JPS5964346A - 熱回復性合成樹脂製波形チユ−ブ及びその被覆方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加熱により周方向に収縮すると共に軸方向に
対して伸長する機能を具備しかつその内面に接着層を備
えた熱回復性合成樹脂製波形チューブとその被覆方法に
関するものである。

近年、金属管外面にグラスチック等を被覆した被覆金属
管が、防食性能に優れ、長寿命を有することからガスや
水道用等として広く用いられている。これらの被覆金属
管を配管する場合、その継手部の防食は、作業面から一
般に管を接続した後に、防食テープを巻回したりシュリ
ンク・チューブ被覆を行うなどの方法により防食されで
いる。

し゛かるにこの種の継手部の防食は、直管部については
特に問題を生じていないが、曲管部については、しばし
ば次の様な問題点を生じＣいる。すなわち、曲管部を構
成する継手としてエルボ、継手、フレキシブルバイブ継
手などが挙げられるが、これらの箇所の防食処理として
防食テープを用いた場合、テープの重ね部分に隙間が出
来やすくぞこから水等の浸入を生じ短期間にて腐食を生
ずる。

これに対して第１図に示した如く曲管部Ｓに合せて知か
い台形状にしたシュリンクチューブのピースＴ　、　Ｔ
’、　Ｔ”’ｉ組合せていわゆるエビ管のようにして使
用することも考えら扛るがピースＴ、Ｔ’。

Ｔ″を多数必要とし作業面での煩雑さを有するばかりで
なくこれまた充分な防食性能を期待することが難かしい
。

本発明者らは、被覆金属管の配管、特に曲管部分を有す
る継手部の防食作業の際の上述のような問題点を解消す
るために種々検討を行い、防食テープや普通のシュリン
クチューブに代る可撓性て加熱により軸方向には伸長し
、周方向には収縮を行う機能を備えかつそのチューブ内
面に接着層を有した熱回復１！１−合成樹脂製チューブ
及びそのチューブを利用した被覆方法の発明に至った。

即ち、本発明の第１の発明は、第２図にその概要ヲ示し
た如く、チューブ１の内外面が同一波形を有し加熱され
たときに周方向に対しての屑綿を起す乏同時に軸方向に
対して少なくとも２０優以上伸長する機能を備え、かつ
チューブの内面に接着層２を有してなる熱回復性合成樹
脂製波形チコーーブである。

波形チューブの形状は、その軸方向に平行な中央断面を
見た場合、同一ピンチのサインカーブであってもカギ山
形であっても良く、またその波は軸方向に対して独立円
弧状であってもラセン状であっても良い。

チューブの材質は、可撓性てあって、本発明の使用目的
においては耐食性の優れたものが必要である。その素材
としては、ポリエチＩ／ン、ボリブ１コビレン、ポリ塩
化ビニル、ポリ弗化ビニル、ポリエステルナトの外に、
ブチルゴム、シリコンゴム、クロロブレンゴム、ＥＰラ
バー！、ｆ　トの合成ゴムあるいはこれらの１種又は２
種以上からなる混合物又は変成物等が使用できる。

本発明の波形チューブは、これを被覆するにあたって、
波形チューブと被装着体（鋼管などの金属管等）乏の密
着を完全にするため、波形チューブの内面に接着層が設
けらｎている。

融接Ｘｊ　１ｍの素材とｔ、−ｃは、ブチルゴム、ＥＰ
ラバー、再生ゴム、天然ゴムなどを主成分とし必要に応
じてアスファルト、ピッチ、コールタール等ｋ　添７）
Ｉ　Ｌ　７’ｊ　コムベースや、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ブチラール
樹脂、ポリエステル、ポリアミド等のグラスチックに各
種粘着付与剤を添加したホントメルト型の合成樹脂であ
ってもよい。

本発明の波形チューブは加熱されたときに周方向に対し
て収縮を行うと瀝もに、軸方向に対して少なくとも２０
％以上伸長する機能を具備させたものである。ここにお
いて軸方向への伸長性の付与は次の理由によるものであ
る。

血管部を有する継手部への被覆にあたっては、例えば後
述するフレキシブル・パイプ継手への被覆のように継手
にあらかじめ波形チューブを挿通しておき、該継手を用
い゛Ｃ被覆金属管を接続し、その後に波形チューブを加
熱し密着させるが、加熱前の状態での継手の接続作業に
対して、挿通した波形チューブが影響を与えることのな
いようにするとともに、継手の４妾続後波形チユーブを
加熱した時には継手を含む未被覆部分までを完全に被覆
して密着さぜ祷るように意図しているものである。

曲管部を有する継手の接続作業の際その作業に影響を与
えず、一方継手の接続後に加熱したとき、未被覆部分を
完全に被覆して密着させるには、波形チューブの軸方向
への伸長率が少なくとも２゜チ以上、好ましくは少なく
とも５０−を以上あることが実用的に必要であった。

また周方向に対する収縮性の付与については、波形チュ
ーブを被装着体に挿通する時作業面の円滑性を保つに必
要な程度のクリヤランスを有して被装着体との間隔を保
ち、かつ加熱されたときには被装着体に完全に密着させ
るためで、その周方向に対する収縮率としては少なくと
も６０優り上あることが実用的に必要であった。

ｖ下、本発明の波形チューブのシシ造方法の一例を第５
図〜第５１シ１によって尺体的に謄明する。

第６図は、不発りＪの波形チューブをインサイドマンド
レル法によって製造する場合をモデル的に示し、た概念
図である。

この方法は、先ずラセン状にゆるい波形が形成されてい
るマンドレル６をある程度以上の延伸率に設定されて成
形された直管状の合成樹脂製チューブ４に挿入して加熱
を行い該チューブの収縮に基づく予備成形を完了させ、
予備成形が終了した後は、該マンドレルろを回転させて
成形チューブを離脱させるというものである。

また第４図は、本発明の波形チューブをアウトサイドマ
ンドレル法によって製造ヂる場合のモデル的に示した概
念図である。

この場合は直管状の合成樹脂製チューブ４を内面波形金
型５の内側に挿入して加熱と同時に該チューブ４内の加
圧を行って外周方向に膨張延伸し７て前記割り型金型の
内面の波形部６に圧接させてその赤面に波形を成形し、
その後該割り型を解放して成形チューブを離型させるも
のである。

以上の如き方法にて予備成形の終った合成樹脂製波形チ
ューブは、第５図に示すように、該チューブ７の一方端
′ｆｒ：固定し、該チューブ７の最小内径よりほぼ０．
２〜２０ｒｒｍ程度小さい径のバイブないしロッドをガ
イド８として該チューブＺ内に挿入したのち、該チュー
ブの開放他端より適当な治具９を用いて固定端方向に圧
縮しながら加熱することＫよって目的とする合成樹脂製
波形チューブを得るものである。

尚、この時の圧縮操作は、第５図の方式に限るものでは
ないことは云うまでもない。また予っ；ら成形済の合成
樹脂製波形チューブ端部の固定は機械的に押えつけるも
のであっても粘着剤等を利用するものであっても良く、
その他公知の方法を任意に採用できる。

以上のようにして一端を固定した予備成形チューブを圧
縮する際には少なくとも軟化し賦形が可能な程度に温度
を上昇させて行い、成形が終了したのぢは適宜公知方法
により冷却を行−う。

予備成形および本成形においてチューブの内側に成形用
マンドレルなどを挿入する場合には、チューブ内側の接
着層に不都合な剥離勢が起らないように材質を遠足する
必要があることは云うまでもなく、接着１−の種類に応
じて公知材質の中から任意に選択することができる。

このようにして得た本発明の波形チューブを用いて管類
の被１３１’　ｋ行った場合、曲管部において通常行わ
ｎている方法に従ってチューブの一端から他端に順次加
熱する方法を採ったときには該チューブと被装着体との
間の空気を完全に除去することが困難である場合が多く
、そのため該チューブの密着を充′ｊｊ・に行えず熱回
化性合成樹脂製波形チューブが本来有している初ル」の
効果全発揮しない場合を生じる。

本発明者らは、上記問題点を解消するために挿着チュー
ブの加熱方法について種々検討を行なった結果曲管部で
あっても波形チューブのほぼ中央部から一端方向に加熱
し、ついで他方につき同様にして中央部から他端方向に
加熱Ｊ〜ることによって該チューブと被装着体りの間の
空気を完全に除去し、極めて良好な状態に密着出来るこ
とを知り、第２の発明に至ったのである。

すなわち第２の発明は、上に述べた如き熱回復性合成樹
脂製波形チューブを被装着体に挿通し、該チューブの中
央部より端部方向に加熱して該破着体とチューブとの間
の空気を除去しながら該チューブを密着被覆する合成樹
脂製波形チューブの被覆方法に関するものであろう 本発明の波形チューブによれば曲管部、例えばフレキシ
ブルバイブ継手による配管施工時においで特に優れた効
果を発揮するが、当然のことながら直管部にも使用する
ことができ、ｒｉｇＪ様な効果が得られることは勿論で
ある。

この場合の力０熱手段としては、熱風ないしは適掘なバ
ーナー加熱でよいが、これらの加熱手段については特に
限定するものｅはない。

以下、本発明の波形チューブの被覆方法についで、フレ
キシブル・バイブ継手部に適用した場合を第６１Ｚ１〜
第１０図によって説明する。第６図は曲管部を構成する
ことの出来るフレキシブル・バイブ継手を示したもので
、フレキシブル・バイブ１Ｇの両端部には他のバイブ部
拐とＩｄ続するためのユニオン部１１．１１が付設され
ている。このフレキシブルバイブ継手の全長より約２０
％短かい長さに調節された伸長率６０チの本発明の波形
チューブ１２を第７図に示すように、フレキシブルバイ
ブ継手のフレキシブルｅバイブ１０の上に挿通し、つい
で波形チューブ１２を備えたフレキシブル・バイブ継手
第８図に示すように段差のある被楼金属管１３　、１３
’間の継手とし一〇使用する。

この場合、波形チューブ１２ば、可撓性の累拐からなり
、かつ波形管であるか故にフレキシブル・バイブ継手の
曲管部に対して自在に１哄応出来るものであり、加熱前
においては短か目であることからフレキシブル・バイブ
継手の被覆金属管端部との接続作業に対して影響を与え
ないようにフレキシブル゛バイブ１０の所定位置に置／
、１１れている。

被覆金属管１５　、１５’の該継手による接続が終った
後に、第９図に示すようにバーナー１４を用いて、波形
チューブ１２の略中央部から１端に、ついで中央部から
他端に向って加熱する。

このように加熱を行うと波形チューブは、周方向に対し
ての収縮とともに、軸方向に約３０％伸長して第１０図
に示すように該チューブ１２は７レキシプル・バイブ継
手は勿論のこと、更には通常その端部に未被覆部を有す
る被覆金属管１６゜１６の未被覆部をも完全に被覆密着
する。

以上のように本発明の熱回復性合成樹脂製波形チューブ
を用いて被覆金属管等の継手部の防食被覆を行なう場合
には、当該継手部が曲管部を構成していても、継手の作
業に影響を与えることなく容易にナユーブを未被覆部分
に東で完全に密着することが出来る利点を有するもので
ある。

以下、本発明の熱回復性合成樹脂製波形チューブを用い
、本発明に係る被覆方法によりポリエチレン被覆鋼管の
継手部を被覆した場合の実施例を述べる。

実施例 使用拐枦ト （両端ユニオンネジ切加工〕 架橋ＰＥ　製独立円弧状の波形チューブＰＥ　厚さ　　
　　　　　３．８ｍｍ 内側接着層厚さ　　　３．２ｍｍ 加熱時４動 管長方向への伸長率　　８０　チ 管径方向への収縮率　　５０　％ 作業方法 フレキシブル・／ずイフ継手のフレキシブル−ブ部分に
予め上記の架橋ＰＥ製波形チー−ブを挿通したものを用
いて、該フレキシブル・ｔ’ｅイブを曲管状にして２本
のポリエチレン被覆鋼管を接続した。

この場合、フレキシブル・７寸イブ継手のユニオン部分
には該波形チューブがかかつてＧ）なＧ）のでバイブレ
ンチを使用して容易に接続することが出来り。その後プ
ロパ／ガスノく一ナーにより波形チューブの中央部から
加熱を行ない、両端へと加熱を行なった。その結果、こ
のチューブはフレキシブル・バイブ継手に完全にフィツ
トすると同時に波形バイブが軸方向に伸長してユニオン
継手及び直管のポリエチレン被覆鋼管にまで被覆がおよ
び、未被覆部分を完全にも夕覆した。

このようにして得た継手部被覆に対し、１２０００Ｖの
ピンホール・チェックを行なったが、ピンホールは全く
なく、また５００ＶＸ１分値の絶縁抵抗を測定したとこ
ろ１．３Ｘ１０１２Ωと非常に良好な絶縁性を示した。

【図面の簡単な説明】

２ｇ　１図は従来法による鋼管曲り，部の防食方法の説
明図、第２図は本発明の熱回復性合成樹脂製波形チュー
ブの一実施例を示す一部切開断面図、第６図〜第５図は
、本発明の熱回復性合成樹脂製波形チューブの製造全モ
デル的に示した説明図、第６図は、フレキシブル・バイ
ブ継手の説明図、第７図〜第１０図は本発明の熱回復性
合成樹脂製波形チューブの被覆方法の説明図である。 １・・・チューブ、２・・・接着層、１２・・・波形チ
ューブ０ 代理人　弁理士　　木村三朗 第１図 第２図 第３図 第４図 第　５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１チユーブの内外面が同一波形を有し加熱されたと
   きに周方向に対しての収縮を起すと同時に軸方向に対１
   −で少なくとも２０チ以上伸長する機能を備え、かつチ
   ューブの内面に接着層を有してなる熱ｌ１ｉ２Ｉ復性合
   成樹脂製波形チューブ。 （２）チューブの内外面が同一波形を有し加熱されたと
   きに周方向に対しての収縮を起すと同時に軸方向に対し
   て少なくとも２０チ以上伸長する機能を備え、かつチュ
   ーブの内面に接着層を有する合成樹脂製波形チューブを
   被装着体に挿通し、該チューブの中央部より端部方向に
   加熱して該被着体とチューブ間の空気を除去しながら該
   チューブを密着被覆することを特徴とする熱回復性合成
   樹脂製波形チューブの被覆方法。 （３）被装着体が曲管部を有する継手である特許請求の
   範囲第２項記載の被覆方法。