JPS596876B2 - 2−( ベ−タ− − カルボキシエチル )− シクロヘキサノンオ ラクトンカシテ 3,4,5,6,7,8,− ヘキサヒドロクマリンオ セイゾウスルホウホウ - Google Patents

2−( ベ−タ− − カルボキシエチル )− シクロヘキサノンオ ラクトンカシテ 3,4,5,6,7,8,− ヘキサヒドロクマリンオ セイゾウスルホウホウ

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JPS596876B2
JPS596876B2 JP48024997A JP2499773A JPS596876B2 JP S596876 B2 JPS596876 B2 JP S596876B2 JP 48024997 A JP48024997 A JP 48024997A JP 2499773 A JP2499773 A JP 2499773A JP S596876 B2 JPS596876 B2 JP S596876B2
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JP
Japan
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hexahydrocoumarin
carboxyethylcyclohexanone
carboxyethyl
acid
boiling point
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JP48024997A
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JPS4899175A (ja
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エグベルタス シヤーフスマ シーブランダス
マリア ドウメンズ ヨゼフ
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Stamicarbon BV
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Stamicarbon BV
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/74Benzo[b]pyrans, hydrogenated in the carbocyclic ring

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は2−(β一カルボキシエチル)−シクロヘキ
サノン(以後カルボキシエチルシクロヘキサノンと言う
)から3・4・5・6・7・8−、’へキサヒドロクマ
リン(以後ヘキサヒドロクマリンと言う)を製造する方
法に関する。
へキサヒドロクマリンはカルボキシエチルシクロヘキサ
ノンをラクトン化して周知の方法(Zhurn、Obs
cheiKhim、26、1956、第861−865
頁参照)で製することができる。
こうするためには、カルボキシエチルシクロヘキサノン
を過剰量の無水酢酸を用いて数時間加熱する。しかし、
反応混合物から極めて純粋な状態のヘキサヒドロクマリ
ンを回収することは頗る手数のかかることであつて、き
わめて平均的な収率しか得られず、しかも多量の補助物
質(無水酢酸)を使用しなければならないから、前述の
方法は実用的には不適当である。無水酢酸以外の脱水剤
、たとえば五酸化燐を応用することも同様に有利でない
。この発明はカノレボキシルシクロヘキサノンを脱水剤
を用いずにラクトン化して、脱水剤を使用することに随
伴する欠点を回避する、とくに実用に適したヘキサヒド
ロクマリンの製造に関する。
本発明は大気圧沸点が200℃以上の強酸を触媒作用量
存在させて、2−(β一カルボキシエチル)−シクロヘ
キサノンを反応帯域内で6〜200mmHgの圧力下1
40〜245℃に加熱し、そして生成した蒸気から、3
・4・5・6・7・8−へキサヒドロクマリンを回収す
ることからなる2−(β一カルボキシエチル)−シクロ
ヘキサノンのラクトン化によつて該ヘキサヒドロクマリ
ンを製造する方法を提供するものである。この発明の方
法にては、加熱処理によつて生じた蒸気を水の沸点とヘ
キサヒドロクマリンの沸点との間の温度に熱処理して凝
縮物を形成することによつてヘキサヒドロクマリンを回
収することができる。
それによつてできたヘキサヒドロクマリンは凝縮するが
、できた水は蒸気相のままである。加熱処理してできた
蒸気を30℃以下の温度、好ましくは5ないし20℃の
間の温度に熱処理して、2層からなる液層系をつくり、
上部水性層を分離することによつてへキサヒドロクマリ
ンを回収することもできる。こうして得たヘキサヒドロ
クマリンは少量、たとえば3(重量)%のカルボキシエ
チルシクロヘキサノンを含有する。必要に応じ、このカ
ルボキシエチルシクロヘキサノンをヘキサヒドロクマリ
ンから蒸留して分離して反応帯域で循環使用することも
できる。この発明にては、大気圧での沸点が200℃以
上の数多くの強酸を使用することができる。
その例を挙げると、五酸化燐から得た燐酸、ベンゼンス
ルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、オルト−トルエ
ンスルホン酸、硫酸がある。硫酸を用いる場合には、ヘ
キサヒドロクマリンは結合イオウで汚染される。しかし
結合イオウの量は極めて微量で数Ppm程度である。こ
のような微量な不純物があつても不都合という場合には
、たとえば燐酸を用いれば良い。必要とする酸はカルボ
キシエチルシクロヘキサノンに加えてもよいし、または
、水と作用して所望の酸を生ずる化合物を添加して、た
とえば燐酸の場合には、五燐酸を添加剤として使用して
もよい〜 この発明の方法で使用する酸の量は極く微量、たとえば
カルボキシエチルシクロヘキサノンの1モル当り0.0
01モルとする。
しかし、それ以上余計、たとえばカルボキシエチルシク
ロヘキサノンの1モル当り0.003−0.03モノ喉
用することが好ましく、そうすれば反応速度力稈い。カ
ルボキシエチルを1モル当り0.03モル以上使用する
こともできるが、そうかといつて別段利益はない〜 この発明による方法の一実施態様では、できた蒸気を水
の沸点とヘキサヒドロクマリンの沸点との間の温度にす
る。
この温度が水の沸点に余り近い温度であると、ヘキサヒ
ドロクマリンが凝縮するだけでなく、若干の水も凝縮し
、これが凝縮したヘキサヒドロクマリンと反応してカル
ボキシエチルシクロヘキサノンをつくる。実際には、形
成した蒸気を水の沸点より30〜50℃高い温度にする
と、過剰量のカルボキシエチルシクロヘキサノンを含ま
ない凝縮ヘキサヒドロクマリンを得ることができる。ヘ
キサヒドロクマリンは脱水素触媒、たとえば酸化アルミ
ニウムに担持したパラジウムを200400℃で脱水素
して香料産業に用いる化合物、ジヒドロクマリンにする
ことができる。
本発明の実施例を次に示す。
例1 11907のカルボキシエチルシクロヘキサノンを蒸留
用フラスコと撹拌器と、冷却器と、収集容器と、真空ポ
ンプとから成る真空の蒸留用フラスコにうつし、次で1
3−14(水銀)Mmの圧力で155℃に加熱した。
57の濃縮オルソ燐酸(85(重量)%)を攪拌しなが
ら1.5時間にわたつて蒸留フラスコに入れた。
この操作時に、冷却器と収集容器とを65ー70℃に保
つた。燐酸を添加してから、半時間のあいだ蒸留をつづ
けた。それによつて蒸留フラスコ内の生成物の温度は約
170℃となつた。かくして、1024yの凝縮物を得
た。蒸留フラスコ中に31y0残留物がのこつた。ラク
トン化中にできた水は真空ポンプで蒸気として除いた。
残留物は107のカルボキシエチルシクロヘキサノンと
残留物417とを含んでいた。したがつて転化率は95
.7%に相当する。凝縮物中のヘキサヒドロクマリン含
量は95(重量)%で、転化したカルボキシエチルシク
ロヘキサノンの量を基準として95.5%の収量に相当
する。凝縮物を蒸留することによつて殆んど純粋のヘキ
サヒドロクマリン(12(Hg)M77lにおける沸点
135.5−136℃、N笛:1.5054)を得た。
カルボキシエチルシクロヘキサノンと若干のヘキサヒド
ロクマリンを含有する残留物は必要に応じて反応帯域へ
戻すことができる。例 例1の蒸留フラスコ中で、8507のカルボキシエチル
シクロヘキサノンを13−14(11g)Mllの圧力
で160′Cに加熱した。
次で87の凝縮オルソ燐酸(85(重量)%)を攪拌し
ながら30分間かけて添加し、蒸留を30分間つづけた
。フラスコ内の生成物の温度は175℃に増加した。冷
却器と収集容器を65−70℃に保つた。かくして得た
7067の凝縮物は94(重量)%のヘキサヒドロクマ
リンと約6(重量)%のカルボキシエチルシクロヘキサ
ノンを含んでいた。残留物は357で出発牛成物127
を含んでいた。転化率は93.6%で収量は94%であ
つた。例例1の蒸留フラスコにおいて、920yのカル
ボキシエチルシクロヘキサノンを13−14(Hg)M
mの圧力で160℃に加熱した。
次で67の凝縮燐酸(96(重量)%)を攪拌しながら
30分かけて添加し、さらに蒸留を1時間つづけた。フ
ラスコ内の生成物の温度は175℃であつた。冷却器と
収集容器とを65−70℃に保つた。かくして得た凝縮
物7817はヘキサヒドロクマリンを98(重量)%と
、出発物質を凡そ2(重量)%と、(イオウとして計算
して)イオウ化合牧を100万分の20部含んでいた。
残留物は26yで出発物質を37含んでぃた。転化率は
98%で、収量は95%であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 大気圧沸点が200℃以上の強酸を触媒作用量存在
    させて、2−(β−カルボキシルエチル)−シクロヘキ
    サノンを反応帯域で6〜200mmHgの圧力下140
    〜245℃に加熱し、2−(β−カルボキシルエチル)
    −シクロヘキサノンをラクトン化し、生成した蒸気から
    3・4・5・6・7・8−ヘキサヒドロクマリンを回収
    することを特徴とする上記ヘキサヒドロクマリンの製造
    方法。
JP48024997A 1972-03-02 1973-03-02 2−( ベ−タ− − カルボキシエチル )− シクロヘキサノンオ ラクトンカシテ 3,4,5,6,7,8,− ヘキサヒドロクマリンオ セイゾウスルホウホウ Expired JPS596876B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
NLAANVRAGE7202745,A NL174464C (nl) 1972-03-02 1972-03-02 Bereiding van 3,4,5,6,7,8-hexahydrocumarine.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS4899175A JPS4899175A (ja) 1973-12-15
JPS596876B2 true JPS596876B2 (ja) 1984-02-15

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JP (1) JPS596876B2 (ja)
BE (1) BE796204A (ja)
CA (1) CA1001637A (ja)
CH (1) CH575408A5 (ja)
DE (1) DE2309536C2 (ja)
ES (1) ES412214A1 (ja)
FR (1) FR2174269B1 (ja)
GB (1) GB1349638A (ja)
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NL (1) NL174464C (ja)
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Also Published As

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FR2174269B1 (ja) 1978-02-10
GB1349638A (en) 1974-04-10
US3925422A (en) 1975-12-09
NL174464C (nl) 1984-06-18
CH575408A5 (ja) 1976-05-14
NL7202745A (ja) 1973-09-04
SE377123B (ja) 1975-06-23
JPS4899175A (ja) 1973-12-15
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CA1001637A (en) 1976-12-14
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