JPS5961518A

JPS5961518A - 圧延機のロ−ル偏心量監視装置

Info

Publication number: JPS5961518A
Application number: JP57172094A
Authority: JP
Inventors: Ikuji Shimonishi; 下西　幾二; Takuya Araki; 卓也荒木
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1982-09-30
Filing date: 1982-09-30
Publication date: 1984-04-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は圧延機のロール偏心量監視装置に係シ、特に、
熱間および冷間タンデム圧延機やリノ（−ス圧延機のロ
ール、特にバックアップロールの偏心量を監視する圧延
機のロール偏心量監視装置に関する。

一般に、圧延機によって鋼板等の被圧延材を圧延するに
あたっては、特に圧延機のバンクアンプロールの偏心に
よる被圧延材の厚み変動を除去することが大きな技術課
題となっている。従来より、このロール偏心による厚み
変動全除去するために、ころがり軸受やキーレスベアリ
ング等を採用し、ロール研削時にロール重心がずれない
ようにしてロール偏心量自体を小さくすることが行なわ
れているが、ロール偏心量は圧延紫に比例して除々に大
きくなるため、一定周期でロール交換全行う必要が生じ
る。しかし、仁のロール交換を行う周期は経験で定めて
いるため、偏心量の少ないロールを交換してし捷ったり
、被圧延材の厚み変動が大きくなってからロールを交換
する等、適正な時期に適正なロールを交換することがで
きない、という問題があった。また、被圧延材の破断等
により急激な９荷が発生するとロール偏心量が大きくな
るが、いずれの圧延機のロールが偏心量の限界を越えた
か、また、このロール偏心量が被圧延材のｊ１５′み変
動にどの程度影響企及はしているが明確に杷握すること
ができない。

すだ、他の方法として、圧延機全空転させたときの月延
圧力変動カ１ΔＰ［ｔｌを求め、次の（１）式にイノ（
つてロール飼心透ΔＳ〔喘〕を制御回路で演曽し、この
ロールｌ１１６心ｊｃ；ΔＳがＩツ［定値を越えたとき
に１）−ル交］ゾ８を行うことも行なわれている。

ΔＰ Δ　Ｓ＝　　− ｆ−１ｒｌ　ｔ、、］ＶＩば［１／闘〕を単位とする圧
延機定ｉ′Ｉ　で　イリ　る。

しかし、上、ｊ己のロール偏心ｔｊｉヲ求める方法では
、ｊト延機を空転させる必要があるため、牛ノ重性が低
下する、という問題点がある。

本発明は上記問題点を解消すべく成されたもので、圧延
中に常時ロールの偏心量を監視して、適正時期に適正な
ロールの交換を指示すると共に、生産性が低下しない圧
延機のロール偏心量監視装置を提供することを目的とす
る。

上記目的を達成するために本発明の構成は、１以上配列
された圧延機の出側に配置されかつ該圧延機により圧延
された被圧延材のＪ９み全測定して厚みイｔ３号全出力
する厚み検出装置Ｎ？、と、前記厚み信号の偏差を周波
数解析して各周波りに対する強度信号を出力する周波数
解析装置と、前記圧延機の１以上の被監視ロールの回転
速度を検出して回転速度イば号を出力する回転速度検出
装置□□−と、予め設定された前記被監視ロール−のロ
ール径および先進率並びに前記回転速度信−号に基いて
該被監視ロールのロール細毛・周波数を閾ｎ−シて周波
数信号を出力する偏心周波数演算装置ｉ＋７と、ｌ！！
Ｊ記各周記数周波数する強度イ１゛号および前記周波数
信号全人カし該周波数信号に対する強度１１￥Ｙ号全抽
出して出力する周波数抽１ｊ１装置と、前記周波数抽出
装置により抽出された強度信号と予め設定さり、た管理
値とを比較し該強度信号が該管理値を越えたとき警報信
号を出力する比較器とを設けたものである。この結果、
ロール偏心周波数の強度が、厚み信号の偏差を周波数解
析して求められた各周波数に対する強度から求められ、
この強度が管理値を越えたときに警報（ｇ号が出力され
るため、この警報信号によりロール交換をする晴朗が確
認される。

以下ン［而を参照して本発明の実Ｍ１ｊ例をｈト細に説
明する。第１図に、本発明の一実施例を示す。本実施例
は、冷間６タンデム圧ｌＬ機に本発明を適用したもので
ある。

図に示すように、ワークロール２とバックアップロール
４とを備えた第１スタンドＳ１から第６スタンドＳ６の
８１６個のスタンドが直列に配ＩＰｉ）されでいる。第
１スタンドＳ１の入側前方には、被ＥｆＪ！１６’ｉ＝
巻回したペイオフリール８が配置され、被圧延制６は第
１スタンドＳ、から第６スタンドＳ６の各ワークロール
間を貫通して、第６メタンドの出側後方に配置された巻
取り−ル１０に巻取られている。第１スタンドＳＩ　と
第２スタンドＳ。

との間には、入側厚み計１２が配置され、第６スタンド
Ｓ６の出側には、出側厚み計１４が配置されている。ま
た、第１スタンドＳ１から第６スタンドＳ６の各バック
アップロール４には、バックアップロールの回転速度を
検出するパルスジェネレータ等の速度検出器１６が設け
られている。そして、各速度検出器１６および出側厚み
計１４は、各々制御装置１８に接続されている。この制
御装置１８には、ロール偏心量、の管理値を設定する管
理値設だ器２０．各スタンドの先進率および各バンクア
ップロールのロール径を設定する設定器２２が接続され
ている。また、制御装置１８は、警報装置２４に接続さ
れている。

第２図に示すように、制御装置１８は、偏心周波数演算
装置２６、周波数解析装置２８、ゲー　ト回路３０、周
波数抽出装置３２および比較器３４を含んで構成されて
いる。偏心周波数演算装置２６には、設定器２２により
設定された第Ｌ　（Ｌは１〜６の整数）スタンドの先進
率βＬ１バックアップロールのロール径Ｄｉおよび速度
検出器からの速度ｖ７　　が人力されると共に、ゲート
回路３０からのゲー］・（ｉ号が入力されている。周波
数解析装置２８には、ゲート回路３０からのゲート信号
および出側厚み計１４からの被圧延材の厚み信号が入力
されている。周波数抽出装置３２には、偏心周波数演３
？：装［け２６および周波数解析装置２８の出力信号が
人力され、周波数抽出装置３２の出力信号は比較器３４
に入力されている。また、比較器３４には管理価設定器
２０からの管理値ρ乙　が人力され、比較器３４からの
出力信号は警報器２４に、人力さｆＩでいる。

次に不実施例の動作について説明する。捷ず、管Ｅｌ値
設定器２０を用いて各バックアップロールのロール（Ｌ
ｅｔ心の％理領ρ乙　を予め設定すると共に、設定器２
２を用い−Ｃ各スタンドの先進率βＬおよび各バンクア
ップロールのロール径Ｄｉ　を予め設シ〆し７ており１
．川９Ｊｔ；が開始されると、各速度検出器１　（ｉか
り速度υＬ倍信号偏心周波数演、Ｖ−１装い１２６およ
びゲート回路３０に人力されると共に、出側厚み計１４
から厚み信号が周波数解析袋＠２８に入力される。ここ
で、速度ｖｔが一定速度になると、ゲート回路３０から
偏心周波数演算装置２６および周波数解析装置２８にゲ
ート信号が入力され、周波数解析装置２６および周波数
解析袋ｆ２８が動作される。

偏心周波数演算装置２６は、先進率βｔ１０−ル径Ｉ）
Ｌおよび速度υＬを用いて次の（２）式に従って各バッ
クアップロールの偏心周波数ｆｉ　’ｆｔ演算する。

ただし、πは円周率である。

また、周波数解析装置２８は、出側厚み計１４から出力
される厚み信号の偏差をフーリエ変換して各周波数に対
する強度性イｌｉ、すなわち周波数ヒストグラムを求め
る周波数解析を行う。

周波数抽出装置３２では、偏心周波数演算装置２６で演
算された偏心周波数ｆｉと周波数ｊ’ｌ’ｌ’析装置ｌ
／′Ｉ′２８でＪａｉｌ波ｆａ　解析された厚み偏差の
各周波数に２４する強１リー分布とを用い、偏心周波数
ｆｉの各々に対応するｌ’？’み偏差の周波数を抽出し
、この抽出された周波数に対する強度を比較器３４に出
力する。従って、周波数抽出装置３２では、各偏心周波
数ｆＬ１すなわち第１スタンドから第６スタンドのバッ
クアップロールの偏心周波数ｆ、〜ｆ６の強度が、周波
数解析さｔまた厚み偏差から求められることになる。

そし７て、比較器３４では、予め設定された各営理値ρ
乙と周波数抽出装置３２で求めらｔした各イ扁心周波数
ｆｉの強度とを比較し、偏心周波数の強度が管理値ρｔ
を越えたときに貴報（Ｋ号を出力して看報器２４を動作
させる。この結果、管理価を越え／ζスタンドに対応し
て警報が発せらＪしる。

次表に、各スタンドのロール偏心周波数、厚み周波数ピ
ーク値および管理値の一例を示す、）表中の管理１直は
、ロール偏心箪の異なる数種類の圧延機で圧延したとき
の製品板厚変動部−と厚み周波数ピーク値とから総合判
断して決定した圧延機特有の実験値である。また、管理
１１葭は、自動板厚制御（ＡＧＣ）の構成、Ｘ線厚みｉ
ｔの応答性およびロール軸受の構造等により異なるため
、圧延機毎に設定する必要がある。表中のロール泡苗ノ
ら周波数を求めるにあたって経験的に求めらｉｔだ先進
率を使用したが、ロール偏心周波数と厚み偏差とは略等
しく、各スタンドのロール偏心周波数に文１応する厚み
周波数成分の抽出が完全に’ｉｉＪ　ｆｉ＠なことが理
解される。

表また、第３図（Ａ）、（Ｂ）に、上記表に対応する実操
業での製品厚み偏差の周波数解析結果の一例を示す。こ
の例では、第３図（Ａ）に示すように、第１スタンドに
対応する周波数０．９８Ｈｚの強度が、管理値０．５を
越えていることを発見し、第１スタンドのバックアップ
ロールをロール偏心量が充分管理されたバックアップロ
ールに交換後、ドに対応する０、９８Ｈｚの周波数成分
が減少し、管理値以下の値になっている。このロール交
換の例では、製品板厚精度が±２，５μから±２，０μ
に向上した。

なお、上記では冷間クンデム圧延機に本発明を適用した
例について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、冷間リバース圧延機および熱間タンデム圧延
機等の各種の圧延機に適用することができるものであシ
、この場合川下の駆動方式（′心動、油圧）、バックア
ップロールの軸覚の４’ｆ４３ｊ’ｉ　（油膜、ローラ
）、従来のロール偏心制御装置の有無にかかわらず適用
できるものである。

また、上記では６基の圧延機を監視する例について説明
したが、圧延機の数に限定されるものではない。

以上説明したように本発明によれば、生産性を低下させ
ることなく、適正時期に適正ロールの交換を指示するこ
とができる、という特有の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のブロック図、第２図は、
上記実施例の制御装置を示すブロック図、第３図（Ａ）
、（Ｂ）は、周波数分布を示す線図である。４・・・バックアップロール、６・・・被圧延材、１４
・・・出側厚み計、２４・・・警報器、２６・・・偏心
周波数演算装置、２８・・・周波数解析装置、３２・・
・周波数抽出装置、３４・・・比較器。代理人　鵜　　沼　　辰　之（ほか２名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）１以上配列された圧延機の出側に配置されかつ該
圧延機によシ圧延された被圧延材の厚みを測定して厚み
信号を出力する厚み検出装置と、前配厚み信号の偏差全
周波数解析して各周波数に対する強度信号を出力する周
波数解析装置と、０１１記圧延機の１以上の被監視ロー
ルの回転速度を検出して回転速度信号を出力する回転速
度検出装置と、予め設定された前記被監視ロールのロー
ル径および先進率並びに前記回転速度信号に基いて該被
監視ロールのＣ１−ル偏心周波数を演算して周波数信号
を出力する偏心周波数演算装置と、前記各周波数に対す
る強度信号および前記周波数（ｉ号を入力し該周波数信
号に対する強度信号を抽出して出力する周波数抽出装置
と、前記周波数抽出装置により抽出され／ζ強度信号と
予め設にされた管理値とを比較し該強度信号が該管理値
を越えたとき警報信号を出力する比較装置とを含む圧延
機のロール偏心量監視装置。