JPS5952805A - 処理済み強磁性粉末 - Google Patents

処理済み強磁性粉末

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JPS5952805A
JPS5952805A JP57164704A JP16470482A JPS5952805A JP S5952805 A JPS5952805 A JP S5952805A JP 57164704 A JP57164704 A JP 57164704A JP 16470482 A JP16470482 A JP 16470482A JP S5952805 A JPS5952805 A JP S5952805A
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JP
Japan
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ferromagnetic powder
carbon atoms
treated
atom
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JP57164704A
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English (en)
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Kazumasa Matsumoto
和正 松本
Hidenori Murata
秀紀 村田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/712Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the surface treatment or coating of magnetic particles

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明け、処理済み強磁性粉末に関するものであり、特
に疎水性条件下での分散性に優れた処理済み強磁性粉末
に関するものである。
従来、録音テープやビデオテープ等の磁気記録媒体にお
いては、ポリエチレンテレフタレート等の非磁性支持体
上に強磁性粉末を塙化ビニルー酢酸ビニル共1社合体、
セルロース系樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等
の結合剤と混練して塗工していた。
しか17、これらの結合剤の単独あるいはそれらの組合
せ使用によっても強磁性粉末の分散性は不良になりがち
であり、そのため従来の磁気記録媒体の表面性、耐摩耗
性は十分に満足されるものではなかった。特に短波長記
録を要求されるビデオテープにおいては、磁性層中での
強磁性粉末の分散不良は、S/N比劣比表化度低下“を
招き、また記録再生時に激しく磁気ヘットに摺接するた
め繰り返しの使用によって磁性塗膜が摩耗し、該塗膜中
に含有される強磁性粉末が脱落しやすく、磁気ヘッドの
目づまりといった好ましからざる結果を−fねいた。
このため強磁性粉末の分散性を向上させたり、耐摩耗性
を改良する目的で種々の添加剤が使用されている。たと
えば特公昭41−18064号、同43−186号、j
ir143−669号、同47−15624号、特開昭
49−53402号、同49−58804号、同49−
84405号、同51−40904号、同52−708
11号の各公報に記載されているように強磁性粉末と結
合剤を含んだ磁性塗料中に高級脂肪酸、脂肪酸アミド、
脂肪酸エステル、高級アルコール、金属セッケン、高級
アルコールの硫酸エステル、ポリエチレンオキサイド、
レシチン等を含有せしめて磁性塗料における強磁性粉末
の分散性を改良することがおこなわれていた。
しかし、これらの添加剤を単に磁性塗料製造時に加えて
も必ずしも強磁性粉末の分散性を十分に改良することは
困難であった。
たとえば、これらの添加剤を多量に使用すると磁性塗料
によって形成されるところの磁性層の機械的強度が低下
するという好ましくない結果となる。また、磁性層形成
後、徐々に添加剤かにじみ出1来るいわゆる「ブルーミ
ング」現象が発生し、保存安定性上好ましくない結果、
例えばペタクき易いとかの悪い結果を与える。
そこで、1−プルーミングJ現象等をおこさないで強磁
性粉末の分散性を向上させる目的で、たとえば特公昭5
7−1048号明細書に記載されているように、あらか
じめ強磁性粉末を界面活性剤で前処理して表面処理する
ことが提案されているが、前記公報によればメチルエチ
ルケトン、トルエンのよ、うな有機溶媒にレシチン等の
ような疎水性の界面活性剤を加えて活性剤溶液を作製L
7、その中に処理しようとする強磁性粉末を加えて分散
した後、濾過し、自然乾燥後、減圧乾燥して処理済み強
磁性粉末を得ている。このような強磁性粉末では、確か
に1プルーミング」現象はおさメ、られるが、強磁性粉
末の分散性は、かえっ1慾くなるといった問題点があっ
た。また従来、行なわれているように単に界面活性剤溶
液に強磁性粉末を浸析し、分散する方法では満足な分散
状態を与える強磁性粉末を得ることができないといった
問題点があった。
特開昭57−33434号公報には、磁性塗料において
磁性塗料の硬化反応をおそくして、かつ以上の欠点を改
良する目的で、磁性塗料にポリオキシエチレン基で置換
された二級捷たは三級アミン化合物(R−NH−(CH
2CH20)l(Hまたは成分(インポロジイソシアネ
ート)と共に含有させることが記載されているが、該二
級または三級アミン化合物が硬化成分と反応性を有する
ために、磁性塗料が保存時に経時変化を起すことは避け
ることはできなかった。
さらに強磁性粉末の材料が金属およびその合金である場
合、サビの発生を防ぐことができなかった。
以上の各棟の改良の試みは、いずれも強磁性粉末が本来
、親水性であり、疎水性条件下での分散が難しいことl
(よるものであり、疎水性条件下での分散性が良好な処
理済み強磁性粉末が各種分野で強く要望さ)tていた。
本発明の目的は疎水性条件下での分散性にすぐたけその
合金である場合にツビが発生17にくいような処理済み
強磁性粉末を提供することにある。
本発明の目的は、1・記一般式(T)−+たは(11)
で懺わされる化合物で処理したことを特徴とする処理済
み強磁性粉末によl1ll達成された。
1 (ただし一般式(I)゛まだは(11)においてXI Xlは炭素原子数1〜30ケ有する飽和まだは不飽和の
アルキル基(直鎖でも分岐していてもよく、シクロアル
キル基で2うってもよく、−4φ基として財榊アミン基
、・・ロゲン原子、オたは、b′i゛換まtrけ未瞠抄
のアリール基を;Fi t、−Cいてもよい。)または
炭素原子数3基としては炭素原子数IJ21Jを有する
飽第11ま/こは不飽和の、I+# #iたは未置換の
アルキル基、置換アミノ基、まだけノ・ログン原子を有
していてもよい。)を表わし、また前出のXIとし、て
のアルキル基、アリール基1 のいずれも−P、−0A(後述する)で表わさム。
れるリン酸残基を有していてもよく、 R1は炭素原子数1〜5を有するアルキル基、炭素原子
数6〜15を有する置換または未置換のアリール基(置
換基としては、炭素原子数1〜5を有する直鎖または分
岐のアルキル基、ハロクン原子または置換アミ7基を有
していてもよい。)−1だ水素原子を表わし、 AおよびA′は水素原子、アットカリ金域、アルカ明細
書の浄書(内容に変可なし) す土類金属、+ CutCutO+ 7.Hで表わされ
る置換基(ただしlは1〜10の整数を表わ−C)また
はニウム成分を表わし、AとAは同一でも異なっていて
もよく、zは前記X1または前出の1 −CUR” −P−OA と同じものを表わし、Qは窒
素1゜ OA 原子または炭素原子を表わし、r2  Nによって、飽
和した5またVie員環を形成し、R2は炭素原子数1
〜5な有する直鎖または分岐したアルキル基を表わし、
れは0〜4の整数を表わし、X11は炭素原子数1〜2
0を有するアシル基または前記XIと同じものを表わす
本発明をさらに詳しく説明する。
1 前記−P −OA (一般式(I)において、本式で表
わさ1゜ A れるリン酸残基の数は、一般式(I)で表わされる化合
物の有する窒素原子数(nN)に1を加えた数(n+1
)よりも小さい(”N + 1以下)ことが一般式(I
)の化合物の親水性と疎水性のバランスの点で好ましい
。〕において は水素1g子また。け炭素原子数1〜3()の直俸又は
分岐のアルキル基であることが4r−+し、い。またX
lまたけR1においてV排基として示した。・・ロゲン
原子とし7てけ7ノオ原子、塩素原子、臭素原子などが
あり、なかでもフッ素原子または塩素原子が好オし、い
。またq:二)rによって形成さALる環の一部として
ヘテロ原子(例えば窒素原子、酸素原子、イ埼つ原子力
と)を有していてもよい。
一般式(I)にかかる例示化合物を表−(I)にあげる
本発明にl・かる一般式(I)または(II’)で表わ
される化合物の合成方法についてその概略の2,3の例
を述べる。
(I)または(n)と同じものを表わす)にアルデヒド
(例えばホルムアルデヒド)を反応させると同時に、ま
たはその後で、リン化合物(例えばトリハロゲン化すン
ノC例えば三塩化リン)やリン酸)を作用させてArb
uzovタイプの反応により、一般式(I)tたはC1
1)で表わされる化合物を得ることができる。
またX’ −NH,が二塩基性アミンの場合には、例え
ばX’ −NH,にハロゲン化アルキルによってN −
アルキル化した後に、前記と同様の方法で一般式(I)
、tたけ(ll)で表わされる化付物を得ることができ
る。
一般式(I) tたは(II)で辰わされる化合物の合
成法についてQま、また、西独公開公報第2,017゜
974号明[)やケミカル・アブストラクト(5pan
、411,113)を参照することもできる。
サラに他の方法としては、クロルメチルリン酸とアミン
とを水酸化ナトリウム水溶液中で加熱する方法があり、
これに関してはMetody Po1usd。
Kim、 Reaktlv、 Prep+ (1970
)、m −22。
P、206〜20Bを参照することもできる1゜また温
和な反応条件を用いる方法としてはN−アルキルカルボ
ン酸とリン酸とを脱水剤(例えば五酸化リンや無水酢酸
)の存在下で加熱し、脱水縮合と脱l(酸反応によって
合成する方法もあり、これに関し、ては西独公開公報第
2,132,511号明細書を参照することもできる2
゜ さらに本発明にかかる一般式(1)または(II)で表
わされる化合物の合成方法に関しては米国特許公報筒4
,202,871号、同第2,599,807号、同第
3,822,393号、西独特許公報2,021゜14
8号の各明細書を参照してもよい。
一般式(I)tたは(II)で表わされる化合物のたか
でもアミノ残基が2つ以上台まれているタイプの化合物
が、疎水性条件での分散性改良の効果がより簡れており
アミノ残基が少なくとも2′2以上含まれている下記の
一般式(III)、(IV) 、(V) 、(Vl)(
■)のうちのいずれかで表わされる化合物が特に好まし
い鳴のである。
1 OA’ 0A’ (ただし一般式(Ill) 、 (lV) 、(Vl)
または(■1)において ■、は総炭素原子数1−加を有する2価基であり置換基
を有していてもよく、 X′1は炭素原子数1〜2oを有する飽和または不飽和
のアルキル基(直鎖でも分岐していてもよく、シクロア
ルキル基であってもよく、置換基として置換アミン基、
)10グン原子または、置換または未置換のアリール基
を有していてもよい、)または炭素原子&!i3基とし
ては炭素原子数1〜17を有する飽和または不飽和の置
換または未置換のアルキル基;置換アミノ基;まだは/
・ログン原子を有していてもよい。)を表わし、前出の
X2としてのアルキル基、アリール基のいず1 れも−P−OA(前記一般式(1)または(II−)の
ものと同じ)で表わされるリン酸lA灸を有していても
よく、 のと同じものを表わす。) 次K 前記−ff 式(III)、(IV) 、(VI
) tたは(■)ニおけるLについて、さらに詳しく説
明する。
Lは総炭素原子数1〜2oを有する2価基であるが、該
2価基としては炭素原子数1〜2Llを有する直鎖また
は分岐したアルキレン基:総炭素原子数1=−20を有
し、その一部に芳香族の2価基を有するところの2価の
炭化水素残基:総炭素原子数1〜20に有し、その一部
に少なくとも1つの[換アミノ残基を有するところの直
鎖または分岐したアルキレン基、またはその一部に少な
くとも1つの7ミノ残基と芳香族の2価基を有するとこ
ろの2価の炭化水素残基などが好゛ましいものである。
一般式(川) 、 (IV)、(Vl) t タri 
(Vll)Kオケ7. Lの例を表−(ill)にあげ
るが、一般式(III) tたは(IV)における 0・=P+−〇A ― 煎 がとり得る1つの形であることかまいうまでもなく、ま
たLとしては表−(■)1表−(li)にあげた例示化
合物を参照すること示できる。
着 −(Ill) 1、   −CHt − 2、−(cut )+t − 8、、((Jb)+− 9、CH2CH2NCHt CHt− CH。
v、 Vc 一般式(lli) 、 (IV) 、(v
l)または(■)におけるX2の例を表−(IV)にあ
げるが一般式(III)まだ0A’ が1、一般式(I)におけるXI−がとり得る1つの形
であり、また、一般式(Vl)または(■)におけると
はいう壕でもなく、また表−(I)、表−(U)にあば
た例示化合物を針照す為ことができる。
表−(IV) 0・NHq (+、’411a ) なお本発明にかかる一般式(1)または(11)で表わ
される化合物は、表−(I ) 、 (11) 、 (
ill) 、(IV)に例示したものに限定されるもの
ではなく、その技術的範囲内でいろいろな形がとれるも
のである。
さらに本発明を訂しく説明する。本発明にかかる処理済
み強磁性粉末Vま、未処理の強磁性粉末を本発明にかか
る一般式(I)または(n)で表わされる化合物を含有
した各種溶媒中で分散するととてより得られる。
前記分散方法としてはボールミル、サンドグラインダー
、高速インペラー分散機、高速ミキサー、ホモジナイザ
ー等を使用する方法が挙げられる。
強磁性粉末をあらかじめ処理するときの溶媒として水ま
たは親水性溶媒が好ましく、例えば炭素原子数1〜8個
を有する直鎖まだは分岐のアルコールあるいけアルコー
ルエーテルあるいは多価アルコール等のアルコール頻(
例えばメタノール、エタノール、エトキシエタノール、
エチレンシリコール等):炭素原子数3〜6個を有する
ケトン(例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチル
インブチルケトン、シクロヘキサノン等):テトロヒド
ロフランまたはジオキサンのような親水性エーテル二N
−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ピリジンなどの含窒素親水性溶媒などが
使用できる。また前記親水性溶媒に水を関重量%以下加
えて使用してもよ〜マ。
また前記溶媒として疎水性溶媒を・用いることもできる
が、強磁性粉末が本来、親水性が強いものなので前記溶
媒としては親水性溶媒が好ましく、なかでもアルコール
類(水を含んでいてもよい)が特に好ましい。
本発明にかかる一般式(I) tたは(II)で表わさ
素アミノ酸型両性化合物を用いて前記のような分散処理
を行なうと、例えば強磁性粉末が金属またはその合金の
場合には、本発明だかかる化合物によった場合と比較し
て、強磁性粉末の分散性は実施例で述べるように不十分
であったが、これは、かかる一般式(I)または(II
)で表わされる化合物において、特に強磁性粉末が金属
である場合に、強磁性粉末に対する吸着性に差が生じて
いるものと考えられ、本発明にかかる一般式(I)まだ
は(n)で表わされる化合物の構造において、窒素原子
に結合しているX′、まだは電流原子と飽和した環を構
成しているcjllrN)のように、著しい電子吸引性
(例えばパーフルオロアルキル基を有するアンル基)で
はない基を有する三級アミン残本と、リン酸残基の2つ
の部分が強磁性粉末に対して好ましい効果を示すものと
考えられ、この効果は特に強磁性粉末が金属またはその
合金に著しい効果(例えば酸化防止効果または防錆効果
)が認められた。
本発明にか刀・る一般式(1)または(1[)で表わさ
れる化合物で、強磁性粉末を処理するときは、強磁性粉
末100重%部に対して0.05重量部から50重量部
、好ましくは0.1重量部から1呻J部用いることが好
ましい。0,05重M未満では効果が十分ではなく、(
資)重量部を越えると「プルーミング」届、象がおこり
やすく好ましくないからである。
本発明にかかる一般式(I)まだは(■)で表わされる
化合物を齢記溶媒の溶液として用いる場合、一般式(I
)′f、だは(If)で表わされる化合物0.05重量
部から50重−に部に対して前記溶媒を間型置部から2
000 i置部、好ましくは100〜1000重量部用
いることができるへ従って、8・1jえは強磁性粉末1
00重量部に対して5重量部の一般式(I)または(I
I)で表わされる化合物を使用したいときは、例えば前
記一般式(I)または(n)で表わされる化合物の液:
10重量%濃度のもの(前記溶媒900重量部)10重
量部を混合したもの)を50重量部使用すればよい。ま
た強磁性粉末100 grに対して一般式(r)また1
d(11)の化合物を#媒に混合した液を50 ml 
〜3000 ml使用し、好ましくは5M! 〜200
0m1使用する。
強磁性粉末、一般式(1)または(II)の化合物、溶
媒(好ま1〜くけ親水性有機溶媒および/または水)は
、前述したいろいろな割合で使用することができる。こ
のようにして得られた処理済み強磁性粉末Vよ、十分に
疎水化されているので、疎水性条件下での分散性に優れ
た強磁性粉末であった。
以上のようにして得られた処理済み強磁性粉末は、本発
明の諸口的を達成しうるが、さらに、処理済み強磁性粉
末分散液に疎水性有機溶媒を加えて、フラッシングを行
ない、該粉末を有機層に移行させる工程を加えてもよい
。この工程を加えることによシ、前記処理が十分な該粉
末が選択的に得られるので好ましい。
前記疎水性有機溶媒は、フラッシングにより水層から有
機層中へ強磁性粉末を移行させるもので前記疎水性有機
溶媒としそは、炭素原子数5〜14の直鎚または分岐の
脂肪族炭化水素、炭素原子数5〜11の脂環式炭化水素
、炭素原子数6〜18の置換(好ましい置換基は・・ロ
グンまたけアルキル基)または未置彼の芳香族炭化水素
、炭素原子に1.4〜JOの環状または非環状のケトン
、炭素原子数J〜10でハロゲン原子を1つ以上含むと
ころの含ハロゲン脂肪族炭化水素があけられ、溶解性パ
ラメーター(一般にSP値とよばれている)が6.5以
上で10.0未満(25℃での値)のものが好ましいっ
前記疎水性有機溶媒のなかで操作性や水層との分離しや
すさ等から好ましいのけ前記脂肪族炭化水素゛、脂環式
炭化水素、芳香族炭化水素、含ノ・ログン脂肪族炭化水
素であり、さらに好ましくけ脂肪族炭化水素、脂環式炭
化水素、芳香族炭化水素である。前記の好ましい疎水性
有機溶媒の例としては、々ブタン、ヘキサン、ヘプタン
、オクタン(以上いずれも直鎖であっても分散していて
もよい)、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロへ
ブタン、シクロオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン等があけ
られる。また疎水性有機溶媒は2種類以上のものを混合
して用いてもよい。疎水性溶媒としては、比重が水より
も重い四塩化炭素、クロロホルム等でも良いが、水より
も軽い疎水性溶媒の方が、有機相へ移行した処理済み強
磁性粉末をとシ出す際に有利である。疎水性有機溶媒の
使用量としては、該溶媒によって異なるが、強磁性粉末
100grに対して20 mlから5000mA!、好
ましくは50m1から2000mA!の範囲で使用する
のが望ましい。
疎水性有機溶媒を加えることにより前記処理液は、有機
層(疎水性の強い液M )と水層(親水性の強い液層)
の214に大別して別れるが、その際に十分疎水化され
た処理済み強磁性粉末は有機層に移行し、疎水化が不充
分なものは水層にとシ残されるので、水層を除去して得
られる本発明にかかる処理済み強磁性粉末の分散液には
、十分に疎水化された処理済み強磁性粉末が逃択的に含
まれることになり、従って良好に分散された処理済み強
磁性粉末の分散液が得られた。
・また、本発明にかかる前記分散液から溶媒を除き乾燥
することにより本発明にかかる処理済み強磁性粉末を得
ることができ、得られる該粉末は、先に本発明にかかる
分散液で述べたように十分に疎水化された該粉末が選択
的に取り出されたものであるので分散性に優れた処理済
み強磁性粉末であった。
本発明にかかる処理済み強磁性粉末の優れた分散性につ
いては実施例で詳しく説明するが、一つの例としては、
n−ヘキサン中での強磁性粉末の沈降速度を目安とする
ことができる。
前記処理済み強磁性粉末の有する優れた分散性は、磁気
記録媒体製造の際の磁性塗料において極めて分散性のよ
い磁性塗料が得られたのをはじめとして、磁性流体や磁
性顔料の分野においても、その優れた分散性は幅広く利
用できるものである。
内径10闘、内容積30 mlの沈降管に強磁性粉末1
grを加え1分間、十分に振とうした後、冴時間静置後
の溶液表面からの強磁性粉末の懸濁しているn−ヘキサ
ンとの界面までの高さを沈降速度とし、mu(24時間
あたシ)で表わすことができ、前記沈降速度がθ〜80
龍、好ましくは0−50鮎であれば良好な分散性を与え
る強磁性粉末といえる。
沈降速度が80 朋/ 24時間を越えると強磁性粉末
が凝集をおこし易く、分散性不良になり易い。沈降速度
が50龍を越え80卿以下のものでも分散性は優れてい
たが沈降速度が0〜50 mmのものは50朋を越え8
0朋以下のものよりも分散性にお・いて特に優れていた
また、別の一例としては、前記沈降速度が凝集の程度の
目安(値が小さい程、凝集の割合が少ないと考えられる
。)となると考えられるのに対して、強磁性粉末の表面
がどの程度疎水化しているのかを知るには既知の表面張
力をもついろいろな溶液(例えば水−メタノール混合溶
媒)中て該粉末を〜濁し分散するかどうかをみて、該粉
末が浮かんでいるか、わずかに分散されているときの前
記溶液の表面張力をもって該粉末の疎水化度とすること
ができ、疎水化度の値が小さい和分散性(この場合は疎
水性条件での分散)が良いと考えることができる。疎水
化度の値は(水−メタノール混合溶媒中で) 23〜4
0 dyne −cm  であれV、1良好な分散性が
得られ、好ましくは23− 加dyne −cm  の
ときに、特に優れた分散性を得ることができた。
本発明にかかる処理済み強磁性粉末は、例えば前記沈降
速度、疎水化度のいずtlで評価しても極めて分散性に
おいて優れていた。
以下に本発明を実施例により、更に具体的に説明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において変更し5るものであることは
本業界に携わるものにとっては容易に理解されることで
ある。従って、本発明は下記の実施例に制限されるべき
ではない。−また「部」は1重量部」を表わす。
実施例1〜25 下記第1表に示す本発明にかかる例示化合物をメタノー
ル500部に混合したものに強磁性粉末100部を加え
て混合分散した。その後、−過、自然乾燥後80℃で減
圧乾燥し、第1表に示す処理済み強磁性粉末Nn1−2
5を作製した。ただしNu−8についてはメタノールに
分散したものをトルエンでフラッシングしたものを濾過
、乾燥した。
第  1  表 実施例が〜(資) 下記第2表に示す本発明にかかる例示化合物をメタメー
ル500部に混合したものに磁性合金(Fe −、Co
 −Nl ’) 100部を加えて混合分散した。
その後濾過、自然乾燥後、減圧乾燥し、第2表に第  
2 表 比較例1 純水1000部中で、Co含有Fe504粉末100部
を分散した後、ドデシル硫酸す) IJウム1o%水溶
液50部を加えて再度分散し、その後分散液ケ濾過、自
然乾燥後、減圧乾燥し、処理済み強磁性粉末を得だ。こ
れを比較処理済み強磁性粉末試料南−1とする。
比較例2 5部のレシチン(従来、よく用いられている分散剤)含
有トルエン溶液1000部中で、Co含有Fe3O4粉
末100部を分散した後、濾過し、自然乾燥後、減圧乾
燥し5、処理済み強磁性粉末を得た。
これを比較処理済み強磁性粉末試料N+z −2とする
比較例3 5部のレシチン(従来、よく用いられた分数剤)含有ト
ルエン溶液1000部中で、Fe粉末100部を分散し
た後、濾過し、自然乾燥後、減圧乾燥し、処理済み強磁
性粉末を得た。これを比較処理済み強磁性粉末試料Nn
−3とする。
比較例4,5 未処理のCo含有Fe3O4粉末を比較強磁性粉末試料
t4n−4、未処理のF@粉末を比較強磁性粉末試料陽
−5とする。
比較例6 特開昭57−33434号公報の実施例1記載の下記化
合物を5重量部をメタノール500部に混合した液に、
Co含有Fe5O4粉末100部を分散した後、分散液
を濾過、自然乾燥後、減圧乾燥し、処理済み強磁性粉末
を得だ。とれを比較処理済み強磁性粉末試料No、 −
6とする。
C3H11NH(CtH<0)iH・・・・・ ■比較
例7 特開昭56−108747号公報の台成例6記載の下記
化合物@を5電値部をメタノール500部に混合しだ液
に、Fe粉末100部を分散した後、分散液を濾過、自
然乾燥後、減圧乾燥し、処理済み強磁性粉末ラウリルジ
ェタノール(C+、Ht*N(CI2C112011)
2)k5重付部をトルエン500部に混合した液に、C
o含有Fe3O4粉末100部を分散した後、分散液を
濾過、自然乾燥後、減圧乾燥し、処理済み強磁性粉末を
得た。これを比較処理済み強磁性粉末試料陽−8とする
比較例9 ラーウリルジエタノール(C,2H2,N (CH乏C
M、0H)2)を5重責部をトルエン500部に混合し
た液に、Fe粉末100部を分散した後、全散液を濾過
、自然乾燥後、減圧乾燥し、処理済み強磁性粉末を得た
これを比較処理済み強磁性粉末試料南−9とする。
以上の実施例1〜50と比較例1〜9の処理済み強磁性
粉末の疎水化度と沈降速度をM3表および第4表に示す
第  3  表 処理済み強磁性粉末 疎水化度(dyne−□−1沈降
速廣(rnm/24hrs)陽−1355(1 23538 33019 43217 53520 63215 73(115 912 93040 1(13230 113tJ            2212    
     28           2513   
      29           2514  
       4(J            451
5         37           40
16          29     ’     
   2717         40       
    501829           20 1g          2’J          
  13第  3  表  (続) 第  4  表 (注)*印は界面活性剤で処理後トルエン−ごソラノン
ングしたものを示す。
以上の結果から明らか々ように本発明;こ力・力・る処
理済み強磁性粉末は、従来の処理済み強磁性粉末にくら
べて疎水化度および沈降速度にお(1て極めて優れてい
た。(疎水化条件で分散17易℃・ことを示している。
) また、特に磁性材料が金蔵またはその合金でを。
る場合にその効果が著しいことも明ら力)と々つた。
代理人  桑原義美 手続補正書 ]、’11イ′lのIt;14 111′イ和57年特r1願第164704  ’:2
 発明の名称 処理済み強磁性粉末 コ3 補市分すると 巾イ′1との関係 特fr出願人 住 所  東京都新宿区西新宿1 #’ l] 26酢
2 ’;名 称 (+27)小西六ニゲ貞1−業株式会
拐代1;Iy、締没  川  本  信  音用 所 
 東j;町都1」野市さくら町l ili地小西六写1
°Il猶株式会71内 −− 9 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の廟 7、 補正の内容 (f)「発明の詳細な説明」のイ閂を下記の如く訂正す
る。
(1)  第42頁上から第5行目の1・・・・・・を
詳しく説明する。本発明にかかる」を1−・・・・・・
を詳しく説明する。本発明にかかる強磁性粉末としては
、例えば1− Fs40.1粉%F(1,、O,粉、C
o含有1−Fe103粉、CO含有Fe3O4粉、Cr
02粉などの金属化合物の他、Fe粉、Co !’9お
よびFe−Co−N1合金などの金F%粉およびその合
金などの各種強磁性体が広範に使用できる。本発明にか
か春」と訂正する。
手続補正書(方式) 1  111′1 の ノシ小 昭和574+AFrWr願第 164704  I;2
 発明の名称 処理済み強磁性粉末 ;3.補市をすると 事件との関係 特¥1出願人 住 所  東京都新宿区西新宿lJ°目26番2り名 
称 (+27)小西六ず真工業株式会拐代1律締没  
川 本 信 彦 4、代理人 〒191 居 所  東工;一部11野市さくり町1 il;地小
西六写L’l: 1″業株式会i1.内明細書の「発明
の詳細な説明」のll1lj7、 補正の内存

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式(I)まだは(II)で表わされる化合物で
    処理したことを特徴とする処理済み強磁性粉末。 1 (ただし一般式(1)またFi+II)においてXlは
    炭素原子数1〜30を有する飽和または不飽オロのアル
    キル基(直鎖でも分岐していてもよく、シクロアルキル
    基であってもよく、置換基とし、て置換アミノ基、ハロ
    ゲ7 W 子、または置換または未置換のアリール基を
    有し、ていてもよい。)または炭素原子数3〜としては
    炭素原子数1〜20を有する飽和1たけ不飽和の、置伸
    まだけ未置換のアルキル基、龜”換アミノ基、または・
    ・ロゲン原子を有していてもよい。)を表わし5、オた
    前出のXlとしてのアルキル基、アリール基の1( いずれも−p−oA(<&述する)で表わされム。 るリン酸残基を有し、ていてもよく、 R1は炭素原子数1〜5を有するアルキル基、炭素原子
    数6〜15を有する置換まだは未置換のアリール基(t
    σ俟基としては炭素原子数1〜5を有する直蛸または分
    岐のアルキル基、ハロゲン原子またはU換アミン基を有
    していてもよい。)または水素原子を表わし、 AおよびA′は水素原子、アルカリ金柘、アルカリ土類
    金属、−(−CH2CH20+EHで表わされる置換基
    (ただしlは1〜10の整数を表わす)対をなすアンモ
    ニウム成分を表わ1.2、AとA′は同一でも異なって
    いてもよく、 ものを表わし、 Qは窒素原子まだは炭素原子を表わし、成し、 R2は炭素原子数1〜5を有する直鎖または分岐したア
    ルキル基を表わし、n ld O〜4の整数を表わし、 XI′は炭素原子数1〜21Jを有するアンル基または
    、前記X′と同じものを表わす。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1986001192A1 (en) * 1982-09-27 1986-02-27 The Dow Chemical Company Polymeric alkylenephosphoric acid piperazine derivatives as scale inhibitors
EP0620227A1 (en) * 1993-04-15 1994-10-19 Hoechst Japan Limited Heterocyclic iminobismethylenebisphosphonic acid derivatives

Cited By (3)

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