JPS595432B2 - 容器の製造方法 - Google Patents

容器の製造方法

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JPS595432B2
JPS595432B2 JP51134305A JP13430576A JPS595432B2 JP S595432 B2 JPS595432 B2 JP S595432B2 JP 51134305 A JP51134305 A JP 51134305A JP 13430576 A JP13430576 A JP 13430576A JP S595432 B2 JPS595432 B2 JP S595432B2
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JP
Japan
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container
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JP51134305A
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JPS5358583A (en
Inventor
成男 尾崎
猛夫 大平
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5358583A publication Critical patent/JPS5358583A/ja
Publication of JPS595432B2 publication Critical patent/JPS595432B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱融着性のプラスチックラミネート板紙製の容
器ブランクを重ね合せて雌雄金型間で加熱加圧して容器
を製造する方法に関するものである。
従来の紙、板紙等を主とした平板状素材を熱プレスによ
つて皿あるいはコップ状の容器とすることは広く行われ
ている。
しかしながら従来のように1枚の紙またはフィルムラミ
ネート紙等の1枚の平板素材を絞り成型した容器は素材
の剛度が高く、絞り加工しにくい、金型とのブロッキン
グ性等から種々の素材を自由に使用するというわけには
ゆかない。特に深皿あるいはコップ状容器においては側
壁部またはコーナー部にシワが集中し、容器の厚さがそ
の部分だけ増加し、容器全体を均一にプレスするために
は金型のクリアランスの設定が非常にむずかしくなる等
の欠点がある。一方容器に耐水性、液体不浸透性、耐油
性等の物性を与えるためにはベースとなる板紙等にポリ
プロピレン等の合成樹脂フィルムやアルミフォイル等を
ラミネートした素材が使用されているが大型容器を製造
するには厚みの大きい素材が必要となり、ラミネート加
工が困難となる。また1枚の素材であれば容器の表裏で
の伸びの違い、大きなシワつき、厚みの増加によるこす
れ等の理由からピンホールの発生、切断等の危険を避け
るためには可成り厚いプラスチックシートをラミネート
する必要がありコスト高となる欠点がある。本発明は上
記の従来の容器の製法を改善するものであつて加熱加圧
方法により深絞りのできる皿、カップ等の製造方法を提
供するものであり以下その製造方法を説明する。
本発明は最終的に容器に求められる厚さ、強度、構成、
内容物への耐性等を1枚の予め加工した素材から得るの
ではなく、少くとも2枚以上の素材を用いてこれを重ね
雌雄の金型で熱プレス成型すると同時に一体化すること
によつて成型性、深絞り性がよく、かつ得られる容器の
物性も1枚の素材から成型する場合の制約、欠点を有効
に除去できるものである。
すなわち、皿、あるいはカップ状の容器を作製する場合
、内層材としては可撓性があり、成型しやすく、かつ耐
水、耐油加工等を施した薄い材質を取り上げ、外層の素
材としては容器の強度が大で、かつ印刷等の容易な材料
を選び、予め成形加工等によるシワ付け部の下は切除し
たり何等かの形状に切込みを入れたりして、両者を重ね
合せて雌雄の金型の間に挾んで熱プレスして成形すれば
強固でかつ内容物への耐性のよい、シワ付けによる厚さ
の不均一性のない容器が得られる。勿論外層素材の内側
と、内層素材の材質とは熱融着性であるか、そのような
素材がラミネートされていることが必要である。また必
要に応じて素材を三層とすることもできる。
即ち最内層に薄紙を、中間層に両面が熱圧接着性をもつ
た可撓性のガスバリヤー性フイルムを挾み、外層素材と
して印刷した用紙を用い三枚重ね合せて雌雄の金型間に
挟んで加熱プレスすれば、内面は液体を吸収し、かつ容
器の外には液体が浸出してゆかない容器が簡単に製造で
きるので、予め1枚の加工紙を用いて加工した場合のよ
うに紙にひつばられて切れたり、ピンホールができたり
する欠点がない。上述のように複数個の素材を重ねて金
型内で成形する外、予め容器の加工で伸びない一部のみ
をポイントシールしておいてもよい。
このようにして作製した平板状素材は一般の組皿プレス
成形機によつて加工することができる。また外層材は一
般の板紙でもよく、また合成樹脂を内添してある板紙で
もよい。さらに外層材と内層材との接着にあたつては外
層材に予め感熱圧接着剤を塗布しておくか、あるいは両
面シール性のフイルムを挟んでもよく、接着層としては
合成樹脂パルプまたは粉末を(例えばポリエチレンの)
35%以上好ましくは50%以上添加して抄造された合
成パルプ紙、合成樹脂内添紙を使用することもできる。
以下実施例を図面により説明する。実施例 1 角形トレー状容器Aを製造する場合に内層、外層2枚の
素材を用い第1図の工程説明図のように内層材1はトレ
ーの全面積を有し、内容物に適すする材料を用いかつ所
要の厚さの一になるような厚さの用紙を使用し、外層材
2は内層材とヒートシール性の素材である。
内層紙は容器のコーナー部にプレスによつてシワが出来
るのでそれを見込んでシワを規正するような罫線加工3
をしておく。また外層紙2は予め重ね合せてコーナーと
なる部分4は切除しておく。この両者を重ね合せて雌金
型5と雄金型6との間に挟んで熱プレスして両者を一体
としてトレーAを製造する。コーナーの絞り具合は第2
図の説明図に見えるように7はトレーのコーナーのシワ
であり8はその側面にプレスされたシワである。コーナ
ーの側面には内層材1が外層材のコーナーの切除部4に
露出しているが、厚さは平滑で平均したものになつてい
る。実施例 2 円型カツプ状容器Bの製造にあたつては第3図の工程説
明図のように内装紙としてポリプロピレンをラミネート
した709/M2の紙9に外周にシワ用の罫線群10を
入れておき、内層材11はシワとなる部分12を予め切
り込んでおいた4009/M2の剛性の高い板紙で熱融
着性感圧性の合成樹脂を内面にコートしたもので、実施
例1と同様円形カツプ用の雌雄の金型の間に重ね合せて
熱プレスしてカツプBを得た。
内層にはピンホール、切れ等が全く認められず厚さの均
一の耐液体性のカツプであつた。実施例 3 第4図の工程説明図のように内層材13として合成パル
プ20%を内添抄紙した紙を用い、中間層材14として
40μのエチレン一酢ビ、またはサーリン(商品名、デ
ユボン社製)フイルムを用い、外層15は印刷した板紙
の3509/M2のものを用い実施例と同じようなトレ
ー容器Cを絞り加工して製造した。
ただしこの場合予め絞りを受けない内側平坦部で三者を
16の位置で数点のポイント接着をしておいた。この場
合も均一の厚さで、ピンホールや切れの全くないトレー
Cを作製することができた。上述のように本発明の要旨
とするところは所望形状のプランクズシートを所定の厚
さになるように複数個重ね合せ、かつ最内側ブランクシ
ートはシワ寄せ部分を予め罫線加工しておき、かつその
外側のブランクシートには内側の罫線加工部に相当する
位置に切込みを設け、かつ熱接着性をもたせて雌雄の金
型の間で上記複数個のブランクシートを重ね合せて加熱
加圧して所定の形状の容器に深絞り加工することにより
一体化して均一の厚さの容器を製造するにある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の皿状容器の製造方法の実施例を示す工
程説明図、第2図は第1図の方法によつて製造された容
器のコーナー部の部分側面の説明図、第3図はカツプの
製造方法の一実施例を示す工程説明図、第4図は用紙3
枚を使用し、トレー容器を製造する工程説明図で予めポ
イントシールした場合を示す説明図である。 1・・・・・・内層材ブランク、2・・・・・・外層材
ブランク、3・・・・・・容器内層材ブランクのコーナ
ーしわ寄せのための罫線加工部、4・・・・・・外層材
コーナーの切除部、5・・・・・・雌金型、6・・・・
・・雄金型、7・・・・・・熱プレス加工によつて生じ
た内層材のシワ、8・・・・・・熱プレス加工後の内層
材の側面に見えるシワ、9・・・・・・円形カツプの内
層材ブランク、10・・・・・・内層材ブランクの外周
に設けたシワ用の罫線、11・・・・・・円形カツプの
外層材ブランク、12・・・・・・外層材ブランクの外
周に設けたシワ吸収用切込み、13・・・・・・トレー
容器の内層材ブランク、14・・・・・・トレー容器の
中間層材ブランク、15・・・・・・外層材ブランク、
16・・・・・・ポイントシール部、A・・・・・・本
発明方法によつて製造されたトレー容器(実施例1)、
B・・・・・・本発明方法によつて製造された円形カツ
プ(実施例2)、C・・・・・・本発明方法によつて三
枚のブランクを重ね合せて製造されたトレー容器(実施
例3)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所望形状のブランクスシートを所定の厚さになるよ
    うに複数個重ね合せ、かつ最内側ブランクシートはシワ
    寄せ部を予め罫線加工しておき、かっその外側のブラン
    クシートには内側の罫線加工部に相当する位置に切込み
    を設け、かつ、熱接着性をもたせて雌雄の金型の間で上
    記複数個のブランクシートを重ね合せて加熱加圧して所
    定の形状の容器に深絞り加工することにより一体化する
    ことを特徴とする容器の製造方法。
JP51134305A 1976-11-09 1976-11-09 容器の製造方法 Expired JPS595432B2 (ja)

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JP51134305A JPS595432B2 (ja) 1976-11-09 1976-11-09 容器の製造方法

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JP51134305A JPS595432B2 (ja) 1976-11-09 1976-11-09 容器の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5358583A JPS5358583A (en) 1978-05-26
JPS595432B2 true JPS595432B2 (ja) 1984-02-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087819A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 絞り成形紙製容器およびその製造方法

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JPS5358583A (en) 1978-05-26

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