JPS5962045A - レ−ザ照射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレーザ照射装置に関し、特に医療分野において
好適に使用され得るレーザ照射装置に関−ザ光を同時に
、あるいは任意に選択し照射するレーザ照射装置の光学
系に関する。

周知のように、生体とレーザ光との相互作用は照射レー
ザ光の波長により大きく異なる。そこで、波長の異なる
複数種の作業用レーザ光を生体患部へ適宜照射すること
で、単一のレーザ光のみを照射する場合と比べ、状況に
応じたより効果的な手術が可能になる。

例えば、止血、凝固能力に優れだＹＡＧレーザ光と、切
開能力に優れたＣＯ２レーザ光とを適宜併用することで
、術中における出血の度合をさらに抑えることが可能に
なる。ＹＡＧレーザの代わりに、Ａｒレーザを用いても
同様の効果が得られることが知られている。

そこで、従来より、互いに波長の異なる複数種の作業用
レーザ光を、同時にあるいは任意に選択し照射する装置
がいくつか提案されてきた。このような装置として、例
えば特許公開昭５６−１３０１４５号には、作業用レー
ザ光源としてＣＯ２レーザ及びＹＡＧレーザを備え、し
かも２本のレーザ導光路を具備した装置が開示されてい
る。

当該装置において、一方の導光路はマニピュレータ導光
路であり、Ｃ０２レーザ光及びＹＡＧレーザ光を同時に
あるいは選択的に照射する。まだ、他方の導光路はファ
イバ導光路であり、ＹＡＧレーザ光のみを照射する。該
導光路は、一般に内視鏡下で使用される。

しかしながら、こわら従来装置４についての記述は全て
概略的なものであり、装置の調整段階をも考慮して構成
された光学系の配置組合せに関するものは−切みられな
かった。

本発明は前記した実情に鑑みてなされたもので、２種の
作業用レーザ光源と、少なくとも１種のガイド光光源と
、２本の導光路とを備えだレーザ照射装置において、前
記６光のを合理的に配置組合せすることにより光学系の
調整が容易々ように構成されたレーザ照射装置の提供を
目的とするものである。

以下では本発明について、添付の図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す説明図である。図示
されるように、該実施例では不可視光を出力する第１作
業用レーザ光ｆＡ２．並びに第２作業用レーザ光源３が
設けられる。加えて、ガイド光を出力する第１ガイド光
源４．並びに第１カイト光源４が設けらｉする。これら
光源には、図示して々い電源により電力が供給される。

ｉＩＪ記第１作業用レーザ光の２には、切開能力に優れ
た例えばＣＯ２レーザが用いられ、第ル−ザ光２０１を
出力する。第２作業用レーザ光源３には、凝固能力に優
れた、例えばＹ′ＡＧレーザが用いられ、第２レーザ光
３０１を出力する。１だ、第１カイト光源４には、例え
ばＨｅ−Ｎｅレーザが用いられ、赤色の第１カイト光４
０１を出力する。第２ガイド光諒５には、例えばハロゲ
ンランプが用いられ、白色の第２ガイド光５０１を出力
する。

ここで、先ず、第２レーザ光３０１と第１ガイド光４０
１とが、第２ミキ／ング手段７によって同軸に重畳され
る。明らかなように、該ミキ／ング手段７は、第１ガイ
ド光４０１を反射する反射ミラー７０１と、第２レーザ
光３０１を透過し第１ガイド光４０１を反射するダイク
ロイックミラー７０２から、構成されている。該ミキ／
ング手段７によって同軸に調整された両光束は、図示の
光束３０２として出力される。

尚、第２ミキノング手段７に入射される光束３旧は、公
知の補正光学系３０３によりコリメートされている。こ
れは、第２光源３がＹＡＧレーザの場合、特にマルチモ
ード発振のＹＡＧレーザの場合には、ビームダイバージ
ェンスが１４〜１５ｍｒａｄ　８度になるのでビーム径
が過大になり、マニピュレータ導光路の使用が困難にな
るからである。補正光学系３０３メ代わりに、曲率のつ
いた出力ミラーを第２作業用レーザ光源３に用い、ビー
ムダイバージェンスの補市をしてもよい。

次に、第ル−ザ光２０１と前記手段７より出力された光
束３０２とが、第１ミキソング手段６によって同軸に重
畳される。明らかなように、該ミキ／ング手段６は第ル
−ザ光２０１を反射する反射ミラー６０１　、６０２　
、光束３０２を反射する反射ミラ−，６０４、並びに第
２レーザ光３０１を透過し光束３０２を反射するダイク
ロイックミラー６０３とから構成されている。該ミキ／
ノグ手段６によって同軸に調整された両光束は図示の光
束２０２として出力される。

前記光束２０２は、公知の方法で接続されたマニピュレ
ータ導光路１ｏへ導入され、所望の部位へ照射される。

該導光路１ｏは、一般の外科手術に用いるだめのもので
ある。ここで、第１ミキンノグ手段６の各ミラーを適宜
調整することにより、光束２０２が該導光路１ｏの中心
軸に合致される。あるいは、本発明出願人が特願昭５７
−３６９９６号明細書において提案したように、位置及
び角度調整の可能な接続機構を該導光路１ｏの台座に用
いれば、第１ミキン／り手段６はさらに簡略化される。

一方、前記光束３０２の光路上には光路切換手段８が設
けられ、該光束の光路を任意に切換える。

該手段８は、例えばロータリーソレノイド（図示せず）
に固定した反射ミラー８０１を光束３０２中へ進退させ
ることで、光路の切換えが行われる。反射ミラー８０１
が退去している時、光束３０２は直進し前記の第１ミキ
ソング手段６へ入射される・。該ミラー８０１が進出し
ている時、光束３０２は光：路を。

切換えられる。光路を切換える際、適宜の手段により第
１ガイド光風４の出射が禁止され、第２レーザ光３０１
が後記する第３ミキ／ング手段９へ入射される。

まだ、光路切換手段８によって光路を切換えられた第２
レーザ光３０１と、第２ガイド光源５より出力された第
２ガイド光５０１とが、第３ミキソング手段９によって
同軸に重畳される。該ミキンノグ手段９は、例えば、第
２レーザ光３０１を反射し、第２ガイド光５０１を透過
するダイクロイックミラー９０１によって構成されてい
る。該手段９によって同軸に重畳された前記両光束は、
図示の光束５０２として出力される。

前記光束５０２は、ファイバ導光路１１へ導入される。

従って、ファイバ導光路１１により、光束５０２を所望
の部位へ照射することができる。該導光路１１は、内視
鏡装置に組み込むことにより、内視鏡視野下での手術に
用いられる。

尚、図中の１１１は前記光束５０２をファイバ導光路１
１へ導入する際、光束５０２を集光し絞り込むだめの集
光レンズである。オだ、図中の１１２は該導光路の基端
部に設けられたコネクタであり、調整機構１２へ着脱自
在に固定される。該調整機構１２は　　　１光学系支持
台１」二に設けられており、後記するように光束５０２
に垂直な面内でファイバ導光路１１の　　　１入射端の
位置を調整する。

第２図は１１Ｊ記調整機構１２の一具体例である。図　
　　・示のように、支持台ｌ上に固°定されたケー／ン
グ１２１内には、スライダ１２２が摺動自在に設けられ
　　　ｌる。ケー／ノグ１２１には２個の開１」１２５
並びに１２６が穿設され、開口１２５からコイ・フタ１
１２が挿入される。そして、該コイ・フタ１１２がスラ
イダ１２２　ＶＣ着脱自在に４ｉ＋嵌される。まだ、開
口１２６からは前記光束５０２が導入され、該光束がフ
ァイバ導光路１１へ入射される。

ここで、ケー／ノグ１２１内の一端にはバネ１２４か設
けられ、１１Ｊ記スライダ１２２を押圧する。一方、ケ
ー／ング１２１の対向面にはネジ１２３が設けられ、そ
の先端部がスライダ１２２に当接される。す、なわち、
ネジ１２３を回転することによりスライタ１２２が図示
のＸ軸上を移動する。

同様に、図示のＸ軸上にもバネ並びにネジ（共Ｃ図示せ
ず）が設けられており、該ネジを回転することによりス
ライダ１２２がＸ軸上を移動する。

尼って、ファイバ導光路１１の入射端は光束５０２に■
直な平向で任意に位置調整されることになり、屯束５０
２に対して容易に軸合わせが行われる。

以上の説明から容易に理解されるように、該実包側装置
は以下に示す照射モードで駆動される。

（１）光路切換手段８を退去させ、第１作業用レーザ光
源２及び第２作業用レーザ光の３を駆動することによっ
て得られる第１モード。第１モードにおいては、マニピ
ュレータ導光路１ｏより、第ル−ザ光２０１．第２レー
ザ光３ｏ１．並びに第１ガイド光４０１が同軸に照射さ
れる。

（２）光路切換手段８を退去させ、２個の作業用レーザ
光源のうち第１作業用レーザ光源２のみを駆動すること
によって得られる第２モード。第２モードにおいては、
マニピュレータ導光路１０より第ル−ザ光２０１並びに
第１ガイド光４０１が同軸に照射される。

（３）光路切換手段８を退去させ、２個の作業用レーザ
光臨のうち第２作業用レーザ光分３のみを駆動すること
によって得られる第３モード。第３モードにおいては、
マニピュレータ導光路１０より第２レーザ光３０１並び
に第１ガイド光４０１が同軸に照射される。

（４）光路切換手段８を進出させ、２個の作業用レーザ
光臨のうち第２作業用レーザ光源３のみを駆動すること
によって得られる第４モード。第４モー　ドにおいては
、ファイバ導光路１１より第２レーザ光３０１並びに第
２ガイド光５０１が同軸に照射される。

ここで、該実施例装置の調整段階において、マニピュレ
ータ導光路１０並びにファイバ導光路１１の入射端での
光軸合わせは以下の要領で行われる。

まず、マニピュレータ導光路１０の光軸合わせは、光路
切換手段８を退去状態に設定し、第１ガイド光４０１を
出射することにより行う。前記したように、第１ガイド
光４０】は、導光路１０へ反射指向される。ここで第１
ガイド光４０１は、第ル−ザ光２０１とも第２レーザ光
３０１とも同軸に調整されているので、第１ガイド光４
０１を目視しながら該光束が導光路１００入射端の中心
部（マニピュレータ導光路の光軸）に合致されるように
調整をすればよい。

一方、ファイバ導光路１１の光軸合わせは、光路切換手
段８を進出状態に設定し、かつ第１ガイド光源４を駆動
状態に設定することにより行う。該光源４より出射され
る第２レーザ光４０１は、第２レーザ光３０１と同一の
光路を辿り、ファイバ導光路１１へ指向される。従って
、第１ガイド光４０１を目視しながら該光束がファイバ
導光路１１０入射端へ樽入されるように導光路１１の位
置を調整すればよい。

尚、ここで第２ガイド光源５より出射される第２ガイド
光５０１は、コヒーレント光でないため光束を微小に絞
り込むことができない。そのため、ファイバ導光路１１
の位置決めをする際のマーカーとはならない。

以上詳述したように、本発明によれば２本の導光路の入
射端の光軸合わせに口」視ガイド光をマーカーとして用
いることができるので、該操作が容易に行われるもので
ある。従って、装置の製造段階において光学系の調整の
際の手間を減少させることができるものである。

また、本発明によれば、第２レーザ光と第１ガイド光と
は、一旦光源より出射された後に両光束の重畳が行われ
ている。従って、第１ガイド光のビームダイバージェン
スが補正光学系によって乱される心配がない。また、従
来からあったように、第１ガイド光を第２作業用レーザ
光源の出力ミラー側より入射させないので、ＹＡＧロッ
ドの熱レンズ効果等によって第１ガイド光がふらつくよ
うなＩＬＬ−配もない。従って、導光路としてマニピュ
レータを用いる場合には好都合である。

尚、Ａｉｌ記実施例は本発明の一実施例にすぎず、幾多
の改変実施例が考えられる。例えば、ガイド光光源を２
個必要としない場合、すなわち単、−のガイド光を双方
の導光路に使用する場合には、１１１゜記した第２ガイ
ド光源５を省略すればよい。但しこの場合には、ファイ
バ導光路１１より第２レーヤ′光３旧を照射する際にも
、第１ガイド光４０１が照射されなければならない。ま
た、マニピュレータ導光路に、外科手術用に構成された
ファイノく導光　　　　□路を用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図を、また第２図は第
１図に示しだ調整機構の一具体例を示している。図中に
付した符号は、 ２・第１作業用レーザ光源、３・・第２作業用レーザ光
源、４・・・第１ガイド光光源、５・・・菓２ガイド光
光源、６・第１ミキ／ング手段、７・・第２ミキ／ング
手段、８・・・光路切換手段、９・・・第３ミキノング
手段、１０・・・マニピュレータ導光路、１１・・・フ
ァイバ導光路、１２・・・位置調整機構、を示す。 ゝ／１ト 手　続　補　正　書（方式） １　事件の表示 昭和５７年特許願第１７２９８４号 ２　発明の名称 レーザ照射装置 ３、　補正をする者 ４　補正命令の日付 昭和５８年２月２２日（発送日） ５、　補ＩＥの対象 願宙及び明細書 ６　補正の内容

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）主として切開作用を有する第１作業用レーザ光を
   出力する第１作業用レーザ光源と、主として凝固作用を
   有する第２作業用レーザ光を出力する第２作業用レーザ
   光源と前記第１及び第２の作業用レーザ光を所望の部位
   へ照射する第１導光路手段と前記第２の作業用レーザ光
   を所望の部位へ押」］する第２導光路手段と、前記第２
   の作業用レーザ光を第１及び第２導光路手段の何れかに
   切換える光路切換手段とを具備するレーザ照射装置にお
   いて、少なくとも１個の可視レーザガイド光臨より出力
   されるガイド光が６ｉＪ記光路切換手段の入射側におい
   て第２作業用レーザ光に重畳されることを特徴とするレ
   ーザ照（２）前記第１項記載の装置において、９１１記
   第１作業用レーザ光源がＣＯ２レーザでありぐ第２作業
   用レーザ光源がＹＡＧレーザであり、可視レーザガイド
   光源がＨｅ−Ｎｅレーザであることを特徴とするレーザ
   照射装置。 （３）前記第１ないし第２項記載の装置において、第１
   導光路手段はマニピュレータ導光路であり、第１作業用
   レーザ光と第２作業用レーザ光とは、各光臨より出射さ
   れた後に重畳されることを特徴とするレーザ照射装置。 （４）前記第１ないし第３項記載の装置において、第２
   の可視ガイド光源が更に設けられており、前記光臨より
   出力される第２の可視ガイド光が第２導光路に導入され
   ることを特徴とするレーザ照射装置。