JPS5924504A - 圧延ロ−ルと被圧延鋼板間のスリツプ防止制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧延ロールと被圧延鋼板間のスリップ防止制
御方法に関するものである。

従来、例えば冷間タンデム圧延機等において、圧延ロー
ルと被圧延鋼板間に発生するスリップ現象を検出する有
力な手段はあまりなく、特に高圧下圧延を実施すると、
上記スリップ現象が発生し易く、高速圧延中にスリップ
が発生すると、被圧延鋼板の破断につながり、圧延ロー
ルの損傷、圧延停止による生産能率の低下といったトラ
ブルの原因となる。

本発明は、かくの如きことに鑑み、比較的簡単な手段に
よってスリップのない圧延を行えるようにしたものであ
って、その実施の一例を図面に基づき以下に説明する。

図において、■は、例えば冷間タンデム圧延機列中の任
意位置における前段側スタンド、１ａは、前段側スタン
ド１の圧延ロール、２は、前段側スタンド１に続く後段
側スタンド、２ａは、後段側スタンド２の圧延ロールで
あり、被圧延鋼板Ｓは、前後段側スタンド１，２の圧延
ロールｌａ、２ａによって圧延され、矢印方向に移動し
ている。

圧延ロール１ａの駆動用電動機３には、その回転数に対
応したパルスを発信するパルス発信器４が連繋されてお
り、このパルス発信器４の出力信号は、演算器５へ入力
される。

この演算器５は、演算器５に入力されたパルス信号と、
演算器５に予め設定されている圧延ロール１ａのロール
径とから、圧延ロール１ａの周速度を演算する。

寸た圧延ロール２ａの駆動用電動機６には、その回転数
に対応したパルスを発信するパルス発信器７が連繋され
ており、このパルス発信器７の出力信号は、演算器８へ
入力される。

この演算器８は、演算器８に入力されたパルス信号と、
演算器８に予め設定されている圧延ロール２ａのロール
径とから、圧延ロール′２ａの周速度を演算する。

なお、前照パルス発信器４，７ば、それぞれ圧延ロール
ｌａ、２ａに連繋させてもよい。

９は、前段側スタンド１と後段側スタンド２間の被圧延
鋼板Ｓの速度を実測する、例えばレーザードツプラ一式
あるいは空間フィルタ一式等の非接触鋼板速度計である
。

前記各演算器５，８によって演算された圧延ロールｌａ
、２ａの各周速度演算値と、前記鋼板速度計９によって
計測された被圧延銅板Ｓの速度計測値とは、比較演算・
制御器１０への入力信号として力えもれる。

との比較演算・制御器１０は、圧延ロール１ａの周速度
演算値と被圧延鋼板Ｓの速度計測値および圧延ロール２
ａの周速度演算値と被圧延鋼板Ｓの速度計測値をそれぞ
れ比較演算し、その各比較演算値が、所要範囲の設定値
から外れた場合、設定値との各ズレ量に基づいてそれぞ
れ制御信号を出力し、その各制御信号により、圧延ロー
ル１ａの駆動用電動機３および捷たは圧延ロール２ａの
駆動用電動機６を、上記各ズレ量が所要範囲の設定値内
に入るよう制御する。

本発明は、上述の如く、前段側スタンドにおける圧延ロ
ールの周速度および前段側スタンドに続く後段側スタン
ドにおける圧延ロールの周速度と、前後段側スタンド間
の被圧延鋼板の移動速度とを比較演算し、その各比較演
算値が所要範囲の設定値から外れたとき、この設定値と
のズレ量に基づく制御信号により、前段側スタンドにお
ける圧延ロール５駆動用電動機およびまたは後段側スタ
ンドにおける圧延ロール駆動用電動機を、上記ズレ量が
所要範囲の設定値内になるよう制御するので、圧延ロー
ルと被圧延鋼板間に発生するスリップを確実に防止しな
がら、被圧延鋼板の圧延を行うととができる。

なお、本発明は鋼板の圧延ラインのみならず、例えば鋼
板の連続酸洗処理ライン等にも広く適用できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明方法の実施の一例を示すブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前段側スタンドにおける圧延ロールの周速度および前段
   側スタンドに続く後段側スタンドにおける圧延ロールの
   周速度と、前後段側スタンド間の被圧延鋼板の移動速度
   とを比較演算し、その各比較演算値が所要範囲の設定値
   から外れたとき、この設定値とのズレ量に基づく制御信
   号により、前段側スタンドにおける圧延ロール駆動用電
   動機およびまたは後段側スタンドにおける圧延ロール駆
   動用電動機を、上記ズレ量が所−要範囲の設定値内にな
   るよう制御することを特徴とする圧延ロールと被圧延鋼
   板間のスリップ防止制御方法。