JPH04205Y2 - - Google Patents
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- JPH04205Y2 JPH04205Y2 JP19574384U JP19574384U JPH04205Y2 JP H04205 Y2 JPH04205 Y2 JP H04205Y2 JP 19574384 U JP19574384 U JP 19574384U JP 19574384 U JP19574384 U JP 19574384U JP H04205 Y2 JPH04205 Y2 JP H04205Y2
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- cap
- mortar
- concrete wall
- separator
- wall
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- Expired
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の技術分野
本考案は、剥落防止用キヤツプに係り、詳しく
は、型枠解体後コンクリート壁面に残る木コーン
穴を利用したモルタル壁の剥落防止構造を形成す
るための剥落防止用キヤツプに関する。
は、型枠解体後コンクリート壁面に残る木コーン
穴を利用したモルタル壁の剥落防止構造を形成す
るための剥落防止用キヤツプに関する。
(ロ) 従来技術と問題点
一般に、モルタルはセメントと、砂と、水を練
り混ぜたセメントモルタルとして知られ、佐官工
によるコテでの塗り付け又はモルタル吹き付け機
によつて吹き付け塗布することによつてコンクリ
ート壁面にモルタル壁が形成される。
り混ぜたセメントモルタルとして知られ、佐官工
によるコテでの塗り付け又はモルタル吹き付け機
によつて吹き付け塗布することによつてコンクリ
ート壁面にモルタル壁が形成される。
ところが、これらの建築材料は温度や湿度の変
化によつて伸縮するので、材料によつて伸縮率が
異なることや、水しめし不足や表面状態の不良な
どの工事の施工不良によつて、長期間にはコンク
リート壁面とモルタル壁の境界では付着力が低下
する。このためコンクリート壁面からモルタル壁
の浮き、剥離の問題が発生し、特に風、地震等に
よつて建築物に外力が与えられると、モルタル壁
の剥離を引き起こしてしまうという問題があつ
た。
化によつて伸縮するので、材料によつて伸縮率が
異なることや、水しめし不足や表面状態の不良な
どの工事の施工不良によつて、長期間にはコンク
リート壁面とモルタル壁の境界では付着力が低下
する。このためコンクリート壁面からモルタル壁
の浮き、剥離の問題が発生し、特に風、地震等に
よつて建築物に外力が与えられると、モルタル壁
の剥離を引き起こしてしまうという問題があつ
た。
(ハ) 考案の目的
本考案はかかる問題点を解決するためになされ
たものであり、その目的は、型枠解体後コンクリ
ート壁面に残る木コーン穴を利用することによつ
て、コンクリート壁面からモルタル壁の浮き、剥
離の発生を防止すると共に、モルタル壁の剥落を
防止することを可能とする剥落防止用キヤツプを
提供することにある。
たものであり、その目的は、型枠解体後コンクリ
ート壁面に残る木コーン穴を利用することによつ
て、コンクリート壁面からモルタル壁の浮き、剥
離の発生を防止すると共に、モルタル壁の剥落を
防止することを可能とする剥落防止用キヤツプを
提供することにある。
(ニ) 考案の構成
上記目的を達成するために、本考案は、コンクリ
ート壁面に形成された木コーン穴から突出したセ
パレータの端部に螺着されるキヤツプ本体と、こ
のキヤツプ本体に一端を取り付けた複数の線材と
で構成したものである。
ート壁面に形成された木コーン穴から突出したセ
パレータの端部に螺着されるキヤツプ本体と、こ
のキヤツプ本体に一端を取り付けた複数の線材と
で構成したものである。
本考案おいては、木コーン穴の底部から突出す
るセパレータの先端に設けられたねじに、キヤツ
プ本体を螺着した後、木コーン内にモルタルを塗
り込むと、キヤツプ本体に取り付けた複数の線材
が、木コーン内からモルタル壁に亘つてモルタル
壁内に位置し、モルタル壁の浮き、剥離を抑制す
ることができる。
るセパレータの先端に設けられたねじに、キヤツ
プ本体を螺着した後、木コーン内にモルタルを塗
り込むと、キヤツプ本体に取り付けた複数の線材
が、木コーン内からモルタル壁に亘つてモルタル
壁内に位置し、モルタル壁の浮き、剥離を抑制す
ることができる。
(ホ) 考案の実施例
以下に、本考案の第1実施例を第1図〜第2図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る剥落防止用キヤツプを、
型枠解体後に残つた木コーン穴を利用してコンク
リート壁面を構築した状態を示すもので、1はコ
ンクリート壁構造を表す。
型枠解体後に残つた木コーン穴を利用してコンク
リート壁面を構築した状態を示すもので、1はコ
ンクリート壁構造を表す。
このコンクリート壁構造1の木コーン穴2には
セパレータ3が突出しており、このセパレータ3
に本考案に係る剥落防止用キヤツプ7が螺着され
ている。
セパレータ3が突出しており、このセパレータ3
に本考案に係る剥落防止用キヤツプ7が螺着され
ている。
キヤツプ7は、複数の線材6とキヤツプ本体8
より成り、セパレータ3に螺着されている。キヤ
ツプ本体8はキヤツプ頭部9と一端が開口したキ
ヤツプ円筒部10から成り、このキヤツプ円筒部
10の内側にはメネジ10aが切られて、セパレ
ータ3のオネジ3bと螺合させることで、キヤツ
プ7がセパレータ3に取り付けられている。キヤ
ツプ本体8の材質は、金属又は合成樹脂製とす
る。
より成り、セパレータ3に螺着されている。キヤ
ツプ本体8はキヤツプ頭部9と一端が開口したキ
ヤツプ円筒部10から成り、このキヤツプ円筒部
10の内側にはメネジ10aが切られて、セパレ
ータ3のオネジ3bと螺合させることで、キヤツ
プ7がセパレータ3に取り付けられている。キヤ
ツプ本体8の材質は、金属又は合成樹脂製とす
る。
キヤツプ頭部9はキヤツプ円筒部10により径
の大きい円板状となつている。このため、円板状
のキヤツプ頭部9によつて木コーン穴2に充填し
た樹脂モルタル11が木コーン穴2から剥離する
ことを防止できる。キヤツプ頭部9は、他の構造
たとえばキヤツプ円筒部端部に数ケ所突起物を設
けた構造あるいはキヤツプ頭部の外周面にオネジ
を切つた構造も可能である。
の大きい円板状となつている。このため、円板状
のキヤツプ頭部9によつて木コーン穴2に充填し
た樹脂モルタル11が木コーン穴2から剥離する
ことを防止できる。キヤツプ頭部9は、他の構造
たとえばキヤツプ円筒部端部に数ケ所突起物を設
けた構造あるいはキヤツプ頭部の外周面にオネジ
を切つた構造も可能である。
キヤツプ頭部9には複数本の線材6が埋め込ま
れている。この線材6は一般的には、なましステ
ンレス線、亜鉛メツキを施した鉄線、しんちゆう
線あるいは銅線等の金属線又は合成樹脂製の線材
が使用されている。これはキヤツプ7をセパレー
タ3へ取付け後折り曲げて永久変形させるという
材質の要求と耐久性及び錆汁によるモルタル壁の
汚染防止を考慮したものである。
れている。この線材6は一般的には、なましステ
ンレス線、亜鉛メツキを施した鉄線、しんちゆう
線あるいは銅線等の金属線又は合成樹脂製の線材
が使用されている。これはキヤツプ7をセパレー
タ3へ取付け後折り曲げて永久変形させるという
材質の要求と耐久性及び錆汁によるモルタル壁の
汚染防止を考慮したものである。
第2図は、本考案に係る剥落防止用キヤツプ7
を適用するための木コーン穴2を示すもので、こ
の木コーン穴2は、型枠が解体されるとコンクリ
ート壁構造1のコンクリート壁面4に残される。
この木コーン穴2には、セパレータ3がコンクリ
ート壁構造1の中から突出している。また、木コ
ーン穴2には樹脂モルタル11が充填されてい
る。これはモルタル壁内へ浸透した雨水が木コー
ン穴に入り、セパレータを伝つて漏水することを
防ぐとともにセパレータが錆びるのを防止するた
めである。
を適用するための木コーン穴2を示すもので、こ
の木コーン穴2は、型枠が解体されるとコンクリ
ート壁構造1のコンクリート壁面4に残される。
この木コーン穴2には、セパレータ3がコンクリ
ート壁構造1の中から突出している。また、木コ
ーン穴2には樹脂モルタル11が充填されてい
る。これはモルタル壁内へ浸透した雨水が木コー
ン穴に入り、セパレータを伝つて漏水することを
防ぐとともにセパレータが錆びるのを防止するた
めである。
モルタル壁5には、キヤツプ7の線材6が埋め
込まれている。これは線材6を折り曲げてモルタ
ルをコンクリート壁面4に塗布することによつて
なされる。
込まれている。これは線材6を折り曲げてモルタ
ルをコンクリート壁面4に塗布することによつて
なされる。
以下、第1図及び第2図によつて本考案の作
用、効果を説明する。
用、効果を説明する。
他端がセパレータ3の先端部3aに螺着された
キヤツプ7を介してコンクリート壁構造1に連結
されている線材6をモルタル壁5に埋め込むこと
によつてコンクリート壁構造1へのモルタル壁5
の連結強度を十分に高めてモルタル壁5の浮きを
抑制でき、たとえ浮きを生じたとしてもモルタル
壁の剥落を防止できる。しかも、金属線又は合成
樹脂製の線材を用いることで安価にして、かつ、
コンクリート壁構造築造時に形成される木コーン
穴を有効に利用することで少ない手間で連結強度
の高いモルタル壁を得ることができる。
キヤツプ7を介してコンクリート壁構造1に連結
されている線材6をモルタル壁5に埋め込むこと
によつてコンクリート壁構造1へのモルタル壁5
の連結強度を十分に高めてモルタル壁5の浮きを
抑制でき、たとえ浮きを生じたとしてもモルタル
壁の剥落を防止できる。しかも、金属線又は合成
樹脂製の線材を用いることで安価にして、かつ、
コンクリート壁構造築造時に形成される木コーン
穴を有効に利用することで少ない手間で連結強度
の高いモルタル壁を得ることができる。
以上の効果に加えて、作業面から云えば、キヤ
ツプ7をセパレータ3の先端部3aに螺合して線
材6を固定することができるので、線材6の取付
作業は容易となる。
ツプ7をセパレータ3の先端部3aに螺合して線
材6を固定することができるので、線材6の取付
作業は容易となる。
次に、第3図は本考案の第2実施例を示すもの
である。第2実施例では、2つの層をなすモルタ
ル壁5A,5Bの各層に線材6A,6Bが一体的
に埋設されている。即ち、キヤツプ7に取り付け
られた2本の線材6A,6Bのうち、1つの線材
6Aはコンクリート壁面4に塗着した下塗りモル
タル壁5Aに塗り込んである。他の線材6Bは、
下塗りモルタル壁5Aの表面に塗着した仕上モル
タル壁5B内に塗り込んである。
である。第2実施例では、2つの層をなすモルタ
ル壁5A,5Bの各層に線材6A,6Bが一体的
に埋設されている。即ち、キヤツプ7に取り付け
られた2本の線材6A,6Bのうち、1つの線材
6Aはコンクリート壁面4に塗着した下塗りモル
タル壁5Aに塗り込んである。他の線材6Bは、
下塗りモルタル壁5Aの表面に塗着した仕上モル
タル壁5B内に塗り込んである。
第2実施例においても、第1実施例と同様の効
果が生じる。
果が生じる。
(ヘ) 考案の効果
以上のように、本考案にあつては、コンクリー
ト壁面に形成された木コーン穴から突出したセパ
レータの端部に螺着されるキヤツプ本体と、この
キヤツプ本体に一端を取り付けた複数の線材とで
構成したものであるから、型枠解体後コンクリー
ト壁面に残る木コーン穴から突出するセパレータ
の端部にキヤツプ本体を螺着することができ、そ
の後に木コーン穴からコンクリート壁面に亘つて
塗り込まれるモルタルによつて、キヤツプ本体に
取り付けた複数の線材がそのモルタル中に埋設
し、コンクリート壁面からのモルタル壁の浮き、
剥離を防止すると共に、剥落を防止することがで
きる。
ト壁面に形成された木コーン穴から突出したセパ
レータの端部に螺着されるキヤツプ本体と、この
キヤツプ本体に一端を取り付けた複数の線材とで
構成したものであるから、型枠解体後コンクリー
ト壁面に残る木コーン穴から突出するセパレータ
の端部にキヤツプ本体を螺着することができ、そ
の後に木コーン穴からコンクリート壁面に亘つて
塗り込まれるモルタルによつて、キヤツプ本体に
取り付けた複数の線材がそのモルタル中に埋設
し、コンクリート壁面からのモルタル壁の浮き、
剥離を防止すると共に、剥落を防止することがで
きる。
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は型枠解体後木コーン穴が残つたコンクリー
ト壁面の状態を示す図、第3図は本考案の第2実
施例を示す断面図である。 1……コンクリート壁構造、2……木コーン
穴、3……セパレータ、4……コンクリート壁
面、5……モルタル壁、6……線材、7……キヤ
ツプ、9……キヤツプ頭部、11……樹脂モルタ
ル。
2図は型枠解体後木コーン穴が残つたコンクリー
ト壁面の状態を示す図、第3図は本考案の第2実
施例を示す断面図である。 1……コンクリート壁構造、2……木コーン
穴、3……セパレータ、4……コンクリート壁
面、5……モルタル壁、6……線材、7……キヤ
ツプ、9……キヤツプ頭部、11……樹脂モルタ
ル。
Claims (1)
- コンクリート壁面に形成された木コーン穴から
突出したセパレータの端部に螺着されるキヤツプ
本体と、このキヤツプ本体に一端を取り付けた複
数の線材とで構成したことを特徴とする剥落防止
用キヤツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19574384U JPH04205Y2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19574384U JPH04205Y2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108760U JPS61108760U (ja) | 1986-07-10 |
JPH04205Y2 true JPH04205Y2 (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=30753352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19574384U Expired JPH04205Y2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04205Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-24 JP JP19574384U patent/JPH04205Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61108760U (ja) | 1986-07-10 |
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