JPS5953485A - リゼルギン酸誘導体化合物 - Google Patents

リゼルギン酸誘導体化合物

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JPS5953485A
JPS5953485A JP16160082A JP16160082A JPS5953485A JP S5953485 A JPS5953485 A JP S5953485A JP 16160082 A JP16160082 A JP 16160082A JP 16160082 A JP16160082 A JP 16160082A JP S5953485 A JPS5953485 A JP S5953485A
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lysergic acid
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Kazuya Ninomiya
二宮 一弥
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中1(は置換基を有していてもよいアルキル基又は
アリール基、1′:11は低級アルキル基、Xは水素原
子又は水酸基、Yはアルデヒド基、カルボキシル基又は
基−C○0馬を示し、ここにR2は置換基を有していて
もよい低級アルキル基ヲ意味し、XとYは一緒になって
フラン環、ジハイドロフラン環又はジヒドロキシテトラ
ハイドロフラン環を形成してもよく、Zは水素原子又は
オキソ基、点線は単結合、二重結合又は結合していない
ことを示す)で表わされろリゼルギン酸関連化合物であ
る。
式Iの化合物は、種々の生理活性を有する麦角アルカロ
イドの基体であるリゼルギン酸と類似の化学構造を有し
、医薬として及びリゼルギン酸誘導体の合成用中間体と
(−て有用である。
式Iの化合物のうち、一般式 (式中R及びR,は前記の意味を有する)で表わされる
1−アシル−4−(N−アルキル−フランカルボキシア
ミド) −1,2,2a、3−テトラハイドロベンゾC
cd )インドール誘導体は一般式(式中1(は前記の
意味を有する)で表わされる1−アシル−4−ケト−1
,2,2a、3+4+5−ヘキサハイトロベンツ〔cd
〕インドールをモノアルキルアミンと反応させ、生成す
イノ一般式(式中13及び1(1は前記の意味を有する
)で表わされる1−アシル−4−アルキルイミノ−1,
2゜2a+L4t5−ヘキサハイドロベンゾ[clイン
ドールを、一般式 (式中X′は水酸基、ハロゲン原r゛、ジアルキルアミ
ノ基、アルコキシ基又はフリルカルボニルオギシノ1ζ
を示す)で表わされる化合物と反応させることにより得
られる。
次いで式Iaの化合物を水素化硼素ナトリウムの存在下
に光照射することにより、一般式(式中R及びR1は前
記の意味を有する)で表わされる8 −7’/シル−3
a、5a、6a、Lllb、11cmヘキサハイドロ−
5−アルキル−6H−フラン[J、2−C〕インドール
〔4,3−f(r、 ’) −4(5H)−オン誘導体
が得られる。
式Iaの化合物に光照射ずろに際しては、水素化硼素す
トリウムはメタノールなどの溶媒に溶解して添加するこ
とが好ましい。本反応は不活性ガス雰囲気中で行うこと
が好ましく、反応液は10℃以下に保持することが好ま
しい。
こうして得られた弐■bの化合物に、例えば水素化アル
ミニウムリチウムを作用させ、生成する5−アルギル−
3a、4,5,5a、+6a、7.11b、11cmオ
ククハイドロー611−フラン[:3,2−c]インド
ール〔4,乙−41・、〕キノリンをトリエチルアミン
の存在下にアシル・・ライドと反応させると、一般式(
式中](及OF R,は前記の意味を有する)で表わさ
れろ8−アシル−5−アルキル−3a、、4,5.5a
、。
6a+7,11b+11cmオククノーイドロー6H−
フラン〔6,2−0〕インド−ル[4,6−fg)キノ
リン誘導体が得られる。式1+2の化合物にはC,/’
D環のトランス体及びシス体が存在する。
次いて式1(の化合物を酸化剤例えば酸化オスミウムで
酸化ずろと、一般式 (式中R及びR1は前記の意味を有する)で表わされる
8−アシル−2,3,3a、4,5.5a、6a、7.
11b。
11c  ’7’カバイトロー2.6−シヒドロキシー
5−アルキル−6H−フラン[3,2−c)インドール
[4,3−fg ]キノリン誘導体が得られる。
式■dの化合物に例えば過沃素酸ナトリウムを反応させ
てフラン環を開裂することにより得られろ一般式 (式中1(及びR1は前記の扁吐を1し1−る)で表わ
されろ1−アシル−8−アルデビI・−2,3−シバイ
ドロー9−ヒドロギシエルゴリン誘導体を、好ましくは
クロム酸−硫酸の存(1三下にアルコール(n、on 
)と反応させると、一般式0式中1(,1(1及び1(
2は前記の意味を何する)で表わされる1−アシル−8
−カルボアルコキシ−2,ろ−シバイドロー9−ヒドロ
キシエルゴリン誘’i’) B (/ス体及びl・ラン
スイー1)が得られる。
次(・−6式11θ)化合物を脱水反応させることによ
り、一般式 (式中1(、R,及び■(2は前記の意味を有する)で
表わされろ(6β)−アルキル−1−アシル−2゜6−
シヒドロリゼルギン酸エステル誘導体カ得られる。
脱水反応を行うためには、例えばピリジン−燐酸中で加
熱することが好まし5・。本反応は窒素ガス雰囲気中で
行うことも好ましい。
さらに式1gの化合物を加水分解することにより、一般
式 (式中](1は前記の意味を有する)で表わされるリゼ
ルギン酸誘導体が得られる。本反応は酸性又はアルカリ
性物質の存在下に行われ、反応温度は室温ないし80°
Cであり、反応は2〜24時間で終了する。
本発明の重甥な点は、−IIFの反応方法により応用性
の広い新規なリゼルギン酸及びその関連化合物が得られ
、これによって特に合成麦角アルカロイド類の合成方法
が確立されたことである。リゼルギン酸の合成方法とし
ては、これまでウッドロード(19’ 5.4 )、シ
ュリア(1969)、ラメージ(1976)及びオボル
ザー(1981)の方法が知られている。これらの方法
はいずれもリゼルギン酸のみを合成する方法であったの
で、同じ方法l、テ用いてリゼルギン酸に類似した他の
変角アルノJロイドの合成を行うことはできなかった。
本発明の方法は、リゼルギン酸を収率よく合成テキるの
みならず、エナミド体イ・′還元的に光閉環反応を行わ
ぜ、生成ずろ成績体を用いてその構造中の一部を変換す
るだけの操作で異なる麦角アルカロイドの合成を11丁
能にする点で、前記の公知方法とは著しく異/3ニリ、
天然の麦角アルカロイドのみならず新規な関連化合物の
合成を可能にした点で、麦角アルカロイドの化学の進歩
、発展に大きく貢献するものである。rlまた本発明は
、天然の麦角アルカロイドの生理?1r11/1のみな
らず、新規関連化合物の生理活性を医薬への用途に利用
できる可能性を開いた点でも有用である。
本発明においてエナミド体の還元釣元閉環反応は特に重
要である。この閉環反応の成績体はC/ D 9 )ラ
ンス体とシス体の2つの異性体の混合物であるが、混合
物としての収率は80 Qi。
強と高収率を示し、また麦角アルカロイドのエルゴリン
骨格を合成するのに用いられるトランス体が主成績体で
、約60%の良好な収率を示し、更にこのトランス体は
エーテルからの再結晶で容易に単離できることも注目に
値する。下記実施例で得られた化合物は、いずれも元素
分析、赤外分光分析、質量分析、プロトン核磁気共鳴等
の機器分析により構造が確認された。
″    ” 実施例1 1−ベンゾイル−4−ケl□ −1,2,2a、3,4
.5−ヘキサハイドロベンゾCcd ]インドール2g
を常法により処理してイミン体を得る。このイミン体を
ベンゼン200 meに溶解し、たのち、トリエチルア
ミン1gを加える。この性液に、新たに製したフランカ
ルボン酸クロリドi、 13gの無水ベンゼン溶液6σ
meを氷冷攪1′1〕下に潤油する。潤油終了後、2時
間おだやかに還流加熱する。反応終了後、反応液を水洗
し、乾燥したのち、溶媒を留去すると、粗生成物3.2
1’ pが得られる。これをカラムクロマトグラフィ(
5i02−CHCL3)により精製し、エーテル−メタ
ノールより結晶化すると、1−ベンゾイル−4−(ル2
.669(収率96%)が得られろ。融点:128〜1
60°C(エーテル、メタノール)。
実施例2 水素化硼素す) IJウム600mりの無水メタノール
溶液6CJmeに、前記のフランカルボキシアミド体6
00m!/の無水ベンゼン溶液500meを加えろ。窒
素ガスを吹き込みながら、反応液を10℃以下に保ち、
約2時間光照射する。反応終了後、反応液を水洗し、乾
燥したのち溶媒を留去し、装置をエタノールから再結晶
する。この結晶をP取し、エーテルと少量のエタノール
で洗浄して乾燥すると、8−ベンゾイル−6,1゜5 
a + 68r 7 + 1 l b 、11 c−ヘ
キサハイドロ−5−メチル−フラン[3,2−c:]イ
ンドール[4,3−fg ]]キノリンー45H)オン
の結晶402m!/が得られる。さらにr液と洗液を集
めてカラムクロマトグラフィ(S10□−CI(C13
)により分離、精製すると、前記化合物の結晶86m’
)が得られる。合計収量488 mノ(収率81%)。
この結晶は、Nlv’ll’(により2種類の異性体の
混合物で、主成績体はC/ I) −)ランス体(融点
:187〜189℃、ベンゼン−エーテル)であること
が知られた。
実施例6 実施例2で得られたC / I) −)ランス体を主成
分とするフランインドールキノロン体970m!7を、
無水エーテル−無水テトラヒドロフラン(1:1)混液
100mJに溶解し、これに水素化アルミニウムリチウ
ム970 m!7を加える。この溶液に窒素ガスを吹き
込みながら、2時間おだやかに還流ずろ。反応終了後、
溶媒を留去し、エーテルを加える。過剰の水素・化アル
シミニウムリチウムを水で分解したのち、j−−チル層
を傾斜して分液ロートに移す。さらに・くンゼンでよく
洗浄し、水洗し、乾燥したのt′)溶媒を留去する。
得られた装置を無水ベンゼン85m1に溶解l、、トリ
エチルアミン5 [10m!/を加えろ。この溶・故に
、塩化ベンゾイル640 m!/の無水ベンゼン溶液1
0m6を水冷攪拌下に潤油する。潤油終了後、2時間室
温で攪拌し、さらに−晩室温で放置する。反応液を水洗
したのち、159i、アンモニア水で2回洗浄し、さら
に水洗し、乾燥l−たのち溶媒を留去ずろ。装置にエー
テ11・を加え、この混合液を濾過すると、−(5aβ
、5aβ・6aβ・11bα、Ilcβ)−8−ベンゾ
イル−5−メチル−3a + 4 + 5 + 58 
r 68. + 7 + 111) 111 G−オク
タハイドロ−6H−フラン[3,2−C〕インドール(
4,6−fg )キノリン(C70−トランス体)53
0m9が得られる。さらにfI液をプレパラテイプ薄層
クロマトグラフィ(S10□−CIIC〕3− cr−
I3o■()により分離すると、前記の化合物69mり
及び(5aβ、5aα、6aβ、11bα、11Cβ)
−8−ベンゾイル−5−メチル−3a、4.5.5a、
6a 。
7.11b、11cmオクタハイドロ−6H−フランC
6,2−C,1インドール(4,6−fg〕キノリン(
C70−シス体)86mσが得られる。
C70−)ランス体5合計収量569 m9 (61%
)、融点:187〜189°C(分解)(ベンゼン−エ
ーテル) C/I)−シス体、収量837n9(9%)、融点=1
72〜174°C(分解)(ベンゼン)実施例4 実施例6で得られたC /n−1−ランスフランインド
ールキノリン600mり(1,61ミリモル)を無水テ
トラヒドロフラン15m1に溶解し、これにピリジン1
m/!を加える。この溶液を一60′″Cに冷却したの
ち、酸化オスミウム(OSO4)41omy(1,61
ミリモル)の無水テトラヒドロフラン溶液3 meを加
え、さらに2時間反応液を一60°Cに保持する。反応
終了後、テトラヒドロフランを留り、1〜、イ!1らA
1ろ結晶イー宕沖取し、エーテルでよく洗浄する。結晶
を乾燥したのち、塩化メチレン−エタノール(1:1)
混液20meに溶解し、氷冷下に硫化水酸ガスを激しく
吹き込む。次いでこの反応を吸引濾過したのち、さらに
2重ひた付きp紙で2回沖過し、P液を濃縮する。装置
をメタノール−エーテルよす結晶化し、炉取したのち、
クロロホルムで洗浄シ、乾燥すると、白色結晶として、
8−ベンゾイル−2,3,3a、4,5.5a、6a−
,7,llb、tic−デカハイドロ−2,6−シヒド
ロキシー5−メチル−6H−フラン[3,2−C]−イ
ンドール[4,3−fg]キノリン647mり(収率5
6%)が得られる。
実施例5 実施例4でイvトられたジヒドロギシフランインドール
キノリン体290m9CD、”11ミリモル)を、メタ
ノール−水(1:1)混液290 meに溶解する。こ
の溶液を氷冷したのち、過沃素酸すl・リウム153m
り(0,72ミリモル)のメタノール−水(1:1)溶
液を加え、さらに6時間水冷下で攪拌する。Py応終了
後、水でイ1゛1釈し、炭酸ナトリウム水溶液を添加し
て反応液をアルカリ性にする。塩化メチレンで6回抽出
し、塩化メチレン層を合して芒硝で乾燥したのち濾過し
、p液を濃縮すると、ヒドロキシエルゴリン前駆体が得
られる。
これを無水メタノール0.5 meに溶解し、無水アセ
トン7 mlを加える。この溶液を氷冷したのち、新た
に調製した酸化クロム(CrO2)−硫酸を0.2 m
e滴潤油、さらに反応液を60分間水冷下で攪拌する。
反応終了後、不溶物をp去し、クロロホルl、でよく6
−浄伺−ろ0./!・t1シと洗浄液を分液ロートに入
れ、10“jf・っ′ンr−=−ア水で洗浄し、有機層
を常法により処理ず’ZJ +’−’−1残査20Q 
mgが得られろ。これを遠心クロマトトロン(ハリソン
・リザーチ社製) (Sin、−C)−ICl3−c■
■、o工1)で分配すると、最初の溶出分より(6β。
8α、9α)−1−ベンゾイル−8−)yルポメトキシ
ー2,6−ジハイドロー9−ヒドロキシエルゴリン(8
α−002M0体) 40 mV (収率14%)がイ
ー%られろ。また最後の溶出分より、(6β、8β。
9α)−1−ベンゾイル−8−カルボメトキシ−2,6
−シハイトロー9−ヒドロキシエルゴリン(8β−CO
□Me体) 33 m’J (115/率11%)が得
られる。これをメタノールから再結晶すると、融、+、
、i、 224〜226°Cの無色釧状晶が得られる。
実施例6 実施例5で得られたヒドロキシエルゴリン(8β−CO
2M a体) 15 mgに、用時調製した試薬(ピリ
ジン5 meにオルト燐酸0.05 me及び酸化塩化
燐0.75 mlを加えて調製する)1m(!を加え、
窒素ガスを吹き込みながら10分間60 ’Cに加温す
る。反応液が黒変するので、ただちにピリジンを減圧留
去し、水を加えて10%塩t1+2で酸性にする。エー
テルで抽出後、水層を10%アンモニア水でアルカリ性
とし、ベンゼンで抽1(1する。ベンゼン層を水洗、乾
燥したのち、溶媒を留去し、得られた装置をプレパラテ
イプ薄層りロマトグラフィ(5102−CTIC工。−
CT(、○+−+ )によが得られる。これを酢酸エチ
ルより結晶化し、エーテルで洗浄したのち、酢酸エチル
より再結晶すると、融点165〜168°Cの無色釧状
晶が得られろ。
8α−CO□Me体を用いて同様に処理ずろと、前記の
β体が同様の収率で得られる。
出願人 株式会社上野製薬応用研究所 代理人 弁理士 小 林 正 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 (式中Rは置換基を有していて41,1、いアルキル基
    又はアリール基、B1は低級アルギル基、Xは水素原子
    又は水酸基、Yはアルデヒド基、カルボキシル基又は基
    −COOR2を示し、ここにR2は置換基を有していて
    もよい低級アルキル基を意味し、XとYは一緒になって
    7シン環、ジノ・イドロフラン環又はジヒドロキシテト
    ラハイドロフラン環を形成してもよく、Zは水素原子又
    はオギソ基、点線は単結合、二重結合又は結合していな
    いことを示す)で表わされるリゼルギン酸関連化合物。 2、一般式 (式中Rは置換基を有していてもよいアルキル基又はア
    リール基、R1は低級アルキル基、馬は置換基を有して
    いてもよいアルキル基を示す)で表わされる化合物を加
    水分解することを特徴(式中R1は前記の意味を有ずろ
    )で表わされるリゼルギン酸関連化合物の製法、。
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