JPS597470A

JPS597470A - 低圧鋳造装置

Info

Publication number: JPS597470A
Application number: JP11613182A
Authority: JP
Inventors: Kohei Furusawa; 古沢　幸平
Original assignee: Toshiba Corp; Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1982-07-06
Filing date: 1982-07-06
Publication date: 1984-01-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は低圧鋳造装置に関する。

［発明の技術的背景］従来の低圧鋳造装置の断面図を第１図に示す。

この装置は、全体として、鋳造用の金型１とこの金型に
送り込む溶融した金属である溶湯を溜める保持炉２と金
型の分割面を強固に圧縮する油圧シリンダ３とから成る
。油圧シリンダ３によって分割面を圧縮された金型１は
、床であるダイプレート４に置かれており、この金型１
の溶湯注入口は、ダイプレート４に間けられた注湯孔に
接している。

このダイプレート４の下には保持炉２が設置されており
、この保持炉２内の溶湯中には、両端が開口された筒状
のストーク５の一端が挿入され、このストーク５の他端
は、前記ダイプレート４の注湯孔に下方から接しでいる
。この保持炉２内の溶湯面より上部には、送排気バイブ
ロが挿入されている。そして、溶湯を金型１内に送り込
む場合には、送１ノ１気バイブロから保持炉２内に圧縮
気体を送り込む、保持炉２内を加圧する。これにより溶
湯面は下降し、ストーク５内を溶湯が上昇して、注入口
を通って、金型１内に送り込まれる。

Ｌ背景技術の問題点］確かに、この型の低圧鋳造装置は、油圧シリンダ３によ
りダイプレート４と金型下面とが密着される為、両者の
接触面からの溶湯漏れがない利点を右するものの、その
反面金型の分割面が水平となっているので、鋳造品の形
状に制約がある欠点があった。即ち、鋳造品によっては
、金型１を縦割りとした方が好ましいものがあるが、そ
の場合は、金型をダイプレート４上において横方向に開
閉させる必要がある。そして、金型の横方向の開閉を行
うには、金型下面とダイプレート面を摺動可能に接触さ
せる必要があり、両者を完全に密着するとこはできない
。一方、ストークを上昇してきた溶湯が、ダイプレート
と金型の接触面で漏れない様にする為には、両者の接触
面を密着さける必要がある。しかし、実際問題としては
、この二つの要求を同時に満すことはできない為、鋳造
品の形状に制約はあっても、金型を縦割りとすることな
く、第１図の様に、分割面をダイプレート面と平行に設
定し、シリンダの駆動方向も上下方向とする低圧鋳造装
置が一般に採用されていた。このことは大型の鋳造品を
製作する場合にも当てはまり、従来の低圧鋳造装置では
、複数の垂直及び平行な分割面を有するものを鋳造する
ことはできなかった。更にまた、従来の低圧鋳造用の保
持炉は、第２図に示す如く、ストーク挿入ロアと送排気
パイプ挿入口８を除くと、密閉型構造となっている為、
保持炉内の清掃は、上蓋を分解する必要があり、その間
操業を中断せねばならない欠点があった。

［発明の目的］本発明の目的は、縦割りの金型の使用が可能で、しかも
金型とダイプレートとの接触面からの溶湯漏れを起こす
ことのない低圧鋳造装置を提供することにある。

［発明の概要］本発明の低圧鋳造装置は、床ベースの−Ｌ方に金型を左
右に開閉する為の左右２枚のダイプレートを設け、この
金型の下方には、下部ダイプレートを床ベースに設けた
開口部内において上下動自在に配設し、更に、この床ベ
ースの下方には、保持炉とこの保持炉を上下させる圧力
装置とを設けたもので、保持炉を圧力装置により一り昇
させることにより、下部ダイプレートの下面で保持炉の
上面開放部を密閉すると共に、下部ダイプレートを押し
上げて金型下面と下部ダイプレートとを密着さぼる様に
したものである。

［発明の実施例］本発明の一実施例を第３図及び第４図によって説明する
。なお、第１図及び第２図と同一の部分については、同
一の番号を付して説明を省略する。

金型１を圧縮する為の上下左右４枚のダイプレートのう
ち、ストーク５を有する下部ダイプレート１１は、床面
に固定されておらず、床ベース１２に設置ノられたｙｎ
口部１２ａ内に、必要寸法だ１ノ上下動自在に嵌合され
ている。一方、金型を大きく囲む様に矢倉構造体１４を
設番ノ、その上部に設けられた油圧シリンダ３に上部ダ
イプレート１３は支持されている。また、この矢倉構造
体１４の左右の柱１７には、左右の油圧シリンダ１８が
４降自在に設番ノられ、これら油圧シリンダ１８に左右
のダイプレート１５．１６が支持され、この左右のダイ
プレート１５．１６の対向面に縦割りの金型１が固定さ
れている。

床ベース１２の下方はピット１９になっていて、床ベー
ス１２に開けられたマンホール２０によって作業員が出
入りできる。このビット１９には、下部ダイプレート１
１に設けられたストーク５の下端が、この下部ダイプレ
ート１１下面から突設されでいる。また、送排気バイブ
ロも、この下部ダイプレート１１の下面からピット１９
に向って突設されている。これらのストーク５、送排気
バイブロの直下には、保持炉の昇時装置である油圧シリ
ンダ２１ど、この保持炉昇降用の油圧シリンダ２１を跨
いで走っているレール２２が設りられている。このレー
ル２２は、マンホール２０の下まで配設され、このレー
ル２２上に台車２３が載っている。この台車２３は、保
持炉２を塔載してＪ３す、駆動モータ２４により自走づ
る様に構成されている。

この保持炉２は、上面開放型のものであって、その内部
に前記ストーク５及び送排気バイブロが挿入し得る様な
深さを持っている。また、保持炉２の上面開放部は、下
部ダイプレート１１よりも狭く、下部ダイプレート１１
の下面により密閉できる様な寸法形状となっている。こ
の保持炉２の間口部上面には、下部ダイプレート１１の
下面による閉鎖時に、密閉性を確保するパツキン２５が
設りられている。

本実施例の低圧鋳造装置にお番ノる鋳造作業は、以下の
様になされる。

まず、左右のダイプレート１５．１６に取イ４けた金型
１を、油圧シリンダ１８を用い下部ダイプレート１１の
注湯孔にあわゼて、下部ダイプレート１１の中央にセッ
トする。ここで、セットした金型１と下部ダイプレート
１１とは未だ隙間を持つので、左右の金型の開閉は円滑
に行なわれる。

さて、保持炉２は、マンホール２０の直下にあり、その
上面開放部により溶湯を補給し酸化物除去を行ないその
清掃さを保つ様にする。次に、台車２３を駆動モータ２
４によりレール２２上を走行させ、ストーク５の直下へ
保持炉２を移動させる。そこで、油圧シリンダ２１によ
り保持炉２のみを上昇させ、保持炉上縁のパツキン２５
を介して下部ダイプレート１１を押し上げる。づると、
ストーク５の下端は保持炉２の溶湯に挿入されることに
なり、また保持炉２の上部は下部ダイプレート１１によ
ってパツキン２５を介し密閉されることになる。このと
き上部ダイプレート１３も、油圧シリンダ３によって下
降し、金型１は上下方向からも圧縮され、金型１は上部
、下部のダイプレートに密着することになる。そこで、
送排気バイブロから圧縮気体を送り溶湯面を加圧し、ス
トーク５を通じて金型１内に溶湯を充填させる。

金型１内の溶湯が凝固した後は、圧縮気体を送排気バイ
ブロを通じて開放すると、ストーク５内の未凝固溶湯は
保持炉２へ戻る。この注湯作業でストーク５の内壁に酸
化膜が生成し付着するが、それは溶湯と一緒に保持炉１
１内へ落下する。次に、下部ダイプレート１１の上下可
動範囲内で、保持炉２を油圧シリンダ２１で降下させる
と、下部ダイプレー１・１１の上面は金型１の下面より
離れる。

この状態で下部ダイプレート１１と金型１の間に図示し
ない台車等を入れ、金型１を油圧シリンダ１８を用いて
開き、金型１内より製品を取り出づ。

なお、溶湯の補給及びストーク５内の清掃を行なう場合
は、保持炉２を油圧シリンダ２１より降下させ、台車２
３にりよりレール２２をガイドとしてマンホール２０直
下にまで移動させ、−上面開放部より内部の清掃等を行
う。

以上の通り、縦割りの金型下面に対し下部ダイプレート
１１を昇降自在に配設したので、金型１開閉時において
、下部ダイプレート１１上面と金型１下面との摺動によ
る損傷等も防ぐことができる。また、上下の油圧シリン
ダ３．２１によって金型１の上下方向の圧縮がなされる
ので、下部ダイプレーＩ〜１１と金型１下面の密着も完
全であり、溶湯の漏れが生じることもない。更に、スト
ーク直下は自由に開放できる構造となっており、開放型
の保持炉２と併せて、清掃及びストークの交換等が作業
を中止することなく極めて単時間に行なわれる。また、
保持炉内の清掃及び残湯の処理が容易な為、少ロフトの
生産にも適し、金型を取り除けば砂型への注湯装置して
も利用できる利点をもつものである。

なお、本実施例においては、ビット１９は地下に設けら
れ、この地下に保持炉２等を設けたが、他の実施例にお
いては、矢倉構造体１４を３段構造として、保持炉等も
地上にも設【ノ、台車の保持炉塔載部分に可傾装置を取
り付は残鴻を取り出す様にすることもできる。また、分
割した金型１を下部及び上部のダイプレート１１．１３
に取付ければ、分割面を下部ダイプレート１１に対して
平行とすることもでき、これを前記の分割と同時に行な
えば分割面を垂直及び水平の複数面とすることも可能で
ある。

また、金型１を上下方向から圧縮する油圧シリンダ３．
２１をが設ける代りに、上方の油圧シリンダ３を設りず
、上部ダイプレート１３は単なる固定されたストッパと
して、金型１を上下方向から圧縮することも可能である
。

更に、上方の油圧シリンダ３も上部ダイプレート１３も
設置ノず、左右のダイプレート１５．１６に直結する油
圧シリンダ１８を昇降自在とせずに固定したものとする
こともできる。この場合は、金型１は下方の油圧シリン
ダ２１により金型１と下部ダイプレート１１との間が密
着され、溶ｓｍれを起こすことはない。

［発明の効果］本発明の低圧鋳造装置によれば、下部ダイプレートを金
型下面に密着させることが可能となるので、縦割の金型
を使用した場合でも、金型とダイプレートとの接合面か
らの溶湯漏れが解消され、鋳造品の形状寸法に制約を受
りることがなくなる効果がある。また、保持炉が上面開
放型であるので、炉内の清掃点検が行い易い利点もある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の低圧鋳造装置の縦断面図、第２図は第
１図の装置における保持炉の一部断面図、第３図は本発
明の一実施例に係る低圧鋳造装置の縦断面図、第４図は
第３図の低圧鋳造装置の作動状態図である。１・・・金型、２・・・保持炉、３．１８．２１・・・
油圧シリンダ、４．１１．１３．１５．１６・・・ダイ
プレート、５・・・ストーク、６・・・送排気パイプ、
７・・・ストーク挿入口、８・・・送排気パイプ挿入口
、１２・・・床ベース、１４・・・矢倉構造体、１７・
・・柱、１９・・・ビット、２０・・・マンホール、２
２・・・レール、２３・・・台車、２４・・・駆動モー
タ、２５・・・ｌ＜ッキン。７３１７代哩人弁理士則近憲佑（ほか１名）第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　床ベース上に金型を左右に開閉する為の左右２
枚のダイプレートを設け、床ベースにおけるこの金をの
下方には開口部を設番プ、この開口部内に下部ダイプレ
ートを上下動自在に設け、この下部ダイプレートの下面
には、この下部ダイプレートに開けた注湯孔に上端を接
するストークと送排気パイプとを突出させ、この床ベー
スの下方には、上面開放型の保持炉と、この保持炉を上
下させて保持炉内にストークと送排気パイプを挿入さゼ
ると共に保持炉の上面開放部を下部ダイプレートによっ
て密閉させる為の昇降装置とを設置プたことを特徴とす
る低圧鋳造装置。
（２）　床ベース下方の保持炉は、昇降装置により上昇
させる外は、通常、レールの上の台車に塔載されていて
移動可能となっている特許請求の範囲第１項記載の低圧
鋳造装置。
（３）　金型が、その上方に配置された上部のダイプレ
ートと、下部ダイプレートとによって上下から押圧され
るものである特許請求の範囲第１項記載の低圧鋳造装置
。
（４）　上部のダイプレートが、固定されたものであり
、下部ダイプレートの上昇によって金型が上下方向に圧
縮される様に構成された特許請求の範囲第３項記載の低
圧縮造装置。