JPS5967224A - 糖鎖関連抗原およびその製造法ならびにこれを有効成分とする抗癌剤 - Google Patents

糖鎖関連抗原およびその製造法ならびにこれを有効成分とする抗癌剤

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JPS5967224A
JPS5967224A JP57177411A JP17741182A JPS5967224A JP S5967224 A JPS5967224 A JP S5967224A JP 57177411 A JP57177411 A JP 57177411A JP 17741182 A JP17741182 A JP 17741182A JP S5967224 A JPS5967224 A JP S5967224A
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lectin
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NIPPON KOUTAI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な癌細胞由来糖鎖関連抗原(以下1’−
GRA、jと称する)、更に詳細には、(、RAをもつ
癌細胞に特異的に作用して、該癌細胞を破壊する癌細胞
障害性リンパ球(以下「キラーセル」と称する)を誘導
することが可能なGRAに関する。
免疫担当細胞、特に細胞性免疫の主役であるTリンパ球
は移植免疫の際異種細胞抗原にもとすく拒絶反応を行う
にもかかわらず、癌細胞に対してはこの免疫抑制が認め
られないかあるいは弱い。
従って、癌細胞は破壊されずに生体内で増殖し、ついに
は担癌宿主を死に至らしめる。
本発明者は、癌細胞に対する宿主の免疫応答並びに癌治
療への応用について鋭意研究を行っていたところ、分化
した正常細胞には認められない癌細胞特異抗原中に、宿
主に免疫原として作用し、癌細胞と特異的な免疫応答を
成立させる免疫原性が極めて高いGRAが存在すること
を見出した。
そして、このG RA kリンパ球に感作させると、G
 RA′ff:もつ癌細胞に対し特異的に作用するキラ
ーセルが得られ、これを宿主に投与すると、GRAを認
識し、GRAをもつ癌細胞に作用してそれを破壊するた
め、癌の治療及び予防において極めて唆れた効果を奏す
ることを見出し、本発明を完成した。
従って、本発明は、GRA及びその製造法並びにこれを
有効成分として含有する抗癌剤を提供するものである。
本発明のGRAは、ヒト又は動物の培養癌細胞、移植癌
細胞、自然発生癌細胞、化学物質・ウィルス発生癌細胞
、手術組織由来癌細胞等のGRAをもつ癌細胞より次の
如くして得ることができる。
すなわち、まず該癌細胞から細胞膜成分を分離し、次い
で末端ガラクトース及び/又は末端N−アセチルガラク
トサミン結合性レクチンに結合する癌細胞由来の成分(
レクチンレセプター)と結合性を有する抗体(以下rG
RA抗体」と称する)と処理して、該GRA抗体に結合
させて分離することにより得ることができる。史にこの
GRAは、末端ガラクトース及び/又は末端N−アセチ
ルガラクトサミン結合性レクチンと処理して、該レクチ
ンに結合させて分離することもできる。
末端ガラクトースと特異的に結合するレクチンとしては
、例えばビーナツツレクチン、ひまの実(Ricinu
s Corrrnunis )  レクチン、ダイズレ
クチン(SBA)等を挙げることができる。
[J、B、C,2浜0.8518−8523(1975
);’3iochem、 13iophys Res、
 Comm、 62 、144 (1975) ;z、
■mmunitaetsforch 138.423−
433(1969)  :Br、J、Exp、Path
ol 、 27 、228−236 (1946) ;
proc、 Nath、 Acad、 Sci、 US
A+75+A5+ 2215−2219 (1978)
 ; Biochemistry 13J96−204
(1974) :Carbohydrate Re5e
ach 、 51 。
107−118(1976)’) 又、末端N−アセチルガラクトサミンと特異的に結合す
るレクチンとしては、例えばトリコスマメレクチン(D
BA )、オサゲオレンジレクチン、ヒリツクスボマテ
イアレクチン、リママメレクチン、ダイズレクチン、バ
ウヒニアマメレクチン等を挙げることができる。
GRA抗体としては、レクチンレセプターに対して結合
性を有するものであれば何れも使用することができ、例
えば、癌患者の自己抗体、レクチンレセプターを抗原と
して常法に従い動物に免疫して得られる抗血清、あるい
はレクチンレセプター陽性癌、:細胞もしくはその膜成
分、あるいはレクチンレセプターを抗原として免疫して
得られる牌細胞より、自体公知の方法(例えばNatu
re 、 256 。
495−497(1975)に記載の方法)に桑じて得
られるモノクロナル抗体等が使用される。
癌患者の自己抗体は、GRA抗体陽性の患者より、常法
に従って採取した抗血清として、あるいはそれを塩析等
によシ精製した免疫グロブリン分画として使用すればよ
い。
レクチンレセプターは、本発明のGRAの製造方法に準
じて、癌細胞膜成分よシ、末端ガラクトース及び/又は
末端N−アセチルガラクトサミン結合性レクチンと結合
性を有する成分を採取して製造したものを使用すればよ
い。免疫する哺乳動物は特に限定されず、一般には、ラ
ビット、マウス、ラット等が使用され、免疫も一般的方
法によって行なわれる。例えば上記レクチンレセプター
を生理食塩水等で適当濃度に希釈し、フロイントの補助
液等との懸濁液とし、動物に皮肉注射等によって投与す
る。投与は1〜2週間毎に数回行い、総投与量が、例え
はラビットで1μ2〜20m9程度になるようにするの
がよ<、GRA抗体は血清として採収される。
モノクロナル抗体は上記の如く免疫した動物の牌細胞と
MS−1、P3、P3−Ul、MPC−11、SF3、
X63.6.5.3等の公知の骨髄腫細胞との融合によ
り得られるハイプリドーマより目的の抗体の産生株を検
索し、該ハイブリドーマの培養上清として、あるいはノ
・イブリドーマを、これに適合性のある動物に投与し増
殖させてその腹水から分離したものを使用すればよい。
癌細胞膜成分の分離は、例えばホモジネート法、可溶化
剤を用いる可溶化法等の公知の方法によってなし得る。
より有利には例えば癌細胞を生理食塩水又は適当な緩衝
液中でホモジネートした後、沈殿部分を遠心分離等によ
り採取し、これを生理食塩水又は緩衝液中に可溶化剤を
用いて溶解し、上清部分を遠心分離等により収り出すこ
とにより実施できる。用いられる可溶化剤としては、一
般に細胞膜を可溶化できることの知られている各種の界
面活性剤例えば[トリトンX−100J(和光紬薬社製
)、rNP−40J(シェル社製)、ジキトニン、尿素
等の非イオン性界面活性剤、ドデシル硫酸ナトリウム(
SDS ’)等の陰イオン界面活性剤等を例示できる。
細胞膜成分からGRA抗体と結合するGRAの分離は、
該GRAの性質を利用した通常の物理化学的又は生化学
的手段により行ない得る。該手段としては例えば上記抗
体を含むカラム担体を利用するアフィニティークロマト
グラフィ、免疫沈殿法、透析法、ゲル沖過法、′醒気泳
動法、ポリエチレングリコールやアセトン等の糖蛋白沈
殿剤を用いる物理的沈殿法等又は之等を適宜組み合せた
方法を例示できる。より有利には抗体を含むカラム担体
を利用したアフィニティークロマトグラフィーによるの
がよく、該カラム担体は、例えは上記抗体を不溶化支持
体上に固定化することにより容易に収得できる。ここで
抗体の不溶化支持体上への固定は、従来公知の生体物質
の固定化方法に従い行なうことができる。これらのうち
でも臭化シアン活性化多糖体性、N−ヒドロキシサクン
ミドエスデル法等を使用する固定方法によるのが好適で
ある。このうち臭化シアン活性化多糖体性は、不溶性支
持体を臭化シアンで処理し、次いで得られる活性化物を
GRA抗体と緩和条件下にカップリングさせ、GRA抗
体を固定化する方法である。
不溶性支持体を臭化シアンで処理するに当っては、例え
ば水酸化す) IJウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基
性化合物を用いてpI47.5〜12に保ち室温下水、
アセトニトリルや0.1M炭酸水素ナトリウム緩向液(
PHキ8.7)、0.01Mリン酸緩衝液(P11中7
.7)等のpH7,5〜12の緩衝液等の溶媒中にて約
1〜12分間程度処理すればよい。不溶性支持体に対す
る臭化シアンの使用量としては通常およそ等本社とする
のがよい。ここで不溶性支持体としては、生体物質一般
に対する非特異的吸着が低く、高い多孔性を有し、緩和
条件下に生体物質を固定化し得る官能基を有し、しかも
化学的・物理的に十分安定な従来公知の不溶性支持体を
いずれも使用できる。例えばアミノエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ブロモアセチルセルロー
ス、l”  7ニリノセルロース等のセルロース系支持
体、セファデックス、CM−セファデックス(ファルマ
シア社製)等の架橋デキストラン系支持体、セファロー
ス2B、セファロース4 B。
セファロース6B(ファルマシア社製)等のアガロース
系支持体等を挙げることができる。斯くして得られる臭
化シアン活性化支持体−eGRA抗体とカップリングさ
せるに際しては、GRA抗体に対して臭化シアン活性化
支持体を30〜80倍重量用い、適当な溶媒、例えば0
.1モル炭酸水素ナトリウム(0,5モル塩化ナトリウ
ム含有、p)18.4)水溶液中、通常0〜40℃程度
、好ましくは2〜8℃にて約lO〜20時間反応させれ
ばよい。このようにしてGRA抗体を含むアフィニティ
ークロマトグラフィー用担体が製造される。
上記GRA抗体を含むアフィニティークロマトグラフィ
ー用担体を利用したクロマトグラフィーによれば、目的
とするGRAが上記担体中のGRA抗体と結合してカラ
ムに捕集される。次いで該カラムに例えばGRA抗体と
結合する物質を通して交換反応を行うか、又は高濃度の
塩、チオシアン酸カリウム水溶液、硼酸緩衝液、塩酸−
グリシン緩衝液(pH= 2.7 )等の吸着分離剤(
溶出液)を通してGRAを解離して収得する。
上記交換反応においてGRA抗体と結合する物質として
は、例えばガラクトース、末端にガラクトースを有する
三糖類又はオリゴサツカライド等のガラクトース結合性
レクチンと結合する物質、N−アセチルガラクトサミン
、末端にN−アセチルガラクトサミンを有する三糖類又
はオリゴサツカライド等のN−アセチルガラクトサミン
結合性レクチンと結合する物質全例示できる。
かくして得られる本発明のGRAは、これを末端ガラク
トース及び/又は末端N−アセチルガラクトサミン結合
性レクチンと処理して、該レクチンに結合させて分離す
ることもできる。該レクチン処理は、前記抗体処理に準
じて行なうことができ、より有利にはレクチンを含むカ
ラム担体金利用したアフィニティークロマトグラフィー
によるのがよい。該カラム担体は、市販のもの、あるい
は前記GRA抗体の不溶化支持体上への固定化方法と同
様にして得たものを使用すればよい。まだ該レクチンを
含むアフィニティークロマトグラフィー用担体を利用し
たクロマトグラフィーも、前記GRA抗体のアフィニテ
ィークロマトグラフィーと同様に行ないうる。
担体に吸着させたGRAは交換反応又は吸着分離剤によ
って解離する。この交換反応には、ガラクトース結合性
レクチンを担体として用いた場合には、前記したガラク
トース結合性レクチンと結合する物質を、まだN−アセ
チルガラクトサミン結合性レクチンを担体として用いた
場合には、前記したN−アセチルガラクトサミン結合性
レクチンと結合する物質を使用すればよい。該GRAの
製造においては、癌細胞膜成分より上記レクチン処理に
より、レクチンと結合する成分を取得した後、これを、
前記GRA抗体処理に付して、目的とするGRA’(r
得ることもできる。
以上の如くして得られる本発明のGRAは、ガラクトー
ス及び/又はN−アセチルガラクトサミン末端を有する
糖蛋白、糖脂質及び/又は糖類を含むものである。この
GRAは、必要ならば通常の方法によって更に精製する
とか、凍結乾燥することができる。
尚本発明のGRA抗体において、該抗体が癌患者の体液
中に自己抗体として存在することは、本発明者がはじめ
て見い出したものであり、該抗体は以下に示す方法によ
り確認(測定)され、該抗体陽性の患者より前記の如く
採取される。
更に本発明は、−上記のGRA抗体の測定法をも提供す
るものであり、該測定法は癌の診断、治療抵抗性、予後
の判定等に有用なものである。
該測定法は、レクチ/レセプター陽性癌細胞、好ましく
は主要組織適合性抗原(M、H,C)の表現されていな
い、同癌細胞を使用して、該癌細胞に結合する抗体を間
接ロゼツト法により観測することにより行なわれる。す
なわち、上記癌細胞全RPMI−1640培地等の通常
の細胞培養に使用される培地中に適当濃度、一般には3
 X 10’個/d培地程度に調製し、該細胞浮遊液に
癌患者血清を加え、4〜37℃、30分〜4時間程度反
応させる。癌細胞を上記培地で十分に洗浄後、牛赤血球
(ORBC)等の赤血球細胞、ポリスチレンビーズ、ラ
テックス等を結合したプロティンA又は同抗ヒト免疫グ
ロブリン抗体を加え、4〜37℃で数分〜30分程変速
心(約1000回転)して反応させる。該細胞を常法に
従い固定染色してそのロゼツト形成細胞を観察すること
により患者血清中のGRA抗体の存在が確認される。す
なわちGRA抗体陽性患者血清を使用する場合には、癌
細胞に対してロゼツト形成が認められ、その形成率は、
GRA抗体価として評価される。
前記GRAの製法において使用するGRA抗体は、該抗
体価の高い患者血清より採取したものが好ましい。
本発明のGRAをリンパ球に感作させればキラーセルが
製造される。
ここで使用されるリンパ球は特に制限はガく、正常ある
いは担癌のヒト又は動物のリンパ球の何れをも使用でき
、具体例としては、例えば末梢血、骨髄、リンパ節、牌
臓、扁桃腺、胸腺等由来のものが挙げられる。これらの
リンパ球は常法に従い例えば物理的、化学的方法あるい
は表面膜法等によって単離され、キラーセルの誘導方法
に供し得る。
GRAによるリンパ球の感作は、GRAを含む培地中で
、リンパ球を1〜3日間、好ましくは2日間程度培養す
ることによって行われる。
培地としては、この種の細胞培養に用いられている一般
的な各種栄養培地を使用できるが、例えばRPM116
40培地、イーグルMEM培地等にヒト血清、ウシ胎児
血清(Fe2)、仔ウシ血清、ウマ血清等を加えたもの
が好ましい。培地に加えられるGRAは、通常リンパ球
I X I O’個/mlに対し、蛋白量として0.1
〜1000 nfP/rnl。
特に1〜500J /mllが好ましい。
培養は常法に従って、例えばpH7,2付近で、37℃
付近の温度で行われる。
斯くして得られるキラーセルは、T細胞増殖因子(TC
GF、IL−2)を含む上記培地で、無制限に増殖させ
ることができる。この場合、通常の限界希釈法により更
にキラーセルのクローニンの選別培養を行ってもよい。
キラーセルは、例えば液体窒素中に保存すれば、長期間
安定に保存することができる。
斯くして製造されるキラーセルは、実質的に正常リンパ
球でありGRAに特異的な細胞障害活性を有することに
おいて特定される。これらのキラーセルは自ら分譲可能
な状態に保持しである。
上記の如くして得られる本発明のGRAは抗癌剤として
有用であり、このGRAはそれ単独を有効成分とするこ
とも、また他の抗菌剤、制癌剤と併用することもできる
。本発明のGRAを有効成分とする抗癌剤は、生薬であ
るGRAを効果的に含有した状態であれば、いかなる形
態でもよいが通常は、液状溶液、懸濁液又は乳濁液等と
して静脈、皮下又は筋肉内に投与される。これらはまた
使用前に適当な担体の添加によって液状になし碍る乾燥
品として提供することもできる。このよう寿液状製剤は
メチルセルロースのような懸濁剤、レシチンのような乳
化剤、メチル−p−ヒドロキシベノゾニートのような防
腐剤又はそれ自体でヒトや動物の免疫機能に悪影響を与
えないような安定剤、緩衝剤等を含有しうる。水性担体
としては生理食塩水、非水性担体としてはゴマ油等の植
物油、パラフィン等の鉱物油、スクワレン等の動植物油
又はプロピレングリコール等が使用できる。
更にまた、斯る液剤は、免疫促進のために適当なアジュ
バントを含有させることもできる。アジュバントとして
は、例えば、70インド(Freund )の完全アジ
ュバント、さらには動物用のサポニン、ヒト用の水酸化
アルミニウム等を挙げることができる。
該抗癌剤は、癌患者に1回又は長期に亘って複数回投与
してその治療を行うことも、また癌に罹患のおそれのあ
るものに投与して防御を行うこともできる。
GRAのLDso (マウス腹腔内)は糖量として50
0■/に9以上と毒性が低いので、広範囲の量において
投与できる。従って、抗癌剤中のG RA濃度は特に制
限されないが、一般には糖量として0.001〜100
ttt/mlが好ましい。投与(ti、J:、疾患の程
度、年令、性別によって異なるが、通常糖量として0.
001〜1000μf/却/日を1〜数回に分けて投与
するのが好ましい。
又、上記の如くして得られるキラーセルも抗癌剤として
有用であシ該抗癌剤は、この種の血液製剤に使用される
担体と共に注射剤とするのが好ましい。担体は特に限定
されないが、血液と等張であるもの、特に生理食塩水が
好適である。製剤化に当っては、キラーセルは生理食塩
水等で充分に洗浄して上記培地を除去した後、担体中に
浮遊させるのが好ましい。
当該製剤中のキラーセル濃度は特に制限されないが、一
般には105〜109111/dが好ましい。またキラ
ーセルは108個/マウス(腹腔内)投与で毒性は認め
られない。投与量は、疾患の程度、年令、性別によって
異なるが、通常105〜1012個/醇/日’に1〜数
回に分けて投与するのが好ましい。
次に、実施例、参考例、試験例及び比較例を挙げて示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1 (0RBC−プロティンA)ORBCを0.
85 % NaC1の0.01Mリン酸塩緩衝液(pH
= 7.2 ) C以下PBS)にて3回遠心洗浄(2
000回転10分)し、沈渣で5 X 109個に調製
する。l Tn9/ ml生食液のプロティンA(ファ
A/ ? シア社)0.45WLl及びi my / 
ml生食液OCrCl3 ・6 H2O0,5mlを加
え、室温にて1o分間攪拌する。細胞をRPMI −1
640培地に2.3回洗浄後、同培地25m1に浮遊さ
せ(2X 10”個/ ml ) 4℃下に保存した。
参考例2(GRA抗体の測定) 培養癌細胞Daudi tRPMI −1640培地で
2回遠心洗浄(1000回転、1o分)後、同培地で3
 X 10’個/―に調製する。その100μノを試験
管に取ジ、癌患者血清100μlを加えて、4℃で1時
間反応する。細胞を同培地で同様に2回洗浄後、沈渣に
参考例1で得た0RBC−プロティンAの100μlを
加え、攪拌後、1ooo回転で5分間遠心する。遠心後
かるく攪拌し、グルタルアルデヒド及びクマーシー・ブ
リリアント・ブルー(CB13)にて固定染色し、培養
細胞に対する0RBC−プロティンAのロゼツト形成率
を測定する。結果を第1表に示す。
以下余白 第1表 参考例3 参考例2におけるDaudiの代りにレクチンとの結合
性の異なる各種癌細胞を使用し、同様にしてロゼツト形
成率を測定した。尚患者血清は第1表の1allの患者
血清を使用した。その結果は第1図のとおりである。こ
れより該抗体はPNAレセプターと強く反応することが
判る。
参考例4 (イ) レクチンレセプター陽性癌細胞の測定■ FI
TC標識レクチン(PNA−IITc)の製造 ビーナ77tz”チア (PNA 、BY社製)10■
をPB52mに溶解する。FITC(シグマ社製)2岬
を0.5M−重炭酸塩緩衝液(pH=9.0 ’)1−
に溶解し、その05ゴを上記I) N Aの緩衝液に加
える。室温にて2時間攪拌後セファデックスG25 (
10mmX 300wn、ファルマシア社製)にて分離
し最初のピークを採取する。l” / P比=1.0 ■ FITC標識レクチン(J)BA −1” I T
C)の製造: I)HA(EY社製)を使用して、上記■と同様[[、
−(])BA−F’ I TCヲ得る。F/P比=o、
9■ 各種癌細胞のレクチンレセプター:各種癌#] 
Jii4 ] X 106個を0.85%Na CL 
O) 0.05M−トリス塩酸緩衝液(pLI−7,2
) Kて3回遠心法にて洗浄後、上記■で得たPNA−
1;’ITC又は上記■で得たDEA−FI”f’C又
は513A−1i’ITC(EY社’J) (200t
tf/ml)を100μを添加し室温にて30分間靜装
反応させる。反応終了後PBSにて3回洗浄後、細胞を
ガラススライド上にのせ、螢光顕微鏡下に検鏡2行な5
゜結果は第2表のとおりである。尚供試癌細胞は何れも
公知のものであり、新潟大学医学部第一病理から入手し
た。
以下(−白 ■ 各種癌細胞(手術片)のレクチンレセプター二癌患
者の手術片より得た癌組織をステンレスメツシュ(≠1
50)に通し、細胞浮遊液を得、これを2m八へ−Ca
Cz、 、 2rnlv1−MgC1,及び0.85%
NaC1の0.01 M )リス−塩酸緩衝液(pH=
7.4 )にて2回洗浄する。この5X10’個を上記
緩衝液100μtに浮遊し、PNA−FITC又はDB
A−IITc(200μり/ゴ)を100/lt添加し
、室温にて20分間インキュベートする。反応終了後P
]=lSにて3回洗浄後、細胞をガラススライド上にの
せ、螢光顕微鏡下に検鏡を行った。結果を下記第3表に
示す。尚、癌患者の手術片は、いずれも関西医科大学よ
り得た。第3辰中、レクチンレセプターの局在は以下に
示す。
+;細胞表面にレクチンレセプターが表現されている。
一;細胞表面にレクチンレセプターが表現されていない
第  3  表 0う レクチンレセプターの製造 ■ 不溶化レクチン(PNA−セファロース)の製造: CNBr−活性化セファロース4B(ファルマシア社製
)32をl mM −HCLで充分に洗浄後、0.1M
=炭酸水素ナトリウム(PH=8.5)200mlに懸
濁l−1PNA20ダを含む0.01 M−リン酸塩緩
衝液(1)H=−7,7) 5 mtを加え、25℃で
時々攪拌しながら2時間反応させてPNA−セファロー
スを得る。
■ 上記■において、l) N Aの替わりにDBAを
使用して同様の操作によりDBA−セファロースを得る
■ BT−1(バーキットリンパ腫)細胞1.3×10
”個を生理食塩水で3回洗浄し、2%「トリトンX−1
00J(和光紬薬社製)、0.85%Na C1,2m
M−CaC4,2mM −MgCL−、の0.OIM−
)リス塩酸緩衝液(pf(=7.4 ) 30−を加え
、4℃で15分間攪拌する。その後100,000Xf
で2時間超遠心した。超遠心上清28−のうち、14−
を0、1 % ト リ ト ン X −l OO、08
5%NaC1。
2mM−CaC4,2mM−MgC4,のトリス−塩酸
M衝液(pi−1−7,4)で平衡化したPNA−アガ
ロースビーズ(丸善社製)のアフイニテイクロマト(φ
0.5 X 1 cm )に付す。同緩衝液で洗浄後、
(11M−ラクトース、0.85%Na CL、2mM
、−Ca Ct、、2mM−MgC62、0,1% ト
  リ  ト  7X−100の 0.0 1M−)リ
ス−塩酸緩衝液(pH=7.4. )で溶出し、溶出部
を0.85%NaCZ12rnM MgCL−2,2r
nM CaC42の0.01M−)リス−塩酸緩衝液で
48時間透析してレクチンレセプター溶液17d?!3
る。このもののタンパク量及び糖量をIi’o I i
 n−Lowry法及びフェノール硫酸法で測定した結
果タンパク量は644μV、糖量は120μ2であった
。以下これを「レセプター−1」と称する。
■ C,Hマウス乳癌細胞(八4M’l’)IXIOI
0個を生理食塩水で3回洗浄後、2%トリトンX−10
0,085%NaCt、2mM−CaCt、、2mM−
MgC4の0.01M−)リス−塩酸緩衝液(I)H=
7.4 ) 30−を加え、4℃で30分間攪拌する。
その後100,000×1で2時間超遠心し、その上清
を0.85%NaCL、2mM−CaCL、、2 mM
 Mg CLtの0.OIM−)リス−塩酸緩衝液(p
H=74 )で1晩透析する。この透析内液をImme
rsible−CXultra−filters (ミ
リボア社製)で3−に濃縮し、このうち1−を0.00
5%トリドアX−100,0,85%NaCZ 、 2
mM−CaC1,,2mM−Mg CLtのトリス−塩
酸緩衝液(pH=7.4)で平衡化したPNA−セファ
ロースのアフイニテイクロマト(φ0.5 X 2 o
n )に付す。同緩衝液で充分に洗浄後、O,l M−
ラクトース、0.85%NaCL、2mM−CaCt、
、2rnM −M g Cts、O,OO5%トリトン
X−100の0.OIM−)リス−塩酸緩衝液(pH=
 7.4 )で溶出し、溶出部を085%NaC4゜2
mM−CaC1,,2mM−MgC4の0.01 M 
−)リス−塩酸緩衝液(pH=7.4 )にて48時間
透析してレクチンレセプター溶液2−を得る。このもの
のタンパク量は156μm、糖量は94μtであった。
これを以下「レセプター−M−IJと称する。
■ K A T O−n[細胞、約120 f (湿重
量)をPBSloo−中、粉砕機(Waring bl
enber ;日本精機社製)を使用してホモジナイズ
する。遠心分離(100,000fX1時間)した沈渣
な、2% ト リ ト ン x−ioo  、  0.
 1 5  M NaC#)  0. 0 1  Mト
リス、塩酸緩衝液(pH−=75 ) 100−に加え
、攪拌する。遠心分離(100,000fX1時間)シ
だ上清を、0.015%トリドアX−100,0、15
M NaC1の0.01M)リス塩酸緩衝液(pH−7
6)で平衡化したPNA−セファロースのアフイニテイ
クロマト(φ0.8 X 15 tyn )に付す。同
緩衝液50−で洗浄後、0.1Mラクトースを含む同緩
衝液で溶出し、これを0.85%NaCL水溶液にて透
析してレクチンレセプター溶液を得る。これはセファデ
ックス(ファルマシア社製)にて濃縮後−20℃に保存
した。蛋白量2.011f、糖量0.8■これを「レセ
プター−2」とする。
■ 上記■と同様にして下記第4表のレクチンレセプタ
ーを夫々得た。
1)1下介白 第  4  表 ■ 上記■において、N A T O−1に変えてMI
(N−45を約292、PNA−セファロースカラムに
変えてDBA−セファロースカラムを使用して、ラクト
ースの変わりにN−アセチルガラクトサミンで溶出した
以外は同様の操作によりレクチンレセプターを得る。蛋
白量0.03■糖量001■。
これをルセブター−8」とする。
■ 上記■で得たレセプター−3の5−をDBA−セフ
ァロースカラムに付し、0.O]、5%トリトンX−1
00,2mM−MgC4,2mM−CaCt、 、 0
.85%NaC1の0. OI M ) ’Jスス。酸
緩衝液で溶出して4 ml’ずつのフラクションを得る
。次いでQ、 l M N−アセチルガラクトサミンを
含む上記緩衝液で溶出してレクチンレセプター溶液を得
ろ。これ乞レセプター−3−c’とする。又上記フラク
ション随1〜3をレセプター−3−A、フラクション隊
4〜12をレセプター−3−Bとする。
(−”4i前記で得た各レクチンレセプターのSDSゲ
ル電気泳動をFairbanks等の方法[Bioch
emistry。
Vol、10、p2606、(1971))に準じて行
った。結果を第2〜6図に示す。
尚、図中、各番号は夫々以下に示すとおりである。
第2及び第3図中 1・・−スタンダード 2・・・レセプター−M−3 3・・・    〃−7 4・・・    I/     −J 5 ・・・    〃−2 第4図中 1・・・スタンダード 2・・・レセプター−M−2 3・・・  /f−6 4・・・  〃−5 M5図中 1・・・レセプター−M−4 2・・・  //−M−5 3・・スタンダード 第6図中 1・・・レセプター−3 2・・・  p   −3−A 3・・・  tt   −3−13 4・・・  tt   −3−C 尚、第2図はC,B、B、法〔Biochemistr
y、Vol、10sp2606、(1971)〕により
蛋白の染色反応により、又第3〜5図はPas法[An
al 、Biochem。
Vol、30.14B(1962))による糖の染色反
応により検出した図面を示す。
第6図は上記C,B、B、法による染色結果を図式化し
たものである。又、各図においてスタンダードはいずれ
もBiorad Lab、社(U、S、A、)の下記標
準物質を使用した。
200(Kダルトン);ミオシン 116    tt    ;β−グルコシダーゼ92
.5    p    :フオスフオリラーゼ66.2
    tr    ;B5A45   〃   ニオ
ブアルブミン 21、5     tt     ;ソイビーントリプ
シンインヒビター 参考例5 前記参考例4で得たレセプター1の5μ7蛋白量をウサ
ギ(2〜3Kjりにフロインドコンプリートアジュバン
トと混合して、2週間に1回の間隔で皮下免疫した。3
回免疫後に採血し、遠心分離して抗血清を採取してGR
A抗体(抗体−1)を得る。
参考例6 ■ 参考例2においてロゼツト形成率の高かった随10
の患者より採血し、遠心分離して抗血清を採取してG 
RA抗体(抗体−■)を得る。
■ −上記■で得た抗体−■の9−に飽和硫安6rne
を滴下し、室温にて1時間攪拌後、遠心分離(3000
回転、30分)して沈渣を得る。これを6−のPBSに
て溶解後、5tのPBSにて、4℃、24時間透析し、
12■蛋白量/−のGRA抗体(抗体−1■)を得る。
参考例7(GltA抗体の反応性) (a)  参考例4で得たレセプター2を抗原として、
免疫電気泳動法により、参考例6で得たGRA抗体(抗
体−H)との反応性を調べた。すなわち、1%アガロー
ス板のホールに抗原(160μm 蛋白量/ ml )
 15 μLを加え、70V、60分にて泳動させ、溝
に抗体−■200μtを加え、室湛室湿にて24時間反
応させた。その結果は第7図に示すとおりであり、沈降
線が認められた。尚第7図中(1)はホール、(2)は
溝である。
(b)  毛細管を用いる沈澱法により、(a)と同じ
抗原と抗体の反応性を調べた〔標準臨床検査法、医学書
院、第2版、342〜345頁、1967参照〕。
すなわち、毛細管にレセプター2を入れ、次いでこれに
抗体−■を重層し、室温にて24時開放置した。その結
果抗原と抗体の境界面に沈降物が認められた。尚、抗体
の代りに正常人血清を使用した場合には沈降物は認めら
れなかった。
(C)  ブロックテスト(PNA) BT−1(3X 105/ゴ)(、PMI−1640>
の試験管に各濃度のPNAのPBS溶液100μtを加
え、4℃にて20分インキュベーションする。
It、PMI−1640培地にて2回遠心洗浄(100
0回転、10分)し、再度上記培地100 ttLに再
浮遊する。これに、参考例6で得た抗体−■のPBS 
10倍希釈液100μtを加え、4℃にて1時間インキ
ュベート後、上記培地にて3回細胞を洗浄する。該細胞
を上記培地100μtに再度浮遊し、これに0111.
BC−プロティンA100μtを加え、以下参考例2と
同様にしてロゼツト形成率を測定した。その結果は第5
表のとおりであり、PNAによる結合の阻止効果が認め
られた。
第  5  表 (d)  ブロックテスト(GRA )参考例4で得た
レセプター1の各種濃度のPBS溶液0.1−に、参考
例6で得た抗体−■の10μm/ゴPBS希釈液の0.
1mlを加え、37℃で1時間反応後、])audi 
3 X 10’ / 0.1 ml RP M l−1
640を加え、4℃で1時間インキュベートし、PRM
I−1640培地にて3回細胞を遠心洗浄(1000回
転10分)する。該細胞を上記培地100μノ、に再浮
遊し、これにOI(、B C−プロティンA 100 
tiLを加えて、以下参考例2と同様にしてロゼツト形
成率を測定した。その結果は第6表のとおりであり、レ
クチンレセプターによる結合の阻止効果が認められた。
第  6  表 (e)  参考例4で得たレセプタ=1を抗原として、
前記(a)と同様にして抗体−■の反応性を調べた。
結果を第8図に示す。尚、図中、(1)はホール、(2
)は抗体−1の溝、(3)は正常ウサギ血清の溝である
同図に示すとおり、抗体−■のみに沈降線が認められた
(f)  参考例2において、患者血清のかわりにPB
Sで倍々希釈した抗体−■の100μtを用いて同様に
してロゼツト形成率を測定した。結果を第9図に示す。
(g)参考例4で得たレセプター1の各種濃度のPBS
溶液100μtに抗体−IのPBS700倍希釈液10
0 piを加え、37℃にて90分反応後、Daudi
 3 X 105個10.1dRPMI−1640培地
を加え、室温にて60分インキュベートし、RP M、
 I−1,640培地にて3回細胞を遠心洗浄(100
0回転10分)する。該細胞を上記培地100μtに再
浮遊し、これにORB C−プロティンA100μtを
加えて、以下参考例2と同様にしてロゼツト形成率を測
定した。その結果は第10図のとおりであり、レクチン
レセプターによる結合の阻止効果が認められた。
参考例8 (a)  参考例6で得た抗体−■2mlにブロムシア
ンセファロース(ファルマシア社) 5 f / 15
 tnl。
0、5 M −NaC1の0.1M炭酸水素す) IJ
ウム水溶液(pH8,3)を加え、2時間攪拌して、G
几A抗体の不溶性担体を得た。
(b)  参考例5で得た抗体−■を使用して、上記(
a)と同随にして、G l’l、 A抗体の不溶性担体
を得た。
実施例1 ■ K A ’I’ 0−III細胞、約401(湿重
量)をPBS50Tnl中、粉砕機(Waving I
J1ender)を使用してホモジナイズする。遠心分
離(ioO,oO(1X1時間)して得た沈渣な、2%
トリトンX−100,0,5MNaCtの0.01Mト
リス・塩酸緩衝液(pH=7.6 ) 5 omiに加
え攪拌する。遠心分離(100,0OOrX1時間)し
だ上清を0.015% ト  リ  ト  ン X−1
00、0,15M  NaC1の 0.0 1  Mト
リス・塩酸緩衝液(pi(−7,6)で平衡化したGR
,A抗体−セファロース(前記参考例8− (a)で得
た担体)のカラム(φ0.8 X 15 cm )に付
し、同緩衝液で洗浄後0.1Mラクトースを含む同緩衝
液で溶出し、これを0.85%NaC1水溶液にて透析
してGR,A溶液を得る。蛋白量045■、糖量0.1
2ツこれを[GRA−IJ とする。
■ 上記■において、K A ’L” 0−III細胞
にかえてB ’I” −1細胞207を使用し、G R
A抗体−セファロースカラムを前記参考例8−(b)で
得た担体な使用して、同様の操作によりGRA溶液を得
る。
蛋白量230μ7、糖量40μmこれをl’−G RA
 −2Jと1−る。
■ 参考例F3−(a)で得た担体5−のカラムを0.
015%トリトンX−100の0. OI M )リス
−塩酸緩衝液(pH’ 7.6洗浄液)にて洗浄した後
、これに参考例で得たレセプター2を350μV蛋白量
を流しアフィニティークロマトを行った。洗浄液で洗浄
し、次いで、ラクトース30−を流し、溶出した両分を
GR,A−3(蛋白量164μ2)とする。更に洗浄後
、0.2 M塩酸−グリシン緩衝液(pH2,7)にて
溶出した両分をGl(、A−4(蛋白量97μm)とす
る。
斯くI−て得られた各両分について、前記参考例4−■
と同様にして得たSPS電気泳動パターンを第11図に
示す。
尚、同図はC,B、B法による染色パターンを示し、各
番号は以下に示す通りである。
1・・・レセプター2 2・・・G RA −3 3・・・G1もA−4 参考例9 (キラーセルの誘導) (1)健康成人より「フィコールパック」(ファルマシ
ア社)で遠心分離して得た末梢血リンパ球を10%FC
817)RPMI−1640培地にて1.5X 10’
 / mlに調製し、その10m1に5,25又は50
nV蛋白量/ゴとなる様にG I(、A−3を加え、3
7℃にて、炭酸ガスインキュベーター内で48時間培養
してキラーセルを得た。
上記GRA−3のかわりにGRA−4、レセプター2及
び無添加(コントロール)を使用して同様にキラーセル
を得た。
(2)上記(1)で得たキラーセルをI(、PMI−1
640培地で2回洗浄後(1000回転、10分)、1
0%li” C8の同培地で1.5X10’/−に調製
しエフェクターセル(E)とする。標的細胞(T)とし
て、上記培地で2回洗浄したDaudiを、10%b’
 c sの同培地で1.5X10’/−に調製したもの
を使用する。
上記E100μを及びT100μtを混合し、37℃に
て1時間培養後、該試験管を氷冷水中に入れて反応を止
め0.2%トリパンブルー染色により生存細胞数を計測
した。Eのキラー活性を下記式にて算出し7た。
キラー活性(%)−((コントロールのEを使用した時
の細胞数)−(実験群の細胞数))/(E′+T′)尚
、E′は、E100μtを37℃1時間培養した後の生
存細胞数。
T′は、T100μtを37℃1時間培養した後の生存
細胞数。
結果を下記第7表に示す。
第7表 キラー活性(%) (3)上記(1)及び(2)と同様にしてGi(、A−
1及びGRA−2で誘導したキラーセルのキラー活性を
求めた結果、上記と略々同様の活性が認められた。
参考例10 ■ 実施例1−■で得たGRA−1を生理食塩水で希釈
して、蛋白な1.5μ2/〃fとなるように調製して、
抗癌剤噴1とlまた。
■ b+ MTの腫瘍塊を無菌的に5叫角の犬δさとj
r L、C3H/ He 7つ7.(7W6)1.0匹
の背面皮下にそれぞれ移植し、7日目に腫瘍の増殖及び
定着を確認した。この5匹に、上記■の抗癌剤に1を1
日300μtずつ2日間隔で皮下投与した。
残りの5匹は無処理コントロールとした。
最初の膜力から10日後に手術によって腫瘍を摘出し、
平均体積を求めた。結果、コントロール群が平均142
.5−であるのに対して薬剤投与群は、平均187丁−
であり、腫瘍縮少効果が認2・5られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はG RA抗体による各種癌細胞とのロゼツト形
成率を示す図面、第2図及び第3図はレセプター−M−
3、−7、−1及び−2のSDSゲル電気泳動を示す写
真、第4図はレセプター−M−2、−6及び−5の8D
Sゲル電気泳動を示す写真1.’J(5図はレセプター
−M−4及び−M−5のSDSゲル電気泳動を示す写真
、第6図はレセプター−3、−3−A、−3−Li及び
−3−CのSDSゲル電気泳動を示す図面、第7図及び
第8図はGjL A抗体とレセプターとの免反沈降反応
を示す図1′rJ1、第9図はG几A抗体の濃度とレセ
プターどのロゼツト形成率との関係を示す図面、第10
図はan、、へ抗体によるロゼツト形tJX、率のレク
チンレ〜1ニブターによる阻害な示す図面、第11図は
OR,Aθ)S ]) S ’t、Q気泳動全泳動図面
である。 以上 第1図 標的細胞     ”セント形Fl−率%20    
40    50    80手続補正帯(方式) 昭和58年3 月23[1 特許庁長官 着杉和夫 殿 2 発明の名称 糖鎖関連抗原およびその製造法ならびにこれを有効成分
とする抗癌剤 3 補正をする者 事件との関係   出願人 住 所 群馬県高崎市栄町17番5号 名 称 株式会社 日本抗体研究所 代表者足立正− 4代理人 昭和58年2月22日(発送) 6、補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄及び図面並びに参考
写真 7、 補正の内容 (1)  明細書甲第43頁下から第2行「写真Jとあ
るを\ 「図面」と訂正する。 (4同 第44頁第1行 「写真」とめる會\ 「図面」と訂正する。 (3)同 第44頁第2行 「写真」とある金、 「図面」と訂正する。 (4)図面甲第2〜5図を別紙の通り訂正する。 (5)別紙の通り参考写真(イ)〜0つ會提出する。 第2図      第3図 123 4 5  1234 第4図 第5図 1    2    3 183−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、癌細胞膜成分より単離され、かつレクチンレセプタ
    ー結合性抗体に対して結合性を有する糖鎖関連抗原。 2、癌細胞膜成分より、レクチンレセプター結合性抗体
    に対して結合性を有する糖鎖関連抗原を単離することを
    特徴とする糖鎖関連抗原の製造法。 3、癌細胞膜成分より単離され、かつレクチンレセプタ
    ー結合性抗体に対して結合性を有する糖鎖関連抗原を有
    効成分として含有する抗癌剤。
JP57177411A 1982-10-08 1982-10-08 糖鎖関連抗原およびその製造法ならびにこれを有効成分とする抗癌剤 Pending JPS5967224A (ja)

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JPS5857321A (ja) * 1981-10-01 1983-04-05 Nippon Koutai Kenkyusho:Kk 抗癌剤
JPS591420A (ja) * 1982-06-28 1984-01-06 Nippon Koutai Kenkyusho:Kk 糖鎖関連抗原およびその製造法

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