JPS595631B2 - 水溶性被膜用樹脂組成物 - Google Patents

水溶性被膜用樹脂組成物

Info

Publication number
JPS595631B2
JPS595631B2 JP54139942A JP13994279A JPS595631B2 JP S595631 B2 JPS595631 B2 JP S595631B2 JP 54139942 A JP54139942 A JP 54139942A JP 13994279 A JP13994279 A JP 13994279A JP S595631 B2 JPS595631 B2 JP S595631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
water
curing agent
added
amine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54139942A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5665052A (en
Inventor
明 小西
啓一 浜中
俊治 江原
尚史 関口
長郎 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP54139942A priority Critical patent/JPS595631B2/ja
Publication of JPS5665052A publication Critical patent/JPS5665052A/ja
Publication of JPS595631B2 publication Critical patent/JPS595631B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は密着性、耐水性、耐食性および耐薬品性などに
すぐれたエポキシ樹脂をベースとする水溶性熱硬化型被
膜形成用樹脂組成物に関するものである。
エポキシ樹脂を用いた被覆組成物がすぐれた耐食性およ
び付着性を有することは広く知られているが、その反面
において、この樹脂を用いた低公害ないしは省資源を目
的とした無溶剤塗料、ハイソリッド塗料、粉体塗料、エ
マルジョン塗料、さては水溶性塗料にあつては、一般的
にいつて、エポキシ樹脂本来の特性が100%生かされ
るに至つてはいないというのが実情である。
しかるに、本発明は水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物
(至)と、部分的にブロック化されたイソシアネート化
合物が付加された水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物硬
化剤(2)とを配合して用いることにより、水希釈が可
能な2液混合1液型で、しかも安定性の高い被膜形成用
樹脂組成物を提供するものであつて、エポキシ樹脂に第
1級アミンおよび/または第2級アミンを反応させて得
られる反応生成物(以下アミン付加物ともいう。
)を酸性物質で中和せしめた上記付加物(4)と、部分
的にプロツク化されたイソシアネート化合物を該アミン
付加物中の活性水素に、少なくとも2個のプロツク化さ
れたイソシアネート基を存在せしめるような割合で付加
させて得られる付加生成物をさらに酸性物質で中和せし
めた上記硬化剤8とを、後者硬化剤8中のプロツク化さ
れたイソシアネート基が前者付加物(4)中の活性水素
の10〜100当量%になるような割合で、好ましくは
20〜70当量%の割合で配合されたものにして、耐食
性、付着性、表面平滑性などエポキシ樹脂本来のすぐれ
た塗膜特性を有し、しかも水溶性塗料として低公害ない
しは省資源化がはかれる水溶性熱硬化型被膜形成用樹脂
組成物を提供するにある。ここにおいて、前記硬化剤8
とは、たとえば以下に記載するようにして得られる、エ
ポキシ樹脂−アミン付加物と部分プロツク化イソシアネ
ート化合物との反応物を酸性物質で中和して得られる水
溶性で安定化されたものにして、エポキシ樹脂に第1級
アミンおよび/または第2級アミンを反応させて得られ
るエポキシ樹脂−アミン付加物中の活性水素に、部分的
にプロツク化されたイソシアネート化合物を、少なくと
も2個のプロツク化されたイソシアネート基が存在する
ように付加せしめて得られる反応物をさらに酸性物質で
中和したものを指称し、該プロツク化されたイソシアネ
ート基におけるそれぞれプロツク剤とイソシアネート基
との解離平衡速度が温度に依存して比較的高温になると
、このプロツク剤が解離し揮発して遊離のイソシアネー
ト基が再生されて硬化剤としての役割を果たすものをい
う。
この硬化剤8は次のようにして2段階で製造される。
まず、ポリイソシアネート化合物、好ましくはジイソシ
アネート化合物とプロツク剤とを反応せしめて1分子中
に遊離のイソシアネート基とプロツク化されたイソシア
ネート基との両方が存在する一種の中間体を調整する。
他方、エポキシ樹脂、好ましくは1分子当り少なくとも
2個のエポキシ基を有するポリエポキシドに、第1級ア
ミンおよび/または第2級アミンを、該アミン中の活性
水素の当量数とエポキシ当量数とが1:1の比率となる
ように反応させて得られるエポキシ樹脂−アミン付加物
を調製する。
次いで、このエポキシ樹脂−アミン付加物中の活性水素
に先の中間体、つまり部分的にプロツク化されたイソシ
アネート化合物を付加せしめ、しかるのちこの付加生成
物中に存在する第3級アミノ基を酸性物質で中和するこ
とにより硬化剤8が得られる。このさい、酸性物質で中
和する前の段階、ないしはポリイソシアネート化合物が
部分的にプロツク化されて中間体を得る段階において、
常温で固体である場合が多いので、そのような場合には
適当な溶媒を用いて行なうのが好ましく、かかる溶媒と
しては遊離のイソシアネート基に対して不活性で、なお
かつ相溶性のある、たとえば酢酸エチル、酢酸ブチル、
酢酸セロソルブ、メチルエチルケトン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドまたはジオキサンが代表
的なものである。
そして、ポリイソシアネート化合物とプロツク剤との反
応は発熱反応であるので、この発熱の影響を最小にする
ように80℃以下、好ましくは50〜15℃の温度で行
なうのがよく、またこのさいのポリイソシアネート化合
物とプロツク剤との使用モル比率は1:0.9〜1.1
なる範囲が適当である。他方、かくして得られた部分的
にプロツク化されたイソシアネート化合物をエポキシ樹
脂−アミン付加物に反応させるときの温度は常温から1
00℃程度まであり、とくに30〜70℃が好ましく、
またこの反応は無触媒下でも、触媒の存在下でも行ない
うるが、必要の場合には、この種の反応に常用されるウ
レタン化触媒が有効であり、ジブチル錫ジラウリレート
、2−エチルカプロン酸亜鉛、オクチル酸錫などの如き
金属塩類を代表として挙げることができる。
また、ポリイソシアネート化合物としては、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、1,8−オクタメチレ
ンジイソシアネート、1,10−デカメチレンジイソシ
アネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート
、トリレンジイソシアネート、1,3−フエニレンジイ
ソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシ
ルイソシアネート)、4−4′ジフエニルメタンジイソ
シアネート、イソボロンジイソシアネート、トリフエニ
ルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
さらに、プロツク剤としてはフエノール、クレゾール、
t−ブチルフエノールの如きモノフエノール類;メタノ
ール、エタノール、プロパノール、t−ブタノール、t
−アミルアルコール、2−エチルヘキサノール、シクロ
ヘキサノール、モノメチルグリコールエーテル、モノエ
チルグリコールエーテルの如きモノアルコール類;アセ
トキシム、メチルエチルケトンオキシム、ブタノンオキ
シム、シクロヘキサノンオキシムの如きオキシム類;こ
はく酸イミド、ε一カプロラクタムの如きラクタム類;
N−メチルアニリン、N−メチルトルィジンの如き第2
級芳香族アミンなどの一連の化合物が挙げられる。ここ
において、上記プロツク剤として、特に、比較的低温解
離性のものを使用するときは、当硬硬化剤8を構成する
一方の前記エポキシ樹脂一アミン付加物中の活性水素の
すべてに、もう一方の前記した部分的にプロツク化され
たイソシアネート化合物を付加させ、かつ、こうした活
性水素を有さない溶剤を使用することにすれば、該硬化
剤8の保存安定性が良く、増粘を防止することができる
他方、本発明組成物における主剤ともいうべき前記の水
溶性エポキシ樹脂−アミン付加物(4)は、エポキシ樹
脂、好ましくは1分子当り少なくとも2個のエポキシ基
を有するポリエキシドに、第1級アミンおよび/または
第2級アミンを、該アミンの活性水素が上記エポキシ基
と当量に近いような比率、好ましくは0.8〜1.1:
1なる比率で反応させて得られるエポキシ樹脂−アミン
付加物を酢酸、乳酸などの酸性物質で中和することによ
り製造されるもので、なんらプロツク化イソシアネート
で変性されていないものをいう。
ここにおいて、上記の水溶性エポキシ樹脂一アミン付加
物(4)および前記した水溶性エポキシ樹脂−アミン付
加物硬化剤8を得るために使用されるポリエポキシドの
代表的なものを例示すれば、エビクロルヒドリンまたは
β−メチルエピクロルヒドリンとビスフエノールAまた
はビスフエノールFとから得られるエポキシ樹脂、ノボ
ラツク樹脂のポリグリシジルエーテル、アミノフエノー
ルのポリグリシジルエーテル、レゾルシンのジグリシジ
ルエーテル、テトラプロモビスフエノールAのジグリシ
ジルエーテル、ヒドロキシ安息香酸のグリシジルエーテ
ル・エステル;エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、またはビスフ
エノールAのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオ
キサイド付加物の如き多価アルコールのポリグリシジル
エーテル;アジピン酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸またはダイマー酸の如きポリカルボン酸のポリグリシ
ジルエステル、あるいはポリグリシジルアミンなどが挙
げられ、そのほかにポリメチルグリシジルエーテルまた
はポリメチルグリシジルエステルも使用でき、さらには
場合により、ブチルグリシジルエーテル、オクチルグリ
シジルエーテル、フエニルグリシジルエーテル、クレジ
ルグリシジルエーテル、ブチルフエニルグリシジルエー
テル、オクチルフエニルグリシジルエーテル、ノニルフ
エニルグリシジルエーテルまたはアリルグリシジルエー
テル;「カージユラE」(オランダ国シエル社製、分岐
状脂肪族モノカルボン酸のグリシジルエステル)あるい
はα−オレフインオキサイドなどの如きモノエポキシ化
合物を併用することができる。
さらにまた、前記したポリエポキシドをカルボキシル基
含有化合物、フエノール性水酸基含有化合物および/ま
たはイソシアネート基含有化合物で変性したものも使用
することができる。これらは単独であるいは2種以上の
混合物として使用してもよい。
就中、前記水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物(4)用
としては、(β−メチル)エピクロルヒドリンとビスフ
エノール一Aとから得られ、平均分子量が300〜4,
5001好ましくは800〜3,500なる範囲内にあ
るジエポキシドを主成分とするのが好ましく、他方、前
記硬化剤(B)用のエポキシ樹脂−アミン付加物として
は、多価アルコールのポリグリシジルエーテルあるいは
ポリカルボン酸のポリグリシジルエステルを主成分とす
るのが好ましい。
また、後者硬化剤8用のエポキシ樹脂の平均分子量は該
アミン付加物に対しては、さらにとれに部分的にプロツ
ク化されたイソシアネート化合物を付加せしめる結果、
分子量も大きくなり粘度も高くなり、水溶化もむずかし
くなるので、好ましくは130〜1,000程度がよい
さらに、この硬化剤8用として親水性の結合を多く有す
るポリエポキシドを用いれば、これにより比較的に分子
量の高い、親水性を有さないビスフエノール一Aのジグ
リシジルエーテルなどを用いたエポキシ樹脂−アミン付
加物(4)に対してその水溶化を補うことができる。
次に、かかる上記のポリエポキシドを変性するのに用い
られる第1級アミンないしは第2級アミンとしては、と
くに脂肪族アミノ化合物が好ましく、そのうちモノアミ
ン化合物としては、プロピルアミン、ブチルアミン、ジ
エチルアミン、ジプロピルアミンの如きモノ一およびジ
アルキルモノアミン;エタノールアミン、プロパノール
アミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミンの
如きモノ一およびジアルカノールモノアミンなどの一連
の化合物が、ポリアミン化合物としては、エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン
、トリエチレンテトラミン;N−アミノ−エタノールア
ミン、ジエチルアミノプロピルアミンなどの一連の化合
物が挙げられる。
また、これら上記の脂肪族アミノ化合物と併用すること
ができるアミノ化合物としては、N−メチルアニリン、
トルイジン、ベンジルアミン、mーキシリレンジアミン
、4,4′−ジアミノジフエニルメタンの如き芳香族ア
ミン化合物などが挙げられるが、得られるエポキシ樹脂
−アミン付加物を酸性物質で中和するさいに該付加物の
水溶性が損われない程度の量で併用するのが好ましいこ
とは勿論である。そして、上記した各種のアミノ化合物
のうちで、とくにポリアミン化合物を使用する場合には
、前記ポリエポキシドとの付加反応中のゲル化を避ける
べく、ポリエポキシドをポリアミン化合物中に滴下せし
める方法が好ましい。
また、かかるエポキシ樹脂−アミン付加物4の製造時に
おいてその反応条件を緩和すべく、あるいは該アミン付
加物3もしくはかかるタイプのエポキシ樹脂−アミン付
加物に対してさらに、部分的にプロツク化されたイソシ
アネート化合物を付加した硬化剤8のそれぞれの反応終
了後における中和、水希釈前の融点ないしは粘度を下げ
るべく溶媒を使用してもよく、こうした適当な溶媒とし
ては、親水性のプロポノール、メトキシエタノール、プ
トキシエタノール、3−メチル−メトキシエタノール、
2−エチルヘキサノールの如きものが挙げられる。
以上のようにして得られたそれぞれ水溶性エポキシ樹脂
−アミン付化物囚と、部分的にプロツク化されたイソシ
アネート化合物が付加された水溶性エポキシ樹脂−アミ
ン付加物硬化剤8とは、両者を酸性物質で中和するに先
立つて一旦配合しておき、しかるのち中和、水希釈を行
なつてもよければ、それぞれを別個に酸性物質で中和し
、水希釈したのちに配合してもよく、本発明はこの両態
様を包含するものである。
かかる中和に使用される前記酸性物質としては蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸の如き有機酸、あるいは
燐酸、塩酸の如き無機酸が代表的なものである。
かかる酸性物質の使用量は前記(A),8両付加物を水
に可溶となすに十分な量であることが必要であり、該両
付加物中に存在する活性アミン性窒素当量に対し、0.
3〜0.6倍の酸当量となるのが好ましい。このように
して得られた本発明の被覆組成物はそのままクリアーの
形で、あるいは顔料ないしは染料などの慣用の着色剤で
着色された形で、スプレー、はけ塗り、ローラーコーテ
イング、浸漬塗りなどの適当な方法で、金属、スレート
、アスベストなどに塗装し、前記プロツク化剤の解離温
度付近で焼付けて用いるのに適している。
このさい、かかるプロツク化剤の解離温度を下げる目的
でウレタン生成用触媒を配合物に対して0.01〜4重
量%の範囲で添加してもよく、かかる触媒としてはジブ
チル錫ジラウリレート、酢酸錫、オクチル酸錫のような
酸化合物が好ましいが、勿論その他公知費用のウレタン
生成用触媒も用いられる。また、本発明組成物を構成す
る前記した水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物4と水溶
性硬化剤8とのそれぞれには第3級アミノ基が含まれて
おり、該アミノ基は酸性物質で中和されてカチオン種と
なるので、本発明組成物をカチオン電着塗装法に用いて
金属表面上に塗膜を形成さすこともできる。次に、本発
明を実施例により具体的に説明することにするが、以下
において部および係とあるのは、特に断わりのない限り
、すべて重量基準であるものとする参考例 1 水溶性エポキシ樹脂一アミン付加物4の調製例エポキシ
当量が979である「エピクロン40501(大日本イ
ンキ化学業(株)製ビスフエノールA一エピクロルヒド
リン型エポキシ樹脂)9792を、ブチルセロソルブの
568rに溶解し、次いでこれに90〜100℃で約1
時間に亘つて75.1?のN−メチルエタノールアミン
を滴下し、しかるのち120℃に1時間保持して、不揮
発分65%のエポキシ樹脂−アミン付加物ワニス(A−
1)を得た。
参考例 2 同上 エポキシ当量が764である「エビクロン3050](
同土)の3,0562を1,759yのブチルセロソル
ブに溶解し、次いでこれに61.1?のモノエタノール
アミンを90〜100℃で約1時間を要して滴下し、続
いて同温度において約1時間に亘り150.2r(7)
N−メチルエタノールアミンを滴下し、しかるのち12
0℃に1時間保持して、不揮発分65%のエポキシ樹脂
−アミン付加物ワニス(A−2)を得た。
参考例 3 同上 エポキシ当量946なるビスフエノール一F−エピクロ
ルヒドリン型エポキシ樹脂の946rを使用し、かつ、
ブチルセロソルブおよびN−メチルエタノールアミンの
量をそれぞれ438rおよび75.1rに変更する以外
は、参考例1と同様の操作を繰返して、不揮発分70(
:11)のエポキシ樹脂−アミン付加物ワニス(A−3
)を得た。
参考例 4 同上 エポキシ当量1,088なるビスフエノール一F一β−
メチルエピクロルヒドリン型エポキシ樹脂の1,088
rを使用し、かつ、ブチルセロソルブの量を498tに
変更する以外は、参考例3と同様に行なつて、不揮発分
70%のエポキシ樹脂一アミン付加物ワニス(A−4)
を得た。
参考例 5 同上 エポキシ当量200なるビスフエノール一A−フエピク
ロルヒドリン型エポキシ樹脂の200rに、ウレタンプ
レポリマ一として、ポリプロピレングリコールのトリレ
ンジイソシアネート付加物(NCO含有率=5(f))
の10tを加えて100℃で3時間反応し、さらにこれ
に75.1rのビスフエノール一Aを反応せしめて、エ
ポキシ当量970なるウレタン変性されたエポキシ樹脂
を得た。
次いで、この変性エポキシ樹脂295tを171?のブ
チルセロソルブに溶解し、90〜100℃で約1時間に
亘つて22.8rのN−メチルエタノールアミンを滴下
し、しかるのち120℃で1時間保持して、不揮発分6
5%のエポキシ樹脂−アミン付加物ワニス(A−5)を
得た。
参考例 6 部分プロツク化イソシアネート付加エポキシ樹脂−アミ
ン付加物硬化剤8の調製例エポキシ当量174なるポリ
プロピレングリコールのβ−メチルージグリシジルエー
テルの174rを、75.1r0)N−メチルエタノー
ルアミンに90〜100℃で約1時間に亘つて滴下せし
めたのち、さらに120℃に1時間保持して、エポキシ
樹脂−アミン付加物を得た。
次いで、50℃まで冷却したのち、上記付加物に15?
のジオキサンを加え、続いて予め1,741tの2,4
−トリレンジイソシアネート(55(16ジオキサン溶
液として使用)に30℃以下で871yのメチルエチル
ケトンオキシムを反応せしめて得られた半プロツク化ジ
イソシアネートの65%溶液806.6yを、60℃以
下で3時間に亘つて滴下し、さらにこの反応混合物を5
0℃に約1時間保持し、しかるのち119tのブチルセ
ロソルブを加えて、不揮発分65%なる半プロツク化イ
ソシアネート基の付加されたエポキシ樹脂−アミン付加
物硬化剤(B−1)を得た。
参考例 7 同上 エポキシ当量303なるポリプロピレングリコール・ジ
グリンジルエーテル3039、およびジエタノールアミ
ン105rを使用し、かつ、ジオキサン、参考例6で用
いたメチルエチルケトンオキシム半プロツク化2,4−
トリレンジイソシアネートの65%ジオキサン溶液およ
びブチルセロソルブの量をそれぞれ78r1793yお
よび142tに、そして上記ジエタノールアミンの滴下
時間を2時間に変更する以外は、参考例6と同様の操作
を繰返して不揮発分65%なる半プロツク化イソシアネ
ート基が付加したエポキシ樹脂−アミン付加物硬化剤(
B−2)を得た。
参考例 8 同上 エポキシ当量142なるトリメチロールプロパン・トリ
グリシジルエーテル142tを75.1yのN−メチル
エタノールアミンに、90〜100℃で約3時間に亘つ
て滴下し、さらに120℃に1時間保持した。
次いで50℃に冷却したのち、これに43,17のジオ
キサンを加え、続いて参考例6で用いたメチルエチルケ
トンオキシム半プロツク化トリレンジイソシアネートの
651!)ジオキサン溶液403.3rを60℃以下で
約3時間に亘つて滴下した。
この反応混合物を50℃に約1時間保持したのち、73
.7yのブチルセロソルブを加えて不揮発分65I:F
6の半プロツク化イソシアネート基が付加したエポキシ
樹脂−アミン付加物硬化剤(B−3)を得た。参考例
9 同上 参考例7と同様にしてエポキシ樹脂−アミン付加物を得
た。
次いで、これを50℃に冷却したのち、134?のジオ
キサンを加え、続いて予め、1,741?の2,4−ト
リレンジイソシアネートに1,0737のジオキサンと
0.297のジブチル錫ジラウリレートとを加え、15
〜30℃で761rのエチレングリコール・モノメチル
エーテルを反応させて得られた半プロツク化イソシアネ
ートの7096ジオキサン溶液702yを60℃で3時
間に亘つて滴下した。しかるのち、この反応混合物を5
0℃で約1時間保持したのち、145rのブチルセロソ
ルブを加えて不揮発分65%の、半プロツク化イソシア
ネート基が付加したエポキシ樹脂−アミン付加物硬化剤
(B−4)を得た。
実施例 1 参考例1で得られたエポキシ樹脂−アミン付加物ワニス
(A−1)70部、参考例7で得られた硬化剤(B−2
)30部および酢酸1.93部を混合し、さらにイオン
交換水にて希釈して、粘度(フオードカツプ石4;25
てC)が約30秒になるように調製した。
次いで、かくして得られた水性クリアー塗料をハンドス
プレーにて、サンドペーパー(≠400)処理後にアセ
トン脱脂した冷間圧延鋼板(JISG−3141)上に
塗装し、160℃で20分間焼付けして塗膜を得た。
その塗膜性能の試験結果は第1表に示した。実施例 2 参考例2で得られたエポキシ樹脂−アミン付加物ワニス
(A−2)70部、参考例7で得られた硬化剤(B−2
)30部および酢酸1.64部を混合し、以後は実施例
1と同様の操作を繰返して塗膜を得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 3参考
例2で得られたワニス(A−2)83部、参考例8で得
られた硬化剤(B−3)17部および酢酸1.74部を
混合し、以後は実施例1と同様の操作を繰返して塗膜を
得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 4 参考例3で得られたワニス(A−3)70部、参考例6
で得られた硬化剤(B−1)30部および酢酸2.20
部を混合し、以後は実施例1と同様の操作を繰返して塗
膜を得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 5 参考例3で得られたワニス(A−3)70部、参考例8
で得られた硬化剤(B−3)30部および酢酸2.42
部を混合し、以後は実施例1と同様にして塗膜を得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 6 参考例4で得られたワニス(A−4)70部、参考例6
で得られた硬化剤(B−1)30部および酢酸2.02
部を混合し、以後は実施例1と同様にして塗膜を得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 7 参考例4で得られたワニス(A−4)70部、参考例7
で得られた硬化剤(B−2)30部および酢酸1.90
部を混合し、以後は実施例1と同様にして塗膜を得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 8 参考例5で得られたワニス(A−5)70部、参考例7
で得られた硬化剤(B−2)30部および酢酸1.94
部を混合し、以後は実施例1と同様にして塗膜を得た。
その塗膜性能の結果を第1表に示した。実施例 9 参考例5で得られたワニス(A−5)77部、参考例8
で得られた硬化剤(B−3)23部および酢酸2,18
部を混合し、以後は実施例1と同様にして塗膜を得た。
その塗膜についての性能試験結果を第1表に示した。実
施例 10 参考例5で得られたワニス(A−5)70部、参考例9
で得られた硬化剤(B−4)30部および酢酸1,90
部を混合し、さらにイオン交換水332部で希釈して固
形分15%、直6.0なる電着浴を作り、冷間圧延鋼板
をカソードとして、130なる電圧で1分間電着せじめ
、水洗したのち220℃で20分間焼付けして塗膜を得
た。
その塗膜性能の結果は第1表に示した。比較例 水溶性アルキツド樹脂「ウオーターゾールS−126」
(大日本インキ化学業(株)製品;不揮発分50%)の
85rと、水溶性メラミン樹脂DオーダーゾールS−6
95」(同上社製品;不揮発分65%)の15rとを混
合した以外は、実施例1と同様の操作を繰返して塗膜を
得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれ酸性物質で中和され水溶化された、水溶性
    エポキシ樹脂−アミン付加物(A)と、部分的にブロッ
    ク化されたイソシアネート化合物が付加された水溶性エ
    ポキシ樹脂−アミン付加物硬化剤(B)とから成る水溶
    性熱硬化型被膜形成用樹脂組成物。 2 上記の水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物(A)が
    、エポキシ樹脂に第1級アミンおよび/または第2級ア
    ミンを反応させて得られる反応生成物を酸性物質で中和
    せしめたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の組成物。 3 前記した部分的にブロック化されたイソシアネート
    化合物が付加された水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物
    硬化剤(B)が、エポキシ樹脂に第1級アミンおよび/
    または第2級アミンを反応させて得られる反応生成物中
    の活性水素に、部分的にブロック化されたイソシアネー
    ト化合物を、少なくとも2個のブロック化されたイソシ
    アネート基を存在せしめるような割合で付加させて得ら
    れる付加生成物を酸性物質で中和せしめたものであるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    。 4 前記した水溶性エポキシ樹脂−アミン付加物(A)
    と、前記した部分的にブロック化されたイソシアネート
    化合物が付加された水溶性エポキシ樹脂−アミノ付加物
    硬化剤(B)とを、後者硬化剤(B)中のブロック化さ
    れたイソシアネート基が前者付加物(A)中の活性水素
    に対して10〜100当量%となるような割合で配合せ
    しめることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    の組成物。
JP54139942A 1979-10-31 1979-10-31 水溶性被膜用樹脂組成物 Expired JPS595631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54139942A JPS595631B2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 水溶性被膜用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54139942A JPS595631B2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 水溶性被膜用樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5665052A JPS5665052A (en) 1981-06-02
JPS595631B2 true JPS595631B2 (ja) 1984-02-06

Family

ID=15257256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54139942A Expired JPS595631B2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 水溶性被膜用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595631B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320334Y2 (ja) * 1984-03-30 1991-05-01
JP2005008982A (ja) * 2002-12-24 2005-01-13 Nippon Paint Co Ltd 化成処理剤及び表面処理金属

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170919A (en) * 1981-04-16 1982-10-21 Asahi Denka Kogyo Kk Preparation of coating resin
US4507412A (en) * 1983-03-28 1985-03-26 The Dow Chemical Company High solids coatings from adducts of polyepoxides with polyamines and blocked polyisocyanates
US5357008A (en) * 1992-01-22 1994-10-18 W. R. Grace & Co.-Conn. Latent curing agent for epoxy resin and its preparation
JP2008308591A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Kansai Paint Co Ltd カチオン電着塗料組成物
JP6998712B2 (ja) * 2017-09-22 2022-01-18 日本パーカライジング株式会社 塗料用硬化抑制剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320334Y2 (ja) * 1984-03-30 1991-05-01
JP2005008982A (ja) * 2002-12-24 2005-01-13 Nippon Paint Co Ltd 化成処理剤及び表面処理金属

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5665052A (en) 1981-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3110047B2 (ja) 電着における使用に適したカチオン樹脂およびキャップ化ポリイソシアネート硬化剤
JP3293632B2 (ja) カチオン性電気コーティング組成物、その製造方法および使用
JPS6079072A (ja) 基板を電着塗装する方法
JPH04226172A (ja) 電着への使用に適するブロックイソシアネート基を含有するカチオン性樹脂
JP2005532457A (ja) モルホリンジオンブロック化ポリイソシアネート架橋剤を含む陰極電気塗装組成物
JP2005502759A (ja) ヒドロキシル−カーボネートブロックポリイソシアネート架橋剤を含有する陰極電着組成物
JPH0449843B2 (ja)
JP2001213938A (ja) アミノポリエーテル変性エポキシおよびこれを含有するカチオン電着塗料組成物
JPS595631B2 (ja) 水溶性被膜用樹脂組成物
JP2792861B2 (ja) 窒素塩基性基を有する合成樹脂、その製造及び用途
JP4430759B2 (ja) アミノポリエーテル変性エポキシ樹脂およびこれを含有するカチオン電着塗料組成物
US4699937A (en) Synthetic resin carrying basic nitrogen groups, its preparation, coating materials produced using this resin, and cathodic electrocoating
JPH08302280A (ja) 低温硬化性1液塗料組成物
JP4460699B2 (ja) 可塑剤を含むカチオン電着塗料組成物
US4409380A (en) Novel tertiary alcohol-diblocked diisocyanate urea urethane oligomers and coating compositions comprising same
JP2517001B2 (ja) カチオン電着塗料用樹脂組成物
JP2002129100A (ja) カチオン電着塗料組成物
JPH10120947A (ja) カチオン電着塗料組成物およびそれを用いたワキ防止方法
JP2886916B2 (ja) 一液性熱硬化型樹脂組成物
US4458056A (en) Tertiary alcohol-diblocked diisocyanate urea urethane oligomers and coating compositions comprising same
JP3100652B2 (ja) 焼付け型水溶性被覆用樹脂組成物
JPS61235476A (ja) カチオン電着塗料組成物
JPH05302063A (ja) 陰極電気泳動ラッカー塗装用の熱硬化性被覆剤
JPH07233240A (ja) 硬化剤およびカチオン電着塗料組成物
JPS62129363A (ja) 低温焼き付け型水性粧料用樹脂組成物