JPS597170B2 - 内部導電層を有する絶縁ケ−ブル - Google Patents

内部導電層を有する絶縁ケ−ブル

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Publication number
JPS597170B2
JPS597170B2 JP11841877A JP11841877A JPS597170B2 JP S597170 B2 JPS597170 B2 JP S597170B2 JP 11841877 A JP11841877 A JP 11841877A JP 11841877 A JP11841877 A JP 11841877A JP S597170 B2 JPS597170 B2 JP S597170B2
Authority
JP
Japan
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conductive layer
weight
internal conductive
parts
insulated cable
Prior art date
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Expired
Application number
JP11841877A
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English (en)
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JPS5450982A (en
Inventor
成憲 田中
公明 伊勢
渡 中川
聖二 岩田
伸一 阿部
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内部導電層を有する絶縁ケーブル、特にポリ
オレフィン系又は架橋ポリオレフィン系15樹脂の絶縁
電力ケーブルの浸水課電劣化特性を改善したものに関す
る。
一般に、内部導電層を有する電力ケーブルにおいては、
その内部導電層の表面は平滑であシ、絶縁体との界面は
強固に接着していることが必須でιo あるが、電力ケ
ーブルにおいて最も電界の高い部分は内部導電層直上に
ある為、この部分に局部的な弱点があると、ケーブルを
浸水雰囲気で使用した場合、内部導電層からの水トリ−
が発生し、ケーブルの電気特性を低下せしめてその寿命
を短く5 するという問題点がある。
従来・内部押出し導電層としてはエチレン酢酸ビニル共
重合体を基材にしたものが多く使用されているが、加工
性が良好である反面、高温での表面硬度が低く、表面荒
れが起き易く、更に絶縁体、 との接着性が悪いという
欠点を有している。
これ等の欠点を解消するものとして特公昭49−335
16号公報に示される如く、高密度ポリエチレンとエチ
レンプロピレンゴムのプレンド物を基材として用いられ
ており、それなりの効果があるが、ケーブルが著しく浸
水したような状況下では、長時間を経過すると、微少な
弱点部から水ト゜りーを発生し、特性を劣化せしめる場
合があつた。この発明は上記問題点を悉く解消したもの
で、高密度ポリエチレンとエチレンプロピレンゴムとの
ブレンド組成による混和物に酸化マグネシウムを適量混
合して内部導電層材料とすることにより)内部導電層か
らの水トリ一の発生を著しく改善できることに留意した
もので、浸水課電後の界面水トリ一が発生せず、且つ加
工性に優れた組成物を内部導電層に用いた絶縁ケーブル
の提供を目的とするものである。即ち、この発明におけ
る内部導電層としては、20℃の密度が0.930以上
の高密度ポリエチレンとエチレンプロピレンゴムのブレ
ンド物に占める上記高密度ポリエチレンの重量比が20
〜50重量%のもの100重量部に対し、酸化マグネシ
ウム5〜15重量部を加え、更にカーボンブラ・ツク等
の導電性物質を適当な導電性を付与するまで添加した混
和物を用いるものであり、必要に応じて老化防止剤、加
工助剤等を添加することはさしつかえない。
次に、この発明の実施例を種々の比較例と対比して表1
及び人2に基づいて詳述する。
なお、表1には比較例の結果を示し、表2にはこの発明
の実施例の結果を示してある。表1及び表2は、図面に
示す如く導電性混和物によるシート1を絶縁用架橋ポリ
エチレン2で前記シート1を内包する如くサンドイツチ
状にプレス架橋せしめた試料を60℃の温水槽3に浸漬
し60HZ交流電源4から6KVの交流電圧を連続印加
して、導電性シート1の表面から絶縁シート2の層に向
かつて発生する界面水トリ一を観察した結果を示すもの
である。
ここで絶縁架橋ポリエチレンシート2の厚さは約1mm
′(′あり、界面水トリ一は120時間浸漬課電後に試
料を厚さ方向に、約0.3WZ1厚▲に切断し、染色液
を含む水中で約10分間煮沸後に150倍の光学顕微鏡
で観察した。伺絶縁層2はいずれも低密度ポリエチレン
(密度0.92、メルトインデツクス3.2)を用いジ
クミルパーオキサイド(以下DCPと略す)20%老化
防止剤0.2f:)を含有している。
導電層1と絶縁層2のプレス成形はいずれも予備加熱1
20℃で10分、架橋プレス175℃で15分行つた。
上記表から明らかなように、高密度ポリエチレンとエチ
レンプロピレンゴムの組み合せにおいて、高密度ポリエ
チレンのブレンド比が20〜50重量%の範囲のものに
酸化マグネシウムを適量添加した場合においてのみ、優
れた水トリ一抑止効果が得られた。
更に酸化マグネシウムの添加量は、基材100重量部に
対し、5重量部リ止であり、15重量部以上の例えば比
較例8では加工性が悪くなサ、好ましくは5〜15重量
部であV1その範囲内で顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の効果を確認する試料実験の態様を示す説
明図である。 1・・・導電性シート、2・・・絶縁シート、3・・・
温水槽、4・・・交流電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導体上に内部導電層、ポリオレフィン系樹脂又は架
    橋ポリオレフィン系樹脂を順次押出し被覆して成る絶縁
    ケーブルにおいて、該内部導電層として、基材が高密度
    ポリエチレン樹脂とエチレンプロピレンゴムのブレンド
    物であり、且つ上記高密度ポリエチレン樹脂のブレンド
    に占める割合が20〜50重量%であるもの100重量
    部に対して酸化マグネシウムを5〜15重量部加え、更
    にカーボンブラック等の導電性物質を導電性が賦与され
    る程度に添加した組成物を用いたことを特徴とする内部
    導電層を有する絶縁ケーブル。 2 高密度ポリエチレン樹脂対エチレンプロピレンゴム
    の重量比が4:6のブレンド物100重量部に対し、酸
    化マグネシウムが5〜10重量部である組成物を内部導
    電層として用いた特許請求の範囲第1項記載の内部導電
    層を有する絶縁ケーブル。 3 高密度ポリエチレン樹脂対エチレンプロピレンゴム
    の重量比が2:8のブレンド物100重量部に対し、酸
    化マグネシウムが10重量部である組成物を内部導電層
    として用いた特許請求の範囲第1項記載の内部導電層を
    有する絶縁ケーブル。
JP11841877A 1977-09-30 1977-09-30 内部導電層を有する絶縁ケ−ブル Expired JPS597170B2 (ja)

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JPS5450982A JPS5450982A (en) 1979-04-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2573487B2 (ja) * 1987-01-29 1997-01-22 株式会社フジクラ 架橋ゴム・プラスチツク絶縁ケ−ブル
JP3097920B2 (ja) * 1990-11-28 2000-10-10 矢崎総業株式会社 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層の製造方法

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JPS5450982A (en) 1979-04-21

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