JPS5956415A - 難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法 - Google Patents
難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法Info
- Publication number
- JPS5956415A JPS5956415A JP16738382A JP16738382A JPS5956415A JP S5956415 A JPS5956415 A JP S5956415A JP 16738382 A JP16738382 A JP 16738382A JP 16738382 A JP16738382 A JP 16738382A JP S5956415 A JPS5956415 A JP S5956415A
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- Japan
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- graft
- vinyl chloride
- flame
- graft copolymer
- based monomer
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法に関
するものである。詳しくは、ポリスチレン系樹脂に塩化
ビニルを主体とする単量体をグラフト重合し、難燃性発
泡体用グラフト共重合体を製造する方法である。
するものである。詳しくは、ポリスチレン系樹脂に塩化
ビニルを主体とする単量体をグラフト重合し、難燃性発
泡体用グラフト共重合体を製造する方法である。
ポリスチレン発泡体は包材、建材等の分野に使用されて
いるが、易燃性であるため、特に建材分野に使用する際
、燃焼の懸念があった。本発明は、かかる欠点を改良し
た難燃性発泡体用の樹脂を提供するものである。
いるが、易燃性であるため、特に建材分野に使用する際
、燃焼の懸念があった。本発明は、かかる欠点を改良し
た難燃性発泡体用の樹脂を提供するものである。
本発明は、スチレン系重合体ビーズ、水媒体、油溶性重
合開始剤、及び場合によっては分散剤の存在下で、塩化
ビニルを主体とする単量体をスチレン系重合体にグラフ
ト共重合する新規な難燃性発泡体用グラフト共重合体の
製造法である。詳しく説明すると、スチレン系重合体に
塩化ビニルをグラフト共重合する際、重合開始時の塩化
ビニルを主体とする単量体/スチレン系共重合体の重量
比を層以下、好ましくは0・V!以下の条件で行なうの
がよい。これは塩化ビニルを主体とする単量体/スチレ
ン系重合体の重合仕込持重量比がし、より大きくなると
目的とする難燃性発泡体用グラフト共重合体の歩留りが
悪くなるためである。
合開始剤、及び場合によっては分散剤の存在下で、塩化
ビニルを主体とする単量体をスチレン系重合体にグラフ
ト共重合する新規な難燃性発泡体用グラフト共重合体の
製造法である。詳しく説明すると、スチレン系重合体に
塩化ビニルをグラフト共重合する際、重合開始時の塩化
ビニルを主体とする単量体/スチレン系共重合体の重量
比を層以下、好ましくは0・V!以下の条件で行なうの
がよい。これは塩化ビニルを主体とする単量体/スチレ
ン系重合体の重合仕込持重量比がし、より大きくなると
目的とする難燃性発泡体用グラフト共重合体の歩留りが
悪くなるためである。
つまり該比が大きいとスチレン系重合体ビーズが塩化ビ
ニルに溶解された状態でグラフト共重合が起こる。この
溶解重合クリット共重合体は発泡性用途に不向きであり
、その部分を除いて用いなければならないからである。
ニルに溶解された状態でグラフト共重合が起こる。この
溶解重合クリット共重合体は発泡性用途に不向きであり
、その部分を除いて用いなければならないからである。
発泡性用途にはメチ1/ン系重合体ビーズを溶解させな
い状態、即ち塩化ビニルを主体とする単量体で含浸させ
た状態でグラフト共重合(含浸グラフト共重合)した部
分しか使えない。従って、核化が小さい程、発泡性用途
に適する樹脂が多く得られる。ただし核化があまりに小
さくなるとグラフト共重合速度が低下するため、重合途
中で塩化ビニルを主体とする単量体を添加して重合速度
アップを図るのが生産的に有利であると同時に生成する
重合体の難燃性に有利である。
い状態、即ち塩化ビニルを主体とする単量体で含浸させ
た状態でグラフト共重合(含浸グラフト共重合)した部
分しか使えない。従って、核化が小さい程、発泡性用途
に適する樹脂が多く得られる。ただし核化があまりに小
さくなるとグラフト共重合速度が低下するため、重合途
中で塩化ビニルを主体とする単量体を添加して重合速度
アップを図るのが生産的に有利であると同時に生成する
重合体の難燃性に有利である。
本発明では、難燃性発泡体用グラフト共重合体中の塩化
ビニルを主体とする重合体含量は1重量%から30重量
%、好ましくは3重量%から10重量%がよい。これは
、ポリ塩化ビニル含量が少なすぎると難燃効果が少なく
なり、また多すぎると発泡性が悪くなるためである。ポ
リ塩化ビニルを主体とする重合体含量のコントロールは
、塩化ビニルを主体とする単量体/スチレン系重合体の
重量比、グラフト重合時間、グラフト重合温度、油溶性
重合開始剤量の適宜の組み合せで容易に実現できる。
ビニルを主体とする重合体含量は1重量%から30重量
%、好ましくは3重量%から10重量%がよい。これは
、ポリ塩化ビニル含量が少なすぎると難燃効果が少なく
なり、また多すぎると発泡性が悪くなるためである。ポ
リ塩化ビニルを主体とする重合体含量のコントロールは
、塩化ビニルを主体とする単量体/スチレン系重合体の
重量比、グラフト重合時間、グラフト重合温度、油溶性
重合開始剤量の適宜の組み合せで容易に実現できる。
本発明で用いるスチレン系重合体は公知の方法で得られ
るものでよい。なお該重合体中には、スチレンの他、α
−メチルスチレン、メチルメタアクリレート等のスチレ
ンと共重合しうる単量体成分を50重量%以下、好まし
くは20重量%以下含んでいてもよい。また本発明で用
いる分散剤、油溶性重合開始剤はポリ塩化ビニル系樹脂
の製造に用いられる公知の分散剤、油溶性重合開始剤で
よい。文月いる単量体には塩化ビニルの他、塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、エチレン等の他の単量体を10重量
%以下含んでいてもよい。しかし本発明では、塩化ビニ
ルを主体とする単量体/スチレン系重合体の重合開始時
の重量比が0・4/1以下位に小さくなると、グラフト
共重合は重合破壊することなく進行するので分散剤を使
用しなくてもよい。
るものでよい。なお該重合体中には、スチレンの他、α
−メチルスチレン、メチルメタアクリレート等のスチレ
ンと共重合しうる単量体成分を50重量%以下、好まし
くは20重量%以下含んでいてもよい。また本発明で用
いる分散剤、油溶性重合開始剤はポリ塩化ビニル系樹脂
の製造に用いられる公知の分散剤、油溶性重合開始剤で
よい。文月いる単量体には塩化ビニルの他、塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、エチレン等の他の単量体を10重量
%以下含んでいてもよい。しかし本発明では、塩化ビニ
ルを主体とする単量体/スチレン系重合体の重合開始時
の重量比が0・4/1以下位に小さくなると、グラフト
共重合は重合破壊することなく進行するので分散剤を使
用しなくてもよい。
この様にして得られる難燃性発泡体用グラフト共重合体
は、スチレン系重合体に適用されている公知の発泡方法
で容易に発泡でき、しかもその成形体は顕著な難燃効果
を示す。
は、スチレン系重合体に適用されている公知の発泡方法
で容易に発泡でき、しかもその成形体は顕著な難燃効果
を示す。
以下に本発明の実施例を示すが、これらは何ら本発明を
限定するものでない。
限定するものでない。
実施例
A、スチレン系重合体の製造法
撹拌翼を備えた内容積5ON重合器にスチレン15に7
、イオン交換水30Kg、部分ケン化ポリ酢酸ビー=
ル15 f sベンゾイルパーオキサイド38g仕込み
、脱気後90℃で6時間重合して350μ〜1000μ
のビーズ状スチレン重合体を得た。
、イオン交換水30Kg、部分ケン化ポリ酢酸ビー=
ル15 f sベンゾイルパーオキサイド38g仕込み
、脱気後90℃で6時間重合して350μ〜1000μ
のビーズ状スチレン重合体を得た。
B、グラフト共重合法
撹拌翼を備えた内容積141?重合器に、Aで得たスチ
レン重合体、水500F、部分ケン化ポリ酢酸ビニル0
.2f、及び場合によってジー2−エチルヘキシルパー
オキシジカーボネートを塩化ビニルに対し0.3重量%
となるように仕込んだ。ついで、脱気後、塩化ビニルを
仕込み55℃で8時間重合した。この時、スチレン重合
体と塩化ビニルの重合仕込時の重量比を変えた。結果を
表−1に示す。
レン重合体、水500F、部分ケン化ポリ酢酸ビニル0
.2f、及び場合によってジー2−エチルヘキシルパー
オキシジカーボネートを塩化ビニルに対し0.3重量%
となるように仕込んだ。ついで、脱気後、塩化ビニルを
仕込み55℃で8時間重合した。この時、スチレン重合
体と塩化ビニルの重合仕込時の重量比を変えた。結果を
表−1に示す。
(シ又丁依臼)
表1から塩化ビニル/スチレン重合体の仕込時重量比が
小さい場合、分散剤がなくてもグラフト重合が進行する
ことが分かる。また核化が小さいとき重合途中で塩化ビ
ニルを追加することによってグラフト重合速度をアップ
できることが分かる。
小さい場合、分散剤がなくてもグラフト重合が進行する
ことが分かる。また核化が小さいとき重合途中で塩化ビ
ニルを追加することによってグラフト重合速度をアップ
できることが分かる。
また核化がし1以上になると、350μ以下のグラフト
共重合体が大量に形成されることが分かる。
共重合体が大量に形成されることが分かる。
このものはスチレン系重合体が塩化ビニルで溶解された
状態でグラフト共重合されたものであって、発泡性用の
樹脂には不向きである。従って発泡性用途には、これら
の溶解グラフト共重合体を取り除かなければならず歩留
りが悪くなる。
状態でグラフト共重合されたものであって、発泡性用の
樹脂には不向きである。従って発泡性用途には、これら
の溶解グラフト共重合体を取り除かなければならず歩留
りが悪くなる。
C0結果
Bで得たグラフト共重合体の難燃性と発泡性を調べた。
難燃性ば、グラフト共重合体をロール、プレスで311
Im角、長さ5−の試料を作シ、ガスバーナーで燃やし
炎から離したときの燃焼性を調べた。また発泡性は、グ
ラフト共重合体100部あたりブタン8部を110℃で
6時間加圧含浸させ、次いでこのサンプルを100℃の
水蒸気に3分間接触し発泡さした。この時の発泡前と発
泡後の体積(メスシリンダーで測定)変化率を発泡性尺
度とした。
Im角、長さ5−の試料を作シ、ガスバーナーで燃やし
炎から離したときの燃焼性を調べた。また発泡性は、グ
ラフト共重合体100部あたりブタン8部を110℃で
6時間加圧含浸させ、次いでこのサンプルを100℃の
水蒸気に3分間接触し発泡さした。この時の発泡前と発
泡後の体積(メスシリンダーで測定)変化率を発泡性尺
度とした。
尚、比較のため実施例で得だサンプルについても併せて
調べだ。結果を表2に示す。
調べだ。結果を表2に示す。
表2と表1から、重合開始時の塩化ビニル/スチレン系
重合体比が大きい場合に特に多く生じる溶解グラフト共
重合体は発泡性がないことが分かる。また、発泡性はグ
ラフト共重合体中のポリ塩化ビニル含量の増加と共に低
下することも分かる。
重合体比が大きい場合に特に多く生じる溶解グラフト共
重合体は発泡性がないことが分かる。また、発泡性はグ
ラフト共重合体中のポリ塩化ビニル含量の増加と共に低
下することも分かる。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社
代理人 弁理士 浅 野 真 −
Claims (1)
- (1)スチレン系重合体ビーズ、水媒体、油溶性重合開
始剤、及び場合によっては分散剤の存在下で、塩化ビニ
ルを主体とする単量体を重合開始時の塩化ビニルを主体
とする単量体/スチレン系重合体の重量比がh以下の条
件下でグラフト共重合することを特徴とする難燃性発泡
体用グラフト共重合体の製造法。 (2、特許請求の範囲第1項記載の方法において、グラ
フト重合途中で塩化ビニルを主体とする単量体を追加す
る難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16738382A JPS5956415A (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16738382A JPS5956415A (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5956415A true JPS5956415A (ja) | 1984-03-31 |
JPH0231729B2 JPH0231729B2 (ja) | 1990-07-16 |
Family
ID=15848687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16738382A Granted JPS5956415A (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 難燃性発泡体用グラフト共重合体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5956415A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913210A (ja) * | 1972-05-16 | 1974-02-05 | ||
JPS4923595A (ja) * | 1972-06-23 | 1974-03-02 |
-
1982
- 1982-09-24 JP JP16738382A patent/JPS5956415A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913210A (ja) * | 1972-05-16 | 1974-02-05 | ||
JPS4923595A (ja) * | 1972-06-23 | 1974-03-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0231729B2 (ja) | 1990-07-16 |
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