JPS5915754B2 - 金ろう - Google Patents
金ろうInfo
- Publication number
- JPS5915754B2 JPS5915754B2 JP5817880A JP5817880A JPS5915754B2 JP S5915754 B2 JPS5915754 B2 JP S5915754B2 JP 5817880 A JP5817880 A JP 5817880A JP 5817880 A JP5817880 A JP 5817880A JP S5915754 B2 JPS5915754 B2 JP S5915754B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting point
- corrosion resistance
- wax
- gold
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はその融点が700℃〜800℃と低融点でかつ
高耐食、高強度の金ろうに関するものである。
高耐食、高強度の金ろうに関するものである。
従来、耐食ろうとして一般に用いられていた金ろうとし
ては、Au(81.5〜82.5%)−Ni(残部)ろ
うやAu(74.5〜75.5%)−Ag(12〜13
%)−Cu(残部)ろうなどがあるが、これらは融点が
900℃〜950℃と高いために、洋白や黄銅を部材と
する部品の接合には使用できなかつた。
ては、Au(81.5〜82.5%)−Ni(残部)ろ
うやAu(74.5〜75.5%)−Ag(12〜13
%)−Cu(残部)ろうなどがあるが、これらは融点が
900℃〜950℃と高いために、洋白や黄銅を部材と
する部品の接合には使用できなかつた。
また一方、低融点の金ろうとしてAu(41.7%)−
Cu(16.3%)−Ag(32Cfl、)−Zn(1
0%)ろう(融点749℃)などがあるが、これらはA
u含有量が少ないために耐食性において十分といえるも
のではない。また低融点共晶ろうとしてAu(3%)−
In(27%)ろう (融点451゜C)などもあるが
、強度的に不十分でロウ接部が胞いという欠点がある。
5 本発明は上記のような従来の金ろうの欠点を除去し
、低融点で耐食性、強度に優れる金ろうを提供するもの
である。
Cu(16.3%)−Ag(32Cfl、)−Zn(1
0%)ろう(融点749℃)などがあるが、これらはA
u含有量が少ないために耐食性において十分といえるも
のではない。また低融点共晶ろうとしてAu(3%)−
In(27%)ろう (融点451゜C)などもあるが
、強度的に不十分でロウ接部が胞いという欠点がある。
5 本発明は上記のような従来の金ろうの欠点を除去し
、低融点で耐食性、強度に優れる金ろうを提供するもの
である。
すなわち、いずれも重量比にて、
Au50〜80%
101n2〜17%
Ni5〜15%
5n3〜14%
Zn1〜10%
残部Cuおよび不可避的不純物よりなる。
15Auは耐食性を維持するための必須元素であり、種
々の腐食環境に対して十分な耐食性を維持するためには
、ロウ材として12に以上、すなわちAu50%以上が
必要である。
々の腐食環境に対して十分な耐食性を維持するためには
、ロウ材として12に以上、すなわちAu50%以上が
必要である。
また、融点を800℃以下にするためにはAuの上限は
80%20に限定される。InとSnIIC添加するこ
とにより融点を著るしく下げる元素であり、融点を80
0℃以下にするためにはSn3%以上、In2%以上の
添加が必要である。一方、この二つの元素は融点を著る
しく下げる代りにろう材自体を胞くす25る体質があり
、後述の添加元素による機械的性質の向上効果を考慮し
てもSn14%以下、In17%以下に押える必要があ
る。次に、Cu、Zn、Niの各元素については、Sn
、Inの添加によるロウ材の胞化を防ぎ機械30的性質
の向上を図るものである。
80%20に限定される。InとSnIIC添加するこ
とにより融点を著るしく下げる元素であり、融点を80
0℃以下にするためにはSn3%以上、In2%以上の
添加が必要である。一方、この二つの元素は融点を著る
しく下げる代りにろう材自体を胞くす25る体質があり
、後述の添加元素による機械的性質の向上効果を考慮し
てもSn14%以下、In17%以下に押える必要があ
る。次に、Cu、Zn、Niの各元素については、Sn
、Inの添加によるロウ材の胞化を防ぎ機械30的性質
の向上を図るものである。
特にNiによる強度の向上効果は大きく、低融点化とし
て添加されるSn、Inによる強度低下に対して極めて
有効な元素である。Niは5%の添加からその効果が顕
われ、15%以上では融点を800’C以下に35する
ことが困難である。Znについては、本発明の成分範囲
においては著しい機械的性質の低下を伴なわずに低融点
化を図る元素であり1%からそ、C4−の効果を顕わす
が、10%以上では胞さがでてくるので1〜10%に限
定する。
て添加されるSn、Inによる強度低下に対して極めて
有効な元素である。Niは5%の添加からその効果が顕
われ、15%以上では融点を800’C以下に35する
ことが困難である。Znについては、本発明の成分範囲
においては著しい機械的性質の低下を伴なわずに低融点
化を図る元素であり1%からそ、C4−の効果を顕わす
が、10%以上では胞さがでてくるので1〜10%に限
定する。
Cuは機械的性質の向上を図る元素であり、Cu以外の
各元素が上記範囲内であれば、残部として加えるCuに
よる耐食性への影響は何らない。以下、実施例に従い本
発明を詳細に説明する。
各元素が上記範囲内であれば、残部として加えるCuに
よる耐食性への影響は何らない。以下、実施例に従い本
発明を詳細に説明する。
〔実施例−1〕重量比にてAu58.5%−Ni5.7
%−Zn2%−1n10%、Sn5%、残部Cuよりな
る本発明金ろうを用い、洋白板を突合せ、抵抗溶接にて
仮付け後750℃、ベルトスピード60傭/秒でアンモ
ニア分解ガス雰囲気炉にてロウ付けした。
%−Zn2%−1n10%、Sn5%、残部Cuよりな
る本発明金ろうを用い、洋白板を突合せ、抵抗溶接にて
仮付け後750℃、ベルトスピード60傭/秒でアンモ
ニア分解ガス雰囲気炉にてロウ付けした。
ロウ付け後洋白板は著るしい硬度低下はなく、ロウ付け
部の引張破断強度は50kg/iと良好な機械的性質を
示した。〔実施例−2〕 重量比にてAu5l.3%、Ni9.8%、Zn5.9
%、Inl5%、SnlO%、残部Cuよりなる本発明
金ろうを用い、黄銅材と洋白板を実施例−1同様に抵抗
溶接し、770℃ベルトスピード50α/秒でアンモニ
ア分解ガス雰囲気炉にロウ付けした。
部の引張破断強度は50kg/iと良好な機械的性質を
示した。〔実施例−2〕 重量比にてAu5l.3%、Ni9.8%、Zn5.9
%、Inl5%、SnlO%、残部Cuよりなる本発明
金ろうを用い、黄銅材と洋白板を実施例−1同様に抵抗
溶接し、770℃ベルトスピード50α/秒でアンモニ
ア分解ガス雰囲気炉にロウ付けした。
Claims (1)
- 1 いずれも重量比にてAu50〜80%、In2〜1
7%、Ni5〜15%、Sn3〜14%、Zn1〜10
%、残部Cuおよび不可避的不純物よりなる金ろう。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5817880A JPS5915754B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | 金ろう |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5817880A JPS5915754B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | 金ろう |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56154299A JPS56154299A (en) | 1981-11-28 |
JPS5915754B2 true JPS5915754B2 (ja) | 1984-04-11 |
Family
ID=13076738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5817880A Expired JPS5915754B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | 金ろう |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915754B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168863A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-09-02 | 松下電工株式会社 | 壁収納庫 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4473621A (en) * | 1983-07-19 | 1984-09-25 | Johnson Matthey Limited | Cadmium free gold alloys |
JP2520999B2 (ja) * | 1992-01-30 | 1996-07-31 | 日本碍子株式会社 | 窯業製品の内面ブラッシング装置 |
JP4555014B2 (ja) * | 2003-08-22 | 2010-09-29 | Hoya株式会社 | 接合方法、医療機器用ユニット部品接合体および内視鏡 |
-
1980
- 1980-05-01 JP JP5817880A patent/JPS5915754B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168863A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-09-02 | 松下電工株式会社 | 壁収納庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56154299A (en) | 1981-11-28 |
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