JPS596753B2 - 銀ろう合金 - Google Patents
銀ろう合金Info
- Publication number
- JPS596753B2 JPS596753B2 JP14151576A JP14151576A JPS596753B2 JP S596753 B2 JPS596753 B2 JP S596753B2 JP 14151576 A JP14151576 A JP 14151576A JP 14151576 A JP14151576 A JP 14151576A JP S596753 B2 JPS596753 B2 JP S596753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silver solder
- weight
- solder alloy
- added
- brazing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は真空中若しくは雰囲気中でのろう付けに用いる
銀ろう合金の改良に関する。
銀ろう合金の改良に関する。
従来から上記ろう付けには銀ろう、金ろう、パラジウム
ろう、白金ろう等が用いられているが、作業性がよいこ
とゝ価格が比較的に低廉であるため、特殊な用途は別と
して専ら銀ろうが用いられ、その中でも特に７２％Ａｇ
−Ｃｕ合金（ＢＡｇ−８）が、電子管や真空管等の部品
などをはじめとして多用されている。
ろう、白金ろう等が用いられているが、作業性がよいこ
とゝ価格が比較的に低廉であるため、特殊な用途は別と
して専ら銀ろうが用いられ、その中でも特に７２％Ａｇ
−Ｃｕ合金（ＢＡｇ−８）が、電子管や真空管等の部品
などをはじめとして多用されている。
しかしこの銀ろうは７２％のＡｇを含有しているもので
あるから、それほど安価なものとすることができないだ
けでなく、Ｆｅ、、ＮＬＣｏ、Ｃｒ系素材例えばゴーバ
ルやステンレス鋼等に対しての拡り性、濡れ性があまり
良好でないこと、そして又当該合金は共晶組織であるた
め、機械的性質が極めて脆弱であるという欠陥をもつて
いる。
あるから、それほど安価なものとすることができないだ
けでなく、Ｆｅ、、ＮＬＣｏ、Ｃｒ系素材例えばゴーバ
ルやステンレス鋼等に対しての拡り性、濡れ性があまり
良好でないこと、そして又当該合金は共晶組織であるた
め、機械的性質が極めて脆弱であるという欠陥をもつて
いる。
そこで上記の諸問題を解決するため、前言ハｇ−Ｃｕの
二元系にＮｉを添加した三元系合金も提案されており、
さらにＡｇ−Ｃｕ−Ｍｎの三元系について試験をしてみ
たが、何れも上記二元系に比し多少の改善は期待できる
ものゝ、充分な結果が得られず、特にそれ自体の引張強
度や、ろう付の引張強度について満足すべきものとなら
ない。本発明はＡｇ−Ｃｕ−ＮｉまたはＡｇ−Ｃｕ一Ｍ
ｎの三元系に付して、さらに或種の元素を所定量だけ添
加してＡｇの含有量を低下させることにより、上記の諸
欠陥を解消して、価格低下、拡り・性、濡れ性、引張強
度を改善すると共に、ろう付の接着強度をも向上させよ
うとするのが目的であり、その特徴とするところはＡｇ
６５〜７０重量％、Ｃｕ２５〜３２重量％にＮｉ０．０
５〜５重量％かＭｎ０．０５〜５重量％を加えた各三元
系に、） Ｆｅ、Ｃｏ、Ｃｒの一種または二種以上を０
．０５〜５重量％添加することにある。こゝで上記した
Ｎｉ、、Ｍｎ）そしてＦｅ、、Ｃｏ、Ｃｒは何れも蒸気
圧の低い金属であり、その添加量は０．０５重量％未満
であると効果をあげることフができず、又５重量％を超
過すると、融点が高くなつてろう付使用に不便となり、
又流動性も悪くなり加工性も悪化してしまうため当該製
品の鋳造および鋳造後の製造工程に支障を来すことにな
る。
二元系にＮｉを添加した三元系合金も提案されており、
さらにＡｇ−Ｃｕ−Ｍｎの三元系について試験をしてみ
たが、何れも上記二元系に比し多少の改善は期待できる
ものゝ、充分な結果が得られず、特にそれ自体の引張強
度や、ろう付の引張強度について満足すべきものとなら
ない。本発明はＡｇ−Ｃｕ−ＮｉまたはＡｇ−Ｃｕ一Ｍ
ｎの三元系に付して、さらに或種の元素を所定量だけ添
加してＡｇの含有量を低下させることにより、上記の諸
欠陥を解消して、価格低下、拡り・性、濡れ性、引張強
度を改善すると共に、ろう付の接着強度をも向上させよ
うとするのが目的であり、その特徴とするところはＡｇ
６５〜７０重量％、Ｃｕ２５〜３２重量％にＮｉ０．０
５〜５重量％かＭｎ０．０５〜５重量％を加えた各三元
系に、） Ｆｅ、Ｃｏ、Ｃｒの一種または二種以上を０
．０５〜５重量％添加することにある。こゝで上記した
Ｎｉ、、Ｍｎ）そしてＦｅ、、Ｃｏ、Ｃｒは何れも蒸気
圧の低い金属であり、その添加量は０．０５重量％未満
であると効果をあげることフができず、又５重量％を超
過すると、融点が高くなつてろう付使用に不便となり、
又流動性も悪くなり加工性も悪化してしまうため当該製
品の鋳造および鋳造後の製造工程に支障を来すことにな
る。
以下本発明による実施例Ａ、Ｂ、Ｃ、、Ｄ、ＬＦ、の５
特性をＢＡｇ−８と比較して第１〜第４表に示す。以上
の各表に示したＡ−Ｆが本発明の実施例による銀ろうで
、各添加元素は前記の鋳造時における流動性、加工性そ
して融点等を考慮して添加し、高周波炉による鋳造後、
冷間圧延又は伸線により所定の寸法に加工したものであ
る。第１表に示す通り本発明による銀ろうはＢＡｇ−８
に比較してその融点は若干高いが、それ自体の引帳強度
は第２表のように向上し、ろう付けしたものＸ剥離強度
も第３表の如く添加元素によつて改善された。
特性をＢＡｇ−８と比較して第１〜第４表に示す。以上
の各表に示したＡ−Ｆが本発明の実施例による銀ろうで
、各添加元素は前記の鋳造時における流動性、加工性そ
して融点等を考慮して添加し、高周波炉による鋳造後、
冷間圧延又は伸線により所定の寸法に加工したものであ
る。第１表に示す通り本発明による銀ろうはＢＡｇ−８
に比較してその融点は若干高いが、それ自体の引帳強度
は第２表のように向上し、ろう付けしたものＸ剥離強度
も第３表の如く添加元素によつて改善された。
更に拡り試験では第４表の通りＨ２又は真空中で８４０
℃、５分間保持して行い、母材にＣＵｌＮｉ、ステンレ
ス鋼、軟鋼を使用してその結果を得たが、拡り性良好で
特にＮｉ、ステンレス鋼、軟鋼に対して、ＢＡｇ−８よ
り一段と優れた拡り面積を示した。
℃、５分間保持して行い、母材にＣＵｌＮｉ、ステンレ
ス鋼、軟鋼を使用してその結果を得たが、拡り性良好で
特にＮｉ、ステンレス鋼、軟鋼に対して、ＢＡｇ−８よ
り一段と優れた拡り面積を示した。
Claims (1)
- １ Ａｇ６５〜７０重量％、Ｃｕ２５〜３２重％にＮｉ
０．０５〜５重量％かＭｎ０．０５〜５重量％を加えた
各三元系に、Ｆｅ、Ｃｏ、Ｃｒの一種または二種以上を
０．０５〜５重量％添加したことを特徴とする銀ろう合
金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14151576A JPS596753B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 銀ろう合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14151576A JPS596753B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 銀ろう合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5365219A JPS5365219A (en) | 1978-06-10 |
| JPS596753B2 true JPS596753B2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=15293748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14151576A Expired JPS596753B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 銀ろう合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596753B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017203530B4 (de) | 2016-03-16 | 2023-09-28 | Mitutoyo Corporation | Vorrichtung zum Generieren eines Teileprogramms eines Geräts zum Messen einer Oberflächenbeschaffenheit |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6224535Y2 (ja) * | 1981-03-10 | 1987-06-23 | ||
| JPS6316535Y2 (ja) * | 1981-03-10 | 1988-05-11 | ||
| JPS60187640A (ja) * | 1984-03-06 | 1985-09-25 | Toshiba Corp | 高融点金属−銅接合材 |
| JPS63154290A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-06-27 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | 低融点低銀ろう材 |
| JPH06277872A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-04 | Seikosha Co Ltd | 表面に窒化層を有する金属部材のろう付け方法とこれに用いる溶接用ろう材 |
| US6596229B2 (en) * | 2000-12-29 | 2003-07-22 | United Technologies Corporation | Silver braze alloy |
| CN102808104B (zh) * | 2012-09-04 | 2014-04-16 | 无锡日月合金材料有限公司 | 一种四元合金封接材料 |
-
1976
- 1976-11-25 JP JP14151576A patent/JPS596753B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017203530B4 (de) | 2016-03-16 | 2023-09-28 | Mitutoyo Corporation | Vorrichtung zum Generieren eines Teileprogramms eines Geräts zum Messen einer Oberflächenbeschaffenheit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5365219A (en) | 1978-06-10 |
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