JPS5973390A - 船舶における整流装置 - Google Patents

船舶における整流装置

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JPS5973390A
JPS5973390A JP18296082A JP18296082A JPS5973390A JP S5973390 A JPS5973390 A JP S5973390A JP 18296082 A JP18296082 A JP 18296082A JP 18296082 A JP18296082 A JP 18296082A JP S5973390 A JPS5973390 A JP S5973390A
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JP
Japan
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ring
propeller
ship
hull
flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP18296082A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Yagi
八木 光
Takeo Nojiri
武生 野尻
Shunji Soejima
副島 俊二
Yasuo Irie
泰雄 入江
Kazuo Yoshida
和生 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui Zosen KK
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui Zosen KK
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, Mitsui Zosen KK filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP18296082A priority Critical patent/JPS5973390A/ja
Publication of JPS5973390A publication Critical patent/JPS5973390A/ja
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は船舶、特に、肥大船における整流装置に関する
ものであり、肥大船の船尾流湯に生しる伴流係数の大き
い流れを整流してプロペラ作動面に導くことにより船舶
の推進性能を向上させることにある。
一般に、船舶の性能は主機馬力と船速の関係でみること
ができる。
すなわち、船舶が船速゛へで航行する場合に、船体が受
ける抵抗をR5と干ると、必要となる主機関からの伝達
馬力DHPは(1)式で表すことができる。
DHPoCR8・V5/η・・・山 ごこで、ηはll推進効率あり、(2)式で表すことが
できる。
η−ηイ・η0・4尺・・・(2) 尚、ηs= (]  t) / (1−w)から算出さ
れる。
前記〜は船殻効率と呼ばれプロペラと船体との干渉に起
因する要素であり、tは1((力減少率、Wは伴流係数
である。また、η0は船体の影響を受けない状態におけ
るプロペラの単独効率であり、ηえは推進器効率比と呼
ばれプロペラがRI’J尾の乱れた流れの中で作動する
場合の効率とプロペラの単独効率η。との比を示す。
したがって、船舶の性能改善の一つとして同一速力に対
して必要馬力を減少させるためには抵抗の減少あるいは
推進効率の同士を割る必要がある。
従来、係る観点から船舶の性能改善を目的として、例え
ばデク1−プロペラや球状711.)首が提案採用され
ている。前者はプロペラをダクト内に位置させダクト内
で流体速度を大きくし7てプロペラ作動面に導くように
したものでありで、前記推進効率の一つの要素であるη
。(プロペラの中独効率)の改善を目的としたものであ
る。
他方、後者は船体抵抗のうぢ、造波抵抗の減少を計って
船舶の性能を改善しようとするものである。
ところで、船舶の経済性を高めるために要求される載貨
車量に対して出来るだけ組型を肥大させた、所謂肥大船
が数多く建造、運航されているが、近来、燃料価格の高
騰や省エネルギー的見地から新造船や既存船にかかわら
ず肥大船の経済性をより高めるために、その性能を改善
する気運が高まっている。
その一つの手段として前記ダクトプロペラを採用する試
みがあるが肥大船における船尾流場の特性から生じるキ
ャビテーションエロージョンなど、実用上の問題がある
すなわち、係る肥大船の船尾流場は、第1図に示すよう
に、船側に沿う流れ八と、船底よりヒルジ部分を回る上
昇流Bと、縦渦Cとに大別されるが、この流湯において
は縦渦Cは三次元剥離渦であり乱れが大きい。ごの縦渦
Cにfll)側に沿う流れAと上昇流Bとが混合しζ、
その乱れは一層大きくなる。
このような、混合による乱れほぼはプロペラ直前方上部
で生しるためにプロペラ上部位置番こ伴流値の大きい領
域が集中するが、一般的に、その領域は下方に向って順
次減少する傾向ムこある。
上記のように、肥大船においては従来の所謂スマートな
船舶に比して伴流分布が激しく変化し、かつ、部分的に
は伴流係数の大きな流れが存在する。
換言すれば、プロペラ作動面の上部におL)る遅い流れ
とプロペラ作動面の下部における速い流れが生しており
、これらの影響によりプロペラ上部の伴流の集中域では
キャビテーションが発生ずるとともに、各プロペラ罪に
対する負荷が不均一・になっている。
したがって、♀11を渦Cおよび上昇流Bの剥離なとに
よりfl()体抵抗が増大し、加えてプロペラへの不均
一な流れが船体振動、騒音の増加の原因になっている。
そして、このような流湯においては、通常のダクトプロ
ペラはプロペラとダクトとの相互交渉がプロペラ周方向
にほぼ一定であり、流れの均一化ができない。
したがって、通常のダクトプロペラは前述したような船
体振動、騒音の発生を減少させることが出来ないばかり
でなく、ダクト内面にキャビテーションエロージョンが
発生し、長期使用に耐えられないでいる。加えて構造的
に高強度、高精度が要求され建造費が高くなるなどの問
題がある。
さらに、ダクトプロペラを既存船に取付けようとする場
合にはプロペラと主機回転数を適切な関係に保つために
新らたなプロペラ、具体的にはピッチの大きなプロペラ
に取り替える必要がある。
これは通常のダクトプロペラではプロペラ位置での流速
が過大になり、既存プロペラのままでは、その回転数が
同一主機馬力の状態で最低でも約1割は上昇し、最大主
機馬力が発揮できなくなることとなり、結果的には、そ
の流速に対応することができない。
したがって、プロペラを交換するか、あるいはエンジン
の回転数を上げる必要があるが、実際にはかかる改造工
事は困難で、多大な費用を要することになる。(のため
、通常のデク1−プロペラを既存のプロペラを利用して
採用することは最適性能を発揮させることが困!であり
、結局、運航に支障を来すことになる。
係ることから、通常のダクトプロペラをダクトの前方へ
移動させ、該ダクトの後端縁をプ1」ペラ近傍に位置さ
せることが考えられるが、かかる構造にするとダク1−
の推力により船体を後方に引く作用が強くなり、推力減
少率tが増大するため船殻効率ηが低下し、その結果推
進すJ率ηが劣化するごとと佐るため、意図した効率の
改善か出来ないこととなる。
したがって、1ffl常のダクトプロペラの問題を解決
し−・つ推進効率ηを改善するためにはダクトの前θF
1緑をできるだり船体がら離ずとともに、その後端縁を
プI:Jベラ近傍に位置さ一ロる必要がある。
然し乍ら、船体とプロペラの距離は制約されているため
に必然的にダクトの長さが短いものとなる。その結果、
ダクト自体が発生ずる推力は小さく、また油密のダクト
プロペラに比してプロペラ効率も低下することとなり、
実用に供することができない。
そこで、本発明者等は上記の如き欠点がなく、かつ推進
効率の良い船舶について鋭意検討し、本発明を完成した
すなわち、本発明はリング状構造物を、その後端縁とプ
ロペラとの間に間隔を設けて船体に嵌合し、かつ前記リ
ング状構造物の前方にポテンシャル流れの流向にそって
フィンを船体の両舷側に設けたことを特徴とする。
以下、図面に基いて本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明の整流装置を(Ahえた肥大船のijQ
尾(115の側面図、第41X+ ハ第;3図〕+v−
1v lvi 1jii図、第5図は第3図の■−■l
1Ji面図であり、船体5にリング状構造物1とフィン
8を取付けている。
すなわち、前記リング状構造物lは、その後端縁とプロ
ペラ4との間に間隔dを有し、かつリング状構造物1の
上部の長さ1、の少なくとも20%以上が船体5と嵌合
するよ・うに船体5に取り付けられている。
また、リング状構造物1は、その一部が支持部材6を介
して船体5に固定されている。さらに、前記プロペラ4
の後方に舵7が配設されている。
前記リング状構造物1は横方向から見て」二部の長さし
が下部の長さλより大きく形成され−(いる。すなわち
、リング状構造物lの」一部長さLはプロペラ4の直径
りの0.2〜1,0の範囲内から選ばれ、上部から下部
に向って、その長さが徐々に減少するように構成されて
いる。また、前記リング状構造物1の断面形状は、その
内側面2が緩やか凸状をなし、かつ外側面3が直線用を
なす、所謂翼形断面に構成されている。
上記間隔dは船尾流場における船尾渦の形状、位置、あ
るいはプロペラの荷重度などにより決定される。
また、上記リング状構造物1の横断面形状は円形である
が、この形状に限定されるものではなく、船尾流場にお
ける伴流分布や船体境界層の形状、厚さを考慮して髄内
若しくは多角形状など適宜の形状を選択できる。
他方、上記のフィン8は板状形をなし、前記リング状構
造物1の前方に位置してポテンシャル流れ、つまり上昇
流B−?)縦渦Cの流れの流向に沿うように前記船体5
の両舷に、それぞれの舷側から外方に突出するように固
定されている。
上記リング状構造物1とフィン8を備えた肥大船が走航
すると、船側に沿・う流れA′と」二胛流B′が発生ず
るが、前記船側に沿う流れΔ′は、第2図に示すように
、船体5の船側に沿つζはぼ平行に流れ、その一部は前
記リング状構造物Iに向かう流れA ″となって流動す
る。
他方、ヒルジ部分を回る上昇流Bは前記フィン8に沿い
ながら前記リング状構造物1に向って流動する。
しかして、前記リング状構造物1内に流入した船側に沿
う流れA′の一部Δ″と一ト昇流B′は前記リング状構
造物1によってさらに整流されて均一な流れとなって前
記リング状構造物1の後端縁からプロペラ4の作動面に
供給され、該プロペラ4はより均一な流れの中で回転す
る。
第6図乃至第8図は本発明の他の実施例を示すものであ
り、フィン9,10を多段に設けている。このように構
成することによって、さらに整流効果が向上するように
なる。
その他の構成は上記第1の例と同一であり、同じ部側に
同し符号を付与した。
上記のように、本発明はリング状構造物を、その後端縁
とプ1コベラとの間に間隔を設けて船体に11χ合し、
かつ前記リング状構造物の前方にポテンシャル流れの流
向にそってフィンを船体の両舷側に設けたために、船尾
ヒルジを回る一ヒ昇流13 ′はヒルシ渦を発生ずるこ
となく前記フィン8に沿いながら前記リング状構造物1
に導入されて該リング状構造物1内でさらに整流される
したがって、プロペラはより均一な流れの中で回転する
ために推進効率が一段と向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の船舶における船尾流の状態を示す斜視図
、第2図は本発明に係る整流装置を備えた船舶における
船尾流の状態を示す斜視図、第3図は本発明の整流装置
を備えた肥大船の船尾部の側面図、第4図は第3図のI
V−IV断面図、第5図は第3図の■−■断面図、第6
図は本発明の整流装置を備えた他の肥大船の船尾部の側
面図、第7図は第6図の■−■断面図、第8図は第6図
の■−■断面図である。 ■・・・リング状構造物、2・・・内側面、3・・・外
側面、4・・・プロペラ、5・・・船体、6・・・支持
部材、7・・・舵、8,9゜10・ ・ ・フィン。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 腎 照 弁理士斎下和彦 476

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リング状構造物を、その後端縁とプロペラとの間に間隔
    を設けて船体に嵌合し、かつ前記リング状構造物の前方
    にポテンシャル流れの流向にそってフィンを船体の両舷
    側に設けたことを特徴とする船舶における整流装置。
JP18296082A 1982-10-20 1982-10-20 船舶における整流装置 Pending JPS5973390A (ja)

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JPS5973390A true JPS5973390A (ja) 1984-04-25

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ID=16127343

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101612978A (zh) * 2008-06-25 2009-12-30 住友重机械海洋工程株式会社 船体结构
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