JPS595599B2 - プラチナ有機錯体、その製法および該錯体よりなる悪性腫瘍治療剤 - Google Patents

プラチナ有機錯体、その製法および該錯体よりなる悪性腫瘍治療剤

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JPS595599B2
JPS595599B2 JP56066119A JP6611981A JPS595599B2 JP S595599 B2 JPS595599 B2 JP S595599B2 JP 56066119 A JP56066119 A JP 56066119A JP 6611981 A JP6611981 A JP 6611981A JP S595599 B2 JPS595599 B2 JP S595599B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラチナの有機錯体、その製造方法および該錯
体よりなる抗腫瘍剤に関するものである。
プラチナ含有錯体、特に次式:で表わされるシスージク
ロロジアミン プラチナ()(PDDと略称されている
)による細胞増殖抑制作用および抗腫瘍作用は、約15
年前から知られている。
その後、この種の化合物に関して、(1)最も作用の強
いものを探し、(2)この種の化合物が有する欠点(特
に投与を困難にする溶解性の乏しさ、腎臓および聴覚器
官に対する毒性)を解消し、(3)この種の化合物の作
用機序を解明することを目的として多くの研究がなされ
てきた。
各種研究により分子構造に対する種々の変更が提案され
た。
例えば、PDDの2個の塩素原子を二座配位子例えばオ
キザラト配位子およびマロナト配位子で置換することは
既に1973年に提案された。1974年には、PDD
中の2個のNH3分子を1・2−ジアミノシクロヘキサ
ン(DAC)で置換してシスージクロロ(1・2ジアミ
ノシクロヘキサン)プラチナ()(PHDと略称される
)に変えることが提案された。
このようにして得られた錯体は、動物体内でPDDとの
交叉耐性を引き起さないという利点を有する。さらに他
の2種の化合物、すなわち、シスースルフアトモノアコ
(1・2−ジアミノシクロヘキサン)プラチナ()(P
HSと略称される)、およびシスーマロナト(1・2−
ジアミノシクロヘキサン)プラチナ()(PHMと略称
される)も既に知られており、本発明の比較試験でも使
用した。しかしながら、これらの化合物の研究は、その
溶解性の低さおよび/または毒性、特に腎臓毒性のため
、あまり進展していない。
したがつて、本発明者等は、錯体の溶解性を高め、毒性
を増大することなく薬理活性を向上せしめうる第3のカ
ルボキシル基を有する配位子について研究した。
このような配位子としては、クエン酸ナトリウムおよび
トランスアコニツト酸ナトリウム由来のものがある。先
ず、シスージアミノプラチナ()およびシス一1・2−
ジアミノシクロヘキサンプラチナ()部分を有するプラ
チナ錯体、すなわち、シスーシトラトジアミノプラチナ
()(PACと略す)、シスーシトラト(1・2−ジア
ミノシクロヘキサン)プラチナ()(PHCと略す)お
よびシス一(t−アコニタト)(1・2−ジアミノシク
ロヘキサン)プラチナ()(PHTAと略す)を合成し
た。このシトラト錯体はPDDよりも大きな溶解性を示
すことが認められた。しかしながら、これらの錯体の毒
性および抗腫瘍性は、次に示す本発明の錯体(PHIC
)と比較すれば良好でなかつた。次に、イソクエン酸ナ
トリウム配位子を有する同様の錯体、すなわち、シスー
イソシトラトジアミノプラチナ()(PAICと略す)
、およびシスイソシトラト(1・2−ジアミノシクロヘ
キサン)プラチナ()(PHICと略す)も製造した。
本発明はこのイソクエン酸ナトリウムとシス一1・2−
ジアミノシクロヘキサンプラチナ()部分とから得られ
るプラチナ錯体(PHIC)の予期し得ぬ効果および性
質に関する。
この新規錯体(以下PHICとよぶ)は毒性が低く、良
好な抗腫瘍作用を有する。PHICはプラチナ原子が既
に1・2−ジアミノシクロヘキサン(トランスd1トラ
ンス−11トランス−dl異性体)と部分的にキレート
化されている次式1:で表わされる基を、次式; で表わされる。
本発明の錯体化合物PHICは具体的には、次式:★で
表わされるレイビル(不安定)配位子として作用するイ
ソクエン酸三ナトリウム(D,.l,.dl異性体)と
反応させ、次いで、得られたプラチナ錯体を反応混合物
中から回収することによつて製造することができる。
分子(1)と分子()との間に一座配位子結合が形成さ
れるが、この結合は分子()の4の位置の0Naの酸素
原子とシス一1・2−ジアミノシクロヘキサンプラチナ
のプラチナ原子上の二つの未結合手の一方との間にO形
成される:すなわち一方のPt結合はPt−カルボキシ
ラト結合をなし、他方のPt結合はPt一0H結合をな
す。従つて本発明のプラチナ有機錯体(PHIC)は一
般式v:5*で表わされるPHDとイソクエン酸三ナト
リウムを反応させて製造できる。
PHICを固体状で単離するには、合成の方法を次のよ
うに若干変更しうる。
この場合PHICは3水化物として得られる。 第1段
階で下記式の反応にしたがつて二水化物誘導体(ジアコ
誘導体)を製造する:第2段階でイソクエン酸陰イオン
と下記式の反応にしたがつて錯体化する:次に実際の合
成例を示す。
二水化物誘導体の合成(第1段階) 2回蒸留水250fn1中にシス Pt(DAC)Cl25fおよび固体硝酸銀4.3tを
懸濁させた。
反応溶媒を光から遮断し、50〜55℃で4時間反応を
行なつた。塩化銀の白色沈殿が生じた。次いで反応溶媒
を何時間かO〜4℃とし、次いでワツトマン〔What
man:米国ニューシャーシ、ワツトマン社の登録商標
)沢紙で▲過した。沈殿を水50〜75m1で洗浄し、
得られた無色の沢液300〜350m1を0.45ミク
ロンのミリボア〔MillipOre:米国マサチユセ
ツツ、ミリボア社の登録商標〕フイルタ一で沢過した。
PHICの合成(第2段階)上記で得た沢液にイソクエ
ン酸三ナトリウム・2水塩3.857を加え、混合物を
20時間60〜65℃に加温し、この間光から遮断した
得られた黄色溶液(必要によりワツトマン沢紙で沢過し
てよい)を回転蒸発装置(浴温50℃)で25〜30m
1に濃縮した。得られた錯体を0.45ミクロンのミリ
ボアフイルタ一でf過し、ピペツトを用いて1:1冷エ
タノール/アセトン混合物1000m1を連続的に撹拌
しながら加えた。
溶媒を4℃で2時間放置し、焼結ガラスで沢過し、アセ
トン100m11次いでエーテル100m1で洗浄した
。得られた灰白色の錯体を減圧乾燥し秤量した。
こうしてシス一Pt(DAC)Cl25VからPHIC
約6.5f1を回収した。この収率は85%に相当する
。こうして得られた灰白色微粉末のPHICは、245
℃に加熱すると黒色化し、次いで254℃で完全に分解
した。
このPHICを元素分析して下記の分析値を得た(Pt
は原子吸光分光分析により求めた)。この分析値もまた
、Pt(DAC)部分がイソクエン酸イオンと2個の結
合を有さず、1つのカルボキシラトイオン、最も高い可
能性としてC1と結合し、他の結合はPt−0H結合で
あるPHIC・2H20の構造式に一致する。
この化合物は非常に溶解性が高い。
水に対しては殆んど無制限に溶解する(1500m1/
ml以上)9%塩化ナトリウム中には約700η/ml
溶解するが、24時間で錯体は黄色の塩素化誘導体に変
化して沈殿する。PHICは、クロマトグラムおよびス
ペクトル分析(U.V.、1.R.および13C)によ
り同定できる:それについて図面で説明する。第1図は
PHICの高速液体クロマトグラムである。このクロマ
トグラムは次表の条件で得られた。第2図はPHIC3
〜を水100m1に溶解し、ヤリ一(CARY)14ス
ペクトロフオトメー一で測定したU.V.スペクトルで
ある。
PHIC}分子吸光係数(4)は94001m01−1
・儂−1で》つた。第3図はパーキン・エルマ一(PE
RKINLMER)577スペクトロフオトメータ一で
l定したPHICf)1.R.スペクトルである。
固:PHICを臭化カリウムで1%に希釈してペレトに
圧縮した。2つの標準ピークは、ν1=850.7儂−
1およびν2=906.7〔−1にl当する。
第4図は下記の試験条件で得られたPHICの3C核磁
気共鳴スペクトルである:プロトンデカツプルに関する
13C核磁気共鳴スこクトルは、22.62Mhzで作
動する、パルス・フオーリア・トランスフオーム装置、
ブリユーカ一WH9O(PulsedFOurrier
ransfOrmappratus,.BRUKERW
HO)を用いて得られた。
PHICに対する走査(は17.000、掃引範囲は6
kHzおよび8Kモリで行なつた。全ての場合につき、
繰返し度sで、12μsの90のパルスを用いた。化学
シフト(δCi)はTMSと比較してPmで表わした。
PHICはD2Oに1.1′/M2の濃度で溶解した。
この溶液はスペクトル:測定する前に、0.45ミクロ
ンのミリボアフイ・タ一でf過した。外部標準物質とし
てC6D6を化学シフトの値を次表に示す。? 本発明化合物PHICの薬理学的および毒性学的性質を
、本発明の過程で新たに合成されたプラチナ化合物およ
び公知のプラチナ化合物と比較した。
その結果PHICは次のような予期し得ぬ利点を有する
ことが判明した:(1)他の類似のプラチナ錯体に比し
て少なくとも数百倍高い、殆んど無制限の溶解性、(2
)マウスおよびサルに対する極めて低い毒性、(3)
Ll2lOリユーケミア(白血病)およびザルコーマ1
80に対する顕著な抗腫瘍作用。
次に比較試験に基づいて、これらの利点の存在を証明し
、あわせて本発明化合物の治療への有用性を証明する。
薬理試験 マウスの実験的腫瘍2種(リユーケミア Ll2lOおよびザルコーマSl8O)による一般的実
験方法により、PHICの抗腫瘍作用の比較試験を行な
つた。
その実験条件および結果を次に示す:1.リユーケミア
Ll2lO:腹水腫瘍および充実性腫瘍DAB/2マウ
ス雌(CNRS、オーリーンズ)の20ないし227の
ものを使用、1用量当り10匹使用。
(a)腹腔内腫瘍移殖一腹腔内薬剤投与 腫瘍細胞105個を第0日目(DO)に腹腔内移殖し、
24時間後(D1 :第1日目)に1回で薬剤を投与し
て治療を施した。
(b)腹腔内移殖一静脈内投与 腫瘍細胞105個をD。
に腹腔内移殖し、24時間後(D1 )に尾静脈に薬剤
を1回で投与して治療を施した。
(c)皮下移殖一腹腔内投与 腫瘍細胞106個をD。
に頭部皮下に移殖し、D1またはD4に薬剤を1回で投
与して治療を施こした。
.ザルコーマ180:腹水腫瘍 スイス(Swiss)雌ウマス〔エビツクーセバ(Ev
ic−Ceba)、ボルト一〕の20ないし227のも
のを使用、1用量当り10匹使用、 DOに106個の腫瘍細胞を腹腔内移殖、24時間後(
D1 )に薬剤を1回で投与して治療。
・被検化合物すなわち、
PDD,.PAClPAIC,.PHCおよびPHTA
ならびに本発明の化合物PHICは9%塩化ナトリウム
溶液に溶解して使用した。
PHDおよびPHMは4%クル−セル液(ヒドロキシプ
ロピルセルロース液)に懸濁して使用した〔クルーセル
(Klucel)は米国、デラウエアのハーキユリース
(Hereules)社の登録商標である。〕PHSは
水に溶解して用いたが、その理由は、9%塩化ナトリウ
ム水溶液に溶解すると、殆んど瞬間的に黄色の不溶性塩
素化化合物、多くは一塩素化PHD、次いで二塩素化P
HDに変化してしまうためである。
これらの化合物の溶液は用時調製した。延命率(ILS
(%))を、次式により対照と比較して算出した:Ll
2lO腫瘍については30日目まで、Sl8O腫瘍につ
いては60日目まで生死を記録した。
ILSの算出に用いた生存率は、動物の寿命をLl2l
Oの実験では30眠Sl8Oの実験では60日と仮定し
て求めた。新規化合物PAC.PAICおよびPHTA
は、リユーケミアLl2lO(DOに105個の腫瘍細
胞を移殖し、D1に1回で注射して治療した場合)に対
して、17%(100mg/I<9)、74%(757
!1f/Kg)および13%(5007V/Kg)の
二延命率を与えた。
しかしながら、PHICに比べるとこれらPACおよび
PHTAはリユーケミアLl2lOに効果がなく、PA
ICは効果が小さいため、これらの化合物についてはそ
れ以上詳細な検討は行なわなかつた。薬理試験に関して
は次の点が強調される:(a) リユーケミアLl2l
OおよびザルコーマSl8Oにおいて、腹腔内移殖およ
び腹腔内治療したとき、PHICは被検化合物中最も高
い抗腫瘍作用を示し(表1および表2)、(b) PH
ICはリユーケミアLl2lOに対して、移殖を腹腔内
に行ない、治療を経静脈内に行なつたとき有効であり(
表3)、(c) PHICの治療指数(T.I.−LD
5O/MED、但し、MEDは最小有効用量すなわち、
両腫瘍に対して25%のILSに相当する用量を意味す
る。
)は、PDDに比べてリユーケミアLl2lOの場合に
は5.5倍高く、ザルコーマSl8Oの場合には4.0
倍高い。表 3 リユーケミアLl2lOに対 するPHICの抗腫瘍作用; 皮下(S.ct.)移殖−1.p. 治療 IY移殖一経静脈(1.V.) 毒性試験 本発明化合物PHICのインビトロおよびインビボの毒
性を調べるため、比較試験を行なつた。
結果を次に示す。A培養中のLl2lO細胞 培養中のLl2lO細胞を使用し、被検化合物と長時間
(通常24ないし48時間)接触させたとき細胞の増殖
率が50%減少する阻止量*(ID,O)を本発明のプ
ラチナ化合物につき求めた。
ID,Oにおいてはトリパンブルーの取込みにより調べ
ると細胞は全て活性を有していた。この試験の実験技術
は最近論文として発表された〔P.ルクウエント(LE
COINTE)、J.P.マケ(MAQUET)および
J.L.ビュトウル(BUTOUR);バイオケミカル
・アンド・バイオフイジカル・リサーチ・コミユニケー
シヨンズ(BiOchem.BiOphys.Res.
COmmun.)、第90巻、第209〜213頁(1
979年)〕o結果を表4に示す。表 4 培養中のLl2lO細胞に対 する種々の化合物の細胞毒性 Bマウスおよびラツトに対する毒性 (1) I.p.、I.v.およびP.O.(経口投与
)での毒性21ないし237のスイス雌マウス(エビツ
クーセバ、ボルト一)およびスプラグード一り一(Sp
rague−Dawley)系のラツトを使用し、化合
物を1回注射することにより、急性毒性を調べた。
種々の化合物の毒性を表5に示す。腹腔投与(1.p.
)、静注投与(ト).V.)および経口投与(P.O.
)によるPHICの毒性を表6に示す。
I.p.投与した動物の4日目の体重減少量は、LDl
O用量のとき3.57、LD5O用量のとき4,37で
あつた。(2)腎臓および肝臓に対する毒性PDDの腎
臓毒性は良く知られている。
したがつて、本発明の新規化合物の腎臓および肝臓、す
なわち、プラチナの大部分が集積される器官に対する影
響を、前記の公知化合物と比較することは重要である。
20ないし227のスイス雌マウスに対してD。
に化合物を腹腔内投与し、D1、D4およびDlOに殺
した。化合物当り9匹のマウスを使用し、化合物投与量
は表7に示す量を用いた。これらの用量は、特に健常マ
ウスでの非毒性用量上限(?LDO)に相当する量を用
いた。
この腎臓および肝臓を、デユボスクーブラジル(Dub
Oscq−Brasil)混合物で固定し、パラフイン
包埋して、実質組織を観察した。このために、厚さ5ミ
クロンのスライスをヘマラムエオシン染色した。この試
験において組織変化が認められる場合は、殆んど皮質な
らびに近位および遠位細尿管に認められた。すなわち:
(a)核の変化 顕著な核不同(AnisOcaryOsis)−過染色
体症および/または核濃縮を伴なう消失または塊状の染
色体変化 −核膜が不規則で、場合により深裂を有する (b)細胞質の変化 一近位細尿管の刷子縁の変化および細胞質内の好エオシ
ン封入体を伴なう不同細胞 症 が認められた。
部分的に組織の分散が認められ、これは近位および遠位
細尿管の各所で別々に細胞壊死が生じたことを示唆して
いる。
1例においてはPHMで処理した後10日目に膿瘍が認
められた。
全般的に、ネフロン中に硝子様円柱を伴なう尿管拡張が
、時に偽小胞状所見とともに認められた。これらの組織
変化は、4日目に最高に達し、10日目に正常化した。
同一条件での所見に変動が認められたが、これは感受性
の相違によると考えられる。上に述べた著しい組織変化
は、 (a) PDD(8TI19/I<g)、PAC(10
0Tf9/Kg)およびPHM(50Tn9/Kg)で
認められ、(b) PHD(4W9/Kg)では、硝子
様円柱を伴なわない血管変化、(c) PHS(5η/
Kg)では、血管拡張および近位細尿管の歪み、等が認
められた。
PHC(120mク/K9)およびPHIC(150η
/I<9)の場合はこの標本観察で有意な変化を認めな
かつた。
ある場合に、牌臓および副腎も調べたが、これらの実質
組織にも異常は認められなかつた。上記の試験結果から
、本発明の新規化合物PHICはPDDの20倍の用量
でさえも腎臓に対する病変を全く生じないと結論される
本発明の化合物PHICおよび化合物PDDの比較試験
は、マウスのインビボでの細胞内透過性についても行な
つた。その結果は次のとおりである。DOlfC.Ll
2lO細胞106個を移殖したDBA/2マウスを3日
後(D3)に健常マウスに対するLDOに当る量のプラ
チナ化合物で処理した。
D3での処理の2時間後に動物を殺した。腹膜から約2
0X106の細胞を取り出し、数回洗浄して細胞外プラ
チナならびに細胞内器官と共役結合で結合していない細
胞内ブラチナを除去した。細胞自体のプラチナおよびフ
エノール抽出法で細胞から抽出精製したDNA中のプラ
チナを原子吸光分光分析で測定した。PDD(9η/K
g)の場合には、動物に注射したプラチナのわずか0.
4%しか細胞内に取り込まれなかつた。これはリユーケ
ミア細胞当り180X10−16tのプラチナ量に相当
する。この条件でヌクレオチド30000当り固定され
たプラチナ原子1個が見出された:すなわち、細胞内に
取り込まれたプラチナの合計1%がDNAと複合体を形
成していた。PHICl5O〜/Kgで処理した動物の
場合、その0.15%が細胞内へ取り込まれ、これは細
胞当り700×10−16tのプラチナに相当する。
この本発明化合物の場合、ヌクレオチド3500当り1
個のプラチナ原子が結合した。PDDの場合と同様に、
細胞内に入つたPHICの1%がDNAと複合体を形成
した。この結果を表8に示す。Cサルに対する毒性 最後に、毒性学的性質をさらに充分に調べるため、サル
を用いて、下記の点に関しPHICの予備的毒性試験を
行なつた:(a)腎臓毒性 (b)血球毒性 (c)胃腸毒性 (d)肝臓毒性 (e)聴覚器官に対する毒性 ならびに非毒性用量上限。
最大許容用量を見出すために、黒1および黒2の番号を
付した2匹のサルに、夫々100W9/Kgおよび15
0η/KgのPHICを予め水化せずに投与した。
f).3の番号を付したサルには水化したPHICを2
00η/Kg投与した。PHICは9%塩化ナトリウム
溶液中に100m9/mlの濃度で溶解し、次いで0.
22ミクロンのミリボアフイルタ一で沢過した。
この化合物溶液を大腿静脈から5ないし10分間で静注
投与した。サル黒3(200η/Kg)は生理血清溶液
700m1を静注した。最初に出現するのは胃腸毒性で
、化合物注射後1ないし2時間後に出現した。
全例において弱い嘔吐が4ないし5時間継続した。定期
的に血液サンプルを採血して検査した。結果を表9、1
0および11に示す。DOは処理開始日に相当し、・こ
の血液サンプルは化合物投与前に採血した。したがつて
、DOの検査結果は対照値である。
D1は処理後1日目D2は処理後2日目である。
サルf).2(PHICl5OWlf7/Kgで処理し
たもの)はDl。
は死亡したが、その理由はクレアチニンレベルが155
2と高かつたことから見て、PHICによる腎臓毒性の
ためと考えられる。このサルは11日間餌および水を摂
取しなかつた。この腎臓毒性は、水化されていないプラ
チナ化合物について既に報告されている結果に一致する
これらの実験条件において、100η/Kgの用量では
腎臓毒性は検出されなかつた。
水化を行なつた場合の2007r9/I<9の用量にお
いては、腎臓毒性は認められたが、クレアチニンレベル
は18日目に正常値にもどつた。サノレ黒3(200η
/K9)について、31日目に聴覚器官に対する毒性試
験を次のようにして行なつた:(a)耳に90、80、
70、60、50、40、30、20および10デシベ
ルの刺激を 51500回与えた時の聴覚能力を記
録する。
結果は耳から脳への伝達の潜伏期を与える。(b)エコ
ココレオグラフイ一(EchOcOchleOgrap
hy)で同様の試験を行なう。
この結果はコルチ器官(鍋牛管)のみで 1C行なうの
てKa)の試験よりはるかに正確である。901701
50130120および10デシベルで8000140
0012000および1000ヘルツの周波数を用いた
測定はラシア・メデレク・エムプルド(RaciaMe
delecEmpled)MK4lO26を使用して行
なつた。この試験において、PHIC2OOワ/Kgの
用量で全く毒性が認められなかつた。
以上の各試験におけるPH[CとPDDの化学的、薬理
学的および毒性学的性質を次表に要約する。
本発明の化合物はPDDに比べ、溶解性、毒性および抗
腫瘍性の点で優れている。
PHICはまた抗微生物作用も有し、消毒剤としても使
用できる。
抗腫瘍剤化合物として、本発明の錯体は経口、筋注また
は静注で使用できる。
本発明の化合物はカプセル剤、粉剤、ペレツト剤または
注射可能な液剤として、薬理学上許容しうる希釈剤また
は賦形剤を添加して投与することもできる。
悪性腫瘍治療のためには、PH[Cの1日用量は、患者
の体重Kg当り、一般に1ないし400Tf19である
【図面の簡単な説明】 第1図はPHICの高速液体クロマトグラム、君2図は
PHICf)U.V.スペクトル、第3図は曜1H[C
f)[.R」スペクトル、第4図はPHlCO核磁気共
鳴スペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式V: ▲数式、化学式、表等があります▼(V)で表わされる
    プラチナ有機錯体。 2 シス−ジクロロ(1・2−ジアミノシクロヘキサン
    )プラチナ(II)をイソクエン酸三ナトリウムと反応さ
    せることを特徴とする、一般式V:▲数式、化学式、表
    等があります▼(V)で表わされるプラチナ有機錯体の
    製造方法。 3 シス−ジクロロ(1・2−ジアミノシクロヘキサン
    )プラチナ(II)を最初に硝酸銀と反応させて、相当す
    るジニトラトプラチナ化合物に変え、次に生成物をイソ
    クエン酸三ナトリウムと反応させることを特徴、一般式
    V:▲数式、化学式、表等があります▼(V)で表わさ
    れるプラチナ有機錯体の製造方法。 4 一般式V: ▲数式、化学式、表等があります▼(V)で表わされる
    プラチナ有機錯体および薬理学的に許容しうる希釈剤ま
    たは賦形剤よりなる抗腫瘍剤。 5 経口、筋注または静注投与に適する剤形を有する特
    許請求の範囲第4項記載の抗腫瘍剤。
JP56066119A 1980-04-29 1981-04-30 プラチナ有機錯体、その製法および該錯体よりなる悪性腫瘍治療剤 Expired JPS595599B2 (ja)

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