JPH0344522Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0344522Y2 JPH0344522Y2 JP1984184162U JP18416284U JPH0344522Y2 JP H0344522 Y2 JPH0344522 Y2 JP H0344522Y2 JP 1984184162 U JP1984184162 U JP 1984184162U JP 18416284 U JP18416284 U JP 18416284U JP H0344522 Y2 JPH0344522 Y2 JP H0344522Y2
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- Japan
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- layer
- synthetic resin
- resin film
- ink
- metal vapor
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は筆記可能な合成樹脂フイルムに関する
ものであり、特に、隠蔽性に優れ、耐久性が大き
くて水に濡れても破れず、かつ着色剤の転移の良
好な筆記可能な合成樹脂フイルムに関する。
ものであり、特に、隠蔽性に優れ、耐久性が大き
くて水に濡れても破れず、かつ着色剤の転移の良
好な筆記可能な合成樹脂フイルムに関する。
（従来の技術）
合成樹脂フイルムの表面は平滑性に富み、耐汚
染性が良好であり、鉛筆やボールペンで筆記する
ことができなかつた。そこで、実公昭51−49045
号公報に記載されているようにセロフアン紙を接
着したり、実公昭52−30376号公報に記載されて
いるように表面をエンボスして粗面にしたフイル
ムを使用していた。しかしながら、セロフアン紙
等を接着するのでは工程も多くなり、コスト的に
不利であり、又、エンボスによつて形成される凹
凸は、エンボス時の加圧ムラ等によつて不均一に
なり易く、筆記する際に不都合であつた。又、フ
イルム自体の隠蔽力が小さく、フイルムを基板等
に載置又は貼着すると、基板の色等がフイルムの
上から透けて見えてしまい、筆記により形成され
た文字等が識別し難いという欠点を有していた。
染性が良好であり、鉛筆やボールペンで筆記する
ことができなかつた。そこで、実公昭51−49045
号公報に記載されているようにセロフアン紙を接
着したり、実公昭52−30376号公報に記載されて
いるように表面をエンボスして粗面にしたフイル
ムを使用していた。しかしながら、セロフアン紙
等を接着するのでは工程も多くなり、コスト的に
不利であり、又、エンボスによつて形成される凹
凸は、エンボス時の加圧ムラ等によつて不均一に
なり易く、筆記する際に不都合であつた。又、フ
イルム自体の隠蔽力が小さく、フイルムを基板等
に載置又は貼着すると、基板の色等がフイルムの
上から透けて見えてしまい、筆記により形成され
た文字等が識別し難いという欠点を有していた。
（考案が解決しようとする問題点）
本考案は、隠蔽性に優れ、均一な凹凸面を有す
る筆記可能な合成樹脂フイルムを提供しようとす
るものである。
る筆記可能な合成樹脂フイルムを提供しようとす
るものである。
（問題点を解決するための手段）
本考案の筆記可能な合成樹脂フイルムは、第１
図に示すように合成樹脂フイルム１の表面に金属
蒸着層２を形成し、更に金属蒸着層２の上と合成
樹脂フイルム１の裏面にマツトインキの層３を設
けたもので、該マツトインキの層は、粒子径が３
〜5μの微粉末シリカをバインダー100重量部に対
して５〜15重量部混合したマツトインキを用いて
形成したものである。
図に示すように合成樹脂フイルム１の表面に金属
蒸着層２を形成し、更に金属蒸着層２の上と合成
樹脂フイルム１の裏面にマツトインキの層３を設
けたもので、該マツトインキの層は、粒子径が３
〜5μの微粉末シリカをバインダー100重量部に対
して５〜15重量部混合したマツトインキを用いて
形成したものである。
又、第２図に示すように、金属蒸着層２とマツ
トインキの層３との間、および合成樹脂フイルム
１とその裏面のマツトインキの層３との間に、着
色インキのベタ層４を設けて、マツトインキの層
に施される着色剤の発色効果を高める能力を増大
させることもできる。
トインキの層３との間、および合成樹脂フイルム
１とその裏面のマツトインキの層３との間に、着
色インキのベタ層４を設けて、マツトインキの層
に施される着色剤の発色効果を高める能力を増大
させることもできる。
合成樹脂フイルムとしては、厚さ12〜200μの
ポリエステル系フイルム、ポリオレフイン系フイ
ルム等が使用でき、その表面に設ける蒸着層は、
アルミのような一般的に使用される金属でよく、
又、マツトインキの層は、塩酢ビ系、ポリエステ
ル系、ポリウレタン系等のバインダーに、粒子径
が３〜5μ、表面積が200〜300m2／ｇ、吸油量が
150〜230g／100gの微粉末シリカを、バインダー
100重量部に対して５〜15重量部混合したインキ
をベタ印刷して形成する。
ポリエステル系フイルム、ポリオレフイン系フイ
ルム等が使用でき、その表面に設ける蒸着層は、
アルミのような一般的に使用される金属でよく、
又、マツトインキの層は、塩酢ビ系、ポリエステ
ル系、ポリウレタン系等のバインダーに、粒子径
が３〜5μ、表面積が200〜300m2／ｇ、吸油量が
150〜230g／100gの微粉末シリカを、バインダー
100重量部に対して５〜15重量部混合したインキ
をベタ印刷して形成する。
着色インキのベタ層４は、任意の顔料を用いた
着色インキをベタ印刷して形成するが、マツトイ
ンキの層に転移される着色剤の発色効果をより高
める意味から、転移される着色剤よりも明度の高
いインキ、例えば白色インキ等を用いるのが好ま
しい。
着色インキをベタ印刷して形成するが、マツトイ
ンキの層に転移される着色剤の発色効果をより高
める意味から、転移される着色剤よりも明度の高
いインキ、例えば白色インキ等を用いるのが好ま
しい。
（作用）
金属蒸着層が光を遮蔽し、フイルムとしての隠
蔽力が飛躍的に増大するので、基板の色等による
影響がなくなる。又、マツトインキの層を形成す
るインキとして、粒子径が３〜5μ、表面積が200
〜300m2／ｇ、吸油量が150〜230g／100gの微粉
末シリカを用いるので、粒子径が10〜90mμであ
るカーボン粒子等の着色剤がシリカの粒子の間に
埋め込まれた状態となり、着色剤の転移が良好
で、かつ耐摩耗性も優れている。
蔽力が飛躍的に増大するので、基板の色等による
影響がなくなる。又、マツトインキの層を形成す
るインキとして、粒子径が３〜5μ、表面積が200
〜300m2／ｇ、吸油量が150〜230g／100gの微粉
末シリカを用いるので、粒子径が10〜90mμであ
るカーボン粒子等の着色剤がシリカの粒子の間に
埋め込まれた状態となり、着色剤の転移が良好
で、かつ耐摩耗性も優れている。
（考案の効果）
隠蔽性に優れ、下側の色等による影響を受け
ず、表面に形成された文字等の識別が容易であ
る。
ず、表面に形成された文字等の識別が容易であ
る。
カーボン等の転移性が良好で、転移後の耐摩
耗性も優れている。
耗性も優れている。
耐水性等の耐久性に優れている。
紙よりも薄いものができるので、運搬等の取
り扱いが容易である。
り扱いが容易である。
クリーンルーム等、紙粉をきらう分野にも使
用できる。
用できる。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第１
図は金属蒸着層とマツトインキの層だけを設けた
場合、第２図はそれに着色インキのベタ層を形成
した場合を各々示す。 １……合成樹脂フイルム、２……金属蒸着層、
３……マツトインキの層、４……着色インキのベ
タ層。
図は金属蒸着層とマツトインキの層だけを設けた
場合、第２図はそれに着色インキのベタ層を形成
した場合を各々示す。 １……合成樹脂フイルム、２……金属蒸着層、
３……マツトインキの層、４……着色インキのベ
タ層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂フイルムの表面に金属蒸着層を形成
し、該金属蒸着層の上と合成樹脂フイルムの裏
面に、粒子径が３〜5μm、表面積が200〜300
m2／ｇ、吸油量が150〜230g／100gの微粉末シ
リカをバインダー100重量部に対して５〜15重
量部混合したマツトインキの層を各々形成して
なる、隠蔽性の大なる筆記可能な合成樹脂フイ
ルム。 (2) 金属蒸着層とマツトインキの層との間、およ
び合成樹脂フイルムとその裏面のマツトインキ
の層との間に、着色インキのベタ層を設けたこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
記載の隠蔽性の大なる筆記可能な合成樹脂フイ
ルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984184162U JPH0344522Y2 (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984184162U JPH0344522Y2 (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6198032U JPS6198032U (ja) | 1986-06-23 |
| JPH0344522Y2 true JPH0344522Y2 (ja) | 1991-09-19 |
Family
ID=30741647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984184162U Expired JPH0344522Y2 (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0344522Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0538954Y2 (ja) * | 1988-03-31 | 1993-10-01 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5230376U (ja) * | 1975-08-19 | 1977-03-03 | ||
| JPS5519565A (en) * | 1978-07-28 | 1980-02-12 | Toyo Boseki | Polarized film with long reflex plate and its preparation |
| JPS55139261A (en) * | 1979-04-19 | 1980-10-30 | Toppan Printing Co Ltd | Precious wooddlike dressing sheet |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58168422U (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-10 | 日本写真印刷株式会社 | 金属光沢模様を有する装飾基材 |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP1984184162U patent/JPH0344522Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5230376U (ja) * | 1975-08-19 | 1977-03-03 | ||
| JPS5519565A (en) * | 1978-07-28 | 1980-02-12 | Toyo Boseki | Polarized film with long reflex plate and its preparation |
| JPS55139261A (en) * | 1979-04-19 | 1980-10-30 | Toppan Printing Co Ltd | Precious wooddlike dressing sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6198032U (ja) | 1986-06-23 |
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