JPS596883B2 - 高炉鉄皮の解体方法 - Google Patents

高炉鉄皮の解体方法

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JPS596883B2
JPS596883B2 JP6069580A JP6069580A JPS596883B2 JP S596883 B2 JPS596883 B2 JP S596883B2 JP 6069580 A JP6069580 A JP 6069580A JP 6069580 A JP6069580 A JP 6069580A JP S596883 B2 JPS596883 B2 JP S596883B2
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JP
Japan
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mantel
furnace
dismantling
dismantled
hearth
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JP6069580A
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JPS56158804A (en
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康孝 小松
公夫 兼田
幸雄 鈴木
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高炉の改修の際に高炉炉体を解体して行く鉄皮
解体方法に関するものである。
高炉は、一般に第1図に示す如く下から、炉底マンテル
1,羽目マンテル2、朝Rマンテル3、炉腹マンテル4
、シャフトマンテル5、炉ロマンテル6、ガス捕集マン
テル7の順で構成されている。
従来の鉄皮解体工法では、炉底マンテル1を、3段にし
たマンテル1a,1b,1cと2段にしたマンテル1d
,1eに分割するようにし、又シ−II”7トマンテル
5は、5段5 a t 5 b + 5ct5at5e
に分割するようにしている。
この従来の高炉の鉄皮解体工法は、最初に羽目マンテル
2を完全に撤去して上下の縁を切り、即ち、炉底マンテ
ル1と朝顔マンテル3との縁を切り、次にこの空間部に
羽口安全デッキを挿入する方法をとっている。
そのため、高炉としては、図示の如くシャフトマンテル
5の外周部にリングガーダ8を配設し、該リングガーダ
8を櫓9に支持させて朝顔部より上方を受け持させるよ
うにしたリングガーダタイプの高炉の場合にしか適用さ
れないものであった。
詳述するに、従来の鉄皮解体工法の順序は、第2図A−
Fの如く、先ず、リングガーダ8を櫓9で支持させ(A
参照)、次いで羽ロマンテル2を全周にわたり撤去して
上下の縁切りを行うと共に、炉底マンテル1のうちの1
cと1dを順に撤去する。
羽ロマンテル2と炉底マンテル1はウインチ及びレッカ
ーを用いて解体して撤去し、炉底マンテル1はウインチ
及びブルドーザで解体撤去し、炉底部を開口させる。
次に、この開口部に第3図及び第4図のように大型の固
定式羽目安全デッキ10を挿入設置した後、ガス捕集マ
ンテル7、炉ロマンテル6、シャフトマンテル5e ,
5dを、各々円周方向に例えば4分割させて、上記マン
テル7,6,5e.5dの順に、炉頂部に位置させ,た
クレーン(図示せず)を利用して解体撤去させ(B参照
)、第2図Cに示す姿とする。
第2図Cの姿から次にリングガーダ8部のシャフトマン
テル5cを残して朝顔マンテル3、炉腹マンテル4、シ
ャフトマンテル5a ,5bの順に下から上へ順次炉頂
部のクレーンにて解体して撤去し(D参照)、次いで、
リングガーダ8及びシヤフトマンテル5Cを孔頂部のク
レーンを利用して解体撤去し(E参照)、更に、羽口安
全デツキ10を固定状態のまま第2図Fの如く炉底マン
テル1eをはじめ炉底マンテル1b,1aや炉底板11
等をウインチやブルドーザを使用して解体する。
上記従来の解体工法においては、各部の鉄皮内壁に張ら
れているステープを鉄皮とともに数分割して解体するが
、羽目マンテル2部を全面開放させてここに羽口安全デ
ツキ10を挿入した後に各部の鉄皮解体を行うので、朝
顔マンテル3、炉腹マンテル4、シャフトマンテル5a
,5bの部分では、下から順に解体せねばならず、従っ
て、炉頂のクレーンで横引き解体した後に吊り上げて撤
去しなげればならない。
そのため、朝顔マンテル3, 炉1’lliマンテル4
、シャフトマンテル5a.5bは小さいブロックに分割
しなげればならず、解体に多くの日数を要することにな
り、父上方に固定型の羽目安全デツキ10があることか
ら、炉底マンテル1はウインチ及びブルドーザによる解
体となるため、小ブロックに分割しなければならず、解
体に長時間を要する一因ともなっており、又下から上へ
解体する工程を含むことから作業の安全性にも問題があ
った。
又従来の工法は、上述の途中で上下の縁切りを行うため
、必ず炉体の上部を櫓に受けるだめのリングガーダ8の
如き部材が必要となり、リングガーダのないフリースタ
ンデイングタイプの高炉の鉄皮解体の場合でも支持材の
仮設が不可欠なものとなっており、このための工事をも
行わなければならず、更に、従来の3000m3級の高
炉に比し、4000??Z3級の高炉になると、ステー
グを含む鉄皮の解体重量も従来の倍近くにもなり、朝顔
部、炉腹部、シャフト部の下部の解体を下から上へ行う
工法には工法的に問題があり、又炉底マンテルにもステ
ープがつけられていて従来のウインチで引き倒しブルド
ーザで搬出する工法では鉄皮の分割数が大幅に増えると
いう問題もある。
本発明は、これらの各問題をなくし、従来のリングガー
ダタイブの高炉でも又フリースタンデイングタイプの高
炉でも各部の鉄皮の分割数を少なくして短期間で鉄皮解
体を行うことを目的としてなしたもので、羽目マンテル
を、炉径線上に位置する対向部を少くとも1対残して開
口し、この開口部内に分割移動可能な安全デッキを配置
し、次いで頂部のマンテルより朝顔マンテルに至るまで
上から下へ順にクレーンを使用して解体して行き、途中
上記残した一部の羽目マンテルの解体時は羽目安全デッ
キを移動させることを特徴とするものである。
以下、本発明の鉄皮解体方法を図面を参照して説明する
本発明の工法は、従来の一般常識化している工法を打破
し、全く新しい考え方を採り入れたもので、基本的には
、羽ロマンテルを完全解体撤去しないで一部を残し、上
から下へ順次解体して行くことである。
尚、図面ではリングガーダタイプの高炉の場合を示して
いるが、フリースタンデイングタイプの高炉でも同様に
適用できるものである。
第5図は本発明の方法による各部の鉄皮の分割状態を示
すもので、第1図に示す従来の場合におげる炉底マンテ
ル1eの部分と羽目マンテル2の一部を一体として解体
できるようにして1つの大ブロック化し、この大ブロッ
ク化したマンテルhを上部各マンテルの支持に用いるよ
うにし、更に従来の炉底マンテル1a,1bを1つのブ
ロック1fとする。
尚、第1図と同一符号は同一のものを示す。
次に、本発明の工法を、第6図A−Fに沿って順に説明
する。
先ず、羽目部マンテル2の炉径線上に位置しかつ対向す
るマンテル2aを残して他の羽目マンテル2及び炉底マ
ンテル1cをウインチあるいは天井クレーンで解体撤去
すると共に、炉底マンテル1dをウインチ及びブルドー
ザで解体撤去して炉底を開口させる(第6図A参照)。
次に、上記撤去された羽ロマンテル2のあったところ(
即ち開口部)へ羽口安全デツキ12を挿入する。
本発明において用いる羽口安全デツキ12は、本発明が
羽ロマンテルの一部を残す工法であることから、第7図
及び第8図に示す如き例えば2分割式の小型なものとす
ることができ、櫓9の脚部に設けたビーム受台13のう
ち、相対向する受台13にビーム14の両端を受けさせ
てこのビーム14上に羽口安全デツキ12を載置させる
ようにする。
尚、本発明における羽口安全デツキ12は、残された羽
ロマンテル部分2aの内壁面に沿うような円弧状突出部
分を有しており、2分割で可搬できるようにしてある。
第6図Bの如く、羽目安全デツキ12が挿入設置される
と、この安全デツキ12の上方および下方における各マ
ンテル解体前の炉壁レンガ、冷却装置等の除去作業を安
全に併行して行い、該上方の除去作業が終ると炉頂部の
クレーンを用いてガス捕集マンテル7、炉ロマンテル6
、シャフトマンテル5e,5dの順に上から順次解体し
撤去して行く(第6図C参照)。
続いて同じ炉頂部のクレーンによりリングガーダ8とと
もにシャフトマンテル5cを解体撤去した後、第6図D
に示すシャフトマンテル5b,5a、炉腹マンテル4、
朝顔マンテル3の順に上から下へ順次解体し撤去して行
く。
このようにして朝顔マンテル3より上方のすべてのマン
テルの解体撤去及び該デッキ下方での炉壁、冷却装置等
の除去作業が終ると、羽目安全デツキ12の2分割式と
した一方の分割片12aを、上記の炉頂部のクレーンで
移動させて他方の分割片12b上に載せる(第6図E参
照)。
次に、残された相対向する羽ロマンテル2a , 2a
と炉底マンテルのうち、羽口安全デツキ12が取り除か
れた方のマンテル2aと炉底マンテル1fを炉頂部クレ
ーンで解体する。
この際炉底マンテル1fも続いて解体する。
次いで相対向する他方のマンテル2aと炉底マンテル1
fを解体するため、重ね合わされている羽目安全デツキ
12a,12bを炉頂部のクレーンで操業床15上に運
搬し(第6図F参照)、しかる後、残っている羽ロマン
テル2aを炉頂部のクレーンで解体し、更に炉底マンテ
ル1fと、炉底板1g、炉底敷ピーム1hを順次炉頂部
のクレーンで解体し撤去する。
この際、羽口安全デツキ12は移動させられるので、ク
レーンは支障なく使用できるため、プルドーザによる必
要がない。
上記した本発明の工法による解体順序は、第5図におい
て■〜Oで示す順序である。
尚、従来の解体順序は第1図に示す■〜■の順序である
尚、図示してないが、炉頂部にある炉頂装入装置等の高
炉改修時の撤去も炉頂部のクレーンを使用して行うこと
は勿論である。
本発明の鉄皮解体工法は、以上説明したように、羽ロマ
ンテルの一部を残してこの残した部分を、それより上方
の鉄皮の支持用として用い、以後は上から順に下へ炉頂
部のクレーンを使用して解体するので、 (1)従来の工法では困難とされていたリングガーダ下
から朝顔部までの鉄皮の解体を、すべて上から下へ順に
行うことから、容易に且つ安全に解体できると共に、こ
れらの部分の鉄皮を大ブロックとして分割しても容易に
解体でき鉄皮の分割数の減少と、これに伴い鉄皮切断部
のステーブ落しの大幅な削減が図れる。
(2)炉底部の解体時には、羽目安全デッキを移動させ
るので、炉底マンテルのみならず、炉底板、炉底敷ビー
ムの解体にもクレーンを使用できてこれらの解体が容易
になると共に、炉底マンテル、炉底板を大ブロック化し
て解体することができ鉄皮の分割数を大幅に減少でき、
炉底ステープのある高炉に効果的である。
(3)上記(1) . (27)により鉄皮の大ブロッ
ク化が図れるため、解体工程の短縮、解体工数の削減が
図れ、特に3000m3以上の高炉の改修に有効である
(4)操業床周囲の羽目マンテルが残るため、操業床周
辺の配管類の解体が鉄皮の解体と干渉せず、工事の輻湊
がなく、又鉄皮が残ることにより飛散養生となる。
(5) フリースタンデイングタイプの高炉の改修に
適用できる。
(6)羽目マンテルの一部を残すことから、羽目安全デ
ッキを小型化でき、該デッキの重量の低減、製作費の削
減、鋼材の削減、等が図れる。
(7)プルドーザの稼動の減少、鉄皮積込みのクレーン
車の不要により重機費の削減が図れる。
等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の工法により解体する鉄皮の説明図、第2
図A乃至Fは従来の工法による解体順序を示す説明図、
第3図は従来の工法における羽口安全デッキの平面図、
第4図は第3図の側面図、第5図は本発明の工法により
解体する鉄皮の説明図、第6図A乃至Fは本発明の工法
による解体順序を示す説明図、第7図は本発明の工法に
おける羽口安全デッキの設置状態を示す平面図、第8図
は第7図の側面図である。 1・・・炉底マンテル,2.2a・・・羽ロマンテル、
3・・・朝顔マンテル、4・・・炉腹マンテル、5・・
・シャフトマンテル、6・・・炉ロマンテル、7・・・
ガス捕集マンテル,9・・・櫓,12・・・羽目安全デ
ッキ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 羽口部マンテルを、炉径線上に位置する対向部を少
    なくとも1対残して開口し、この各開口部に対応して櫓
    で支持したビームを設け、該開口部を貫通し該両ビーム
    にわたって、分割可能な安全デッキを配置し、゜この後
    炉本体の炉頂マンテルから順次朝顔マンテルまで解体し
    、次いで前記安全デッキを分割して、一方に他方を積載
    するか或いハ炉外の操業床に搬出させて残部の羽ロマン
    テル炉底マンテルを順次解体することを特徴とする高炉
    鉄皮の解体方法。
JP6069580A 1980-05-09 1980-05-09 高炉鉄皮の解体方法 Expired JPS596883B2 (ja)

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JPS56158804A JPS56158804A (en) 1981-12-07
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158049U (ja) * 1984-03-29 1985-10-21 株式会社アツギユニシア 液圧緩衝器
JPH0193636A (ja) * 1987-10-05 1989-04-12 Monroe Auto Equip Co 緩衡器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158049U (ja) * 1984-03-29 1985-10-21 株式会社アツギユニシア 液圧緩衝器
JPH0193636A (ja) * 1987-10-05 1989-04-12 Monroe Auto Equip Co 緩衡器

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