JPS5971957A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPS5971957A
JPS5971957A JP18158882A JP18158882A JPS5971957A JP S5971957 A JPS5971957 A JP S5971957A JP 18158882 A JP18158882 A JP 18158882A JP 18158882 A JP18158882 A JP 18158882A JP S5971957 A JPS5971957 A JP S5971957A
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JP
Japan
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compressor
temperature
valve
chamber
refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP18158882A
Other languages
English (en)
Inventor
功治 伊藤
守屋 充敏
桜井 正雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5971957A publication Critical patent/JPS5971957A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1冷凍ナイクル中に少くとも2つのエバポレ
ーターを並列に挿入した自動車用空調装置に関する。
自動車用空調装置に用いられる冷凍ナイクルは、圧縮機
、凝縮機、膨張弁、エバポレータより構成される。圧縮
機は、電磁クラッチを介し、自動車−1− 用エンジンで駆動される。冷凍サイクル中の冷媒は、圧
縮機で高温高圧のガスに圧縮され、)疑縮機で冷却、液
化され、膨張弁で霧状とさね、エバポレータで気化する
。その際周囲から気化熱を奪い、周囲の空気を冷却する
近年、2つのエバポレータを使用したいわゆるツインク
ーラータイプの自動車用空調装置が普及しつつある。こ
れは、自動車の前席、後席等の任意の2カ所に]−バボ
レーターを配置し、該2カ所から冷却空気を吹き出させ
ることによって、車室内の温度分布を均一化し、冷房効
果をより一層高めたものである。通常かかる2つのエバ
ポレータは、1冷凍サイクル中に並列に挿入されている
そのため圧縮機は、2つのエバポレータの同時使用にも
対応し得るように吐出容量の大きなものが用いられる。
したがって、かかるツインクーラータイプの空調装置に
おいて、エバポレータを1つだけ使用している場合は、
圧縮機の吐出容量が大ぎすぎることとなる。換言すれば
、該1つの1バポレータからの吹出し空気温が低下し過
ぎ、また−  2 − 一方、圧縮機駆動源である自動車用エンジンには無駄な
負荷が加わる。また、これを避【ノるべく空調装置の断
続運転を行うと、圧縮機駆動源の負荷変動が大きくなり
、耐久性、■ネルギー効率走行フィーリングが悪化する
本発明は、ツインクーラータイプの自動車用空調装置の
かかる欠点に鑑みてなされたもので、圧縮機として吐出
容量を変化し得る機構を具備したいわゆる可変容量型圧
縮機を用い、作動しているエバポレータの個数に応じて
該圧縮機の吐出容量を制御することによって、前記欠点
の解消を企図したものである。
即ち本発明の自動車用空調装置は、吐出容量を変化し得
る機構を具備した圧縮機、及び、並列に挿入された少な
くとも2つのエバポレータを有する1冷凍サイクルと、
前記各エバポレータの冷却度合に関連した物理量を検出
するセン4ノと、該センサからの信号に応じて前記各エ
バポレータへの冷媒の流入を個別に制御する冷媒制御部
と、該冷媒制御部の作動に対応して前記圧縮機の駆動及
び−3− 吐出容量を制御する圧縮機制御部とがら成る自動車用空
調装置である。
かかる構成の自動車用空調装置は、たとえば第1図にブ
ロック図で示ずように、可変音f11汁縮機2、及び並
列に挿入された複数のエバポレータ1a11bを有する
1冷凍ザイクルと、各エバボーレータからの吹出し空気
温度を検出する温度センサ4a、41〕と、温度比較部
5と、冷媒制御部6と、圧縮機制御部7とから構成され
る装置して実現される。
センサ−としては、たとえばエバポレータからの吹出し
空気温度を検出する温度センサ、エバポレータの表面温
度を検出ずる温度センサ、二しバボレータ内の冷媒ガス
の圧力を検出する圧力センη、該冷媒ガスの温度を検出
する温度センサ、中室内の所定箇所の温度を検出する温
度セン{J−、圧縮機の回転数を検出する回転数センナ
等各種t?ンナを用いることができる。センサとして第
1図に示ず」:うにエバポレータからの吹出し空気温度
を検出する温度センサを用いる場合は、温度セン+J−
 4 8 。
−    4    − 4 1)としては、熱電変換素子であればなんでもよく
、たとえば、温度によって抵抗伯の炎化ずるり一ミスタ
を用いることができる。
第1図の温度比較部5は、前記各温度センサによって検
出した各エバポレータからの吹出し空気温度を、あらか
じめ設定しておいた設定温度と比較し、その大小結果に
応じて、それに対応する信号を冷媒制御部6ど圧縮機制
御部7へ信号を送り出す機能を有する。なお設定温度は
可変とし、外部からマニュアルで入力し得るようにする
のが望ましい。
冷媒制御部6は、前記センサ゛がら入力する信号に応じ
、各々のエバポレータへ冷媒ガスを流入させたり、ある
いは流入を1めたりする機能を有する。具体的には、セ
ンサとして前記温疾センサ4a,4bを用いた場合は、
温度センサの検出温度が設定温度より高ければ、エバポ
レータへ冷媒を流入さ『、逆であれば流入を止める。
圧縮機制御部は、前記冷媒制御部の作動に対応して、圧
縮機の駆動及び吐出容量を制IIItる機能−    
5    − を有する。この圧縮機制御部は、前記冷媒制御部の出力
を入力して、その信号に応じて制御ずることとしてもよ
く、あるいは、センサからの信号を冷媒制御部と圧縮機
制御部とに並列的に入ノ〕して制IIlずることとして
もよい。第1図の場合、圧縮機制御部7は、前記温度比
較部5からの信号に応じ、可変容量圧縮機2の駆動を支
配万るどともに、該圧縮機2の吐出容量を制御している
。換言すれば、センサからの信号は並列的に冷媒制御部
ど圧縮機制御部とに入力している。具体的には、たとえ
ば、2つのエバポレータのうち1つのみに冷媒を流して
いる場合は、可変容量圧縮機2の吐出容量を50%とし
、2つとも使用している場合は100%とする。なお、
可変容量圧縮機としては、冷房負荷量に応じて吐出容量
を連続的に変化させ得るものでも、あるいは、多段的に
変化させ得るものでもよい。
以下、図示する実施例に即し本発明を具体的に説明する
第2図は本実施例の自動車用空調装置の全体的−  6
  − 構成を表わす図であり、第3図は該空調装置の電気的制
御部の電気回路図である。
第2図に示ηJ、うに本実施例は、内外気切替ダンパ9
2で外気取入口91と内気取入に1910とを選択し、
プロワモータ93 aで外気取入「)91あるいは内気
取入口910がら空気を吹込んで車掌90に向かって送
風するものである。1aは前記プロワモータ93aにに
る送風空気を冷却させる冷却器としてのエバポレータで
ある。95はヒータコアで、94はエアミックスダンパ
で温風と冷風の混合にJ:って温度調整して車室90へ
吹出している。4aは前記エバポレータ1aの吹出し空
気温度を検出する温度センサで、温度を検出して、濃度
比較部5へ送る。該温度センサ/Ia、4hは負温度係
数のナーミスタである。
単室90の後部にはりアクーラ用のエバポレータ1bが
設置されており、このリアクーラには車室90より空気
を吸込んで再び車室90に向って送風するプロワモータ
93bが有り、また:rエバポレータ111の空気吹出
し口には温度センサ4bが−7− 設置され、温度による抵抗変化を温度比較部5へ送る。
冷凍サイクルは、可変容量圧縮機2、凝縮機30、レシ
ーバ31、電磁弁610a、膨張弁32a、Iバボレー
タ1aによって構成される。この冷凍サイクルにはリア
クーラー用の回路として、電磁弁610b、膨張弁32
b、■バボレータ1bh日ら成る回路が、前記電磁弁6
10a、膨張弁32a1エバポレータ1aに並列に挿入
されている。
可変容量圧縮機2は、電磁クラッチ211oを介して図
示しない自動車用エンジンによって駆動される。この可
変容量圧縮機2の吐出容量は圧縮機用の電磁弁29によ
って変えることができる。
後記するように該圧縮機用の電磁弁2つは第3図に示す
電磁コイル294に電流を流すと圧縮機2の吐出容量を
50%とし、電流を遮断すると100%とする。
温度比較部5は、第3図に示すように比較器55a 、
55bを主体として構成される。即ち比較−〇    
− 器55a、55bは、温度センサ4a、4b17)抵抗
(ITIを、可変抵抗52a 、52i)によってあら
かじめ設定した抵抗値ど比較し、その大小に応じて信号
を発生する。この場合、比較は、抵抗値を電圧値に変換
して行う。比較器55a 、55bは、ヂヤタリングを
防止するため抵抗を介して正帰還をかけることによって
ヒステリシス特性が与えられている。
冷媒制御部6は、トランジスタ60a、60bと、該ト
ランジスタ60a 、60bのコレクタ端子に接続され
たコイル61a 、61hと該コイル61a 、61b
の通電によって開閉される冷凍サイクル中の電磁弁61
0a、6101iによって構成される。前記トランジス
タ60a 、60bのベース端子には比較器55a 、
55bの出力が接続され、エミッタ端子は接地されてい
る。
圧縮機制御部7は、温度比較部5がらの信号を入力する
NAND素子70.!:、該NAND素子70の出力に
ベース端子を接続されたトランジスタ71と、前記温度
比較部5がらの信用を入力する−    9   − OR素子73と、該OR素子73の出力にベース端子を
接続されたトランジスタ74と、該1〜ランジスタフ4
のコレクタ端子に接続されたリレー75.750によっ
て構成される。前記トランジスタ71のコレクタ端子は
圧縮器2のコイル29/Iに接続され、エミッタ端子は
接地されている。また前記トランジスタ74のエミッタ
端子も接地されている。
本実施例の自動車用空調装置は、以下のように動作する
第3図において、メインスイッチ81を投入すると、温
度比較部5の比較器55a 、55bは、温度センサ4
a 、4bの検出する温度が、あらがじめ可変抵抗52
a、52bによって設定した設定温度より高ければハイ
レベルを出力し、低【プればローレベルを出力する。
比較器55a 、55bが、温度センサ4a、4bの検
出する温度を、設定温度と比較してハイレベル又は[1
−レベルを出力する機構は、以下の通りである。
−10− 比較器55aは、電位v1を反転入力端子に、電位v2
を非反転入力端子に入力し、Vl−Vl〉0ならばハイ
レベルを出力する。比較器55aの出力は、抵抗を介し
、非反転入力端子に正帰還されているため、いったんハ
イレベルが出ノ〕されると、VZ十VO−Vl>Oであ
る限り、出力ハイレベルが維持される。
ここに、電位V1どは、定抵抗53と負温度係数のサー
ミスタである温度センサ4aとの接続点の電位であり、
電位v2とは定抵抗54と可変抵抗52aとの接続点の
電位である。 即ち電位V1は抵抗53とナーミスタ4
aどの抵抗分割によって得た電位であり、電位v2は抵
抗54と可変抵抗52との抵抗分割によって得た基準電
位である。またVoとは前記正帰還により定まる一定値
である。
ハイレベルを出力した後、Vz+Vo−Vl<Oとなる
ど、出力はローレベルどなる。いったん出力がローレベ
ルとなると、Voは無視できるため、Vl−Vl<Oで
あるかぎり、出力はローレー  11 − ベルが維持される。即ち、Voが比較器55aのヒスプ
リシスとして効き、スイッチング時のブヤタリングは防
止される。
ローレベル出力の後、Vl−Vl>Oとなると、出力は
ハイレベルとなり、以下、同様に繰り返される。
Vlの値は、定電圧源であるバッテリー電源80の出力
電圧Eと、定抵抗53の抵抗値R53と、温度センサ4
aの抵抗値R4とからV+=E−R4/(R4+R53
)として一義的に定まる。
Vlの値は、定抵抗54の抵抗値R54と可変抵抗52
aの抵抗値Rszを用い、同様に、v2=E−Rs2/
(R54+R52)として一義的に定まる。
したがってVl−V+=E(Rs2Rs3−R4R54
)/(R53+R4>(R54+R52)となり、R5
3=Rs4とすると、V 2− V + 17)正負の
判定は、Rsz−Raの正負の判定に帰すことができる
サーミスタの抵抗値であるR4の値は、高温に=  1
2 − なるにしたがって低下し、低温になるにしたがって上昇
する。また、R52の値は任意に設定できる。
換言すれば、温度センサ4aの検出温度が、可変抵抗5
2aによって設定した温度より高ければVl−Vl>O
となり、ハイレベルを出力し、逆に低(プればVl−V
l<Oとなり、出力はローレベルとなるのである。
比較器551)についても比較器55aの場合と同様で
ある。
かかる判定の結果である温度比較部5の出力は、冷媒制
御部6へ入力する。
比較器55aの出力がハイレベルであれば、トランジス
タ60aがターンオンし、コイル61aが通電し、電磁
弁610aが開き、■バボレータ1aに冷媒が流入する
。出力ローレベルの場合は逆となる。
比較器55bの出力は、同様にしてIバボレータ1bへ
の冷媒の流入を支配する。
また温度比較部5の出力は、圧縮機制御部7へ−13− も入ノ:+する。
比較器55a 、55t)の出力がともにローlノベル
であれば、圧縮機制御部のOR索子73の出力はローレ
ベルであり、トランジスタ74はAフ状態であり、リレ
ー接点750は開いたままであり、したがってコイル2
11には通電Iず、電磁クラッチ2110はつながらず
、圧縮機2は駆動されない。 比較器55a 、55b
の出力の少<r くとも1つがハイレベルとなると、ト
ランジスタ74はターンオンし、リレー接点750が閉
じ、丁Iイル211に通電し、電磁クラッチ2110が
つながり、圧縮機2が駆動される。
一方比較器55a 、55bの出力の少なくとも1つが
ローレベルであれば、圧縮機制御部のNΔND素子70
の出力はハイレベルとなり、トランジスタ71はターン
オンし、その結果コイル294に通電する。その結果、
後記するように圧縮機2の吐出容量は50%となる。
比較器55a 、55bの出力が、ともにハイレベルで
あれば、NAND素子70の出力はローレー  14 
 − ベルとなり、1ヘランジスタ71はクーンオフし、コイ
ル294の通電は遮断され、圧縮機2の吐出容h1は1
00%となる。
本実施例で使用する可変容量圧縮(幾2の構成及び作動
は以下の通りである。
第4図は可変容量圧縮tj!12の断面図であり、第5
図は第4図の要部拡大断面図である。図において、21
は回転軸であり、電磁クラッチを介して駆動源をなず自
#1車用エンジンに連絡し、エンジンの駆動力により回
転する。22は鉄系金属を除用形に成形してなる斜板で
、回転軸21にキー11−めにより固定され、回転軸2
1と一体に揺動回転するようになっている。そして、こ
の斜板22の揺動回転はシューボールを介してピストン
23を往復運動させる。24はこのピストン23の往復
運動を支持するシリンダ部241を軸回りに軸と平行に
5個、左右で10個有するハウジングで第1図中左右に
分割してダイキャスト成形されたものをOリングを介し
て密着結合して形成したものである。ハウジング24の
左右には第1サイドバー  15 − ウジング25と第2サイドハウジング26とが気密的に
接合されている。第11ナイトハウジング25とハウジ
ング24の間には第1バルブプレー1・251が介在し
ており、この第1バルブプレート251の連通孔251
a 、251bによりシリンダ部241と、第1サイド
ハウジング25側に形成された第1吸入室252、第1
吐出室253が連絡される。第1吸入室252は図示し
ない蒸発器で気化された冷媒ガスが供給される低圧室に
連通する。第1吐出室253はハウジング24の中央側
部に設けられIこ高圧室27と連通している。
また、第1サイドハウジング25とハウジング24には
第1吐出室253と後)ホする圧力室とを結ぶ連通路2
54.244が設けられている。第2サイドハウジング
26とハウジング24の間には、第2バルブプレート2
61が介在している。第2バルブプレート261は外側
より吸入用の5個の吸入用連通孔261a 、その内側
に5個の1′!4出迎通孔261b 、中心部にハウジ
ング24の軸受孔242につながる大きな連通孔261
Cを41する−  16 − 円盤状である。第2′+Jイドハウジング26ど第2バ
ルブプレート261の間には第2吸入室262、第2川
出室263が形成される。ぞして吸入用連通孔261a
は第2吐出室262に、吐出用連通:(126l bは
第2吐出室263の中心部に開口する。なお、第2吐出
室263は逆止弁271を介して高圧室27と連通ずる
。第2リイドハウジング26の第2吐出室263の中央
部にはシリンダ状ガイド26aが形成されガイド26a
でその中央部の開口が区画される。このガイド26aの
凹部には弁部28のプランジャ281が挿入されている
。このプランジャ281の挿入された一端は浅い四部と
なりガイド26aの四部底面等で圧力室287を形成す
る。プランジャ281の他端の中央には突部281bが
形成されている。この中央部281bにはネジ穴281
Cが形成されている。またプランジャ281の中央部凸
部281bには、弁部28の主体であるリング状のリテ
ーナ282、吐出弁283が挿入され、さらにバネ座を
兼ねる固定リング284が挿入され、座金28=  1
7 − 5を介してネジ穴281Cにネジ止めされたボルト28
6で固定されている。この弁部28はプランジャ281
がガイド26aの凹部にガイドされ軸方向に移動可能で
ある。図は弁部28が右側に位置する状態を示しており
、この状態では第2吐出室263は第2バルブプレート
の中心部連通孔261Cを通って、ハウジング24の軸
受孔242と連通し、かつシリンダ部241とも第2バ
ルブプレートの連通孔261bを通って連通する。
図とは逆に弁部28が左側に押しつけられると弁部28
の吐出弁283が第2バルブプレート261と当接し、
連通孔261b、2610は閉ざされる。なお、ハウジ
ング24の軸受孔242は低圧室と連通しており、ここ
にはバネ座242aが設けられている。そして、このバ
ネ座242aと弁部28の固定リング284(第2図)
の間にはバネ243が弁部28を図中右方向に付勢する
状態で組み込まれている。
第2サイドハウジング26の外側中央には電磁弁29が
設けられ、電磁弁の中心軸にそって一端−18− 開口の四部29aが設【プられている。この四部29a
の底面に、一端開口の段付のシリンダ状凹部をもつガイ
ド291が固定されている。このガイド291のシリン
ダ状凹部に鉄製の動弁292が嵌装されている。この動
弁292の右傾には凹部292aが形成され、ここにガ
イド291の底面とこの動弁292の凹部292a底の
間にバネ293が挿入されており、動弁292を図中左
方向に付勢する。動弁292の左端にはフッ素樹脂製の
止めJiJ292 bが固定されている。
電磁弁29の中心軸にそった凹部29aの開口を閉じる
第2サイドハウジング26の図上右側には、動弁292
の止め具292bと当接する突部26aが形成され、こ
の凸部の中心軸にそって圧力室287を通じる中心孔2
64が設番ノられている。
また第2サイドハウジング26には第1吐出室253と
連通時254.244で連絡された高圧ガス副室265
が形成され、この副室265から中心孔264に通じる
第1流体通路266が設け−19− られている。この第1流体通路266の中心孔264に
開口する部分の通路は直径0.6mmPi!度の細孔2
66aどなっている、。さらに第2リーイドハウジング
26にはその第2吸入室262ど電磁弁29の中心軸に
そった凹部29aに間口する。
第2流体通路267が設けられている。
電磁コイル294は動弁292と同心軸的に動弁292
の周囲に設けられており、電磁コイル294は通電によ
り動弁292をそのバネ293の付勢力に抗して図中右
方に動かず。本実施例の可変容量圧縮機は以上の構成よ
りなる。
なお、第1吐出室253ど高圧室27と高圧副室265
およびそれらを結ぶ通路で高圧空間が形成され、第1吸
入室252、第2吸入室262と低圧室およびこれらを
結ぶ通路で本実施例に係る低圧空間が形成される。
次にこの圧縮機の作用を説明する。
エンジンと回転軸21とが電磁クラッチにより結合され
ると、エンジンの駆動力により回転軸21および斜板2
2が回転し始める。そして斜板2− 20 − 2の回転に伴ないシリンダ241内をピストン23が往
復する。このピストン23の往復により第1吸入室25
2の冷媒ガスは第1バルブプレート251の連通孔25
1aより吸入弁をへてシリンダ241内に吸い込まれる
。次に、このピストン23が圧縮工程に移ると、吸入弁
によって2518がとじられ、シリンダ部241の冷媒
ガスは、圧縮されて高温、高圧となり、第1バルブプレ
ート251の連通孔251bおよび吐出弁を経て第1吐
出室253へ吐出する。この高温、高圧ガスはその圧力
により高圧室27に入り、そこより吐出サービスバルブ
、連通管等の吐出通路を介して図示しない凝縮機へ送ら
れる。
一方、第2サイドハウジング26側において電磁弁29
の電磁コイル294に電流を流した状態にすると、動弁
292は磁力により図中右側に動かされ図に示す状態に
なる。これにより圧力室287が第2サイドハウジング
26の中心孔264、電磁弁29の中央孔29aおよび
第2流体通路267により第2吸入室(低圧空間)に連
通ずる。
−21− 第2吸入室の冷媒ガス圧力は低いため、圧力室287の
冷媒ガス圧力も低い。このため弁部28のプランジャ2
81はバネ243の付勢力により図に示す右側に押し付
【プられた状態となる。<’i d3、弁部28が右側
に押しイ4けられているため、弁部の吐出弁283は第
2バルブプレート261から離れている。そのため第2
バルブプレート261の連通孔261bが常にシリンダ
241と第2吐出室263とを連通ずる。又第2吐出室
263は第2バルブプレート261の中央の連通孔26
1Cにより、低圧室と連通ずる軸受孔242と連通する
。従って、第2リ−イドハウジング26側のピストン2
3、シリンダ241による冷媒ガスの圧縮は起らず、空
転状態となる。なお高圧室27と第2吐出室263は逆
止弁271により閉じられた状態にあって圧力室287
に流入する。しかしこの第1流体通路266の細孔26
6aは直径が約0.6IIIIIl程度で非常に細いた
め、この直径が約2mm程度の第2流体通路267を通
って圧ノj室287より低圧空間に流出する冷媒ガス量
は第1流−22− 体通路より流入でる冷媒ガス量と比較してはるかに多い
。このため圧ツノ室287の冷媒ガス圧力は低圧空間の
冷媒ガス圧とほぼ等しくバネ243のイζJ勢力に抗す
ることができない。
この状態では第1吐出室253に吐出される冷媒ガスの
みが図示しない凝縮器に送られ、約50%のmm容量で
運転されている。
なお、第1流体通路266から低圧室に流出するガス量
は第1吐出室253に…出されるガス量の3%程度とな
るが、この状態では低容量運転中であり、50%容量運
転が48.5%容1社運転になっても特別な不都合は生
じない。この状態で、例えば、車室内のJA酊が上昇し
、冷房能力を高くしたい場合には、電磁弁29のスイッ
チを切り電磁コイル294の電流を止める。これにより
動弁292はバネ293の付勢力により第2図中左側に
押1ノイ−1けられ、フッ素樹脂製の11−め具292
bが中央孔264の凸部26aに押し付けられ、凸部2
62aの中央に聞[」する中火孔264を閉ざず。この
ため圧ノコ室287と第2吸入室262の−23一 連通が断たれ、高圧室27からガスが第1吸入室262
に流入しなくなる。一方圧力室287に(よ第1流体通
路266の細孔266a(7)細い孔を通って少しずつ
第1111出室253の高圧ガスが流入する。このため
圧力室287の冷媒ガス圧は除徐に高くなり、ついには
バネ243の付勢力に抗してプランジャ281を図中左
側に移動する。これにより弁部28の吐出弁283が第
2バルブプレート261と当接する。そして弁部28は
第2バルブプレート261に押しつけられている。これ
により弁部28の吐出弁283が第2バルブプレート2
61の連通孔261b 、261cを閉ざす。
このため第2サイドハウジング26側のビス1〜ン23
とシリンダ241も冷媒ガスの圧縮を開始し、第2吐出
室263の冷媒ガス圧は高くなる。そして圧力室27の
圧力よりも高くなるど逆11二弁271が開き、第2吐
出室263から高圧室27に高温、高圧の冷媒ガスが流
入する。この状態で圧縮機は100%フル運転となる。
以上のような可変容量圧縮機2を用いた本実施−24− 例の自動車用空調装置は、前述の如く、湯度センサ4a
、41+の検出温度に応じて、各エバポレータへの冷媒
の流入が制御され、かつ、作動しているエバポレータの
個数に応じ、圧縮機2の吐出容量が制御される。
なお、本実施例では、可変容量圧縮機2として、容量可
変部材である電磁弁29を支配する電磁コイル294へ
の通電によって吐出容量を50%とし、通N遮断によっ
て100%とする圧1i!機を用いたが、これに代えて
、通電によって吐出容量を100%とし、通電遮断によ
って50%とする圧縮機を用いてもよい。その場合は、
第3図のN△ND素子70に代えて、AND素子を用い
ればよい。
また、エバポレータの数は2つに限定する必要はなく、
3つ以上用いてもよい。その場合は比較器等の吐出容■
も多段に変化させればよい。
上記実施例では、エバポレータ1a、1bの冷FJ1度
合を、吹出空気湿度を検出する温度セン号4a、4bに
より検出したが、例えばエバポレーター    25 
  − 1a、1b内の冷媒温度、冷媒圧力、エバポ1ノータl
a、lbの表面温度等を検出しても]−バポレータ1a
11bの冷却度合を検出して、同+2iの制御を行なう
ことができる。
また上記実施例では、温度比較部5の出力で圧w1機制
御部7を制御したが冷媒制御部6の出力と関連づけて圧
縮機制御部7を制御するようにしてもよい。
また、エバポレータは車室内の冷房用に使用するばかり
でなく、冷蔵庫用として用いてもよい。
その場合は、冷凍サイクル中の冷蔵庫用エバポレータの
前後に定圧弁、逆止弁を挿入するとともに、冷蔵庫用の
スイッチを別個に設置すればよい。
以上要するに、本発明の自動車用空調装置は、複数のエ
バポレータの冷却度合に関連した物理量を個別に検出し
、その信号に応じて各エバポレータへの冷媒の流入を個
別に制御するとともに、冷媒制御部の作動に対応して可
変容量圧縮機の吐出容量を制御するものである。
実施例に詳述したところからも明らかなように、−26
− 本発明の自動車用空調装置は、冷房負荷量に対応して圧
縮機の吐出容ff亀を制御できるため、なめらかな空調
ができ、またエンジンへの急激な負荷変動も防止される
ため、エンジンの耐久性も向上し、走行フィーリングも
良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動車用空調装置の全体的構成の一例
を表わすブロック図、第2図は本発明の実施例の全体的
構成を表ねず図、第3図は第2図の空調装置の電気的制
御部の電気回路図、第4図は第2図の空調装置で用いる
可変容量圧縮機の断面図、第55図は第4図の可変容量
圧縮機の要部拡大断面図である。 1a11b・・・・・・エバポレータ 2・・・・・・可変容量圧縮機 30・・・・・・凝縮機 32a、32b・・・・・・膨張弁 4a 、4b・・・・・・温度センサ 5・・・・・・温度比較部 6・・・冷媒制御部    7・・・圧縮機制御部−2
7− 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1′!1出容量を変化し得る機構を具備した圧縮機、及
    び、並列に挿入された少なくとも2つのエバポレータを
    有する1冷凍ナイクルと、前記各エバポレータの冷却度
    合に関連した物理間を検出するセン9“と、該センナか
    らの信号に応じて前記各エバポレータへの冷媒の流入を
    個別に制御する冷媒制御部と、該冷媒制御部の作動に対
    応して前記圧縮機の駆動及び吐出容量を制御する圧縮機
    制御部とから成る自動車用空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137522A (ja) * 1984-07-31 1986-02-22 Diesel Kiki Co Ltd 自動車用エンジンの吸気冷却兼空調装置
JPS61220908A (ja) * 1985-03-27 1986-10-01 Nippon Denso Co Ltd 自動車用空気調和装置

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