JPS595904B2

JPS595904B2 - 図形合成処理装置

Info

Publication number: JPS595904B2
Application number: JP53028016A
Authority: JP
Inventors: 肇夫星野; 進米沢; 文郎岸野
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1978-03-10
Filing date: 1978-03-10
Publication date: 1984-02-07
Also published as: JPS54120553A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は情報処理装置により複数の図形を合成して所望
の図形を得る装置に関する。

従来からアニメーシヨンの作成等では、光学的にフイル
ムを重ね合わせて図形を合成する方法が知られている。

また電気的に処理する方法では、画像情報のアナログ信
号の一部を他のアナログ信号に置き換えるなどの方法が
知られている。この光学的に重ね合わせる方法では、高
速の合成処理は困難であり装置の規模も大きなものにな
り、多数の図形を合成するには透光量に限界がある。ま
た合成後の画品質が劣化することが多い。アナログ信号
による場合には、合成を行う図形の境界に装置の周波数
特性による不自然さがあるほか、デイジタル情報処理装
置との調和が悪い等の欠点がある。またデイジタル信号
により図形に優先順位を付けて合成する方法が、特開昭
５０−１４１２２３号公報に開示されているが、これは
表示画面の色情報などその図形の特徴を捕らえて優先順
位を付けるものであつて、その画面の中に優先順位を与
えたい部分以外にも、その優先順位を与える部分と同一
の色があるときには、不要な部分をも優先的に表示する
ことになり、任意の図形に優先順位を与えて表示を行う
ことができない欠点がある。

本発明はこれを改良するもので、デイジタル信号により
図形合成を行うとともに、指定する任意の図形に任意の
優先順位を与えて図形の合成を行うことができる装置を
提供することを目的とする。本発明は合成すべき図形を
それぞれ最適の符号化方式により符号化し蓄積しておき
、これを読み出してデイジタル信号の状態で合成し、高
速かつ画品質に劣化がなく、原理的に合成の多重度にも
制限のない図形合成装置を提供する。また合成された図
形がデイジタル的に蓄積される装置を提供する。

第一の発明は、図形を蓄積する複数のフアイル部と、こ
のフアイル部に蓄積された図形のうち合成すべき２以上
の図形を検索する手段と、この手段により検索される図
形を同一方式のデイジタル信号に変換する手段と、前記
検索された図形に前記フアイル部を単位とした優先順位
を付す手段と、前記フアイル部から送出されるデイジタ
ル信号に含まれる図形のバツクを規定するコードを検出
する手段と、この検出する手段の出力により前記フアイ
ル部から送出されるデイジタル信号の送出を禁止する手
段と、この禁止する手段により優先順位の高い図形の信
号の送出が禁止された部分に優先順位の低い図形の信号
が挿入されるようにデイジタル的に信号の合成を行う手
段とを備えたことを特徴とする。

さらに第２の発明は、合成された図形信号を蓄積するリ
フレツシユ部を備えたことを特徴とする。

さらに第３の発明は、合成された図形の存在しないバツ
ク部分に特定の着色信号を挿入する手段を備えたことを
特徴とする。実施例図面を用いて説明する。

第１図は本発明実施例装置の構成図である。

１ａ，１ｂおよび１ｃはフアイル部で、その各出力は合
成部２の入力に接続されている。

合成部２の出力は符号化部３の入力に与えられ、その出
力は分配部４の入力に接続されている。分配部４の出力
には、複数のリフレツシユ部５ａ〜５ｄが接続されてい
る。これら各部は全て制御部６により制御されるように
構成されている。フアイル部１ａ〜１ｃには、それぞれ
蓄積部１１ａ〜１１ｃ、検索部１２ａ〜１２ｃおよび変
換部１３ａ〜１３ｃが備えられている。

フアイル部１ａ〜１ｃは原則的には異なる符号化方式に
より構成され、各種の図形がそれぞれ最適な符号化方式
により符号化され、フアイルされるように構成されてい
る。たとえば、フアイル部１ａには文字のみからなる図
形が文字コードの形で符号化されフアイルされている。
フアイル部１ｂには、幾何学図形のみからなる図形が図
形コマンドの形で符号化されフアイルされている。また
、フアイル部１ｃには、一般図形がＤＰＣＭの形で符号
化されフアイルされている。それぞれの蓄積部１１ａ〜
１１ｃにはこのような各種の符号化方式により図形が蓄
積されている。

各検索部１２ａ〜１２ｃは制御部６に制御されて、蓄積
部１１ａ〜１１ｃの蓄積内容から目的とする図形の情報
を取り出す部分である。各変換部１３ａ〜１３ｃは検索
ｆ！ｆ）１２ａ〜１２ｃによつて得られた各種の符号を
統一されたデイジタル符号、例えばＰＣＭの形で出力す
るように構成されている。合成部２は各フアイル部１ａ
〜１ｃの出力を制御部６の指示に基づいてデイジタル的
に合成し、その出力に合成されたデイジタル信号を得る
よう構成されている。この出力は符号化部３で再符号化
される。この再符号化は合成された図形情報に対するも
のであるので、最も複雑な図形に対して適用できる符号
化方式が用いられる。ここではＤＰＣＭにより再符号化
される。符号化部３の出力は分配部４によ．り、制御部
６の指示に基づいて各リフレツシユ部５ａ〜５ｄに分配
される。

第１図に示す実施例には４台のリフレツシユ部が備えら
れ、これらが同時にリフレツシユされるように構成され
ている。各リフレツシユ部５ａ〜５ｄは、分配された符
号を蓄積するリフレツシユメモリ５１ａ〜５１ｄ１およ
びこの内容を読出して復号化する復号化部５２ａ〜５２
ｄが備えられている。復号化部５２ａ〜５２ｄの出力は
、この例ではＮＴＳＣ信号であり、通常のカラーテレビ
受像機あるいはビデオレコーダに与えることができる。
制御部６はこれらを制御する部分で、その入力１１，２
２，１３はフアイル部１ａ〜１ｃが検索を行うための検
索指示情報である。

Ｍはリフレッシュ部５ａ〜５ｄを選択するための情報で
ある。Ｎｌ，Ｎ，，Ｎ，はフアイル部１ａ〜１ｃからの
デイジタル信号を合成する場合、各フアイル部１ａ〜１
ｃに優先度を指示するものである。また入力情報Ｂは、
合成された図形のバツクに与える色を指定するためのも
のである。次に第２図を参照して合成図形の例について
説明する。

第２図ａはフアイル部１ａにフアイルされた文字図形で
ある。第２図ｂはフアイル部１ｂにフアイルされた幾何
学図形である。ここでは、第２図ａの図形に優先度し、
第２図ｂの図形に優先度２を与えて合成し、第２図ｃの
合成図形を得た状態を示す。優先度の高い図形が前面に
、低い図形が背面になるように合成される。第２図ｃで
、文字部分および三角形部分は、それぞれ第２図ａまた
はｂと同色であり、これ以外の部分すなわち文字も三角
形もないいわゆるバツクの部分は、制御部６にＢで指定
された色で表示される。第３図は合成部２および制御部
６の要部構成図である。

最も、この図では検索情報（１１，１２，１３）を与え
る部分や、リフレツシユ部の選択、その他タイミング制
御等については、公知の技術で容易に理解できるので省
かれている。合成部２は各フアイル部１ａ〜１ｃからの
信号が与えられ、制御部６から行われる制御に従い開閉
されるゲートの組合せにより、これらの信号が合成され
符号化部３へ送出されるように構成されている。入力に
結合された２１ａ，２１ｂ，２１ｃはバツク検出部であ
る。制御部６に外部より与えられるＮｌ，Ｎ２，Ｎ３は
、前述のようにフアイル部１ａ，１ｂ，１ｃの各優先度
を与えるものである。

６１は合成不要番号検出部で、優先順位の与えられなか
つたフアイル部に対しては、バツク検出部２１ａ〜２１
ｃに信号を送り、常時バツク信号「ｌ」を出力するよう
に構成されている。

６２ａ，６２ｂ，６２ｃは比較部で、優先順位を比較し
て合成部２の各ゲートにその優先順位に従つて制御信号
を送出する。

具体的には、フアイルの優先順位が他のフアイルの優先
順位より高いとき「０」、低いとき「ｌ」を出力するも
のである。例えば優先順位がＮ１〉Ｎ２〉Ｎ３であるとき、フアイル部１ａに対応する比較部６２ａは
、フアイル部１ｂ用の制御信号Ｐａｂおよびフアイル部
１ｃ用の制御信号Ｐａｃとしていずれも「０」を出力し
、フアイル部１ｂに対応する比比較部６２ｂは、フアイ
ル部１ａ用の制御信号Ｐｂａとして「１」を出力し、フ
アイル部１ｃ用の制御信号Ｐｂｃとして「Ｏ］を出力し
、さらにフアイル部１ｃに対応する比較部６２ｃは、フ
アイル部１ａ用の制御信号Ｐｃａおよびフアイル部１ｂ
用の制御信号Ｐｃｂとしていずれも「１」を出力するも
のである。

６３はレジスタで、入力Ｂに指定されるバツクのカラー
コードを保持するためのものである。

バツク検出部２１ａ，２１ｂ，２１ｃは、各フアイル部
１ａ，１ｂ，１ｃからのデイジタル信号に含まれる図形
のバツクに対応する信号を検出し、その信号を検出した
とき対応するゲート２２ａ，２２ｂ，２２ｃを閉じるよ
うに構成されている。バツクコードのセツトは、（１）
バツクを規定するコードを各図形符号の先頭に入れてお
き、フアイル部１ａ〜１ｃが各図形の符号を変換する段
階で、各バツク検出部２１ａ〜２１ｃにセツトする方法
、（２）優先順位と同様に外部よりバツクコードを個別
に入力し、各バツク検出部２１ａ〜２１ｃにセツトする
方法、（３）バツクコードを固定的にバツク検出部２１
ａ〜２１ｃにセツトする方法。

等を適宜に採ることができる。

上記（１）および（２）の方法は図形のバツクを任意に
選定するときに便利であり、（３）の方法はハードウエ
アを簡単にする点で好都合である。アンドゲート２４ａ
１，２４ａ２，２４ｂ１，２４ｂ２，２４ｃ１，２４ｃ
２，２７ａ，２７ｂ，２７ｃ，２８ａ，２８ｂ，２８ｃ
，インバ―夕２５ａ１，２５ａ２，２５ｂ１，２５ｂ２
，２５ｃ１，２５ｃ２、オアゲート２６ａ１，２６ａ２
，２２ｂ，，２６ｂ２，２６Ｃ１および２６ｃ２は、フ
アイル部からの図形信号をその優先度に応じてゲート２
９の入力に与えるように制御される。

例えば、優先順位がであれば制御信号ＰａｂおよびＰａ
ｃが常に［０］であるので、ゲート２８ａは常に開かれ
、ゲート２２ａを介したフアイル部１ａからの信号は常
にオアゲート２９に入力される。

また、制御信号Ｐｂａは常に「１］であり、制御信号Ｐ
ｂｃは常に「Ｏ」であるので、フアイル部１ａの図形の
デイジタル信号が、バツクを示すコードと一致している
ときのみ、ゲート２８ｂが開かれ、ゲート２２ｂを介し
てフアイル部１ｂからの信号がオアゲート２９に入力さ
れる。さらに、制御信号ＰｃａおよびＰｃｂは常に［ｌ
］であるので、フアイル部１ａおよび１ｂの各図形のデ
イジタル信号が共にバツクを示すコードと一致している
ときのみ、ゲート２８ｃが開かれ、ゲート２２ｃを介し
たフアイル部１ｃからの信号がオアゲート２９に入力さ
れる。

したがつて、オアゲート２９には通常はゲート２２ａを
介したフアイル部１ａの信号のみが入力され、フアイル
部１ａの信号が図形のバツクを示すコードと一致したと
き、はじめてフアイル部１ａの信号の代わりにフアイル
部１ｂの信号が入力され、さらにフアイル部１ａおよび
１ｂの信号が共に各図形のバツクを示すコードと一致し
たとき、フアイル部１ａまたは１ｂの信号の代わりにフ
アイル部１ｃの信号が入力されることになる。オアゲー
ト２９の入力には、各フアイル部１ａ〜１ｃのデイジタ
ル信号が優先度に応じて選択されているので、これらを
オア合成するものである。

パツク期間中の信号は、すでにゲート２２ａ〜２２ｃで
抜き取られているので全て「０」になつている。アンド
ゲート２３および２１０は、バツクに特定の色コードを
与えるためのものである。アンドゲート２３は、フアイ
ル部１ａ〜１ｃの図形が全てバツクになつたときこれを
検出し、アンドゲート２１０を用いて、制御部６に与え
らたバツクコーードＢをレジスタ６３から取り、オアゲ
ート２１１に与えられるバツク以外のデイジタル信号と
合成される。このように本装置によれば、各図形が優先
順位に従つて合成され、画品質の劣化がない装置が得ら
れる。

本発明の装置では、合成すべき図形を優先順位毎にそれ
ぞれ別のフアイル部に入力させることができ、しかも、
そのフアイル部の中で、優先させて表示する部分と、そ
れより下位の優先順位の図形を表示すべきバツク部分と
を任意に、バツク部分を規定するコードを付して定義す
ることができるので、任意の図形を任意の優先順位で合
成して表示することができる。

なお、上記例で説明したフアイル部１ａ〜１ｃの数また
はその符号化方式の種類は限定されるものでなく、必要
な種類のものを必要な数げた配置することができる。

また、出力信号をＮＴＳＣ方式による信号として説明し
たが、これは装置の用途に応じて任意に設計できるもの
である。

本発明による図形合成装置では、その出力信号がデイジ
タル信号で得られるので、これをそのままデイジタル信
号の形で蓄積するリフレツシユ部を備えることは極めて
有用である。

近年デイジタル信号の蓄積回路はかなり経済的に構成さ
れるよタル信号の形で利用されることが多いからである
。さらに、上記図面に示す装置は本発明の範囲を限定す
るものではなく、次のような態様によつても本発明を実
施することができる。（１）バツクコードを外部から印
加せず、優先順位最下位のものに対応するバツクコード
をバツク検出部２１ａ〜２１ｃから選択し、これをゲー
ト２１０に与えるようにすれば、優先順位最下位の図形
のバツクコードを合成図形のバツクコードとすることが
できる。

（つ合成部２から出力されたデイジタル信号をデイジ
タルアナログ変換し、これをリフレツシユ部にアナログ
蓄積し、この内容を連続的に読出すことにより端末をリ
フレツシユするように構成する。

（３）リフレツシユ部５ａ〜５ｄの出力に変換スイツチ
を配置し、端末が図形を必要とするときのみリフレツシ
ユ部５ａ〜５ｄ（７）１個を選択するように構成する。

（４）フアイル部１ａ〜１ｃのうち特定のフアイル部に
ついて表示する色が他のフアイル部の図形より少ない場
合には、フアイル部１ａ〜１ｃまたは合成部２で必要な
ビツトを補足することも可能である。

すなわち、フアイル部１ａが文字のみからなる図形で、
その表示色が８種類もあれば十分なときには、その変換
部１３ａに３ビツトの識別能力のみを備えておく。この
ようにすれば、他のフアイル部１ｂまたは１ｃが６４色
あるいはそれ以上の色表示が必要で、他のフアイル部１
ｂまたは１ｃの変換部１３ｂまたは１３ｃでは６ビツト
以上の識別能力を必要とするときでも、ハードウエアの
構成を簡単化することができる。このときには変換部１
３ａないし合成部２で、不足分の３ビツト（またはそれ
以上のビツト）を補う。あるいは６ビツト（またはそれ
以上のビツト）を変換する能力を備えるようにしてもよ
い。（５）フアイル部１ａ〜１ｃのうち、優先度の最も
低いフアイル部に光学的ないしアナログ的にフアイルす
る装置を採り、この信号をパックガラ−の代わりに挿入
してもよい。

以上述べたように、本発明によれば図形をデイジタル信
号で合成するので、その画品質の劣化は小さく、合成す
る図形の数にも原理的制限がない。

また合成速度は高速度である。本発明には合成すべき図
形のフアイルは、それぞれの図形に最適な方式により行
うことができるので、装置が効率的かつ経済的であり、
バツクの色をも任意に設定することのできる装置が得ら
れる。本発明の装置は、合成すべき図形の優先順位をフ
アイル部を単位として定め、各フアイル部では、入力す
る図形とそのバツク部分を任意に規定できるので、任意
の図形を任意の優先順位で合成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例装置の回路構成図。第２図は合成される図形の例を示す図。第３図は合成部
および制御部の要部構成図。１・・・・・・フアイル部
、２・・・・・・合成部、３・・・・・・符号化部、４
・・・・・・分配部、５・・・・・・リフレツシユ部、
６・・・・・・制御部。

Claims

【特許請求の範囲】１図形を蓄積する複数のファイル部と、このファイル
部に蓄積された図形のうち合成すべき２以上の図形を検
索する手段と、この手段により検索される図形を同一方
式のディジタル信号に変換する手段と、前記検索された
図形に前記フィルタ部を単位として優先順位を付す手段
と、前記ファイル部から送出されるディジタル信号に含
まれる図形のバックを規定するコードを検出する手段と
、この検出する手段の出力により前記ファイル部から送
出されるディジタル信号の送出を禁止する手段と、この
禁止する手段により優先順位の高い図形の信号の送出が
禁止された部分に優先順位の低い図形の信号が挿入され
るようにディジタル的に信号の合成を行う手段とを備え
た図形合成処理装置。２図計を蓄積する複数のファイル部と、このファイル
部に蓄積された図形のうち合成すべき２以上の図形を検
索する手段と、この手段により検索された図形を同一方
式のディジタル信号に変換する手段と、前記検索された
図形に前記ファイル部を単位として優先順位を付す手段
と、前記ファイル部から送出されるディジタル信号に含
まれる図形のバックを規定するコードを検出する手段と
、この検出する手段の出力により前記ファイル部から送
出されるディジタル信号の送出を禁止する手段と、この
禁止する手段により優先順位の高い図形の信号の送出が
禁止された部分に優先順位の低い図形の信号が挿入され
るようにディジタル的に信号の合成を行う手段と合成さ
れた図形信号を蓄積するリフレッシュ部とを備えた図形
合成処理装置。３図形を蓄積する複数のファイル部と、このファイル
部に蓄積された図形のうち合成すべき２以上の図形を検
索する手段と、この手段により検索される図形を同一方
式のディジタル信号に変換する手段と、前記検索された
図形に前記ファイル部を単位として優先順位を付す手段
と、前記ファイル部から送出されるディジタル信号に含
まれる図形のバックを規定するコードを検出する手段と
、この検出する手段の出力により前記ファイル部から送
出されるディジタル信号の送出を禁止する手段と、この
禁止する手段により優先順位の高い図形の信号の送出が
禁止された部分に優先順位の低い図形の信号が挿入され
るようにディジタル的に信号の合成を行う手段と合成さ
れた図形の存在しないバック部分に特定の着色信号を挿
入する手段とを備えた図形合成処理装置。