JPS596919Y2 - 防除機の薬剤導出装置 - Google Patents

防除機の薬剤導出装置

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Publication number
JPS596919Y2
JPS596919Y2 JP5057077U JP5057077U JPS596919Y2 JP S596919 Y2 JPS596919 Y2 JP S596919Y2 JP 5057077 U JP5057077 U JP 5057077U JP 5057077 U JP5057077 U JP 5057077U JP S596919 Y2 JPS596919 Y2 JP S596919Y2
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JP
Japan
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drug
air supply
tank
air
discharge port
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Expired
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JP5057077U
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JPS53145972U (ja
Inventor
国弘 原田
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、送風機の空気流を利用してタンク内から薬剤
を導出し風送して散布する。
所謂る送風散布形式の防除機の薬剤導出装置に関するも
のである。
そして本考案の目的とするところは、送風機内から取出
した空気をタンク内の底部に吹込んで薬剤を導出するに
あたり、その空気流の動圧の損失が少なく、シかも薬剤
が、薬剤タンクの底部内周辺に停滞、残留するのを防止
して、薬剤の導出が円滑に安定して行われるように考慮
された薬剤導出装置を提供しようとするものである。
この目的のため、本考案は、送風機ケーシングに開口し
た薬剤受口座に薬剤タンクの底部吐出口部を嵌合連着し
て、その吐出口の底部に、給気口と薬剤吐出口とを接近
させて開口した開閉シャツタを有する薬剤導出タンクを
、上記送風機内の空気通路に臨むように附設して、送風
機内の空気通路を流れる空気流の一部を直接、導出タン
ク内の給気系路を介して上記給気口より薬剤タンク底部
内に吹込むように構或すると共に、さらにそのシャツタ
に開口する給気口を、タンク底部内周壁に向けて開口さ
せることにより、薬剤タンクの底部内周辺に停滞しがち
な薬剤に対して空気を吹きつけ、その薬剤の残留を防止
するようにしたことを特徴とする。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明すると、第
1図において、1は薬剤タンク、2は送風機である。
この送風機2は、ケーシング21の中に羽根車22を内
装してなる遠心型の送風機であって、そのケーシング2
1の背部側面にはエンジン3が装着されている。
そして前記羽根車22はエンジン3に直結されていて、
エンジン3の回転動力により所要の回転数で高速回転さ
れるようになっている。
上記送風機ケーシング21の外周頂部には、上方に向け
て開口する筒状の薬剤受口座23が設けてあり、この受
口座23に、前記薬剤タンク1の底部11に備える吐出
口部12を嵌入止着させることで、薬剤タンク1と送風
機2とが上下に連設され、薬剤タンク底部の吐出口部1
2が送風機2内の空気通路24に臨むようにしてある。
そして、上記吐出口部12の底面に、本考案の特徴とす
る薬剤導出タンクAが、その底面開口部を下から塞ぐよ
うに取付けられている。
この薬剤導出タンクAは、第2図ないし第4図に示され
ているように、椀状をなしたハウジング4と、その上面
に載置重合された弁座板5と、この弁座板5の上面にお
いて回動可能に重合された開閉シャツタ6とを有してい
る。
上記ハウジング4は、椀状の底面中央にボス部41を直
立し、そのボス部41の周りに環状の薬剤風送室42を
形戊すると共に、さらにその周囲に仕切壁44を介して
環状の給気室43を形威してなるもので、これら薬剤風
送室42および給気室43の各上面はそれぞれ上方に向
けて開口されている。
そして上記給気室43に連通してハウジング4の外周一
側には、下向きに開口する空気導入カバー45が設けて
あり、またこの導入カバー45を設けた側と反対側のハ
ウジング4の外周他側には、薬剤風送室42へ連通する
大径口の吐出口部46と、給気室43へ連通する小口径
の補助吐出口部47とが並列的に延設されている。
これらの吐出口部46および補助吐出口部47には、そ
れぞれ吐出パイプ48 .49が接続されてあり、この
両パイプ48 .49は第1図に示されているように空
気通路24に沿って延び、その先端を空気通路24の吐
出口25へ向けてそれぞれ開口させている。
しかして前記空気導入カバー45は、送風機2内の空気
通路24のタンク直下に向けて開口され、空気通路24
内を流れる空気流の一部が導入カバー45により給気室
43内に流入するようにしてあり、さらにその導入空気
の一部が薬剤風送室42内にも流入し得るように、前記
仕切壁44には空気導入カバー45に対向して通気口4
4 aが開口されている。
また弁座板5は、上記ハウジング4の上面に重合させた
状態において、そのハウジング4側の薬剤風送室42に
通ずる薬剤流路51と、給気室43に通ずる給気流路5
2とが開口されている。
これらの流路51および52は、第4図以下に示すよう
にその薬剤流路51は略扇形に開口され、また給気流路
52はその外周側に位置してスリット状に開口されてあ
り、かつ両流路51.52は、それぞれに対向する薬剤
風送室42,給気室43の円周方向に対し、その略4分
の1周にわたる円周長さのものが180゜の位相差をも
って各2個、円周中心を境にして対称的に配置されてい
る。
この弁座板5の上面に重合される開閉シャツタ6には、
上記弁座板5側に開口した薬剤流路51に対向して、こ
れと重合し得るよう対応位置に開口された同形状(扇形
)の薬剤吐出口61と、給気流路52に対向してその流
路内に配設された多数の給気口62とが開口されている
上記各給気口62は、シャツタ6の底面に凹設された溝
により一端が弁座板5の給気流路52に連通し、他端は
シャツタ6の周面、すなわち薬剤タンク1の底部内周壁
に向けて開口されている。
とくに上記給気口62群の開口向きは、第4図以下に示
すように一群5個の給気口の場合、その中間3個はシャ
ツタ6の半径方向に沿うよう放射状に開口され、また両
端の給気口は、互いに離反する反対方向へ向け、かつや
や接線方向寄りに傾斜して開口されている。
しかしてシャツタ6の円周2個所に対向して配設された
両給気口62群により、薬剤タンク1の底部内周辺全域
にわたって空気が噴出されるようになっている。
なお、この給気口62群は、第8図および第9図に示す
ように、その複数個のうちの一部、たとえばシャツタ開
度を小さくする側に配置される給気口62 aを、内側
の薬剤吐出口61に向けて開口させ、一部の空気を薬剤
吐出口61に向けて噴出するように構或してもよい。
上記シャツタ6の底部中央には、弁軸7が下方に向けて
垂直に固設されてあり、該弁軸7は、弁座板5の中央部
およびハウジング4の中央ボス部41にそれぞれ貫通し
て設けられた軸孔を通して、その下端部がハウジング4
の底部より突出されている。
そして弁軸7の下端突出部には、ハウジング4の底面中
央に設けられた軸孔の大径部分に入り込ませてコイルバ
ネ71が嵌挿され、このバネ71の弾発力によりシャツ
タ6が弁座板5に対し所要の圧力で圧接されるようにし
てあり、さらに弁軸7の下端には、操作アーム72の一
端が挿通されてナット73にて弁軸7に固定されている
この操作アーム72の他端には第1図にみられるように
コントロールワイヤ74が連結され、このコントロール
ワイヤ74は送風機ケーシング21の外に導出されてい
て、ワイヤ74によりシャツタ6が弁軸7を軸線として
回動操作できるようにしてある。
このような構戊では、コントロールワイヤ74の操作に
よりシャツタ6を弁座板5に対し90゜の回動範囲で相
対位置を変位させることにより、シャツタ6側の薬剤吐
出口61および給気口62を、それぞれ弁座板5側の薬
剤流路51,給気流路52に対し全開状態(第5図参照
)あるいは全閉状態(第7図参照)とに開閉操作するこ
とができると共に、その開口量を任意に調節することが
でき(例えば第6図参照)、これにより導出タンクA側
の薬剤風送室42および給気室43を、それぞれ薬剤タ
ンク1内に開閉操作できる。
しかして防除作業に際し、エンジン3を駆動した状態で
、シャツタ6の薬剤吐出口61および給気口62を開く
と、送風機2内の空気通路24を流れる空気流の一部が
、空気導入カバー45に案内されてハウジング4内の給
気室43に入り、給気流路52一給気口62を通って上
方の薬剤タンク1の底部内に吹き込まれる。
この空気の吹込みにより薬剤は浮動され、攪拌されて流
動性が付与されることで、薬剤は空気と混合されてタン
ク1内より薬剤吐出口61一薬剤流路51内を通って、
ハウジング4内の薬剤風送室42内へと流下風送される
そして薬剤と空気の混合物は空気流の流れに沿って薬剤
風送室42内より吐出口部46へと風送され、吐出パイ
プ48を通って空気通路24の下流側へ吹き出されて、
空気通路24を流れる空気流と合流された後、ダクト8
を経て目的の防除場所へと風送される。
このように本考案においては、送風機2内の空気通路2
4を流れる空気流の一部を直接、導出タンクA内の給気
室43に通して給気口62から薬剤タンク1の底部内に
吹込むようにしたから、薬剤タンク1内に吹込まれる空
気流の流通経路が非常に短かくなり、この結果、空気流
の動圧の損失が少なく、所要の動圧が容易に得られて、
薬剤に対する浮動、流動性の付与を充分に促進すること
が可能となる。
また、給気口62は、薬剤タンク1の底部内周壁に向け
て開口されていることで、給気口62群より噴出される
空気が、タンク1の底部内周壁に向けて吹きつけられる
から、例えば図示の実施例のように、送風機2側の薬剤
受口座23および薬剤タンク1の底部吐出口部12の嵌
合部が方形筒形に形或されたものであっても、その隅部
に薬剤が停滞するような不都合がなく、シかして薬剤タ
ンク1の底部内周全域にわたって薬剤の流動性が促進さ
れ、薬剤の残留現象を無くして薬剤の導出を円滑化する
ことができる。
さらに第8図および第9図に示すように給気口62群の
うち、シャツタ開度を小さくする側に配置される一部の
給気口62 aを、薬剤吐出口61に向けて開口させた
構戊にしておくと、シャツタ6の開き始め、あるいは閉
じ終り、さらには少量散布のようにシャツタ開度が小さ
い場合(第9図参照)においても、その薬剤吐出口61
に向けて空気が噴出されることで、吐出口61に起りが
ちな薬剤ブリツチ現象が解消される。
この結果、給気口62に接近させて薬剤吐出口61を配
置した構或と相俟って、その吐出日付近における薬剤の
浮動、流動性が大巾に向上され、薬剤の残留およびブリ
ツチ現象が確実に防止されて薬剤の導出を円滑化するこ
とができる。
かくて本考案によれば、送風機内から取出した空気流の
一部を薬剤タンクの底部内に吹込んで薬剤を導出するも
のにおいて、空気流の動圧の損失が少なく、シかも空気
が薬剤タンクの底部内周壁に向けて噴出されることで、
その薬剤タンクの底部内周辺に停滞しがちな薬剤の残留
を防止して、薬剤の導出を大巾に円滑化することができ
ると共に、さらにシャツタに開口される給気口が薬剤タ
ンク底部内周壁に向けて横向きに開口されることで、給
気口より給気経路に洩れる薬剤の流入も大巾に少なくな
り、これが空気導入経路等より洩出して送風機内部に入
り送風機に悪影響をもたらす不都合も併せ解消できる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した防除機の要部を一部破断して
示す背面図、第2図は第1図II − II線に沿った
薬剤導出タンク部分の拡大縦断面図、第3図は薬剤導出
タンクの拡大縦断面図、第4図は第1図IV−IV線に
沿う拡大乎断面図、第5図ないし第7図は薬剤吐出口の
開口状態を示す平面図、第8図および第9図は本考案を
さらに発展させた実施例における薬剤吐出口の開口状態
を示す平面図である。 A・・・・・・薬剤導出タンク、4・・・・・・ハウジ
ング、1・・・・・・薬剤タンク、41・・・・・・ボ
ス部、11・・・・・・タンク底部、42・・・・・・
薬剤風送室、12・・・・・・吐出口部、43・・・・
・・給気室、2・・・・・・送風機、44・・・・・・
仕切壁、21・・・・・・ケーシング、44 a・・・
・・・通気口、22・・・・・・羽根車、45・・・・
・・空気導入カバー、23・・・・・・薬剤受口座、4
6・・・・・・吐出口部、24・・・・・・空気通路、
47・・・・・・補助吐出口部、25・・・・・・吐出
口、48・・・・・・吐出パイフ゜、3・・・・・・エ
ンジン、49・・・・・・吐出パイプ、5・・・・・・
弁座板、7・・曲弁軸、51・・・・・・薬剤流路、7
1・・・・・・コイルバネ、52・・曲給気流路、72
・・・・・・操作アーム、6・・・・・・開閉シャッタ
、73・・曲ナット、61・・曲薬剤吐出口、74・・
・・・・コントロールワイヤ、62・・曲給気口、8・
・・・・・ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風機の空気流を利用してタンク内から薬剤を導出して
    風送散布する防除機において、送風機ケーシングに開口
    する薬剤受口座に薬剤タンクの底部吐出口部を嵌合連着
    すると共に、その吐出口部の底部に位置して上記送風機
    内の空気通路に臨むよう薬剤導出タンクを設け、この薬
    剤導出タンクには、複数個の給気口と薬剤吐出口とを接
    近させて開口した開閉シャツタと、この開閉シャツタの
    給気口および薬剤吐出口を介してそれぞれ薬剤タンク内
    に開閉される給気室、薬剤風送室とを備えてなり、かつ
    上記シャツタに開口する複数個の給気口は、その全部あ
    るいは一部を薬剤タンクの底部内周壁に向けて開口させ
    てなることを特徴とする防除機の薬剤導出装置。
JP5057077U 1977-04-21 1977-04-21 防除機の薬剤導出装置 Expired JPS596919Y2 (ja)

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JP5057077U JPS596919Y2 (ja) 1977-04-21 1977-04-21 防除機の薬剤導出装置

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JP5057077U JPS596919Y2 (ja) 1977-04-21 1977-04-21 防除機の薬剤導出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53145972U JPS53145972U (ja) 1978-11-17
JPS596919Y2 true JPS596919Y2 (ja) 1984-03-02

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ID=28938287

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JP5057077U Expired JPS596919Y2 (ja) 1977-04-21 1977-04-21 防除機の薬剤導出装置

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