JPS5953597A - 石炭スラリの粘度改善法 - Google Patents
石炭スラリの粘度改善法Info
- Publication number
- JPS5953597A JPS5953597A JP16315582A JP16315582A JPS5953597A JP S5953597 A JPS5953597 A JP S5953597A JP 16315582 A JP16315582 A JP 16315582A JP 16315582 A JP16315582 A JP 16315582A JP S5953597 A JPS5953597 A JP S5953597A
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- JP
- Japan
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- coal
- slurry
- viscosity
- coal slurry
- different
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石炭スラリの粘度改善法に係り、特に含水率を
上げることなく石炭スラリの粘度を低減する方法に関す
るものである。
上げることなく石炭スラリの粘度を低減する方法に関す
るものである。
石炭スラリをパイプライン等で輸送する場合、その粘度
が低いほど圧力損失も小さく、輸送に必要なエネルギー
も少なくてすむ。石炭スラリの粘度を低下させるには、
例えば含水率を高めればよいが、燃焼効率を考えると、
石炭スラリの含水率を一定以上（例えば３０％以上）に
上げることはできない。そこでなるべく低い含水率で低
い粘度の石炭スラリを製造することが重要である。一方
、未燃炭素分を小なくするためには、最大粒径は３００
μｍ以下に抑える必要があるが、このような石炭粉砕物
スラリの粘度に対しては、５μｍ以下の超微細粒子の存
在が大きく影響する。しかし、このような超微細粒子ま
で石炭を粉砕するには、粉砕エネルギーも多量に必要に
なるなど、低粘度の石炭スラリの製造には多くの問題点
がある。
が低いほど圧力損失も小さく、輸送に必要なエネルギー
も少なくてすむ。石炭スラリの粘度を低下させるには、
例えば含水率を高めればよいが、燃焼効率を考えると、
石炭スラリの含水率を一定以上（例えば３０％以上）に
上げることはできない。そこでなるべく低い含水率で低
い粘度の石炭スラリを製造することが重要である。一方
、未燃炭素分を小なくするためには、最大粒径は３００
μｍ以下に抑える必要があるが、このような石炭粉砕物
スラリの粘度に対しては、５μｍ以下の超微細粒子の存
在が大きく影響する。しかし、このような超微細粒子ま
で石炭を粉砕するには、粉砕エネルギーも多量に必要に
なるなど、低粘度の石炭スラリの製造には多くの問題点
がある。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、含
水率を上げることなく、可及的に低粘度の石炭スラリを
製造する方法を提案するにある。
水率を上げることなく、可及的に低粘度の石炭スラリを
製造する方法を提案するにある。
本発明者らは、石炭スラリの粘度が含水率以外に粒子の
充填率、表面性状に影響されることに着目し、鋭意研究
の結果、本発明に到達したものである。すなわち、石炭
の流動特性を改善するためには、いわゆる「粒子間のか
らみ合い」が少ないことが必要であるが、これを達成す
るために、石炭スラリ中に性質の異なる石炭の微粉砕物
、または球状に近く、表面不活性な石炭以外の微細粒子
を添加すると、これらが一種の固体潤滑剤として作用し
、石炭スラリの粘度低下が著しく促進されることを見出
した。
充填率、表面性状に影響されることに着目し、鋭意研究
の結果、本発明に到達したものである。すなわち、石炭
の流動特性を改善するためには、いわゆる「粒子間のか
らみ合い」が少ないことが必要であるが、これを達成す
るために、石炭スラリ中に性質の異なる石炭の微粉砕物
、または球状に近く、表面不活性な石炭以外の微細粒子
を添加すると、これらが一種の固体潤滑剤として作用し
、石炭スラリの粘度低下が著しく促進されることを見出
した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、最大粒
径１００μｍ以下の異炭種または異種物質を、スラリ中
の固形分重量基準で５〜５０％（好ましくは２０±１０
％）添加することを特徴とする。
径１００μｍ以下の異炭種または異種物質を、スラリ中
の固形分重量基準で５〜５０％（好ましくは２０±１０
％）添加することを特徴とする。
本発明において、石炭スラリ中に添加する粒子は最大粒
径１００μｍ以下の異炭種または石炭以外の異種物質の
超微細粒子である。このような粒子は、燃焼特性を考慮
すると炭分を多く含有していることが好ましいが、少量
の添加で効果の大きい場合は、必ずしも多くの炭分を含
有している必要はない。
径１００μｍ以下の異炭種または石炭以外の異種物質の
超微細粒子である。このような粒子は、燃焼特性を考慮
すると炭分を多く含有していることが好ましいが、少量
の添加で効果の大きい場合は、必ずしも多くの炭分を含
有している必要はない。
具体的には、異炭種物質としては、採炭または選炭過程
で発生する微粉炭（通常、スラツジ炭として回収される
もの）が適している。この炭素含有物は大部分が１００
μｍ以下の超微粒子であり、また一般に１０〜５０％の
粘土分を含むので、粘度特性の改質材として好ましいも
のである。
で発生する微粉炭（通常、スラツジ炭として回収される
もの）が適している。この炭素含有物は大部分が１００
μｍ以下の超微粒子であり、また一般に１０〜５０％の
粘土分を含むので、粘度特性の改質材として好ましいも
のである。
また異種物質としては、カオリン、クレー等の粘土系物
質、炭酸力ルシウム、ケイ酸塩、シリカ、アルミナ等の
無機塩類（酸化物も含む）が適している。上記のうち、
炭酸カルシウムのようなカルシウム塩の添加は、粘度の
改善以外にも燃焼時の脱硫というメリツトがある。
質、炭酸力ルシウム、ケイ酸塩、シリカ、アルミナ等の
無機塩類（酸化物も含む）が適している。上記のうち、
炭酸カルシウムのようなカルシウム塩の添加は、粘度の
改善以外にも燃焼時の脱硫というメリツトがある。
本発明において、石炭スラリー中の異炭種または異種物
質の添加量が５重量％未満では粘度低下効果が充分でな
く、また５０重量％を超えるとその石炭自体の改質の意
味がなくなる。
質の添加量が５重量％未満では粘度低下効果が充分でな
く、また５０重量％を超えるとその石炭自体の改質の意
味がなくなる。
本発明の石炭スラリの製造工程の一例を第１図に示す。
石炭または石炭−水スラリは、管路１から１台または複
数台のミル４に送られ、同時に界面活性剤等の添加剤が
添加剤タンク３から供給管２を通じて添加され、ミル４
で所定の粒度分布を持つ粒子に粉砕されたのち、石炭そ
の他の超微細粒子が微細粒子槽６から供給管５を通じて
添加される。これを混合槽７に送り、混合した後、必要
に応じて水供給管９を通じて水分調整用タンク８から水
を供給し、石炭−水スラリが製造される。
数台のミル４に送られ、同時に界面活性剤等の添加剤が
添加剤タンク３から供給管２を通じて添加され、ミル４
で所定の粒度分布を持つ粒子に粉砕されたのち、石炭そ
の他の超微細粒子が微細粒子槽６から供給管５を通じて
添加される。これを混合槽７に送り、混合した後、必要
に応じて水供給管９を通じて水分調整用タンク８から水
を供給し、石炭−水スラリが製造される。
以下、本発明の具体的実施例を示す。
実施例１
２８メツシユ以下に粉砕したワンボ炭５０ｇとこれを小
型ボールミルでさらに微粉砕した試料５０ｇをビーカー
にとり、ここに赤平スラツジ炭（３００メツシユパス９
５％）を５０ｇ添加した。第２図にワンボ炭のみの場合
の粒径分布（Ａ）と、赤平スラツジ炭を添加した後の粒
径分布（Ｂ）を示す。赤平スラツジ炭を添加することに
より、微細粒子の割合が増し、より広い粒径分布が得ら
れることが分る。またこの（Ａ）および（Ｂ）の粘度特
性を第３図に示すが、微細粒子の添加により、同一石炭
濃度において（Ｂ）が著しく低粘度化されていることが
分る。
型ボールミルでさらに微粉砕した試料５０ｇをビーカー
にとり、ここに赤平スラツジ炭（３００メツシユパス９
５％）を５０ｇ添加した。第２図にワンボ炭のみの場合
の粒径分布（Ａ）と、赤平スラツジ炭を添加した後の粒
径分布（Ｂ）を示す。赤平スラツジ炭を添加することに
より、微細粒子の割合が増し、より広い粒径分布が得ら
れることが分る。またこの（Ａ）および（Ｂ）の粘度特
性を第３図に示すが、微細粒子の添加により、同一石炭
濃度において（Ｂ）が著しく低粘度化されていることが
分る。
実施例２
実施例１と同様な方法で得られたワンボ炭１００ｇに、
微細粒子としてそれぞれカオリン（Ａｌ２Ｏ３３０％、
ＳｉＯ２６０％、−３００メツシユ）２０ｇ、沈降性炭
酸カルシウム（３００メツシユパス９９％）２０ｇおよ
び微粉砕した三池炭（−３００メツシユ）５０ｇを添加
した。そして、各固体濃度が７０％になるように水を加
えて得られた各石炭−水スラリの粘度を測定したところ
、第１表のようになつた。
微細粒子としてそれぞれカオリン（Ａｌ２Ｏ３３０％、
ＳｉＯ２６０％、−３００メツシユ）２０ｇ、沈降性炭
酸カルシウム（３００メツシユパス９９％）２０ｇおよ
び微粉砕した三池炭（−３００メツシユ）５０ｇを添加
した。そして、各固体濃度が７０％になるように水を加
えて得られた各石炭−水スラリの粘度を測定したところ
、第１表のようになつた。
第１表から、ワンボ炭単味の場合と比較して、微細粒子
添加による粘度低減の効果が明らかである。
添加による粘度低減の効果が明らかである。
以上、本発明によれば、石炭スラリ中に異炭種その他の
微細粒子を含有させることにより、同一石炭濃度におけ
るスラリの粘度を著しく低減することができ、石炭スラ
リの輸送上のエネルギ損失等を防止することができる。
微細粒子を含有させることにより、同一石炭濃度におけ
るスラリの粘度を著しく低減することができ、石炭スラ
リの輸送上のエネルギ損失等を防止することができる。
第１図は、本発明の石炭スラリの基本的製造工程をモデ
ル的に示すフローシート、第２図は、ワンボ炭およびこ
れに赤平スラツジ炭を添加した場合の粒径分布を示す図
、第３図は、そのときの粘度特性を示す図である。 代理人 弁理士 川 北 武 長
ル的に示すフローシート、第２図は、ワンボ炭およびこ
れに赤平スラツジ炭を添加した場合の粒径分布を示す図
、第３図は、そのときの粘度特性を示す図である。 代理人 弁理士 川 北 武 長
Claims (3)
- （１）最大粒径１００μｍ以下の異炭種または異種物質
を、スラリ中の固形分布量基準で５〜５０％添加するこ
とを特徴とする石炭スラリの粘度改善法。 - （２）特許請求の範囲第１項において、異炭種の物質が
、退炭過程で得られる微粉炭またはスラツジ炭であるこ
とを特徴とする石炭スラリの粘度改善法。 - （３）特許請求の範囲第１項において、異種物質が粘士
系物質または炭酸カルシウム等の無機塩類であることを
特徴とする石炭スラリの粘度改善法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16315582A JPS5953597A (ja) | 1982-09-21 | 1982-09-21 | 石炭スラリの粘度改善法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16315582A JPS5953597A (ja) | 1982-09-21 | 1982-09-21 | 石炭スラリの粘度改善法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5953597A true JPS5953597A (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=15768267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16315582A Pending JPS5953597A (ja) | 1982-09-21 | 1982-09-21 | 石炭スラリの粘度改善法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5953597A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62127393A (ja) * | 1985-11-28 | 1987-06-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 石炭スラリ−用安定化剤 |
| KR20190133234A (ko) | 2017-03-29 | 2019-12-02 | 가부시기가이샤야스나가 | 금형 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5798596A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-18 | Babcock Hitachi Kk | Method and apparatus for preparing coal slurry fuel |
| JPS57174394A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-27 | Hitachi Ltd | Coal slurry composition |
-
1982
- 1982-09-21 JP JP16315582A patent/JPS5953597A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5798596A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-18 | Babcock Hitachi Kk | Method and apparatus for preparing coal slurry fuel |
| JPS57174394A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-27 | Hitachi Ltd | Coal slurry composition |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62127393A (ja) * | 1985-11-28 | 1987-06-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 石炭スラリ−用安定化剤 |
| JPH0633376B2 (ja) * | 1985-11-28 | 1994-05-02 | 三菱重工業株式会社 | 石炭スラリ−用安定化剤 |
| KR20190133234A (ko) | 2017-03-29 | 2019-12-02 | 가부시기가이샤야스나가 | 금형 |
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