JPS596135Y2 - 扁平型直流電動機の固定子防振装置 - Google Patents

扁平型直流電動機の固定子防振装置

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Publication number
JPS596135Y2
JPS596135Y2 JP1975103938U JP10393875U JPS596135Y2 JP S596135 Y2 JPS596135 Y2 JP S596135Y2 JP 1975103938 U JP1975103938 U JP 1975103938U JP 10393875 U JP10393875 U JP 10393875U JP S596135 Y2 JPS596135 Y2 JP S596135Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
flat
motor
elastic member
vibration isolator
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975103938U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5217810U (ja
Inventor
秀夫 北沢
勇 中平
達男 近藤
Original Assignee
伊那三協 (株)
日本ビクター株式会社
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Publication date
Application filed by 伊那三協 (株), 日本ビクター株式会社 filed Critical 伊那三協 (株)
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Publication of JPS5217810U publication Critical patent/JPS5217810U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、基板上に駆動コイルを配置した固定子の上下
に扁平な環状永久磁石からなる回転子を臨ませた扁平型
直流電動機における固定子の防振装置に関するものであ
る。
一般に、基板上に配置される駆動コイルとしては、鉄芯
のない所謂コアレスタイプと称されるものがある。
このような固定子の上下に環状永久磁石からなる回転子
を臨ませて、上記駆動コイルに制御装置によって制御さ
れた駆動電流を通電すると、上記固定子と回転子との磁
気的吸引・反発作用により回転子が回転することは既に
よく知られている。
しかし、特に回転子の起動時等に本来の駆動力方向とは
別の吸引・反発作用が固定子に作用して固定子が振動し
、異音,不快音を発生するといった現象を生じる。
かような現象を生じる電動機を特にフオノモータとして
使用した場合、上記振動によりフオノプレーヤとしての
S−N比を著しく阻害する。
この現象は電動機を少しでも扁平にせんがために固定子
自体を肉薄の基板にしたことによるものであり、小さな
吸引・反発力によっても作用して恰かもスピーカーの振
動板の如き作用をする。
上記の如き不都合を解消する対策として、起動時に多発
することに鑑み、起動電流を少なくする手段もあるが、
これでは十分な起動トルクが得られない欠点がある。
また、上記基板に補強用座板を添設する手段もあるが、
軸方向寸法を増大する結果を招き、かつコイルと回転子
との間隙が増大してトルクが減少する欠点がある。
本考案は、回転子のあらゆる方向への振動によって生ず
る不快音を防止し、静粛かつ高安定性の、しかもトルク
の減少を防止してさらには磁気バランスを均一に保つこ
とのできる扁平型直流電動機を簡単安価な手段によって
提供するものである。
以下、図面を参照しながら本考案の実施例について説明
する。
固定子は、下面に印刷配線を施こしたプリント基板1の
上面にコイルのみで威型された空芯駆動コイル2を複数
個添着配置することによって構成されている。
駆動コイル2の上下には、環状永久磁石からなる回転子
3,4が臨ませてあり、この回転子3,4は、それぞれ
金属円板状のローターケース5,6に添着されており、
各ローターケース5,6の中心はホルダー7に支持され
ている。
ホルダー7は回転軸8に固着されていて、回転軸8と一
体的に回転する。
回転軸8の下部は軸受9およびスラスト軸受10によっ
て回転自在に支持される。
さらに軸受9,10は腕形ケース11の筒状軸受ホルダ
ー11 aに方持されている。
ケース11は略腕状の例えば金属からなり、その開放側
端面には図示しない上部蓋体が固定され、かつ他装置へ
の取付用につば部11 bが形威されていると共に、プ
リント基板1の周縁部を固定するための段部11 Cが
その内周壁に形成されている。
プリント基板1の周縁部には、複数個の取付孔1aまた
は切込みが設けられており、上下が平担な略球状の軟質
ゴムの周囲に環状溝を刻設し、かつ中心に貫通孔を有す
る弾性部材12を上記孔1aに嵌着して、上方よりビス
13を挿入してケース11の段部11 Cに固着する。
第2図は本考案の他の実施例を示す。
ケース11の段部11 Cにリング状のゴムシー}11
2aを配設し、この上にプリント基板1を乗せると共に
、プリント基板1の孔に、上端面につばを形威した円筒
状の弾性部材112 b (第3図参照)を嵌挿し上述
の実施例と同様にビス13によりケース11に螺着する
上記の如く構戊することにより、プリント基板の上面に
添着した駆動コイル2に通電することによって本来の駆
動方向とは別の吸引・反発力が作用してプリント基板1
を振動させることがあっても、プリント基板1とケース
11との間に介装した弾性部材によってその振動は断た
れるのでケース11等に伝達しない。
なお、上記弾性部材の形状は上述の実施例に限定される
ものではなく、種々に変更可能なことは言うまでもない
本考案によれば、扁平型直流電動機において、基板の周
縁部を弾性部材を介してビスにより弾性的にケースに固
定した簡単かつ安価な構或により、基板の起動時におけ
る軸方向,ラジアル方向を含めたあらゆる方向へと発生
する振動を著しく減少出来る。
実験の結果では従来品と比較して約10dB以上も減少
され、当該電動機をダイレクトドライブフオノモー夕と
して使用してもS−N比は極めて良好となり、実用上全
く問題とならない。
この結果、従来の扁平型直流電動機のように、固定子の
振動を防止するために起動電流を少なくする必要がなく
、このような振動による雑音の発生をあまり考慮するこ
となく起動電流を増大させることができるのでトルクを
増大させることができるのである。
また、基板を、弾性部材を介してケースに固定する際、
ビスのケースに対する締結長さを変えることによって弾
性部材に変形を起こさせ、この変形量を、基板上の駆動
コイルと回転子との間隙調節量とすることができる。
この結果、回転子と固定子とをできるだけ近接して配置
することができ、これによりトルクの増大が可能となる
のである。
すなわち、電動機の回転子と回転子とは、互いにギャッ
プが少ないほど効率が良くなりトルクが増大する。
そのため、通常は安定に回転できる範囲内でギャップを
小さく設定しているが、制作寸法のバラツキ等を考慮し
なければならないので、あまりこれを小さくすることが
できなかったのであるが、本考案によれば基板の取付時
にビスの締結長さを変えることにより間隙調節が可能で
あるからこのギャップをきわめて小さくすることができ
るのである。
さらに、上記の如きビスの締結長さの調節により、回転
子と固定子との間隙を全体的にほは゛均一なものとする
ことが可能となるため、磁気バランスを均一化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す固定子防振装置の断面
図、第2図は本考案の他の実施例を示す同上要部断面図
、第3図は第2図の弾性部材を示す斜視図である。 1・・・・・・プリント基板、2・・・・・・駆動コイ
ル、3,4・・・・・・回転子、11・・・・・・ケー
ス、12・・・・・・弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 肉薄な基板上に駆動コイルを配置して固定子となし、そ
    の上下に環状永久磁石からなる回転子を臨ませた扁平型
    直流電動機において、上記基板の周縁部を弾性的に保持
    する弾性部材と、この弾性部材を介して上記基板の周縁
    部をケースに対して弾性的に固定するビスとを具備して
    なる扁平型直流電動機の固定子防振装置。
JP1975103938U 1975-07-25 1975-07-25 扁平型直流電動機の固定子防振装置 Expired JPS596135Y2 (ja)

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JP1975103938U JPS596135Y2 (ja) 1975-07-25 1975-07-25 扁平型直流電動機の固定子防振装置

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JP1975103938U JPS596135Y2 (ja) 1975-07-25 1975-07-25 扁平型直流電動機の固定子防振装置

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Publication Number Publication Date
JPS5217810U JPS5217810U (ja) 1977-02-08
JPS596135Y2 true JPS596135Y2 (ja) 1984-02-24

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ID=28585304

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1975103938U Expired JPS596135Y2 (ja) 1975-07-25 1975-07-25 扁平型直流電動機の固定子防振装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416627Y2 (ja) * 1984-12-04 1992-04-14

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Publication number Publication date
JPS5217810U (ja) 1977-02-08

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