗はあるが、−１−ド方向に開放
されているので、ボルトを挿通して結合したものに比べ
てよりよく対応することができ、プレキャスト外壁板が
破壊されることを防止することができる。更に、取イ］
装置ｔＬの係合部分はいずれも、けり部側３かプレキャ
スト外壁板ｌａのいずれかに溶着又は植込寸れており、
単にコ形部材中に固定用柱７を挿通載置するたけである
ので、ボルトと長孔とによる取イ４けの場合に行う座金
類の現場溶接、その他現場において追加係止具（２次フ
ァスナー）の数例作業を行う必要がない。このほか、こ
の発明の装置は七吊り方式としたため、プレギヤスト外
壁板１ａは上部後方に突設した荷重受は側板９　ａ　、
　９　ａによって片持ち状に吊り下げられるので、外壁
面側か圧縮側となり、タイルや石貼り壁面とした場合に
は引張側としたときにできるクラックの発生を防止でき
、また、プレキャスト外壁板１ａの上部に突設したコ形
部材にプレキャスト外壁板ｌａの全重量が掛るが、フ０
レキャスト外壁板１＆には通常サツシ用開口が設けられ
、この開口は下部に偏して設けられているため上部の盲
壁の方が下部よりも剛性が高いので、この部分で前記重
量に対して牛しる応力によく対応することができる。

したがって、この発明の取付工法は、カーテンウオール
におけるプレキャスト外壁板の取（＝Ｊけに当って、そ
の作業は頗る安全であると同時に、危険・を伴わずに迅
速に作業を行うことができ、かつ確実容易に施工できる
ものであるから工期を短縮でき施工費用も低廉になるも
のであり、また取付装置の発明は、地震にするプレギヤ
スト外壁板の破損を防止できるのはもとより、外壁板の
崩壊により建物の美観を損うのを防正し、外壁板の破壊
に伴う事故の発生を防止することができ、災害の軽減に
極めて有効であるばかりでなく、取イ」作業時に２次的
な補強作業の必要がないほか、プレキャスト外壁板の外
壁面のクラックを防止でき、かつプレキャスト外壁板の
支持応力への良好な対応が可能であるという−Ｉ−吊り
方式による効果をも併有するもので、極めて優れた効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、従来公知の取付装置を示すもので
、それぞれ縦断側面図であり、第３図〜第５図は、この
発明の実施例を示すもので、第３図は縦断側面図、第４
図は第３図のＩＶ−ＩＶ線における横断平面図、第５図
は斜面図である。 ■・・・プレキャスト外壁板、１ａ・・・プレキャスト
外壁板、１ｂ・・・プレキャスト外壁板、１゜、・支持
板、ｌｄ・・・張出し、２・・・支持部材、２ａ・・・
づζルト、２ｂ・・・ボルト、２ｃ・・・透孔、３・・
・はり部材、：３ａ・・・みそ型鋼、３ｂ・・・上辺、
３Ｃ・・・カ？ルト、４・・山型鋼、５　・山型鋼、５
ａ・・・上フランツ、５ｂ・・・ウェブ、５ｃ・・・リ
ブ、６・・・延Ｍ　板、７・・・固定用柱、７ａ・・・
上端、７ｂ・・・上端、７Ｃ開放部、８・・・ボルト、
９・・・中空部材、９ａ・・・荷重受は側板、１０ａ・
・・ボルト、１０ｂ・・・ボルト、Ｌｌａ・・山型鋼、
ｌｌｂ・・・受板、１２・・・鉄筋、１３・・Ｌ形部材
、Ｌ３ａ・・・折曲部、１３ｂ・・・基部。 手　　　続　　　補　　　正　　　書 昭和５８年１１月２９日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １、事件の表示 ｌｌｊノ和５７年特許願第１１８４８０号２、発明の名
称 力−テンウＡ−ルにおけるプレキャス１〜外壁板の取付
口［法及び装置 ３、補正をＪる省 事件どの関係　　　特　許　出願人 住所　　大阪府大阪市東区本町４丁目２７番地名称　＜
　３６２）　　株式会社　竹　中　工　務　店代表者　
　　竹　　　中　　　統　　　−４、代理人〒１０５ ６、補正により増加する発明の数　　十７、補正の対象
　　昭和５８年９月３０日提出の手続補正臼の補正の内
容の欄 （１）Ｘ］正願書を削除する。 （２）願書の特許願の右に［（特許法第３８条ただし書
の規定による特許出願）」を加入する。 （３）願書の発明の名称の下に［特許請求の範囲に記載
された発明の数　２］を加入する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ノ０レキャスト外壁板の上部に突設した中空部相
   中に、はり部材の上向き固定用柱を係合させるとともに
   、フ０レキャスト外壁板の下部の係合部材を下層階のプ
   レキャスト外壁板の固定用柱の−１一端に係合させるよ
   うにプレキャスト外壁板をはり部材の上方からおろした
   後、係合状態を固定するカーテンウオールにおけるプレ
   キャスト外壁板の取付工法。 ２　ノ°レキャスト外壁板の上部後方にコ形部材を突設
   し、けり部材の前方に上向きに上端に外壁の面方向に開
   放した開放部を有する中空固定用柱を立設し、前記コ形
   部材中に前記中空固定用柱を係合するようにし、グレキ
   ャストタ１壁板の下部には下層階の中空固定用柱の」こ
   方位置に折曲げ部材を突設し、前記コ形部材及び前記中
   空固定用柱には、それぞれ調整可能にボルトを設けたカ
   ーテンウオールにおけるプレキャスト外壁板の取付装置
   。