JPS5973513A - 免疫機能不全による疾患の予防・治療剤 - Google Patents

免疫機能不全による疾患の予防・治療剤

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JPS5973513A JP18364282A JP18364282A JPS5973513A JP S5973513 A JPS5973513 A JP S5973513A JP 18364282 A JP18364282 A JP 18364282A JP 18364282 A JP18364282 A JP 18364282A JP S5973513 A JPS5973513 A JP S5973513A
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒトまたは動物の免疫機能不全による疾患の
予防・治療剤、特にヒトまたは動物の感染症に対する防
禦剤に関する。
更に詳しく述べれば。
7、11.15−トリメチル−ヘキサデカ−1−エン−
3−オール、  3. 7.11.15−テトラメチル
−1,6,10,14−へキサデカテトラエン−3−オ
ール、ドコサノール、フィトール、イソフィトールから
選択されたポリプレニルアルコール系化合物を有効成分
とするヒトまたは動物の免疫機能不全による疾患の予防
・治療剤、特にヒトまたは動物の感染症に対する防禦剤
に関する。
近年、免疫学の進歩が急速であり9種々の疾患が免疫機
能不全に起因しているものと考えられてきている。例え
ば、癌、細菌感染症、喘息、関節リウマチ、自己免疫疾
患などが免疫機能不全に起因している疾患としてあげら
れている。
細菌感染症は、単に病原菌の侵入のみによる単純性感染
症に加えて、各種重篤な基礎疾患を伴う複雑性感染症の
増加が深刻な問題となってきている。例えば癌に伴う感
染症は臨床上張もわずられしい問題である。癌を担うこ
とによって、全身性。
局所的な抵抗力低下を招き、易感染状態下で感染症を合
併、続発する。癌に伴う感染は、初期においては呼吸器
感染、尿路感染、胎道感染、皮膚感染が多く、末期にお
いては肺炎1敗血症が多い。
この腫瘍に伴う感染症併発の機序については9次のよう
な過程が一般的である。
すなわち、白血病、悪性リンパ腫、癌の進展に伴い、正
常な組織、細胞の障害、特にリンパ系細胞や、顆粒球細
胞機能の低下をきたすので、易感染性となり、感染症を
併発すると考えられている。
このような場合、抗生剤投与による根治効果が乏しく9
反・復感染、菌交代症、難治感染にいたることが多い。
したがって、従来の抗生剤、化学療法剤のみでは根治が
ほとんど期待できず、生体防禦機能の改善なくしては治
療不可能であり、生体の防禦機能を高める薬剤の開発が
望まれている。
一方、家畜・家禽などの動物の細菌感染に対しては、抗
生物質がその中心的存在となっており。
事実、各種の抗生物質の登場によって病原細菌による重
篤な感染症は減少している。しかし、畜産界では抗菌剤
の乱用から、畜水産物中の残留・耐性菌の増加、菌交代
症などを引き起こし2社会問題となっている。すなわち
、宿主は感染防禦能が著しく低下し、感染症に対する修
復機能も障害されているため、細菌感染症は直りにく(
再感染し易い状態を作っている。更に、自発性感染症(
日和見感染症)が家畜の生産性を低下させ、その損失は
大きい。そこで宿主の免疫能の活性を高め、生体の防禦
機能を高める必要がある。
本発明者等は、上述の実情に鑑み、免疫機能を正常化し
、生体の防禦機能を高める薬剤について長年鋭意研究し
てきたが、意外にも3. 7.11゜15−テトラメチ
ル−ヘキサデカ−1−エン−3−オール、  3. 7
.11.15−テトラメチル−1,6゜10、14−へ
キサデカテトラエン−3−オール、ドコサノール、フィ
トール、イソフィトールから選択されたポリプレニルア
ルコール系化合物がヒトおよび動物の免疫機能不全によ
る疾患の予防・治療剤、特にヒトおよび動物の感染症に
対する防禦剤として有効であることを見い出し2本発明
を完成したものである。
すなわち9本発明化合物は、ヒトおよび動物の免疫機能
を正常化し、感染抵抗性を高める作用を有するので、ヒ
トおよび動物の免疫機能不全による疾患の予防・治療剤
、各種感染症に対する防禦剤として有用である。
ヒトの場合の具体例をあげれば、関節リウマカ自己免疫
疾患、癌、喘息、および例えば敗血症。
肺炎、髄膜炎、各種ウィルス感染症などの各種感染症な
どに有効である。
また動物の場合の具体例をあげれば2例えば豚の下痢、
 肺炎(SEP、 AR,ヘモフィルス、パスツレラ)
、TGE、鶏の肺炎(マイクロプラズマ、ヘモフィルス
)、マレック病、牛の下痢、肺炎、乳房炎などに有効で
ある。
また、ヒトおよび動物の感染症に本発明化合物を投与す
る場合、抗生物質との併用により著しくその治療効果を
高める。このことは、前述した畜産業界で問題となって
いる抗生物質の乱用という問題をも解決するものであり
重要な意義がある。
更に、家畜・家禽などの動物の場合を例にとれば、生体
の感染抵抗性を高めるので、初生時のベース薬として有
用であること、多頭羽飼育、輸送などに起因するストレ
スの緩和に有用であること。
およびワクチン効果の増強に有用である。
したがって9本発明の目的は、ヒトおよび動物の免疫機
能不全の新規な予防・治療剤を提供するにある。
更に2本発明の目的は、ヒトおよび動物の感染症に対す
る新規な防禦剤を提供するにある。
次に本発明化合物の効果を実験例にて詳述する。
実施例 slc : ICR雄性マウス(6〜7週令2体重22
〜30めに、下記に記載した被験化合物を次表(表1)
に示す量筋肉内投与し、24時間後に臨床由来の大腸菌
(Escherichia C!oli )を2.8 
X 10’/ ?ウスを皮下接種し、感染後7日目の生
存数から生残率を求めた。
3、 7.11.15−テトラメチル−へキサデカ−1
−エン−3−オール 化合物B: 3、 7.11. is−テトラメチル−1゜6、10
.14−へキデカテトラエンー3−オール 化合物Cニ ドコサノール 化合物D: フィトール 対照化合物: MDP(AcMur −L−Ala−D
−Glu)(3)実験結果 結果を表1に示す。
表1 (1)実験方法および結果 slc : ICR系雄性マウス(8週令1体重22〜
30g)に、前記した被験化合物を100 tnfl 
/ kg筋肉内投与し、24時間後にカーボン・クリア
ランステストをおこない、マクロファージの貧食能を測
定した。
なお、カーボン・クリアランステストは、G。
BIOZZI、B、BENACERRAF AND B
、N、HALPERN。
Br1t、 J、 exp、  Path、、 34 
、441−457に記載されティる方法に準じておこな
った。
その結果を表2に示す。
表2において9食食能の変化(%)の数値は。
コントロールの半減時間を100とし、これに対して変
化した割合を示す。
表2 表2において9食食能力が高まっている場合1を半減時
間が減少するが、20(2)以上、すなわち。
その数値が80より少い場合は強い貧食能の促進を示す
。したがって9本発明化合物のうち、化合物りについて
は特にその増大作用が著しかった。
上記の実験例により2本発明化合物は免疫機能を正常化
し、感染抵抗性を高めることが明らかとなった。
本発明化合物は、極めて毒性の低いものであり。
安全性は非常に高いものであり、したがって長期連用投
与が可能であり、この意味でも本発明の価値は高い。
すなわち、SD系ラット(体重約200 g )に前記
の化合物(化合物A−D)を500 xg/kgを経口
投与したが、死亡例、副作用は何ら観察されなかった。
本発明化合物をヒトの免疫機能不全による疾患の予防・
治療剤、あるいはヒトの感染症に対する防禦剤として患
者に投与する際の投与量は、疾患の種類、症状の程度、
化合物の種類などにより大きく異なり特に限定されない
が、成人1日あたり約10my−4,000mg 、好
ましくは5011f/ 〜500 mgを経口若しくは
非経口的に投与する。感染症に対する防禦剤として投与
する場合、抗生物質との併用はもちろんさしつかえない
。投与剤型としては9例えば散剤、細粒剤、顆粒剤2錠
剤、カプセル剤、注射剤などがあげられる。製剤化の際
は9通常の製剤担体を用い、常法により製造する。
すなわち、経口用固形製剤を調製する場合は主薬に賦形
剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤。
滑沢剤2着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法によ
り錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などとす
る。
賦形薬としては1例えば乳糖、コーンスターチ。
白糖、ブドウ糖、ソルビット、結晶セルロースなどが、
結合剤としては例えば、ポリビニルアルコール、ホリビ
ニールエーテル、エチルセルロース。
メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント。
ゼラチン、シェラツク、ヒドロキシプロピルセルロース
、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリビニルピロリドン
などが、崩壊剤としては例えば、デンプン、寒天、ゼラ
チン末、結晶セルロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウム、クエン酸カルシウム、デキストリン、ペクチ
ン等が、滑沢剤としては例えば、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化
植物油等が9着色剤としては医薬品に添加することが許
可されているものが、矯味矯臭剤としては。
ココア末、ハツカ脳、芳香酸、ハツカ油、竜脳。
桂皮末等が用いられる。これらの錠剤、顆粒剤には糖衣
、ゼラチン衣、その他必要により適宜コーティングする
ことはもちろんさしつかえない。
注射剤を調製する場合には、主薬に必要によりpH調整
剤、緩衝剤、安定化剤、保存剤、可溶化剤などを添加し
、常法により皮下、筋肉内、静脈内用注射剤とする。
家畜・家禽などの動物に投与する際も、経口投与若しく
は非経口投与により投与する。経口投与は通常飼料に添
加しておこなう。また非経口投与の例をあげれば、常法
により注射剤を調製し、皮下、筋肉内、静脈内などに投
与する。
特許出願人 工−ザイ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (113,7,11,15−テトラメチル−ヘキサデカ
    −1−エン−3−オール、  3. 7.11.15−
    テトラメチル−1,6,10,14−ヘキサデカテトラ
    エフ −3−t−ル、ドコサノール、フィトール。 インフィトールから選択されたポリプレニルアルコール
    系化合物を有効成分とするヒトまたは動物の免疫機能不
    全による疾患の予防・治療剤。
JP18364282A 1982-05-28 1982-10-21 免疫機能不全による疾患の予防・治療剤 Granted JPS5973513A (ja)

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