JPS597071A - 印刷におけるピンホ−ル除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、凹版または平版など（こよる印刷において
発生するピンホールの除去装置（こ関するものである。

凹版または平版などを用いた印刷法（こまって金属板、
プラスチック板、ガラス板などのインキの非吸収体被印
刷物に印刷を行う場合、印刷された画線部のインキ層の
内部番こ微小気泡が多数とじこめられ、ついでインキ層
がこれら多数の気泡をとじこめたま５乾燥固化するので
、その内部に多数のピンホールが形成されることが多い
。

インキ層のピンホールは、銘板などの印刷面の濃度を低
下させるし、とくにプリント基板をこあっては、プリン
ト回路を形成するインキレジスト膜の耐食性を弱めるこ
とになるため問題とされている。

や・ 第１図は、インキ着はローラ圓のインキ皮膜が版胴α（
ト）・こセットされた印刷版版面α４の画線部番こ着床
してゆく状態を誇張して模式的に示したものである。

インキ着はローラ（１１）のインキ皮膜（１ｚは、イン
キ着はローラ（１１１および版胴（１３がたがいをこ接
触し。

同一周速度にてそれぞれ矢印方向シ二回転すること４こ
よって２版面α揚と接触するＡ点をすぎると。

図示のよう番こインキ皮膜（１２１内の圧力が急激に増
大し、前記圧力が散大となる位置Ｂにおいてずれのない
最初の領域が現われる。接触部Ａ−Ｄ（ただしＣは接触
中心を示す。）をすぎたところで前記圧力は大気圧（ケ
ージ圧力０）をこ等しくなり、再びずれのない領域とな
る。この領域をすぎるとインキ皮膜Ｑ２ｉ内の圧力は大
気圧より低下し、極小となりついで大気圧をこ復するが
。

前記圧力が極小暑こなる位置近傍で、インキ皮膜ａｚが
上下をこ引っはられるので微細な孔が生じる。

そしてこの微細な孔が大きくなり空洞に成長し。

ついには糸引き状をこ分裂して版面αａの画線部に転移
９着床する。

さてこのように分裂し９版面−の画線部に着床したイン
キ層（１２’）の表面は微小なりレータ状の凹凸からな
る粗面を呈する。この版面α４画線部に着床するインキ
皮膜（１２’）は９時間経過◆こ伴ってインキの表面張
力によって平準化されるが、この画線部が被印刷物と接
触するまでの時間は短く、前記平準化（レベリング）は
ほとんど進行しないことから、平滑な被印刷物の表面と
接触すれば画線部の微小クレータ内の空気が、被印刷物
をこ転移するインキ層にとじこめられて気泡となり、さ
らに前記したピンホールを形成する。以上がピンホール
の形成を説明する空洞理論（ｃａｖｉｔａｔｉｏｎ　ｔ
ｈｅｏｒ）’　）のあらましである。

被印刷物が紙などのようにある程度の通気性を有するも
のである場合番こ比して、それが全く通気性をもたない
金属板、ガラス板である場合に、前記したピンホールが
生じやすいのは、その発生過程の前記説明によって首肯
できる。

ところで前記のとおり問題とされるピンホールを少くす
るためをこ、たとえば印刷圧を強くしたり、印刷速度を
おそくシ、インキ層内にとじこめられた気泡を押しつぶ
して放出させ与ことをねらった方法や、柔かいインキを
用いてインキ皮膜のレベリング効果を発揮させようとす
る方法など種々の方法が従来試みられているが。

これらの方法はピンホールを少くする効果はあるが、そ
の反面印刷された画像の鮮明さをある程度犠牲にするこ
とはさけられず、いずれの方法もピンホール除去対策と
しては好適とはいいかたいものである。

この発明は、前記した現状昏こ鑑み、従来の凹版または
平版など昏こよる印刷における問題を解決するピンホー
ル除去装置を提供することを目的−としてなされたもの
であって、印刷版版面および／またはブランケット胴外
周面に接触するならしローラを印刷位置の前・こ設け、
前記印刷版版面および／または前記ブランケット胴外周
面・二層床し画線部をなすインキ皮膜を、それが被印刷
物と接触する前会こその表面を平滑にするようにした印
刷におけるピンホール除去装置をこかかるものである。

以下、この発明にかかる実施例装置◆こついて図面を参
照しながら説明する。

第２図は湿し水なし凹版印刷版による金属板。

プラスチック板などのインキの非吸収体被印刷物（こ対
する厚肉印刷をこおける実施例装置の要部の模式説明図
である。

版胴（１３）に装着されている凹版印刷版版面αａは。

印刷版原版の撥油性薄膜を原画パターンどおり除去して
親油性とした画線部と、撥油性薄膜を残した非画線部と
から構成されており、この版面α４の前記画線部（こイ
ンキを供給する外周面をこゴムライニングを施したイン
キ層はローラ圓。

（１１’）が版胴−に接触させて設けられ、これらイン
キ層はローラ圓、　　（１１’）　Ｇこは、金属製ロー
ラからなる中間ローラ叫が接触するように設けられてい
る。版胴Ｑ８）の最終インキ層は位置ψθとその印刷位
置（Ｐ２）の中間位置、好ましくはそれよりややインキ
層はローラ（１１’）に近付けた位置を二版胴（１３と
接触するならしローラ側が設けられている。これら）ｃ
ｙ−ラ（１１１，（１１’）、　（ＩＳ＊よびａ８はい
ずれも凹版印刷版版面α舶がセ、）される版胴０国の外
周面にそれぞれ接触することによる摩擦駆動もしくは歯
車その他の手段による伝達駆動によりそれぞれ接触面に
おいて同一の周速度−こて図示の矢印方向に回転するよ
うにされている。中間ローラ（１５１へはそれと接触す
るローラ系列を介してインキ供給装置（図示せず）から
インキが供給されるようをこなっている。ならしローラ
Ｏｅは、その外周面がシリコンゴムなどからなる撥油性
層によってライニングされており、その回転軸を支承す
る軸受部（図示せず）が上丁方向に摺動自在なるようＧ
こフレームに取付けられている。圧胴αりは公知の手段
により支軸α印に回転自在昏こ支承され、その回転駆動
は図示とは反対側の胴側板をこ固定された被動歯車をそ
れとかみあうビニオンを備えた駆動軸（図示せず）Ｇこ
よって、その周速度が版面圓の周速度と一致するよう番
こ矢印方向をこ行われるようをこされている。第２図Ｑ
こおいては、被印刷物たとえばプラスチック製基板α９
）が送りロー５ｍＧこよって版胴（１３）と、胴抜き状
態にある圧胴αりとの間番こ送りこまれ、その先端面が
印刷位置ＣＰ、）を通過してから圧胴（１７ｉが胴入れ
された状態を示している。

つぎゃここの装置をこおける動作を二ついて説明する。

版胴ＯＪの凹版印刷版版面ｕ４１にインキ着はローラα
１１（１１’）から供給され２版面α勾の画像部を二転
移したインキ皮膜は、それがインキ着は最終位置（Ｐｌ
）からならＬローラ（＋６１との接触位置（Ｐ３）まで
の円弧面間をこおいては、第１図Ｑこまって説明したイ
ンキ皮膜（１２’）と同様の粗面を呈し【いるが、なら
しローラαｅを通過する除曇こ、その撥油性を有する平
滑な外周面から、ならしローラα０の自重（Ｗ）の分力
により法線方向の適度な押圧力（Ｗ′）が前記インキ皮
膜に加えられ（なおこのほか、バネ等をこよって抑圧を
加えてもよい）。

その粗面が平滑にならされ、平滑面とされる。

したがって、印刷位置（Ｐ２）においては、従来プラス
チック基板α１こ版面αａの画像部から転移し印刷され
たインキ層に気泡としてとじこめられ。

インキが乾燥固化したときにピンホールを形成する因を
なす空気をとりこむ粗面の微小なりレータ状凹部がすべ
てならしローラＱ６１Ｇこよって取除かれることからビ
ンボールのない印刷を行うことができる。

以上の説明（こおいては、凹版印刷版版面圓が被印刷物
（１１こ接触し印刷を行うダイレクト印刷方式の装置を
例にあけて説明したが９版面圓に平版印刷版版面を装着
する場合も全く同様の装置によってピンホールのない印
刷を行いうる。

また間接印刷方式たとえばブランケット胴（ゴム胴）を
版胴と被印刷物との間番こ介在させるオフセット印刷に
おいては、ならしローラαθを。

印刷前の位置で前記ブランケット胴裔こ接触させるよう
に設ければもっとも効果的であるが、イ効果はある。さ
らにはインキ着けを行った版胴ところで、第２図に示し
た実施例装置においては９版面（１４１の画線部会こ着
床したインキ皮膜をならしローラα６）Ｇこよって適度
に押圧し、その粗面を平滑をこするのであるから９画線
部を太らせ。

印刷された画像の鮮明さを損うことが懸念されるかもし
れないが、前記した湿し水なし凹版においては９画線部
のインキ皮膜が非画線部をなす撥油性をもつ版面部分に
隣接していることから９版面（１４１の画線部の太りが
印刷位置（Ｐ２）Ｇこ到着するまでにインキ自身の表面
張力昏こよって収縮し、復元するので、ならしローラＣ
ｌ６１＆こよる画線部の太りが印刷画像に生ずることは
ない。

また、オフセット印刷方式昏こおいては９画像部はわず
かに太りを生ずるが、太りが問題になるようであれば、
予め太り分を見込んで版面画線部を細めに卆希書≠半作
成しておけばよい。

以上の説明によって明らかなようにこの発明Ｇこかかる
印刷におけるピンホール除去装置においては２版胴の印
刷版版面またはプラツクｙ）胴外周面に着床し９画線部
をなすインキ皮膜を。

それが被印刷物と接触−４゛る前にその表面をならしロ
ーラによって平滑にするよう舎こされていることから、
従来被印刷物に印刷版版面またはブランケット胴外周面
から画線部をなすインキ皮膜が転移し、印刷されたイン
キ層（こ気泡としてとじこめられ、インキが乾燥固化し
たとき番こピンホールが形成される因をなす空気を取り
こむ印刷前のインキ皮膜の微小なりレータ状四部が１−
べて前記ならしローラ番こよって取除かれることとなり
、ピンホールのない印刷を、印刷画像の鮮明さを損うこ
となしをこ行うこと’ｃ　Ｎ■能ならしめたものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、インキ清げローラのインキ皮膜が版胴にセッ
トされた印刷版版面の画線部に着床してゆく状態を誇張
して示した模式説明図、第２図はこの発明Ｑこかかる実
施例装置の要部の模式説明図である。 （１１］、　　（１１’）・・・インキ清はローラ（１
′；Ａ、　　（１２’）・・・インキ皮膜０３）・・・
版胴　　　　　　　圓・・・印刷版版面０６）・・・な
らしローラ　　　０９）・・・被印刷物ａ）１）・・・
インキ清はローラの版胴との最終接触位置 （Ｐ２）・・・印刷位置 （Ｐ３）・・・ならしローラの版胴との接触位置１理゛ 代理人　弁理士　北　村　　学７゛ １

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷版版面および／またはブランケット胴外周面に
   接触するならしローラを印刷位置の前昏こ設け、前記印
   刷版版面および／または前記ブランケット胴外周面Ｑこ
   着床し画線部をなすインキ皮膜を、それか被印刷物と接
   触する前をこその表面を平滑にするようにした印刷番こ
   おけるピンホール除去装置。 ２、ならしローラの外周面を撥油性層とした特許請求の
   範囲第１項に記載の印刷におけるピンホール除去装置。