JPS597445Y2 - コンクリ−ト建築物用断熱外装材取付構造 - Google Patents
コンクリ−ト建築物用断熱外装材取付構造Info
- Publication number
- JPS597445Y2 JPS597445Y2 JP11727478U JP11727478U JPS597445Y2 JP S597445 Y2 JPS597445 Y2 JP S597445Y2 JP 11727478 U JP11727478 U JP 11727478U JP 11727478 U JP11727478 U JP 11727478U JP S597445 Y2 JPS597445 Y2 JP S597445Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- exterior material
- anchor
- insulating exterior
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finishing Walls (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、鉄筋コンクリート建築物,鉄骨コンクリー
ト建築物あるいは鉄骨鉄筋コンクリート建築物における
コンクリート外壁に対する断熱外装材の取付構造に関す
るものである。
ト建築物あるいは鉄骨鉄筋コンクリート建築物における
コンクリート外壁に対する断熱外装材の取付構造に関す
るものである。
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第1図はこの考案において用いられる金属製ロックボル
トからなるアンカー7の一例を示すものであって、截頭
円錐形の繋止頭部14の小径端部に螺杆11の基端部が
一体に連設され、かつ基端側に複数のスリット15を有
すると共に基端側外周に凹凸を有する繋止筒16は、前
記螺杆11の基端側および繋止頭部14の小径端側にわ
たって嵌設されている。
トからなるアンカー7の一例を示すものであって、截頭
円錐形の繋止頭部14の小径端部に螺杆11の基端部が
一体に連設され、かつ基端側に複数のスリット15を有
すると共に基端側外周に凹凸を有する繋止筒16は、前
記螺杆11の基端側および繋止頭部14の小径端側にわ
たって嵌設されている。
第2図および第3図は、この考案において用いられる合
戊樹脂またはアルミニウム等の非腐食性材料製フランジ
付き袋ナット8を示すものであって、内端側に雌ねじ孔
9を有する円形筒体10の外端部の外周には円形フラン
ジ12が一体に連設され、かつその筒体10の外端部に
は回動工具係合用非円形凹部17が設けられている。
戊樹脂またはアルミニウム等の非腐食性材料製フランジ
付き袋ナット8を示すものであって、内端側に雌ねじ孔
9を有する円形筒体10の外端部の外周には円形フラン
ジ12が一体に連設され、かつその筒体10の外端部に
は回動工具係合用非円形凹部17が設けられている。
第4図ないし第6図は、前記アンカー7およびフランジ
付き袋ナット8を使用して断熱外装材を取付ける場合の
施工順序を示すものであって、まず第4図に示すように
、耐アルカリ性ガラス繊維混入石こうボードまたはモル
タルボード等からなる硬質の表面仕上用板状外装材3の
内面に発泡スチロールからなる軟質の板状断熱材2を一
体に接着固定して構或した断熱外装材4を、その断熱材
2がコンクリート外壁1の外面に接するようにして所定
の位置に配置し、かつドリル18により断熱外装材4に
透孔5を穿設すると共に、その透孔5に連らなるアンカ
ー7L6をコンクリート外壁1に穿設する。
付き袋ナット8を使用して断熱外装材を取付ける場合の
施工順序を示すものであって、まず第4図に示すように
、耐アルカリ性ガラス繊維混入石こうボードまたはモル
タルボード等からなる硬質の表面仕上用板状外装材3の
内面に発泡スチロールからなる軟質の板状断熱材2を一
体に接着固定して構或した断熱外装材4を、その断熱材
2がコンクリート外壁1の外面に接するようにして所定
の位置に配置し、かつドリル18により断熱外装材4に
透孔5を穿設すると共に、その透孔5に連らなるアンカ
ー7L6をコンクリート外壁1に穿設する。
次に第5図に示すように、アンカー7を前記透孔5およ
びアンカ一孔6にわたって挿入すると共に、繋止頭部1
4をアンカー”JL6の底部に突き当たらせ、かつ金属
管19を螺杆11と透孔5との間の間隙に挿入してその
金属管19の一端部を前記繋止筒16の先端面に係合し
、ハンマー20により前記金属管19の他端部を叩打す
ることにより、繋止筒16の基端側を拡開させると共に
アンカ一孔6に圧着させてアンカー7の基端側をアンカ
一孔6に固定する。
びアンカ一孔6にわたって挿入すると共に、繋止頭部1
4をアンカー”JL6の底部に突き当たらせ、かつ金属
管19を螺杆11と透孔5との間の間隙に挿入してその
金属管19の一端部を前記繋止筒16の先端面に係合し
、ハンマー20により前記金属管19の他端部を叩打す
ることにより、繋止筒16の基端側を拡開させると共に
アンカ一孔6に圧着させてアンカー7の基端側をアンカ
一孔6に固定する。
次に第6図に示すように、フランジ付き袋ナット8にお
けるフランジ12の内面にゴムまたは合或樹脂製環状シ
ール材13を当接し、かつフランジ付き袋ナット8にお
ける筒体10を、断熱外装材4の透孔5に嵌合すると共
に前記螺杆11に螺合して緊締し、フランジ付き袋ナッ
ト8によりシール材13を介して断熱外装材4をコンク
リート外壁1に締付固定する。
けるフランジ12の内面にゴムまたは合或樹脂製環状シ
ール材13を当接し、かつフランジ付き袋ナット8にお
ける筒体10を、断熱外装材4の透孔5に嵌合すると共
に前記螺杆11に螺合して緊締し、フランジ付き袋ナッ
ト8によりシール材13を介して断熱外装材4をコンク
リート外壁1に締付固定する。
この考案を実施する場合、前記断熱外装材4としては、
軟質断熱板に硬質外装材を吹付けたものまたは硬質外装
板に軟質断熱材を吹付けたものあるいは軟質断熱板の片
面に表面硬化処理を施して外装材を形或したものを使用
してもよい。
軟質断熱板に硬質外装材を吹付けたものまたは硬質外装
板に軟質断熱材を吹付けたものあるいは軟質断熱板の片
面に表面硬化処理を施して外装材を形或したものを使用
してもよい。
またアンカーとしては、断熱外装材4の透孔5内に螺杆
が配置されるものであれば図示以外の任意型式のものを
使用することかで゛きる。
が配置されるものであれば図示以外の任意型式のものを
使用することかで゛きる。
フランジ付き袋ナット8の外面は球面状であってもよく
、またフランジ付き袋ナット8におけるフランジ12の
輪郭を多角形その他の非円形としてこれを回動工具係合
部とし、前記回動工具係合用凹部17を省略してもよい
。
、またフランジ付き袋ナット8におけるフランジ12の
輪郭を多角形その他の非円形としてこれを回動工具係合
部とし、前記回動工具係合用凹部17を省略してもよい
。
この考案は、既設のコンクリート建築物の断熱複修仕上
げを行なう場合および新築のコンクリート建築物に対し
断熱外装材を後貼り施工する場合の何れにも実施するこ
とができる。
げを行なう場合および新築のコンクリート建築物に対し
断熱外装材を後貼り施工する場合の何れにも実施するこ
とができる。
なお断熱外装材4の厚さの変化に対しては異なる長さの
アンカー7を使用することにより容易に対処することか
できる。
アンカー7を使用することにより容易に対処することか
できる。
この考案によれば、コンクリート外壁1の外面に断熱外
装材4における断熱材2を対向させて配置し、かつアン
カー7を断熱外装材4およびコンクリート外壁1のアン
カ一孔6にわたって挿入してそのアンカー7L6に繋止
し、次いでフランジ付き袋ナット8におけるフランジ1
2の内側にシール材13を配置してそのフランジ付き袋
ナット8をアンカー7の螺杆11に螺合することにより
、簡単で少ない取付用部品を用いて断熱外装材4をコン
クリート外壁1に対し容易にかつ強固に取付けることが
でき、さらに取付用部品の数が少ないのでその管理およ
び取付施工が容易であリ、シかもフランジ付き袋ナット
8における筒体10は断熱外装材4の透孔5に嵌合され
ているので、断熱外装材4を壁面に平行な方向に移動し
ないように安定状態で所定の位置に固定することができ
る効果が得られる。
装材4における断熱材2を対向させて配置し、かつアン
カー7を断熱外装材4およびコンクリート外壁1のアン
カ一孔6にわたって挿入してそのアンカー7L6に繋止
し、次いでフランジ付き袋ナット8におけるフランジ1
2の内側にシール材13を配置してそのフランジ付き袋
ナット8をアンカー7の螺杆11に螺合することにより
、簡単で少ない取付用部品を用いて断熱外装材4をコン
クリート外壁1に対し容易にかつ強固に取付けることが
でき、さらに取付用部品の数が少ないのでその管理およ
び取付施工が容易であリ、シかもフランジ付き袋ナット
8における筒体10は断熱外装材4の透孔5に嵌合され
ているので、断熱外装材4を壁面に平行な方向に移動し
ないように安定状態で所定の位置に固定することができ
る効果が得られる。
またフランジ付き袋ナット8におけるフランジ12と外
装材3の外面との間にはシール材13が介在されている
ので、フランジ付き袋ナット8と断熱外装材4の透孔5
との間から雨水等の水分が侵入するのを確実に防止する
と共に、取付部の気密性を確保して断熱性を良好に保つ
ことができ、かつ前記外装材3の外面に露出するフラン
ジ付き袋ナット8は非腐食性材料製であって錆が発生し
ないので、錆発生による外観悪化の欠点が生じることは
なく、さらにアンカー7はフランジ付き袋ナット8およ
び断熱外装材4により被覆されているので、アンカー7
の腐食を防止して取付部の耐候性および耐久性を向上さ
せることができる効果が得られる。
装材3の外面との間にはシール材13が介在されている
ので、フランジ付き袋ナット8と断熱外装材4の透孔5
との間から雨水等の水分が侵入するのを確実に防止する
と共に、取付部の気密性を確保して断熱性を良好に保つ
ことができ、かつ前記外装材3の外面に露出するフラン
ジ付き袋ナット8は非腐食性材料製であって錆が発生し
ないので、錆発生による外観悪化の欠点が生じることは
なく、さらにアンカー7はフランジ付き袋ナット8およ
び断熱外装材4により被覆されているので、アンカー7
の腐食を防止して取付部の耐候性および耐久性を向上さ
せることができる効果が得られる。
第1図はこの考案において用いられるアンカーの一例を
示す一部縦断側面図、第2図はこの考案において用いら
れるフランジ付きナットの一部縦断側面図、第3図はそ
の正面図、第4図ないし第6図は断熱外装材の取付順序
を示す縦断側面図である。 図において 1はコンクリート外壁、2は断熱材、3は
外装材、4は断熱外装材、5は透孔、6はアンカ一孔、
7はアンカー、8はフランジ付き袋ナット、9は雌ねじ
孔、10は筒体、11は螺杆、12はフランジ、13は
シール材、14は繋止頭部、16は繋止筒、17は回動
工具係合用非円形凹部、18はドリルである。
示す一部縦断側面図、第2図はこの考案において用いら
れるフランジ付きナットの一部縦断側面図、第3図はそ
の正面図、第4図ないし第6図は断熱外装材の取付順序
を示す縦断側面図である。 図において 1はコンクリート外壁、2は断熱材、3は
外装材、4は断熱外装材、5は透孔、6はアンカ一孔、
7はアンカー、8はフランジ付き袋ナット、9は雌ねじ
孔、10は筒体、11は螺杆、12はフランジ、13は
シール材、14は繋止頭部、16は繋止筒、17は回動
工具係合用非円形凹部、18はドリルである。
Claims (1)
- コンクリート建築物におけるコンクリート外壁1の外面
に、断熱材2および外装材3の積層体からなる断熱外装
材4における前記断熱材2が対向して配置され、その断
熱外装材4の透孔5およびコンクリート外壁1のアンカ
ー7L6にわたって挿入されたアンカー7は前記アンカ
ー7L6に繋止され、かつ非腐食性材料製フランジ付き
袋ナット8における雌ねじ孔9を有する筒体10が、前
記断熱外装材4の透孔5に嵌合されると共に前記アンカ
ー7の螺杆11に螺合され、前記フランジ付き袋ナット
8におけるフランジ12と外装材3の表面との間に環状
のシール材13が介在され、前記フランジ付き袋ナット
8によりシール材13を介して断熱外装材4が締付固定
されていることを特徴とするコンクリート建築物用断熱
外装材取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11727478U JPS597445Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | コンクリ−ト建築物用断熱外装材取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11727478U JPS597445Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | コンクリ−ト建築物用断熱外装材取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5535102U JPS5535102U (ja) | 1980-03-06 |
JPS597445Y2 true JPS597445Y2 (ja) | 1984-03-07 |
Family
ID=29070569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11727478U Expired JPS597445Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | コンクリ−ト建築物用断熱外装材取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597445Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7424111B2 (ja) * | 2020-03-05 | 2024-01-30 | 株式会社大林組 | 接合方法 |
-
1978
- 1978-08-29 JP JP11727478U patent/JPS597445Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5535102U (ja) | 1980-03-06 |
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