JPS5958B2 - 銘木調化粧シ−ト - Google Patents

銘木調化粧シ−ト

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JPS5958B2
JPS5958B2 JP54048571A JP4857179A JPS5958B2 JP S5958 B2 JPS5958 B2 JP S5958B2 JP 54048571 A JP54048571 A JP 54048571A JP 4857179 A JP4857179 A JP 4857179A JP S5958 B2 JPS5958 B2 JP S5958B2
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JP
Japan
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layer
base paper
decorative sheet
resin
wood
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Expired
Application number
JP54048571A
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English (en)
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JPS55139261A (en
Inventor
洋三 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、家具、建具、家屋内装等に供される化粧板に
使用する化粧シートの意匠効果を向上させる為になされ
たものであつて、樹脂を含浸すると透明又は半透明にな
る原紙と透明樹脂層とバール層とで深みのある化粧シー
トを得ようとするものである。
従来の化粧シートは、チタンを混入した原紙や、表面に
不透明樹脂層を形成した薄葉紙に木目模様等を施してい
たが、これらの化粧シートは天然木の木目を比較的正確
に再現しているにもかかわらず、突板化粧板等に比べて
濃度、明度、彩度等の点において劣つていた。
その原因は、化粧紙の要求品質である隠蔽性を出す為に
原紙にチタンを混入したり表面に不透明樹脂層を形成し
たりしているので、その上に木目模様等を印刷しても深
みのない立体感に乏しい外観しか得られないからである
。本発明はこの様な欠点を解消し、深みのある意匠性の
優れた化粧シートを提供しようとするものである。
以下本発明を図面に従つて詳細に説明する。
まず第1図に示す様に、樹脂を含浸すると透明又は半透
明になる様な23〜40y/wlの原紙1の表面にバー
ル層2を形成する0、バール層は第2図に示す様に原紙
の裏面に形成しても良いし、又第3図に示す様に原紙の
表裏両面に形成しても良く、又、全面に形成しても部分
的に形成しても良い。
次に、バール層を形成した原紙の裏面に不透明インキを
ペタ印刷して隠蔽層3を形成する。
この隠蔽層を原紙の裏面に設けることによつて、バール
層を構成するインキ又は塗料の樹脂あるいは後から施す
着色透明樹脂が原紙に浸透していつて原紙を透明又は半
透明にして、模様に深みを与える機能を充分に発揮させ
ることができるものであつて、従来の化粧シートの様に
原紙の表面に隠蔽層を設けたり、原紙にチタンを混入し
て不透明にしたものでは、とうてい成し得ないものであ
る。次に、バール層を形成した原紙の表面に着色透明樹
脂層4と木目模様5とを施し、その上に必要に応じて表
面保護層6を設ける。着色透明樹脂層は、硝化綿にアル
キッド樹脂を混合したもの、その他の透明樹脂に染料又
は透明顔料を混合したインキ又は塗料を印刷あるいは塗
布して形成し、木目模様は上記着色透明樹脂と同様の組
成のインキ又は不透明顔料を混合した不透明インキの各
れか又は両方を用いて施す。
次に各構成要素を説明する。
原紙は23〜409/771″のものを用い、樹脂を含
浸した後で原紙を不透明化する様な不純物を含まないも
のを選択する。
パール層は、前記硝化綿とアルキツド樹脂等をバインダ
ーとした樹脂にマイカ(雲母系)と酸化チタンとを混合
して成るパールインキ又はパール塗料を用いて形成する
隠蔽層を形成する不透明インキは、酢酸ビニールとか尿
素系の接着剤が使用できるインキを使用する事が重要で
あり、従つてバインダーは塩酢ビ系樹脂を用い、顔料は
酸化チタンを用いる。
以上の様に構成された本発明の化粧シートは、次の様な
効果を有する。1原紙表面にはその全面に渡る不透明層
が無いので、外観上非常に深みのある、特に天然木の持
つ明るさと光沢とを再現した天然木に酷似した化粧シー
トが得られる。
2原紙裏面に隠蔽層を形成してあるので、基材に貼り合
わせる場合に色ムラ等の基材の影響が表面に表われない
3パール層を形成することによつて、春材部等に天然木
特有の光沢を表現することができる。
実施例 1坪量239/wlの原紙の裏面に、ニトロセ
ルロースとアルキツド樹脂のバインダーにアナターゼ型
の酸化チタンを混合した不透明インキを全面に塗布して
隠蔽層を形成した。
次いでニトロセルロースとアルキツド樹脂をバインダー
とし、これにマイカと酸化チタンとを混合してなるパー
ルインキをベタ印刷した後、ニトロセルロースとアルキ
ツド樹脂をバインダーとし、着色材としてポリアゾ系の
赤色顔料、フタロシアニンブルー、ジスアゾ系の黄色顔
料を各々配合した3色の透明インキを用いて原紙表面に
桜材の下地色ベタ印刷と桜材の三色柄の木目模様を施し
て化粧シートを得た。
得られた化粧シートは天然の桜材に酷似した外観を有し
ていた。
実施例 2 桜材の三色柄の木目模様の内の導管溝模様のみを、酸化
チタンを配合した不透明インキで施す以外は実施例2と
同様にして化粧シートを得た。
実施例 3原紙裏面に重合度800の塩酢ビをバインダ
ーとし、これにマイカと酸化チタンとを混合して成るパ
ールインキを用いてベタ刷印刷を施してから隠蔽層を形
成する以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。
実施例 4 原紙表面に実施例1と同じ配合のパールインキを用いて
桜材の三色柄の木目模様の内の二色目に相当する部分の
模様を施す以外は実施例1と同様にして化粧シートを得
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の化粧シートの一例を示す断面図であり、
第1図は原紙表面にパール層を形成した場合、第2図は
原紙裏面にパール層を形成した場合、第3図は原紙の表
裏両面にパール層を形成した場合の各々断面図を示す。 1・・・・・・原紙、2・・・・・・パール層、3・・
・・・・隠蔽層、4・・・・・・着色透明樹脂層、5・
・・・・・木目模様、6・・・・・・表面保護層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 樹脂を含浸すると透明又は半透明になるような23
    〜49g/m^2の原紙の表面又は裏面又は両面にパー
    ル層を形成した後その裏面のみに不透明インキをベタ印
    刷して隠蔽層を形成し、次いで表面に着色透明樹脂層と
    木目模様とを施してなる銘木調化粧シート。
JP54048571A 1979-04-19 1979-04-19 銘木調化粧シ−ト Expired JPS5958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54048571A JPS5958B2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 銘木調化粧シ−ト

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JP54048571A JPS5958B2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 銘木調化粧シ−ト

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JPS55139261A JPS55139261A (en) 1980-10-30
JPS5958B2 true JPS5958B2 (ja) 1984-01-05

Family

ID=12807072

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153638A (ja) * 1982-03-08 1983-09-12 凸版印刷株式会社 化粧板の製造方法
JPS60184634U (ja) * 1984-05-16 1985-12-07 大日本印刷株式会社 積層化粧シ−ト
JPH0344522Y2 (ja) * 1984-12-04 1991-09-19

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JPS55139261A (en) 1980-10-30

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