JP2932344B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2932344B2
JP2932344B2 JP14970594A JP14970594A JP2932344B2 JP 2932344 B2 JP2932344 B2 JP 2932344B2 JP 14970594 A JP14970594 A JP 14970594A JP 14970594 A JP14970594 A JP 14970594A JP 2932344 B2 JP2932344 B2 JP 2932344B2
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drive magnet
stator core
center
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sintered oil
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河西  繁
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は突極にコイルが巻回さ
れたステータコアの外周面と周方向に対向配設された駆
動マグネットを装着して回転駆動する略カップ状のロー
タケースを有するアウターロータ型の回転電機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】突極にコイルが巻回されたステータコア
に対向配設された駆動マグネツトを装着して回転駆動す
る略カップ状のロータケースを有する周対向型の回転電
機はフロッピーデスクやAV機器などで多用されてい
る。このような機器に使用されるコア付周対向型回転電
機の先願例を図3に示す。
【0003】図3において、ステータ10は突極18に
コイル12が巻回されたステータコア11と、鉄板基盤
13に固着され、ステータコア11の軸方向端面でステ
ータコア11を保持するホルダー17と、ホルダー17
に囲繞されるように立設され、且つ、その内周面で保持
され、しかも鉄板基盤13の内孔周縁でその段部16が
当接した焼結含油軸受14などから構成されている。こ
の軸受中心部に支承された回転軸4に固着したボス6お
よびチャッキング機構7を介して略カップ状のロータケ
ース2がステータコア11を包持するように設けられ、
ロータケース2の縁部を環状に取り囲むように駆動マグ
ネツトが環着され、駆動マグネツトの磁界中心部が突極
中心部と対向配設され磁気回路を構成している。また、
焼結含油軸受の上面はボス6下面に固着されたスラスト
座金5と摺接している。
【0004】上述の構成からなる回転電機では、駆動マ
グネツトの下端面と鉄板基板が接近しているため駆動マ
グネット3と鉄板基板13との間の磁気作用が生じ駆動
マグネットは鉄板基板側に吸引される。上記作用を防ぐ
ためには駆動マグネット3と鉄板基板13との間を離さ
なければならないが、当該部位において回転数制御用の
周波数発電機構を備えているため、上記磁気作用がある
のに拘らず、駆動マグネツトの下端面と鉄板基板とを接
近して配設している。
【0005】このような状態、つまり、駆動マグネツト
の下端面と鉄板基板とが接近し、駆動マグネツトの磁界
中心部が突極中心部と対向して配設するとき図2(a)
の作用説明図に示すような力が作用する。すなわち、駆
動マグネツトの磁界中心部pと突極中心部qが一致して
いるとき駆動マグネツト3と鉄板基板13との間に吸引
力Fが発生する。駆動マグネツト3とボスはロータケー
スを介して連設しているためボス下面に固着したスラス
ト座金5には焼結含油軸受上面15に向けてこの吸引力
Fが掛かる。
【0006】この荷重を受けた状態で回転電機が作動し
スラスト座金5と焼結含油軸受上面15が摺動するとき
焼結含油軸受上面は摩耗を早める虞れがあった。また、
焼結含油軸受14への荷重が増加して摺動摩擦を増大さ
せ、その結果、回転電機の消費電力を増大させる結果と
なった。このため、摺動をスムーズにする設計上の配慮
が必要で、例えば、焼結含油軸受上面15の面積を広く
とる、焼結含油軸受14を構成する部材を特に吟味する
などの配慮をしてきた。これらはいずれも回転電機のコ
ストアップの要因となり回転電機を経済性の低いものと
してきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
実状に鑑み、駆動マグネツトと鉄板基板との間に吸引力
が働き、その結果、スラスト座金に上記吸引力に相当す
る荷重が加わり、荷重を焼結含油軸受上面で支えると
き、摺動によっても摺動摩擦を増大させない回転電機を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明の回転電機は上
記課題を鑑み、突極にコイルが巻回されたステータコア
と、このステータコアの外周面と周方向に対向配設され
た駆動マグネットと、この駆動マグネットを装着して回
転駆動する略カップ状のロータケースと、このロータケ
ースの中央部に固着されたボスと、このボスに固着され
た回転軸と、この回転軸を回転自在に支承する焼結含油
軸受と、この焼結含油軸受を内周面で保持すると共に、
上記ステータコア軸方向端面で保持するホルダーと、こ
のホルダーを支持する鉄板基板とを備えたアウターロー
タ型の回転電機であって、上記ステータコアの磁界の中
心が上記駆動マグネットの磁界の中心よりもロータケー
ス側にずれて配置される一方、上記ボスの焼結含油軸受
側にはスラスト座金が固着されて、このスラスト座金と
上記焼結含油軸受とが摺接してなることを要旨とするも
のである。
【0009】
【作用】駆動マグネツトの下端面と鉄板基板とが接近し
ているのに拘らず、ステータコアの磁界の中心と一致す
る突極の中心部が上記駆動マグネツトの磁界の中心部よ
りもロータケース側にずれて配置されているために、ス
テータコアの磁界の中心が駆動マグネツトの磁界中心部
と一致する方向へ力が働く。つまり、この方向は駆動マ
グネツトと鉄板基板との間に発生する吸引力に逆らう力
の方向であるため、上記吸引力と上記逆らう力は相殺さ
れて、スラスト座金と摺接する焼結含油軸受との接触圧
力は軽減する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の回転電機の断面図で、図3で
示した先願例と対照されるものである。また、図2
(b)は本発明の作用説明図である。図において、図3
および図2(a)と同じ機能、作用を示すものには同じ
符号をつけて説明する。但し、先願例と重複する機構お
よび作用・効果の説明は省く。
【0011】駆動マグネツトの下端面と鉄板基板とが接
近しているのに拘らず、ホルダーに支持されるステータ
を先願例よりロータケース2側にずらして配置する。こ
の結果、ホルダー17−1に支持されたステータコア1
1の突極18の水平軸方向中心部qは、ロータケース2
の縁部を環状に取り囲むように装着された駆動マグネツ
トの磁気中心部pよりもロータケース2側にずれて対向
され、突極18の水平軸方向中心部qと駆動マグネツト
の磁気中心部pを一致させようとする力がF´が働く。
この力F´は、駆動マグネツトの下端面と鉄板基板が接
近しているため駆動マグネット3と鉄板基板13との間
の磁気作用が生じ駆動マグネットを鉄板基板側に吸引す
る力Fと相反する方向の力であり、前記吸引力Fを相殺
する力、つまり、反発力となる。
【0012】この反発力F´は、ステータをロータケー
ス2側にずらす距離によって可変することができる。す
なわち、前記のように突極18の水平軸方向中心部qと
駆動マグネツトの磁気中心部pとが一致しているときは
0で、ステータをロータケース2側にずらすに従って突
極18の水平軸方向中心部qと駆動マグネツトの磁気中
心部pは離れるので増大する。従って、ステータをロー
タケース2側にずらす距離を調整すればF=F´とな
る、吸引力Fを相殺させる反発力F´が存在する。 上
記のように、本発明では駆動マグネットと鉄板基板との
磁気吸引力とを完全に相殺させる軸方向の力を発生させ
る位置に、コアの水平軸中心部を置く。
【0013】駆動マグネツト3とボスはロータケースを
介して連設しているためボス下面に固着したスラスト座
金5を介して焼結含油軸受14−1の上面15−1に向
けてこの相殺した力F−F´が掛かる。上記のように、
F=F´とすれば焼結含油軸受上面15−1への吸引力
を0にすることができる。
【0014】次に作用を説明する。コアに巻回されたコ
イルに電流を通電するとコアは電磁作用をうけ、電流の
変化に対応してコアと駆動マグネットが吸引反発し合っ
て回転運動をする。このとき、コアの磁極の中心を軸方
向上側にずらしてやることにより、駆動マグネットはそ
の磁極の中心をコアの磁極の中心に合致しようとする力
を発生する。他方、駆動マグネットと鉄板基板にも吸引
力が働く。仮に、夫夫のちからF=F´と等しくなるよ
うに設定してやるとスラスト座金と焼結含油軸受上面と
の摺動圧力が極めて低くなる。
【0015】この結果、焼結含油軸受への荷重が低下し
て摺動摩擦を減少させるので、スラスト座金と焼結含油
軸受上面との摺動圧力を考慮した設計上の配慮をあまり
必要としなくなる。例えば、スラスト座金と摺動する焼
結含油軸受上面の面積を狭くすることができる。また、
焼結含油軸受を構成する部材を特に吟味する必要はなく
なり、経済性の高いメタル軸受を使用することも可能に
なる。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたように本発明ではマグネッ
トと鉄板回路基板の吸引力とマグネットとコアの吸引力
をバランスさせることにより、磁気吸引力により摺動摩
擦ロスを抑制できるのでモータの消費電流ロスを抑える
ことができる。
【0017】焼結含油軸受とスラスト座金との摺動摩擦
抵抗が軽減するのでスラスト座金を受ける焼結含油軸受
の寿命が伸びるだけでなく焼結含油軸受に代えて経済性
の高いメタル軸受を使用することも可能になる。また、
焼結含油軸受の摩耗が軽減するので回転電機は長期に亘
り安定した回転をする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転電機の断面図である。
【図2】作用説明図である。
【図3】コア付周対向型回転電機の先願例の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ロータケース 3 駆動マグネット 4 回転軸 5 スラスト座金 6 ボス 10 ステータ 11 ステータコア 13 鉄板基板 14−1 焼結含油軸受 15−1 焼結含油軸受上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 21/22 H02K 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突極にコイルが巻回されたステータコア
    と、このステータコアの外周面と周方向に対向配設され
    た駆動マグネットと、この駆動マグネットを装着して回
    転駆動する略カップ状のロータケースと、このロータケ
    ースの中央部に固着されたボスと、このボスに固着され
    た回転軸と、この回転軸を回転自在に支承する焼結含油
    軸受と、この焼結含油軸受を内周面で保持すると共に、
    上記ステータコア軸方向端面で保持するホルダーと、こ
    のホルダーを支持する鉄板基板とを備えたアウターロー
    タ型の回転電機であって、 上記ステータコアの磁界の中心が上記駆動マグネットの
    磁界の中心よりもロータケース側にずれて配置される一
    方、 上記ボスの焼結含油軸受側にはスラスト座金が固着され
    て、このスラスト座金と上記焼結含油軸受とが摺接して
    なることを特徴とする回転電機。
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