JPS597573B2 - ウレタン発泡成形型付着物の除去方法 - Google Patents

ウレタン発泡成形型付着物の除去方法

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JPS597573B2
JPS597573B2 JP16854780A JP16854780A JPS597573B2 JP S597573 B2 JPS597573 B2 JP S597573B2 JP 16854780 A JP16854780 A JP 16854780A JP 16854780 A JP16854780 A JP 16854780A JP S597573 B2 JPS597573 B2 JP S597573B2
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JP
Japan
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solvent
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JP16854780A
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JPS5791243A (en
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英「いち」 今尾
聰寛 橋爪
清之助 堀木
礼二 牧野
晨三郎 仲
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Nagoya Yukagaku Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Nagoya Yukagaku Kogyo KK
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウレタン発泡成形型付着物の除去方法に係り、
特にウレタン発泡成形型に付着するウレタン化合物や離
型剤などの金型汚染物を、短時間で且つ金型にキズなど
を付けることなく、容易に除去せしめ得る方法に関する
ものである。
従来より、ウレタン発泡成形品は、所定の成形金型内に
発泡原料を注入して発泡成形せしめることによつて製造
されているが、かかる発泡成形操作において、該金型に
は、生じたウレタン発泡物や原料たるTDI(トルエン
ジイソシアネート)と系に混入せる水との反応生成物な
どのウレタン化合物、成形品の取出しのために必然的に
塗布される離型剤等が金型汚染物として付飄残留するよ
うになり、そのため次の発泡成形操作において該金型を
使用するためには何等かの方法で該金型に付着する前記
金型汚染物を取り除いてやる必要が生じる。
従来、このような金型に付着するウレタン化合物、離型
剤等の汚染物は、作業者の手作業によつて金へラを用い
て金型から削り取られているが、一この手法ではかかる
付着物の除去に長時間を要し、また面倒な且つ困難な作
業となる他、金型が一般にアルミ合金などの材料から製
作されているため、使用する金へラによつて金型内表面
に無数のキズを付ける問題があつた。
そして、この金型内表面に付いたキズは付着表面積を増
すために、益々付着物が付き易くなり、これが更に多数
のキズを付ける原因となつて悪循環を繰り返し、金型自
体を使用不能に至らしめることとなるのである。本発明
は、かかる事情に鑑みて為されたものであつて、ウレタ
ン発泡成形型に付着する金型汚染物を極めて容易に除去
することが出来る方法を提供することを目的とし、その
要旨とするところは、該金型汚染物を除去するに際して
、溶剤としてのジメチルスルホキシドまたはジメチルホ
ルムアミドに増粘剤を加え、更に必要に応じて浸透補助
剤、溶解補助剤などを加えて、その粘度を4ポイズ以上
、望ましくは15ポイズ以上に増粘せしめた組成物を用
いることにあり、そしてこの組成物を目的とする発泡成
形後の金型に適用することによつて、該金型に付着せる
汚染物を、短時間で且つ金型にキズなどを付けることな
く、容易に除去し得たのである。ところで、かかる本発
明において用いられる溶剤とは、金型に付着する汚染物
たるウレタン化合物(TDI−71<.反応物、製品と
同様な発泡体など)や塗布される離型剤等を溶解乃至は
膨潤せしめ得る特定の溶剤であつて、本発明ではジメチ
ルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(D
MSO)が用いられる。
そして、このような特定の溶剤に対して、本発明では増
粘剤が加えられて増粘され、その粘度が4ポイズ以上、
望ましくは15ポイズ以上の組成物とされるのであるが
、このような増粘によつて、揮発性のあるDMSO等の
溶剤の揮発を可及的に抑制せしめ、且つ金型の天井部並
びに垂直部、傾斜部などに対しても組成物が有効に付着
し得るように為し、以て金型付着物に対する溶剤の効果
的な浸透と溶解乃至は膨潤を図り得るのである。
なお、粘度の上限を一義的に規制することは困難である
が、一般に得られた組成物を金型面に刷毛などにて所定
の厚さに塗布することが可能な最高の値までとされるこ
ととなる。従つて、上記目的をもつて本発明に従う特定
の溶剤、即ちDMF,DMSOに添加される増粘剤とし
ては、金型への組成物の適用に際して悪影響をもたらさ
ない限りにおいて、該溶剤に対して増粘効果を有する全
べての有機、無機の化合物乃至は物質を用いることが出
来、例えばポリアクリル酸塩、ポリメタクリル酸塩、ア
クリル酸またはメタクリル酸と、これらモノマーと共重
合可能なビニル系モノマーとの共重合体の塩、スチレン
・マレイン酸共重合体の塩、有機ベントナイト、シリカ
(粒子)、高級脂肪酸、ナフテン酸等の有機酸のアルミ
ニウム塩などを挙げることが出来る。
なお、このようにして得られる本発明に従う除去用組成
物中の溶剤(DMF,DMSO)の割合は、増粘の程度
や金型付着物への溶剤の浸透に要する時間とその揮散の
程度との関連などにおいて目的とする付着物の除去作用
の程度に応じて適宜決定されることとなるが、一般に2
0(:F6以上の割合で含まれることが望ましい。溶剤
量が少なけれは、浸透に多くの時間を要し、また金型付
着物への溶剤の浸透、膨潤が不充分となり、除去が不完
全となるからである。また、本発明に従う除去用組成物
には、前述の如き溶剤としてのDMFまたはDMSO、
並びに所定の増粘剤と共に、必要に応じて主剤たる該溶
剤の付着物に対する浸透性を高める浸透補助剤、更には
溶解補助剤などの助剤や促進剤、該組成物の性能を改善
あるいは調節するための添加剤などを加えることも出来
る。
かくの如き本発明に従う組成物の金型への適用に際して
、先ず、発泡成形操作に用いられ、ウレタン化合物、離
型剤などの付着した成型金型の内表面(清浄化すべき面
)に対して、該組成物が刷毛などにて所定の厚さに塗布
され、そしてそのままの状態で一定時間の間静置せしめ
られる。
この静置によつて、該組成物中の溶剤たるDMF,DM
SOは付着物に充分に浸透し、それを溶解乃至は膨潤さ
せることとなる。また、該組成物を金型に塗布後、更に
その塗布層上部に水の散布などによつて水を存在せしめ
、水封すると、かかる水がDMFまたはDMSOと相溶
性を有するにも拘らず、金型付着物へのDMF,DMS
Oの浸透膨潤は支障なく進行するので、静置中の該組成
物中の溶剤の揮散を妨げ、従つて溶剤のロスを防ぎ、経
済的に有利であるのみならず、環境汚染を効果的に防止
できる利点が生ずる。
次いで、上記溶解乃至は膨潤操作が終了すると、かかる
組成物の塗布された金型表面がスチームまたは水の噴射
によつて或は型内への熱湯注入によつて洗浄され、溶解
乃至は膨潤せしめられた金型付着物が除去されるのであ
る。なお、かかる洗浄操作によつて除去されない金型付
着物が部分的に残つても、それは金型を傷つけない適当
なヘラ、例えば竹、木、プラスチツクなどからなるヘラ
で容易に除去されることとなる。金型に付着していても
、それは本発明に従つて既に膨潤させられているので、
上記の如き金型を傷つけない柔かいヘラを使用すること
が出来るのであり、また極めて容易に除去せしめられ得
るのである。以下に、本発明を更に具体的に明らかにす
るためにいくつかの実施例を示すが、本発明がこれらの
実施例によつて何等の制約をも受けるものでないことは
言うまでもないところである。
実施例 1 溶剤としてのDMSO6O重量部に対して、増粘剤とし
てのポリアクリル酸アミン塩を2重量部、そして主剤の
浸透性を高めるための酢酸ベンジルを38重量部、それ
ぞれ添加し、均一に混合して、粘度が1000ポイズの
組成物を得た。
ついで、この組成物を刷毛にて2〜5些荒厚さで発泡成
形後の金型内表面に塗布せしめ、そして型を上、下型合
せて4時間放置した。
かかる放置の後、金型(上、下型)の組成物塗布面に対
して、スチーム洗浄機よりスチームを吹き付け、金型表
面に付着した汚染物(ウレタン化合物、離型剤など)を
組成物塗布層と共に除去せしめた。そして、更に部分的
に金型表面に残留する付着物に対しては、プラスチツク
製の柔かいヘラにて除去せしめた。これによつて、発泡
成形後の金型表面に付着するウレタン化合物、離型剤な
どの汚染物は完全に除去せしめられ、また部分的に残つ
た付着物も膨潤されて脆くなつていたため、柔かいヘラ
にて金型表面に何等の傷を付けることもなく容易に取り
去ることが出来た。
実施例 2 DMS0(溶剤)70重量脹 ソルベントナフサ3号(
浸透補助剤)24重量部、有機ベントナイト(増粘剤)
4重量部及びメタノール(浸透補助剤)2重量部を均一
に混合せしめ、500ポイズの粘度の組成物を得た。
ついで、この組成物を刷毛にて2〜l厚さで発泡成形後
の金型内表面に塗布せしめ、そして型を上、下型合せて
4時間放置した。
かかる放置の後、下型内に80〜90℃の熱湯を入れ、
ついで上、下型を合せて1〜2時間放置し、その後熱湯
を捨て、上J型内表面に付着、残留せる、膨潤された金
型汚染物を竹ヘラで取り去つた。かかる除去操作によつ
て、金型に付着したウレタン化合物、離型剤などの物質
は著しく容易に取り去られ、また金型に傷が付くような
ことも全く認められなかつた。
実施例 3 DMS0(溶剤)95重量部、超微粒シリカ(増粘剤)
3重量部及びポリメタクリル酸アンモニウム塩(増粘剤
)2重量部を均一に混合せしめ、1500ポイズの粘度
の組成物を得た。
かくして得られた組成物を用いて、実施例1と同様にし
て、発泡成形操作終了後の金型に付着せるウレタン化合
物、離型剤などの除去操作を行なつた結果、該金型に付
着する物質を極めて容易に且つ短時間で除去せしめ得た
実施例 4 DMS0(溶剤)の50重量部に対して、浸透補助剤と
してのメチルイソブチルケトン20重量部及び安息香酸
メチル40重量部、更に増粘剤としてのゲルトン50〔
商品名:(株)白石中央研究所製品〕10重量部をそれ
ぞれ加え、均一に混合せしめることにより、200ポイ
ズの粘度を示す組成物を作製した。
この得られた組成物を用いて、実施例1と同様にして発
泡成形後の金型に適用した結果、該金型に付着せるウレ
タン化合物、離型剤などの物質が極めて容易に除去せし
め得ることが確認された。
実施例 5DMF95重量部と、ポリメタクリン酸アミ
ン塩5重量部とを均一に混合せしめることにより、20
00ポイズの粘度を示す組成物を作製した。
この得られた組成物を用いて、実施例1と同様にして発
泡成形後の金型に適用した結果、該金型に付着せるウレ
タン化合物、離型剤などの物質が膨潤し、簡単に除去せ
しめ得ることが確認された。比較例 1プロピレンカー
ボネートの80重量部に対し、ソルベントナフサ3号の
15重量部、有機ベントナイトの5重量部を均一に混合
せしめ、400ポイズの粘度の組成物を得た。
次いで、この組成物を実施例2と同様にして金型内表面
に塗布し、除去操作を行なつたが、付着したウレタン化
合物、離型剤などの物質は膨潤もせず、除去出来なかつ
た。
比較例 2 エチレンカーボネートの50重量部に対して、メチルイ
ソブチルケトンの20重量部、及び安息香酸メチルの4
0重量部、ゲルトン50〔商品名:(株)白石中央研究
所製品〕の10重量部を加え、均一に混合し、250ポ
イズの粘度の組成物を得た。
次いで、この組成物を実施例1と同様にして金型に適用
したが、ウレタン化合物、離型剤などの 物質は膨潤もせず、除去出来なかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ウレタン発泡成形型に付着したウレタン化合物、離
    型剤などの金型汚染物を除去するに際して、溶剤として
    のジメチルスルホキシドまたはジメチルホルムアミドに
    増粘剤を加え、更に必要に応じて浸透補助剤、溶解補助
    剤などを加えて、その粘度を4ポイズ以上に増粘せしめ
    てなる組成物を用い、この組成物を前記ウレタン発泡成
    形型の清浄化するべき表面に適用し、該表面に付着する
    金型汚染物に該組成物中の溶剤を浸透せしめて、それを
    溶解乃至は膨潤させることを特徴とするウレタン発泡成
    形型付着物の除去方法。
JP16854780A 1980-11-28 1980-11-28 ウレタン発泡成形型付着物の除去方法 Expired JPS597573B2 (ja)

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JP2545102B2 (ja) * 1987-11-30 1996-10-16 ホーヤ株式会社 ポリウレタンレンズ成形型付着物除去方法
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