JPS5966410A - 被覆用硬化型樹脂組成物 - Google Patents

被覆用硬化型樹脂組成物

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JPS5966410A
JPS5966410A JP17541882A JP17541882A JPS5966410A JP S5966410 A JPS5966410 A JP S5966410A JP 17541882 A JP17541882 A JP 17541882A JP 17541882 A JP17541882 A JP 17541882A JP S5966410 A JPS5966410 A JP S5966410A
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meth
acrylate
polyol
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poly
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Hajime Inagaki
稲垣 始
Akira Todo
昭 藤堂
Takayuki Nakano
貴幸 中野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、樹脂などの成形体の基体表面を被覆すること
により空気中における硬化特性に優れ、被膜の表面硬度
、耐引掻き性、耐摩耗性、可撓性、表面光沢、耐熱性、
耐水性、耐溶剤性、耐候性ならびに成形体基体表面との
密着性t「どの被膜特性に優れた被覆用硬化型樹脂組成
物に関する。
一般に、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などの成形付は、
金属製品、カラス製品などにくらべて軽filで耐衝撃
性に優れているばかりでなく、安価で成形加工が容易で
あるなどの種々の利点を有しており、自動車、オートバ
イ、家庭用電化製品、日用雑貨品、その他の多くの分野
においてこれらの材料に代わって広く使用されている。
しかし、これらの樹脂などの成形体基体は金属やガラス
等にくらべて表面硬度が低く、引掻きゃ摩擦に対しても
弱いために表面に傷が生じ易いという欠点がある。たと
えば、成形体の部品の取付作業または輸送作業、あるい
は製品の使用中に接触、衝突、引掻きなどにより表面に
損傷を受易いなどの表面特性に欠点があるためにこれら
の成形体の利用が著しく制限されている。
このような樹脂などの成形体基体表面の前述の欠点を改
善する方法として多くの提案がなされている。そのほと
んどはこれらの成形体の表面を架橋硬化型樹脂からなる
外被膜層で被覆する方法である。これらの被膜形成要素
のうぢで、樹脂または樹脂形成成分として具体的には、
シリコーン系モノマーまたはこれらの成分と種々の重合
体との組成物、メチロールメラミンと他の硬化成分とか
らなる樹脂組成物、多官能性アクリル系カルボン酸エス
テル誘導体またはこれと他の重合成分との組成物などが
提案されている。これらの被膜形成要素からなる被膜層
をポリオレフィンなどの樹脂成形体の基体表面に形成さ
せても、該被膜層と樹脂成形体の基体層との密着性が一
般に良好でないので、これらの積層成形体から該被膜層
が剥離し易いという欠点がある。さらにこれらの欠点を
改善するために樹脂成形体基体層の表面に種々の処理を
施す方法も知られている。たとえばコロナ放電による表
面処理\ブライマーによる表面処理などが提案されてい
る。しかし、表面処理を施してもどりオレフィンなどの
樹脂成形体の基体層と該架橋硬化型樹脂からなる被膜層
とを実用に耐え得6− るほど充分に密着性を向上させることは困難である場合
が多い。また、前記被膜形成要素のうちでシリコーン系
の被膜形成要素は高価であり経済性に劣るという欠点も
ある。
また、前記被膜形成要素のうちで、多官能性アクリル系
カルボン酸エステル誘導体としては種々のタイプの化合
物が提案されている。たとえば、アルカンポリオールの
ポリ(メタ)アクリレート、ポリオキシアルキレングリ
コールのポリ(メタ)アクリレート、芳香族(フェノー
ル性)ポリヒドロキシル化合物のポリ(メタ)アクリレ
ートなどの種々のタイプの化合物を被膜形成要素として
使用することが提案されている。これらの多官能性アク
リル系カルボン酸エステル誘導体を単独で被膜形成要素
として使用し、たとえば樹脂成形体の基体表面に被膜を
形成させても、これらの被膜は硬化の際の空気中におけ
る硬化速度などの硬化特性に劣ったり、表面硬度、耐引
掻き性、耐摩耗性、可撓性、表面光沢、耐熱性、耐水性
、耐溶剤性、耐候性および基体への密着性などの被膜特
性のい4− ずれかまたはこれらの多くの物性に劣ることが多く、工
業的規模の利用における要求を充分に満足させることは
できなかった。また、これらの被膜形成要素のうちの二
種以上の化合物を組み合わせて使用することによってこ
れらの欠点を改善しようとする試みもなされているが、
いずれもこれらの欠点をある程度改良することはできて
も、ポリオレフィンなどの樹脂成形体の基体表面に被覆
する際には他の新たな難点があった。
本発明者らは、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などの成形
体の基体表面に被覆することにより、硬化の際の硬化特
性に優れかつ得られた被膜特性に優れた被覆用組成物に
ついて鋭意検討を行った結果、特定のポリオールのポリ
(メタ)アクリレート化物(a)、特定量のアルカンポ
リオールのジ(メタ)アクリレートまたはポリオキシア
ルギレンジ(メタ)アクリレート(b)および特定量の
重合開始剤(Q)を含有する組成物を使用すると、前記
目的を充足することを見出し、本発明に到達した。本発
明によれば、本発明の被覆用硬化型樹脂組成物を樹脂な
どの成形体基体表面に被J3シて外被膜層を形成させる
と、硬化の際の空気中における硬化速度などの硬化特性
に優れ、得られる被膜の表面硬度、耐引掻き性、耐M粍
性、可撓性、表面光沢、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐
候性および基体への密着性などの多くの被膜特性が総括
的に優れているという特徴を有している。
本発明を概説すれば、本発明は、(a)1分子中に少な
くとも3個以」二のヒドロキシル基を有するアルカンポ
リオールまたは1分子中に1個以上のエーテル結合を有
しかつ3個以上のヒドロキシル基を有するポリオキシア
ルカンポリオールのポリ(メタ)アクリレート化物であ
って、少なくとも3個以−にのアクリロイルオキシル基
またはメタクリロイルオキシル基を有するポリ(メタ)
アクリレート化物、 (b)  該ポリオールのポリ(メタ)アクリレート化
物(a) 100重量部に対して0を越えて1000重
景部0範囲にある、アルカンポリオールのジ(メタ)ア
クリレートまたはポリオキシアルギレンジ(メタ)アク
リレート、および (C)該ポリオールのポリ(メタ)アクリレート化物C
a)おにび該ポリオキシアルギレンジ(メタ)アクリレ
−1−(b)の合計100重量部に対してo、oiない
し20重量部の範囲の重合開始剤、 を含有することを特徴とする被覆用硬化型樹脂組成物、
を要旨とするものである。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物に配合されるポリオー
ルのポリ(メタ)アクリレート化物(a)は、1分子中
に少なくとも3個以上のヒドロキシル基を有するアルカ
ンポリオールまたは1分子中に1個以上のエーテル結合
を有しかつ3個以上のヒドロキシル基を有するポリオキ
シアルカンポリオールのポリ(メタ)アクリレート化物
であって、少なくとも3個以上のアクリロイルオキシル
基またはメタクリロイルオキシル基を有するポリ(メタ
)アクリレート化物であり、これらのポリ(メタ)アク
リレート化物はヒドロキシル基を有していても差しつか
えない。該アルカンポリオールのポリ(メタ)アクリレ
ート化物を構成するアルカンボ7一 リオールは炭素原子数が通常2ないし12、好ましくは
2ないし8の範囲にある三価アルコール、四価アルコー
ル、それ以上の多価アルコールまたはこれらの2種以上
の混合成分である。該アルカンポリオールのポリ(メタ
)アクリレート化物として具体的には、グリセリントリ
アクリレート、グリセリントリメタクリレート、トリメ
チロールエタントリアクリレート、トリメチロールエタ
ントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラメタクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タクリレートなどを例示することができる。また、ポリ
オキシアルカンポリオール 中に1個以上のエーテル結合を有しかつ少なくとも3個
以上のヒドロキシル基を有するポリオキシアルカンポリ
オールのポリ(メタ)アクリレート化物であり、少なく
とも6個以上のアクリロイル8− オキシル基またはメタクリロイルオキシル基を有する化
合物である。該ポリオキシアルカンポリオールのポリ(
メタ)アクリレート化物を構成するポリオキシアルカン
ポリオールは1個以」二のエーテル結合を有しかつ3個
以上のヒドロキシル基を有しており、6個以上のヒドロ
キシル基を有するアルカンポリオールの少なくとも1分
子と2個以上のヒドロキシル基を有するアルカンポリオ
ールの少なくとも1分子が縮合した構造を有しており、
少なくとも1個以上のエーテル結合を有している。
該ポリオキシアルカンポリオールとして具体的には、た
とえばジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン、ジトリメチロールプロパン、トリトリメチロールプ
ロパン、テトラトリメチロールプロパン、ジペンタエリ
スリトール、トリペンタエリスリトール、テトラペンタ
エリスリトールなどを例示することができる。該ポリオ
キシアルカンポリオールのポリ(メタ)アクリレート化
物は、1分子中に通常1ないし5個、好ましくは1ない
し2個のエーテル結合を有し、アクリロイルオキシル基
またはメタアクリロイルオキシル基をろないし10個、
好ましくは乙ないし8個有し、かつその分子量は通常2
60ないし3000 、好ましくは260ないし100
0の範囲である。該ポリオキシアルカンポ°リオールの
ポリ(メタ)アクリレート化物として具体的には、ジグ
リセリントリアクリレート、ジグリセリントリメタクリ
レート、ジグリセリンテトラアクリレート、ジグリセリ
ンテトラメタクリレート、トリグリセリントリアクリレ
ート、トリグリセリントリメタクリレート、トリグリセ
リンテトラアクリレート、トリグリセリンテトラメタク
リレート、トリグリセリンペンタアクリレート、トリグ
リセリンペンタメタクリレート、ジトリメチロールプロ
パントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテト
ラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラメタ
クリレート、トリトリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリトリメチロールプロパンペンタアクリレート
、シヘンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ジペンタエリスリ
トールテトラアクリレ−ト、ジペンタエリスリトールテ
トラメタクリレート1ジペンタエリスリトールペンタア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレ
ート、ジペンタエリスリトールへギサアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールへキザメタクリレートなどを例示
することができる。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物に配合されるアルカン
ポリオールのジ(メタ)アクリレートまたはポリオキジ
アルキレンジ(メタ)アクリレート(b)は、炭素原子
数が2ないし12の範囲のアルカンポリオールのジ(メ
タ)アクリレートまたはポリオキシアルキレングリコー
ルのジ(メタ)アクリレートである。アルカンポリオー
ルのジ(メタ)アクリレートを構成するアルカンポリオ
ールは炭素原子数が2ないし12の範囲にある二価アル
コール、正価アルコール、四価アルコール、それ以上の
多価アルコールまたはこれらの2種以上の混合成分であ
り、さらには炭素原子数が2ないし8の範囲にあるアル
カンポリオールであること11− が好ましい。該アルカンポリオールのジ(メタ)アクリ
レートを構成するアルカンポリオール成分が三価以上の
多価アルコールである場合には、該アルカンポリオール
のジ(メタ)アクリレートは、2個以上の水酸基が(メ
タ)アクリレート化されているならば、遊離の水酸基が
残っていても差しつかえない。該アルカンポリオールの
ジ(メタ)アクリレートとして具体的には、1,2−ジ
アクリロイルオキシエタン、1,2−ジメタクリロイル
オキシエタン、1,2−ジアクリロイルオキシプロパン
、1,2−ジメタクリロイルオキシプロパン、2.2−
ジメチル−1,3−ジアクリロイルオキシプロパン、2
,2−ジメチル−1,6−ジメタクリロイルオキシプロ
パン、1.ろ−ジアクリロイルオキシプロパン、1,3
−ジメタクリロイルオキシプロパン、1.4−ジアクリ
ロイルオキシブタン、1,4−ジメタクリロイルオキシ
ブタン、1,6−ジアクリロイルオキシヘキサン、1,
6−シメタクリロイルオキシヘキザン、1,8−ジアク
リロイルオキシオクタン、1,8−ジメタクリロイルオ
キシオクタン、12− 1.10−ジアクリロイルオキシデカン、1.12−ジ
アクリロイルオキシドデカン、グリセリン−1+3−ジ
アクリレート、グリセリン−1,3−ジメタクリレート
、ペンタエリスリトールジアクリレート、トリメチロー
ルエタンジアクリレート、l・リメヂロールエタンジメ
タクリレート1 トリメチロールエタンジアクリレート
、トリメチロールプロパンジメタクリレートなどを例示
することができる。
これらのアルカンポリオールのジ(メタ)アクリレート
のうちでは、とくに2,2−ジメチル−1,3−ジアク
リロイルオキシプロパン、1.4−ジアクリロイルオキ
シブタンまたは1,6−ジアクリロイルオキシヘキサン
を使用することが好ましい。またポリオキジアルキレン
ジ(メタ)アクリレートはポリオキシアルキレングリコ
ールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル
である。該ポリオキジアルキレンジ(メタ)アクリレー
トを構成するオキシアルキレン基は、通常一般式〔1〕
〔式中、R1、R2、R6およびRはそれぞれ水素原子
または炭素原子数1ないし12のアルキル基を示す。〕
で表わされる化合物であり、該オキシアルキレン基の重
合度は通常1ないし40.好ましくは1ないし20の範
囲であり、該オキジアルキレンジ(メタ)アクリレート
の数平均分子量(Mn)は通常200ないし30oO1
好ましくは200ないし2000の範囲である。該ポリ
オキジアルキレンジ(メタ)アクリレートとして具体的
には、ボリオギシエチレンジアクリレート、ポリオキシ
エチレンジメタクリレート、ポリオキシプロピレンジア
クリレート、ポリオキシプロピレンジメタクリレ−1・
、ポリオキシエチレンボリオギシプロピレンジアクリレ
ート、ボリオギシエチレンポリオキシプロピレンジメタ
クリレートなどを例示することができる。該ポリオキジ
アルキレンジ(メタ)アクリレートのうちでは、ポリオ
キジエチレンジ(メタ)アクリレートまたはポリオキシ
プロピレンジ(メタ)アクリレートが好適である。該ア
ルカンポリオールのジ(メタ)アクリレートまたはポリ
オキジアルキレンジ(メタ)アクリレ−)(b)の配合
割合は、前記ポリオールのポリ(メタ)アクリレート化
物(a、) i o o重量部に対して0を越えて10
00重量部の範囲にあることが必要であり、さらには5
ないし300重量部の範囲、とくに20ないし150重
量部の範囲にあることが好ましい。該アルカンポリオー
ルのジ(メタ)アクリレートまたはポリオキジアルキレ
ンジ(メタ)アクリレート(b)の前記ポリオールのポ
リ(メタ)アクリレート化物(a) 100 m:lt
t部に対する配合割合が1000重量部より多くなると
、該組成物の空気中での硬化性が低下すると共に、外被
膜の表面硬度、耐摩耗性などの性能が低下するようにな
る。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物に配合される被膜形成
要素成分(重合性単量体成分)は前記必須の二成分のみ
からなる場合もあるが、さらにその他の重合性単量体成
分を加えて共重合させるこ15− ともできる。その他の重合成分として、たとえば前記ポ
リオールのポリ(メタ)アクリレート化物(a)を製造
する際の副生物または製造中間体、たとえば前記ポリオ
ールのモノ(メタ)アクリレート化物、ジ(メタ)アク
リレート化物、前記アルカンポリオールのジ(メタ)ア
クリレート(b)を製造する際の副生物または製造中間
体、たとえばアルキレングリコールのモノ(メタ)アク
リレート化物、前記ポリオキジアルキレンジ(メタ)ア
クリレート(b)を製造する際の副生物または製造中間
体、たとえばポリオキシアルキレングリコールのモノ(
メタ)アクリレート化物などの他に、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸−
2−ヒドロキシエチルなどの(メタ)アクリル酸エステ
ルなどを例示することができる。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物を成形体の基体表面に
塗布し、該組成物を架橋硬化させて被膜を形成させるた
めにはこの組成物に重合開始剤(C)を配合することが
必要である。硬化方法としては、紫外線による硬化方法
、熱線による硬化方法など16− が通常採用される。紫外線硬化の場合には重合開始剤と
して光増感剤が配合され、光増感剤として具体的には、
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインイソブチルエーテルなどのベンゾインまたはその
エーテル、ベンゾフェノン、p−クロルベンゾフェノン
、I)−メトキシベンゾフエノンなどのベンゾフェノン
系化合物、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベン
ジルジエチルケタールなどのベンジル系化合物、1−(
4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−プロパノン、1−フェニル−2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−プロパノン、1−(4−tert−
ブチルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
プロパノンなどのヒドロキシアルキルフェニルケトン系
化合物などを例示することができる。熱による硬化の場
合にはラジカル開始剤が配合され、ラジカル開始剤とし
て具体的には、アゾビスイソブチロニトリルナトのアゾ
化合物、ベンゾイルベルオキシト、ラウリルペルオキシ
ド、ジtθrt−プチルベルオギシド、ジクミルペルオ
キシド、クメンヒドロペルオキシドなどの過酸化物等を
例示することができる。さらに、本発明の被覆用硬化型
樹脂組成物に、光増感剤おJ:びラジカル開始剤の両者
を配合し、紫外線硬化と熱硬化とを同時に進行させる方
法を採用することもできるし、紫外線硬化を進行させた
後に熱硬化を進行させる方法を採用することもできる。
さらに逆に熱硬化を進行させた後に紫外線硬化を進行さ
せる方法を採用することも可能である。該重合開始剤(
C)の配合割合は、前記ポリオールのポリ(メタ)アク
リレート化物(a)および前記アルカンポリオールのジ
(メタ)アクリレートまたはポリオキジアルキレンジ(
メタ)アクリレ−)(b)の合計100重量部に対して
0.01ないし20重量部の範囲にあることが必要であ
り、さらには0.1ないし10重量部の範囲にあること
が好ましい。該重合開始剤の配合割合が、前記ポリオー
ルのポリ(メタ)アクリレート化物(a)および前記ア
ルカンポリオールのジ(メタ)アクリレートまたはポリ
オキジアルキレンジ(メタ)アクリレ−)(b)の合計
100重量部に対して0.01重量部より少なくなると
、該組成物の重合性が低下し、硬い被膜が得られなくな
り、また20重量部より多くなると、該組成物から得ら
れる被膜が黄色に着色するようになる。
本発明の被田川硬化型樹脂組成物は前記必須三成分のみ
からなる組成物である場合もあるが、さらに必要に応じ
て、重合禁止剤、透明性の充填剤、顔料、染料、溶剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤などの安定剤、けい光増白剤
、メチル(メタ)アクリレート、ポリウレタンアクリレ
−1−、ポリエステルアクリレートなどの(反応性)オ
リゴマーおよびポリメチルメタクリレートなどのポリマ
ー等の各種の添加剤を配合することができる。これらの
添加剤の配合割合は適宜である。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物中には、それから得ら
れる硬化被膜の透明性を維持する範囲において)必要に
応じて微粉末状無機充填剤を配合しても差し支えない。
該微粉末状無機充填剤の平19− 均粒径は粉末状を形成している限りにおいて任意である
が通常は1m1tないし10μ、好ましくは1.5ml
!ないし1μの範囲である。また、該外被膜層を透明性
に維持するためには、該微粉末状無機充填剤の屈折率が
通常1.40ないし1.60、好ましくは1.42ない
し1.58の範囲である。このような微粉末状無機充填
剤として具体的には、ガラス粉末、マイカ、ガラスピー
ズ、ガラスフレーク、ケイソウ土、無水シリカ、水和シ
リカ、ケイ石、ケイ砂、石英、カオリナイト、モンモリ
ロナイト、セリサイト、タルク、緑泥石、陶石、長石な
どを例示することができる。また、これらの微粉末状無
機充填剤の表面をアルキルカルボン酸塩またはシランカ
ップラーやチタンカップラー、Cl2S1(CI(6)
2、アルコールなどによって表面処理したものも同様に
使用できる。また、前記無機充填剤を水またはアルコー
ル中に懸濁させたコロイダルシリカ、メタノールシリカ
ゾル、エタノールシリカゾル、イソプロパツールシリカ
ゾルなどを使用することもできる。これらの微粉末状無
機充填剤のうちでは、20− 微粉末状シリカを配合すると該外被膜層の表面硬度、耐
引掻き性および耐摩耗性が著しく向」;シかつ透明性お
よび表面光沢を損うことがないのでとくに好ましい。こ
れらの微粉末状無機充填剤の配合割合は前記ポリオール
のポリ(メタ)アクリレート化物(a)および前記アル
カンポリオールのジ(メタ)アクリレートまたはポリオ
キジアルキレンジ(メタ)アクリレート(b)の合計1
oo重jft部に対して通常0.5ないし200重量部
、好ましくは0.5ないし100重量部の範囲である。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物には、その塗布作業性
を向上させるために必要に応じて溶剤が加えられ、溶液
状態または懸濁状態に維持される。
溶剤は該組成物を液体化または懸濁液化したり、該組成
物の粘度を調節したりあるいは成形物に対する濡れを向
上させる目的でも使用される。溶剤として具体的には、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、エチルベンゼ
ン、ヘキサン、ヘプタ4ン、オクタン、石油エーテル、
リグロイン、シクロヘキサン、メチルシクロヘギサンな
どの炭化水素、塩化メチレン、クロロホルム、四環(1
[素、ブロモホルム、トリクレン、二塩化エチレン、パ
ークレン、三塩化エタン、四塩化エタン、二塩化プロピ
レン、クロロベンゼン、ブロモベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素、メタノール、エタノール、インプロパツー
ル、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロ
へギサノール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、グリセリン、エチレングリコールモノメチルエー
テル1ジエチレングリコールなどのアルコール、アセト
ン\メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン、ジエチルエーテル、ジプ
ロピルエーテル、ブチルエチルエーテル、ジブチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルなどのエーテル、アセト
ニトリル、プロピオニトリル、カプロニトリルなどのニ
トリル、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エ
チル翫酢酸プロピル、酢酸イソブチル、酢酸ブチル、酢
酸ペンチル、安息香酸メチル、安息香酸エチルなどのニ
スデル等を例示することができる。これらの有機溶剤の
配合割合は、前記ポリオールのポリ(メタ)アクリレー
ト化物(a)および前記アルカンポリオールのジ(メタ
)アクリレートまたはポリオキシアルギレンジ(メタ)
アクリレート(b)の合計100重量部に対して通常5
ないし3000重量部、好ましくは10ないし2000
重量部の範囲である。
本発明の組成物において、前記必須成分、必要に応じて
加えられる無機または有機の充填剤、溶剤、安定剤など
の各種添加剤成分を配合した組成物から溶液状組成物ま
たは懸濁液状組成物を調製する方法としては、前述の原
料混合物を調合し、通常ロール・バンバリーミキサ−、
ボールミル、アトライタ、ウイツパー、オークスミギツ
ー、ディソルバー、ホモジナイザー、コロイドミル、サ
ンドミル、振動ミル、ミギザー、混合攪拌槽などによる
混練混合法を例示することができ、これらの方法によっ
て均一に溶解あるいは分散した組成物が得られる。該溶
液状組成物および懸濁液状組成物を成形体の基体表面に
塗布する方法としては、26− 刷毛塗り法、スプレー法、浸漬法、バーコード法、ロー
ルコータ−法、スピンコーター法、ゲルコーター法すど
の従来から公知の方法を採用することができる。
また、該塗膜を乾燥させる方法としては、自然乾燥法、
キャリアガスによる強制乾燥法、赤外線炉、遠赤外線炉
、熱風炉を用いた加熱乾燥法などを例示することができ
る。また、前述の塗膜を硬化させ、被膜を形成させる方
法としては、光とくに紫外線に」:り重合架橋硬化させ
る方法、熱により重合架橋硬化させる方法などを例示す
ることができる。
これらの重合架橋硬化の方法のうちで、光硬化法では通
常−10ないし150°C1好ましくは5ないし130
°Cの温度で光照射が実施され、その時間は通常18θ
Cないし1hr、好ましくは1 secないし10m1
nである。また、熱硬化法では硬化の際の温度は通常−
10ないし150°C1好ましくは5ないし130°C
であり、硬化に要する時間は通常0.05ないし1[)
hr、好ましくは0.1ないし8hrである。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂、金属などからなるいずれの24− 成形体の基体表面にも被覆することができる。該成形体
の形状はフィルム状、シート状、板状、曲面あるいは凹
凸を有する成形体、その他いがなる形状の成形体であっ
ても差し支えない。
該基体層を構成する熱可塑性樹脂として具体的には、た
とえば、a−オレフィンの単独重合体またはα−オレフ
ィンを主成分とする共重合体などのポリオレフィン類、
ポリアクリル酸エステル樹脂\ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂などを例示すること
ができる。これらの熱可塑性樹脂のうちで、該積層成形
体を構成する基体樹脂層はポリオレフィン類、ポリアク
リル酸エステル樹脂またはポリカーボネート樹脂である
ことが好ましい。前記ポリオレフィン類として具体的に
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン
、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセ
ンなどのα−オレフィンの単独重合体、前記α−オレフ
ィンの二種以上の混合物からなる共重合体、または前記
α−オレフィンを主成分とし、かつ酢酸ビニル、ブロビ
オン酸ビニルなど低級脂肪族カルボン酸ビニル4.アク
リル酸メチル、アクリル酸の金属塩、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸の金属塩などのアクリル系カルボン酸
エステル、アクリル系カルボン酸の塩などの他の成分を
少量(たとえば、30モル%以下)含有する共重合体な
どを例示することができる。これらのポリオレフィン類
のうちでは、結晶性を有するポリオレフィン類が通常使
用される。
前記ポリアクリル系カルボン酸エステル樹脂として具体
的には、アクリル酸メチル、アクリル酸エヂル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチルなどのアクリル系カ
ルボン酸エステルモノマーの単独重合体または共重合体
を例示することができる。これらのポリアクリル系カル
ボン酸エステル樹脂のうちでは、ポリメタクリル酸メチ
ルを本発明の熱可塑性樹脂基体樹脂層に使用することが
好ましい。前記ポリカーボネート樹脂として具体的には
、ビスフェノールA・ポリカーボネートなどを例示する
ことができる。前記ポリエステル樹脂として具体的には
、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテ
レフタレート、ビスフェノールA−イソフタル酸・テレ
フタル酸共重縮合体、オキシ安息香酸重縮合体などを例
示することができる。前記ポリアミド樹脂として具体的
には、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン10、ナ
イロン12などをあげることができる。また前記樹脂以
外にもポリアセタールやポリスチレン、アクリロニトリ
ル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジェン
・スチレン共重合体、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレ
ンオキサイド、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフ
ェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂
などを例示することができる。
該基体層を構成する熱硬化型樹脂として具体的には、不
飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、
ジアリルフタレ−1・樹脂、ポリアリルグリコールカー
ボネート樹脂などを例示することができる。
また、基体層を構成する金属として具体的には、アルミ
ニウム、鉄、ステンレスなどを例示するこ27− とができる。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物で樹脂などの成形体の
基体表面を被覆する際には、該成形体の基体表面に種々
の溶剤による洗浄、アルカリ水溶液による洗浄、界面活
性剤による洗浄−超音波による洗浄、電解による洗浄、
ブラスト処理、サンドブラスト処理、酸またはアルカリ
によるエツチング処理、フレーム処理、コロナ放電処理
、アーク放電処理、グロー放電処理、プラズマ放電処理
\化成処理などの種々の表面処理を施すことができる。
また、前記成形体の基体表面に本発明の被覆用硬化型樹
脂組成物からなる外被膜層を積層する際に、該基体層と
該外被膜層との間にブライマーからなる中間接着層を置
いて三層積層体とすることにより、両層間の密着性を向
上させることも可能である。基体層がポリオレフィンで
ある場合には、ブライマーとしてはα、β−不飽和カル
ボン酸その酸無水物、そのエステルなどのα、β−不飽
和カルボン酸またはその誘導体成分がグラフトされた変
性ポリオレフィンが通常使用される′。′−ごのよ28
− うに、必要に応じて表面処′finiまたはブライマー
処理の施された成形体の基体層表面に前述の方法によっ
て本発明の組成物が被覆され、硬化処理が施される。
本発明の被覆用硬化型樹脂組成物からなる被膜が積層さ
れた成形体は種々の用途に利用される。
具体的には、たとえば、採光板、スカイドーム、太陽熱
温水器のパネル板、グローブボックスのパネル板、時計
のガラス、メガネやカメラ、コンタクトレンズなどの各
種レンズ、光学プリズム、血液バッグ−コーヒーメーカ
ーのシャワードームやコーヒー入れ、水タンク、照明器
のカバー、プレヤーなどステレオ装置のカバー、各種メ
ーターの文字板やカバー、自動車のヘッドランプあるい
はテールランプのカバールベルセンサー1ガラスの飛散
防止用フィルムや離型フィルム、絶縁フィルム、農業用
フィルムなどの各種フィルム、光再生型のビデオディス
ク、衣類乾燥機や電気洗濯機、ドライヤー、油槽などの
各種装置ののぞき窓、オートバイやジープ、モーターボ
ートなどの風防ガラス、自動車のガラス(フロントガラ
ス、リアウィンドウ、オペラウインドウ、三角窓、サン
ルーフ)、温室や家屋、水槽などの窓ガラス、食器、鏡
、ショウ油瓶や化粧瓶などの各種容器、リレーケース、
ヒユーズボックス、二輪車のサイド力バーヤ泥よけ、フ
ェンダ−、カーテン、スクリーン、テーブルクロス、防
水防湿フィルム、防水シート、絶縁フィルム、床タイル
、床シート、ドア、テーブル板、壁タイル、カウンター
トップ化粧板、たな板、壁シート、壁紙、家具、軽量壁
板、食器、いす、バスタブ、便器、冷蔵庫、壁パネル、
給排水管、配線管、ダクト、カーテンロッド\雨どい、
断熱材、塗膜防水材、幕、窓枠、自動車のホイル、各種
容器、自動車の内装材、化粧台、フラワーボックス、パ
ーティクルボード、瓦、雨戸、シャッター、防水パン、
パイプ、配線材料、ギヤカム、つまみ、電磁弁枠、ファ
ン、インパネ、バンパー、ブレーキなどがあげられる。
以上の他にも、家電製品や自動車部品、オートバイ部品
、自動販売機部品、土木建築材料、一般工業材料、事務
情報機器、電子部品、包装材料、スポーツ用具、医療器
具、原子力関係部品にも使用することができる。
次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
なお明細書本文または実施例において評価は次の方法で
行った。
(1)屈折率 十分に乾燥した無機物を、屈折率が既知の液体中に2w
t%添加し、十分に分散させた後に目視で透明性を調べ
る。最や透明であった液体と同じ屈折率とする。
(2)表面光沢(グロス) JIS K 5400−1979中の60度鏡面光沢度
に準じて行った。
(3)光線透過率 JIS K 6714に準じて行った。
(4)密着性 JIS K 5400−1979中のゴバン目テストに
準じて行った。判定は100個のゴバン目中、何個が接
着していたかで示す。
3l− (5)落砂摩耗 、TIS T 8147−1975の方法に準じて80
0gの炭化珪素質研削材を被膜上に落下させる。試験前
後の表面光沢(グロス)の差で耐摩耗性をあられす。数
字が小さいほど耐摩耗性がよい。
(6)  テーパー摩耗 A S T MD  1044の方法に準じて、摩耗輪
C8−10、荷重500gで被膜上を1000回転させ
る。
試験後の被膜の摩耗量で耐摩耗性をあられず。摩耗量が
少ないほど耐摩耗性が良い。
(7)鉛筆硬度 JIS K 5651に準じて測定した。
(8)可撓性 幅5mm、長さ10cmの短冊状の試験片を直径20m
の円柱の外周にそって折りまげ、被膜がひびわれるか、
基体から剥離する時の角度で表わす。値が大きい方が可
撓性が良い。
(9)耐水性 4[]’Cの純水中に試験片を240時間浸漬した後に
、外被膜層の外観および密着性を評価した。
32− 00  耐熱性 80°Cのギヤ一式老化試験器に試験片を400時間保
持した後に外被膜層の外観および密着性を評価した。
0])耐揮発油性 試験片を石油ベンジン中に室温下24時間浸漬した後の
外被膜層の外観および密着性を評価した。
θη 耐ガソリン性 試験片をレギュラーガソリン中に室温下24時間浸漬し
た後の外被膜層の外観および密着性を評価した。
03  耐ヒートサイクル性 試験片を80°Cのエアーオーブン中に2時間保持した
後に、室温で1時間放置し、さらに−30’Cの低温室
に2時間保持して、次に室温で1時間放置する。このサ
イクルを10回くり返し、外被膜層の外観の変化を目視
で観察するとともに密着性を評価した。
θ■ 耐候性 試験片をザンシャインウェザロメーター中に400時間
保持し、外被膜層の外観および密着性を評価した。
実施例1 ネオペンチルグリコールジアクリレート50g1ペンタ
エリスリトールテトラアクリlノー)70gsメタノー
ルシリカゾル(日量化学KK製、平均粒径約15mμ、
屈折率約1.50の30%無水シリカのメタノールM濁
液)33g、ベンゾインイソプロピルエーテル5gおよ
びη−ブタノール110gを500m(14ツロフラス
コに仕込み、室温下2hr攪拌して透明な被覆用組成物
(A)を作製した。
一方、ポリプロピレン(三井石油化学工業KK製、商品
名三井石油化学ポリプロS、T−313)から作製した
射出角板(厚さ3mm)をI+ 1) 1  )リクロ
ルエタンの蒸気に1分間さらし、その後室温で1分間乾
燥した後に、無水マレイン酸変性PER(プロピレン含
量67モル%、無水マレイン酸含量6wt%)の15g
/、gのトルエン溶液〔B〕中に射出角板を20秒間浸
漬し、ゆっくりと引上げた。
室温で5分間乾燥した後、80 T:で50分間加熱乾
燥を行った。次いで上記被覆用組成物(A、)の中にブ
ライマー処理を施した前記ポリプロピレン角板を60秒
間浸漬し、ゆっくり引」−げた後室温で1分間次いで6
D’Cで5分間乾燥を行った。この試験片を1.5KW
高圧水銀灯(120V//cm )下、15cmの距離
で紫外線を30秒間照射し、9′I被膜層を硬化させた
。この被膜性能を表1に示す。
実施例2〜9 実施例1において、実施例1に記載した被覆用組成物(
A、)を使用する代わりに、表1に記載した化合物を表
1に記載した量用いて作製した被覆用組成物を用いた他
は実施例1と同様の方法でポリプロピレンの表面を被覆
した試験片を作製した。
結果を表1に示す。
実施例10〜11 表1に記載した多官能性アクリル系カルボン酸エステル
化合物、重合開始剤および1,1.1−)35− リクロルエタンを表1に記載した量計り取り、この混合
物に攪拌下、平均粒径が20mμ、屈折率が1.45の
微粉末シリカ(日本アエロジルKK製、商品名R−97
2)を徐々に添加(使用量は表1に記載)し均一な分散
が得られるまで十分に攪拌した。
その後ステアタイトボールを充填したアトライター(三
井三池製作所製)に前記混合物をうつし、タンクを水で
冷却しながらアジテータ−を150rpmで回転させ、
3時間混合した。その後表1に記載した量のn−ブタノ
ールを添加し、さらに10分間混合した後、アトライタ
ーから混合物を取り出し、被覆用組成物(A、)とした
。実施例1において実施例1に記載の被覆用組成物を使
用する代わりに前記被覆用組成物を用いた他は実施例1
に記載の方法でポリプロピレンの表面を被覆した試験片
を作製した。結果を表1に示した。
比較例1,2 表1に記載した多官能性アクリル系カルボン酸エステル
化合物・重合開始剤および溶剤を表136− に記載した量計り取り、室温下1hr攪拌混合して作製
した被膜用組成物(A)を用いた他は実施例1に記載の
方法でポリプロピレンの表面を被覆した試験片を作製し
た。結果を表1に示す。
比較例6 本発明の被覆用組成物で被覆していないポリプロピレン
単味(三井石油化学工業KK製、5J−313)の性能
を表1に示す。
なお以下の表1に使用した略記号はそれぞれつぎの化合
物を示す。
NPA・・・・・ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト BDA・・・・・1,4−ブタンジオールジアクリレー
トHD A・・・・・1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート DEODA・・ジエチレングリコールジアクリレートT
PGDA・・トリプロピレングリフールジアクリレート PETRA・・ペンタエリスリトールトリアクリレーP
ETA・・・・ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト DPTA・・・・ジペンタエリスリトールテトラアクリ
レート DPPA・・・・ジペンタエリスリトールペンタアクリ
レート D P HA・・・・ジペンタエリスリトールへキサア
クリレート DGTA・・・・ジグリセリンテトラアクリレートB工
E・・・・・ベンゾインイソプロピルエーテルB P 
H・・・・・ベンゾフェノン IHP・・・・・1−(4−イソプロピルフェニル)−
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プ ロノぐノン 実施例13 ポリ−4−メチル−1−ペンテン(三井石油化学工業K
K製、商品名: TPX MXn04 )の3mn+厚
の射出成形シートを、無水マレイン酸変性EPR(無水
マレイン酸含量ニア、7wt%)の15g/e濃度の1
.1.1− )リクロルエタン溶液に10秒間浸漬L7
、ブライマー処理を行った。室温で5分間放置後実施例
8に記載の被覆用組成物に10秒間浸漬した。室温で1
分間次いで60 ’Cで5分間乾燥した後、実施例8に
記載の方法で光重合し・ポリ−4−メチル−1−ペンテ
ンの表面を被覆した試験片を作製した。結果を表2に示
す。
実施例14〜15 実施例13において、基体ポリマーとしてポリ−4−メ
チル−1−ペンテンを使用する代りに表2に記載の厚さ
3mm厚のポリマーシートを用い、表2に記載の前処理
を行った他は実施例13に記載の方法でポリマーの表面
を被覆した試験片を作製した。結果を表2に示す。
比較例4〜6 本発明の被器用組成物で被覆していないポリ−4−メチ
ル−1−ペンテン(三井石油化学工業KK製、TPX 
MXOO4)、ポリカーボネート(帝人化成KK製、パ
ンライ)L−1250)、ポリメチルメタクリレート(
三菱レーヨンKK製、アクリライトL)の性能を表2に
示す。
実施例16、比較例7 実施例1において、実施例1に記載した波力用組成物(
A)を使用する代わりに実施例8に記載した被覆用組成
物〔A〕を用い、成形体基体としてポリプロピレンを使
用する代わりに・2mm厘の不飽和ポリエステル樹脂(
昭和高分子KK製クリブラックC3−302)を用いた
他は実施例1に記載した方法で不飽和ポリエステル樹脂
の表面を被覆した試験片を作成した。この試験片の膜厚
は8μ、表面光沢(グロス)は82、密着性は100/
100、鉛筆硬度は4Hであった(実施例16)。
一方、本発明の被覆用組成物で被覆していない前記不飽
和ポリエステル樹脂の表面光沢(グロス)は63、鉛筆
硬度は3Hであった(比較例7)。
出願人  三井石油化学工業株式会社 代理人  山  口     和 46−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  (a)  1分子中に少なくとも6個以上の
    ヒドロキシル基を有するアルカンポリオールまたは1分
    子中に1個以上のエーテル結合を有しかつ3個以上のヒ
    ドロキシル基を有するポリオキシアルカンポリオールの
    ポリ(メタ)アクリレート化物であって、少なくとも6
    個以上のアクリロイルオキシル基またはメタクリロイル
    オキシル基を有するポリ(メタ)アクリレート化物、 (b)  該ポリオールのポリ(メタ)アクリレート化
    物(a) 100重量部に対して0を越えて1000重
    量部の範囲にある、アルカンポリオールのジ(メタ)ア
    クリレートまたはポリオキジアルキレンジ(メタ)アク
    リレート〜および (C)該ポリオールのポリ(メタ)アクリレ−)化物(
    a)および該アルカンポリオールのジ(メタ)アクリレ
    ートまたは該ポリオキジアルキレンジ(メタ)アクリレ
    −1) (+))の合計10〔]重量部に対して0.0
    1ないし20重量部の範囲の重合開始剤、 を含有することを特徴とする被覆用硬化型樹脂組成物。
  2. (2)該ポリオールのポリ(メタ)アクリレート化物0
    および該アルカンポリオールのジ(メタ)アクリレート
    またはポリオキジアルキレンジ(メタ)アクリレート(
    b)の合計100 N fit部に対して0.5ないし
    200重量部の範囲の微粉末状無機充填剤を配合した特
    許請求の範囲第(1)項に記載の被覆用硬化型樹脂組成
    物。
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