JPS5970606A - ヘアリンス剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヘアリンス剤組成物に関し、特にヘアリンス
剤としての優れた諸性能を有するとともに整髪し易さ及
びセット維持力の改善されたヘアリンス剤組成物に関す
るものである。

通常、毛髪は洗髪によってその表面に付着した汚れとと
もに表面皮脂分も除かれるため柔軟性を失ない、その結
果、くし通り及び風合が悪くンよ）帯電防止性も低下し
て望ましくない状態となる。

このような現象から毛髪を守るために、洗髪後には通常
ヘアリンス剤で処理して毛髪の劣化を防止し、毛髪を望
丑しい状態に回復させることが行われている。

従来、この種のヘアリンス剤に（ｌ酸物は、毛髪に対す
る柔軟性及び帯電防止性のけ有、風合の改善などのリン
ス効果に関１〜てはある程度有効であるが、整髪し易さ
及び整髪後のセット保持力などの整髪性は低いものであ
る。

一般に、毛髪に対する柔軟性個有と整髪性個有は相反す
る効果であり両性質を同時に十分満足させることは困難
である。例えば柔軟性付与剤として第四級アンモニウム
塩を用い、整髪性＋Ｊ与剤としてポリオギシプロピレン
アルギルエーテルヲ組み合わせて用いたヘアリンス剤組
成物（特開昭５５−１０２５１０号公報）や整髪性付与
剤としてポリオキシアルキレンアルキルエーテルのリン
酸エステルを用いたヘアリンス剤組成物（特開昭５７−
７７６１４号公報）が提案されているが、これらはいず
れも柔軟性などのリンス効果を満足させる処決において
は整髪性が不十分となり、整髪性を満足させようとすれ
ば柔軟性などのリンス効果がｆ満となり、両性能を同時
に満足させることは実質的にできないものである。

本発明者らは、このような従来のリンス剤の欠点を克服
し、実用上満足しつる柔軟性なとのリンス刊与効果と整
髪性イ」有効」を兼備したリンス剤、Ｉｉ［ｉ酸物を提
供すべく鋭意研究を・重ねた結果、モノアルキル型第四
級アンモニウム塩と特定のポリアルキレンオキシドのリ
ン酸エステルを組み合わせることによシ効果的に目的を
達成しうることを見出し、本発明に至った。

すなわち、本発明は、（Ａ）モノアルキル型用四級アン
モニウム塩帆１＝２０重敏係及び（■３）活性水素２〜
６個を有する化合物のポリオキ／アルキレン刊加重合体
であって、オキシエチレン含ｈｔがＯ〜５０重量係の刊
加重合体のリン酸エステル０．１〜３０重駈係を含有し
て成るヘアリンス剤組成物を提供するものである。

本発明の組成物に用いられる（Ａ）成分のモノアルキル
型第四級アンモニウム塩は、従来知られたリンス剤の成
分として使用されているものであシ、高級アルキル又は
ヒドロキシアルキル基を１個分子内に有するアンモニウ
ム塩であって、本発明においては、特に次の一般式 （式中、Ｒ１は炭素数８〜２２のアルキル基又はヒドロ
キシアルキル基、Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４は炭素数１〜３のア
ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、ベンジル基又
は付加モル数が５以下のポリオキシエチレン基、Ｘはハ
ロゲン又は炭素数１〜２のアルキル硫酸基である） で表わされるモノアルキル型第四級アンモニウム塩が有
利に用いられる。上記式で表わされる第四級アンモニウ
ム塩のうち、好ましいものは式中のＲ１が炭素原子１６
〜２２個を山するアルキル基、Ｒ２，Ｒ３及びＲ４が炭
素原子１〜２個のアルキル基又はヒドロキシエチル基で
、Ｘが塩素の第四級アンモニウム塩である。

そのような第四級アンモニウム塩としては、例えばステ
アリルトリメチルアンモニウムクロリド。

ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリ
メチルアンモニウムクロリド、硬化牛脂アルキルトリメ
チルアンモニウムクロリド、硬化牛脂アルキルビスヒド
ロキシエチルメチルアンモニウムクロリドなどを挙げる
ことができる。これらは単独でもよいし、“２種以上を
組み合わぜて用いてもよい。

本発明の−＼アリンス剤組成物には、このモノアルキル
型第四級アンモニウム塩を組成物全重量当たり０．１〜
２０重量係重量金含有ことが重要である。含有量が０．
１重量％未満では満足すべきリンス効果が得られず、ま
た２０重量係を超えると整髪効果が低下するので好まし
くない。好寸しい含有量は０．３〜５重量係である。

寸だ本発明の組成物に、上記モノアルキル型第四級アン
モニウム塩と組み合わせて用いられる（Ｂ）成分のリン
酸エステルは活性水素２〜６個を有する化合物にアルキ
レンオキシドを個別重合させた重合体のリン酸エステル
類であって、付加重合体中のオキシエチレン含量は５０
重量係以下であることが重要であり、オキシエチレン単
位ヲ全く含まなくてもよい。イ・１加重合体中のオキシ
エチレン含量が５０重量係を超えると親水性が強くなり
すぎ、特に整髪性が低下するので好ましくなく、好まし
い含量は３０重緻係以下である。

凍だリン酸エステルを形成するポリオキシアルキレン付
加重合体は、活性水素２〜６個を有する化合物（Ｃアル
キレンオキシドを酸又はアルカリの存在下に個別重合さ
せたもので、そのような化合物は水又は活性水素２〜６
個を有する炭素数２〜６のアルコール、アミン及びチオ
ール類であって、好ましいものは炭素数２〜６の２〜６
価の多価アルコール又は炭素数２〜６のアルキルアミン
もしくはポリアルキレンポリアミンである。特に２〜４
個の活性水素を有するアルコール類が好ま１〜い。

このような化合物としては、例えはエチレングリコール
、フロピレンゲリコール、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリｉ・−ルナトカｈ　ル。

また、アルキレンオキシドは、好ましくは炭素数３〜４
のものであり、これらはエチレンオキシドとともに付加
体を形成させる場合には５０重敗％以上使用することが
重要である。さらに付加重合体中におけるオキシエチレ
ン単位以外のポリオキシアルキレン部分の分子量は約５
００〜ｉｏ、ｏｏ。

程度が好ましく、小さずぎるとそのリン酸エステル化物
の整髪効果が小さく、また太きすぎるとリンス効果が低
下して好ましくない。より好１１〜い分子量は約８００
〜５，０００である。

このようなポリオキシアルキレンイ１」加重合体は、公
知の方法により容易にリン酸エステル化され、本発明に
用いられる（Ｓ）成分とすることができる。

そのようなリン酸化剤は何ら制限されないが、例えば在
酸化リン、三塩化リンやオキシ塩化リンなどが好適に使
用される。

本発明組成物に（Ｂ）成分として用いられるリン酸エス
テルは、上記のような末端に遊離水酸基２−・−６個を
有するポリオキシアルキレン付加重合体をリン酸エステ
ル化して得られるものであυ、そのリン酸エステル化は
遊離水酸基をすべてエステル化してもよいが、必ずしも
その必要はなく、例えば平均１５係以上リン酸エステル
化したものも本発明に使用することができる３、シがし
、このリン酸エステル化度は、４０％以上が好才しく、
特に６０％以上が好捷しい。壕だ、このようにリン酸エ
ステル化されたものは必ずしも中和することなく本発明
の（Ｂ）成分として使用しうるが、適当に中和して用い
ることもできる。中和して塩を形成させる場合には、例
えばアルカリ金属塩、アンモニウム塩、炭素数２〜３の
アルカノールアミン塩やアルキル基の炭素数１〜３のア
ミン塩などが好適である。

リン酸エステルの具体例としては、ポリプロピレンクリ
コール（ＭＷ＝２１［？０　）のリン酸エステル、ポリ
（オキシエチレンオキシプロピレン）グリコール（ＰＡ
Ｏ＝３８００．　ＦｉＯ＝　１０％）のリン酸エステル
、ポリ（オキシエチレンオキシブチレン）グリコール（
ＰＡＯ＝２２００．　ＥＯ＝　２０　’Ｉｙ　）のリン
酸エステル、クリセリンに付加Ｍ１合させたポリ（オキ
シエチレンオキシプロピレン）トリオール（ＰＡＯ＝３
０００．　ＫＯ＝　ｌ　Ｏ係）のリン酸エステル、ペン
タエリスリト−ルに付加重合させ／こボ’ｒ　（オキシ
エチレンオキシプロピレン）テトラオール（ＰＡＯ＝３
０００．　ＥＯ＝　ｌ　Ｏ係）のリン酸エステル及びこ
れらのトリエタノールアミン塩が挙げられる。

なお、上記中のＰＡＯはイτＪ加重合体中のオキシエチ
レン部分を除くポリオキシアルキレン部分を意味し、そ
の数字はそれらの重合体としての分子量であり、またＥ
Ｏはエチレンオキシドの略号で、その係は個別重合体中
のＥＯの含有割合（重量）を示す。

まだ、リン酸エステルの含有鼠Ｈ−！、、本発明の組成
物全重量に基づいて０．１〜３０Ｍ量ヂの範囲である。

この配合量が０−１！を係未満ては満足すべき整髪効果
が得られず、逆に配ば量が３０重１社係を超えるとリン
ス効果が劣化する。好ましくは０．３〜１０重量係の範
囲である。

本発明の９Ｊ↓成物なよ、」二記（Ａ）成分と（Ｂ）成
分をそれぞれ特定範囲量組み合わせて含有することが必
要であるが、本発明υ目的を阻害しない範囲で、例えば
油分、非イオン性界面活性剤及びアルコール類なとを適
宜添加することができる。

油分としては、例えば高級アルコーノへ　クリセリド、
脂肪酸エステル、流動パラフィン、オレフィン低重合体
、ラノリン誘導体、コラ−ケン誘導体、シリコーン類な
どがあり、１だ非イオン性Ｗ面活性剤としては、例えば
ポリオギシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルケニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンヒマシ油誘４Ｌ　ショ糖脂肪Ｈエステルな
どを挙げることができ、さらにアルコール類としては、
例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、ポリエチレンクリコール、エタノール、セロ
ソルブなどを挙げることができる。

本発明の組成物には、その他リンス剤に通常添加使用さ
れる粘度調整剤、ノ・イドロトロープ、乳濁剤、殺菌剤
、着色剤、番別、キレ−１・削、酸化防止剤、防はい削
などを添加することもできる。

本発明のリンス剤組成物は、柔軟性、しっとり感、し７
なやかさなど洗髪上に対するリンス効果υて優れ、整髪
しゃずいという、いわゆる整髪性Ｖこも優れた極めて望
ましいリンス剤である。

次に実施例により本発明をさらに詳卸ＩＣｌこ説明する
。なお、例中の組成物における係ｄ、乗隈に基づくもの
である。

寸だ、リンス剤組成物のリンス効果及び整髪効果の１ｌ
ｉｌ定法及び評価法は次の方法により行ったものである
。

（１）　　リンス効果 あらかじめ市販シャンプーで洗浄した毛束（長さ２０ｃ
ｍ、Ｍ量２０２）に試料のヘアリンス剤２ｇを塗布して
十分になじませ／このち、４０℃の温湯５００ｍ７！で
２回すすぎ、毛束を軽くしほり、さらに２５℃の温度、
６５係ＲＨの条件下で１昼夜放置する。

このように１ルス処理した毛束についてノ々イ・１１１
０名によυリンス効果を評価した。Ｆｌ’（山ｊ基準は
、良好５点、首通３点、劣る１点とし、１０名のＹ−均
値で表わし／ξ０ （２）整髪効果 アラかじめ市販シャンプーで洗ｆ４（シた毛料芝（長さ
ＺＯｃｌｎ、重量２０〕に試料（リヘア１ノンス斉１１
２グを塗布して十分なじませたのち、４０℃の温湯５０
０−で２回すすぎ、毛束を軽＜Ｌ、／Ｙる。

この毛束端の横幅を６１１１定してａＯを＞Ｊ＜め、次
ＩＣヘアードライヤーで毛束を１５分間隋〜風卓乞燥し
ブこのち毛束端の横幅を測定してｄ１５をＡ〈め、次式
により整髪力を算出した。

この値が大きいほど整髪力に優れていることを示す。

なお、下記具体例において用ｔハた（八）成分は４第１
（Ａ−１−Ａ−４）、（Ｂ）成分は５種（Ｂ−１−Ｂ−
５）であり、比較のために用いた３ｆｊ７（ｃ−１〜Ｃ
−３）は（Ｂ）成分に対応する。４（発ｔｖするｒ５の
ものである。

これら化合物の詳細を第１表ｅこ丑とめ−Ｃｙｒ−ｊ〜
。

表中のＰＡＯ及びＥＯは前記と同じ意味を有１−る。

／ ７、′ ／′ ７／ ７７″ ／ −シ 実施例１〜４．比較１列１〜４ 第四級アンモニウム塩としてＡ−２を１．０％、（Ｂ）
成分＠　ａ、Ｏ％のほかステアリルアルコール２．０％
、ポリオキンエチレン（５）硬化ヒマ／油エーテル１．
０％、ポリオキンエチレン（６０）＋ｍ４化ヒマシ油エ
ーテル１．０％、フロピレンゲリコール３゜０％、失敗
の香料並びに色素を加えて残部を水でノくランスさせた
組成物を調製した。

（Ｂ＞成分として、Ｂ−２〜Ｂ−５をそれぞれ用いた組
成物（実施例１〜４）及びＣ−１〜Ｃ−３をそれぞれ用
いた組成物（比ｌ１１３！クリ１〜３）について、リン
ス効果と整髪効果を評価した。まだ参考のために（Ｂ）
成分を加えないものについても同様の評価を行い比較例
４として示した。これらの評価結果を第２表に示ず０ 第　　２　　表 実施例５〜８ （Ａ）成分及び（Ｂ）成分の種類、組合せ、宮有量を第
３光に示すように没史する以外は実施例１〜・１と全く
同様な組成物を調製し各組成物の１生ｉｉヒをＨｉＦ価
して第３表に併記した。　　　　　　　　　　　　　　
提べ 果 ２７− 、％　　　：う　　表 第２表及び第３表に示された結果から、さきに案された
ヘアリンス剤組成物（比１１反例：３）に比で本発明の
？ｌ（１↓成物が潰れたリンス効果と整髪幻を有するこ
とがわかる。

特許出願人　ライオン株式会社 代理人　同　形　　明

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １（Ａ）モノアルキル型第四級アンモニウム塩０．１〜
   ２０重量％及び（Ｂ）活性水素２〜６個を有する化合物
   のポリオキシアルキレン付加重合体であって、オキシエ
   チレン含量が０〜５０重量％の付加重合体のリン酸エス
   テル０．１〜３０重量％を含有することを特徴とするヘ
   アリンス剤組成物。 ２　モノアルキル型第四級アンモニウム塩が、一般式 （４式中、Ｒ１は炭素数８〜２２のアルキル基又はヒド
   ロキシアルキル基であり、Ｒ２，Ｈ５ｉヒＲ４はそれぞ
   れ、炭素数１〜３のアルキル基もし＼はヒドロキシアル
   ギル基、ベンジル基又は付加モル数５以下のポリオキシ
   エチレン基であり、Ｘはハロゲン又は炭素数１〜２のア
   ルキル硫酸基である） で表わされる化合物である特許請求の範囲第１項記載の
   組成物。 ３　活性水素２〜６個を有する化合物が、炭素数２〜６
   の２〜６価のアルコール又はポリアルキレンポリアミン
   である特許請求の範囲第１項記載の組成物。