JPS5952530B2 - コンデンサ−素体焼成用セツタ−および匣鉢 - Google Patents
コンデンサ−素体焼成用セツタ−および匣鉢Info
- Publication number
- JPS5952530B2 JPS5952530B2 JP51055183A JP5518376A JPS5952530B2 JP S5952530 B2 JPS5952530 B2 JP S5952530B2 JP 51055183 A JP51055183 A JP 51055183A JP 5518376 A JP5518376 A JP 5518376A JP S5952530 B2 JPS5952530 B2 JP S5952530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sagger
- firing
- capacitor
- zirconia
- magnesia
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコンデンサー素体焼成用セッターおよび匣鉢に
関するものである。
関するものである。
従来、コンデンサー素体を焼成するに際し、その素体を
載置するセッターおよび匣鉢としてはアルミナ質、或い
はジルコン−マグネシア質ものもが採用されている。
載置するセッターおよび匣鉢としてはアルミナ質、或い
はジルコン−マグネシア質ものもが採用されている。
しかし、これらの材質からなるセッターおよび匣鉢は焼
成温度下での耐熱性に劣り、かつ焼成時にコンデンサー
素体と反応してその素体の品質低下或いはセッターおよ
び匣鉢自体の浸蝕劣化を招く欠点があった。
成温度下での耐熱性に劣り、かつ焼成時にコンデンサー
素体と反応してその素体の品質低下或いはセッターおよ
び匣鉢自体の浸蝕劣化を招く欠点があった。
このようなことから、本発明者はかかる欠点を解決すべ
く種々研究を重ねた結果、焼成処理を繰り返し行なうと
残存膨張を起こして強度低下を招くものの焼成中におけ
るコンデンサー素体との反応性が全くない極めて安定性
の優れたジルコニアに着目し、このジルコニアと、コン
デンサー素体との反応性は若干有するが、残存膨張が少
なく、コスI・的に安価なマグネシアとを混合すること
により、コンデンサー素体の焼成温度に充分耐え、その
素体との反応性を有さす、かつ強度低下の原因となる残
存膨張もなく、しかもコスト的にも安価なコンデンサー
素体焼成用セッターおよび匣鉢が得られることを見い出
した。
く種々研究を重ねた結果、焼成処理を繰り返し行なうと
残存膨張を起こして強度低下を招くものの焼成中におけ
るコンデンサー素体との反応性が全くない極めて安定性
の優れたジルコニアに着目し、このジルコニアと、コン
デンサー素体との反応性は若干有するが、残存膨張が少
なく、コスI・的に安価なマグネシアとを混合すること
により、コンデンサー素体の焼成温度に充分耐え、その
素体との反応性を有さす、かつ強度低下の原因となる残
存膨張もなく、しかもコスト的にも安価なコンデンサー
素体焼成用セッターおよび匣鉢が得られることを見い出
した。
この場合、マグネシアとジルコニアとの最適な組成割合
はマグネシア99〜50重量%、ジルコニア・1〜50
重量%であり、かつシリカを可及的少なく、1%以下と
したもので゛ある。
はマグネシア99〜50重量%、ジルコニア・1〜50
重量%であり、かつシリカを可及的少なく、1%以下と
したもので゛ある。
このようにシリカを少なくしたのはその反応性が大きい
ため、ジルコニア及びマグネシアと反応してジルコンあ
るいはホルステライトを形成し、これがコンデンサーと
容易に反応又は変質させるため、1%以上の存在は好ま
しくないからである。
ため、ジルコニア及びマグネシアと反応してジルコンあ
るいはホルステライトを形成し、これがコンデンサーと
容易に反応又は変質させるため、1%以上の存在は好ま
しくないからである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のコンデンサー素体焼成用セッターおよび匣鉢は
シリカは1%以下であって、実質的にマグネシアおよび
ジルコニアの二成分からなり、重量比にてマグネシア9
9〜50%、ジルコニア1〜50%の組成割合からなる
ものである。
シリカは1%以下であって、実質的にマグネシアおよび
ジルコニアの二成分からなり、重量比にてマグネシア9
9〜50%、ジルコニア1〜50%の組成割合からなる
ものである。
本発明において、マグネシアとジルコニアとの組成割合
を限定した理由はジルコニアの量を1重量%未満にする
と、焼成時におけるコンデンサー素体との反応性の阻止
効果が期待できず、一方そのジルコニアの量が50重量
%を超えると、焼成サイクルにおける残存膨張が顕著と
なり、強度低下を招来して耐用寿命が短かくなるからで
ある。
を限定した理由はジルコニアの量を1重量%未満にする
と、焼成時におけるコンデンサー素体との反応性の阻止
効果が期待できず、一方そのジルコニアの量が50重量
%を超えると、焼成サイクルにおける残存膨張が顕著と
なり、強度低下を招来して耐用寿命が短かくなるからで
ある。
次に本発明のコンデンサー素体焼成用セッターおよび匣
鉢を得るための製造方法を、一例を示して説明する。
鉢を得るための製造方法を、一例を示して説明する。
まず、マグネシア粉体とジルコニア粉体を上述した組成
割合にして混合し、この混合物中に所望量のバイダー、
たとえばポリビニルアルコール、カルボキシメチルセル
ロースなどを添加混合した後、これを加圧成型機等によ
り所望形状に成形して成形体とする。
割合にして混合し、この混合物中に所望量のバイダー、
たとえばポリビニルアルコール、カルボキシメチルセル
ロースなどを添加混合した後、これを加圧成型機等によ
り所望形状に成形して成形体とする。
その後、この成形体を1000〜1600℃の温度下で
焼成してコンデンサー素体焼成用セッターおよび匣鉢を
造る。
焼成してコンデンサー素体焼成用セッターおよび匣鉢を
造る。
この場合原料から必然的にシリカの混入が認められるか
ら、シリカが1℃以下となるように原料を選別しなけれ
ばならない。
ら、シリカが1℃以下となるように原料を選別しなけれ
ばならない。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例
粒径0.3〜1mmのマグネシア粒45重量%、粒径0
、3mm以下のマグネシア粒45重量%および粒径44
μ以下のジルコニア粒10重量%からなる混合原料にポ
リビニルアルコ−1重量%添加混合し、これを800k
g/cm2の圧力下で加圧成形して匣鉢形の成形体を造
った。
、3mm以下のマグネシア粒45重量%および粒径44
μ以下のジルコニア粒10重量%からなる混合原料にポ
リビニルアルコ−1重量%添加混合し、これを800k
g/cm2の圧力下で加圧成形して匣鉢形の成形体を造
った。
次いでこの成形体を1530℃の温度下で5時間焼成し
て匣鉢を得た。
て匣鉢を得た。
得られた匣鉢はシリカが0.7%であり気孔率26.9
%、嵩比重2.67、熱間線膨張率1.27 (at1
900−’1000℃)で゛あった。
%、嵩比重2.67、熱間線膨張率1.27 (at1
900−’1000℃)で゛あった。
また、この匣鉢を1410℃まで加熱し、その後室温ま
で冷却する加熱、冷却処理を繰り返し12回行なって、
残存膨張率を測定したところ、その膨張率は0%で匣鉢
の強度低下は1認められなかった。
で冷却する加熱、冷却処理を繰り返し12回行なって、
残存膨張率を測定したところ、その膨張率は0%で匣鉢
の強度低下は1認められなかった。
さらに、得られた匣鉢にコンデンサー素体を載置し、そ
の素体を1410℃で焼成したところ、コンデンサー素
体と匣鉢とが全く反応せず、該素体の品質低下および匣
鉢の侵蝕は全く認められなかった。
の素体を1410℃で焼成したところ、コンデンサー素
体と匣鉢とが全く反応せず、該素体の品質低下および匣
鉢の侵蝕は全く認められなかった。
以上詳述した如く、本発明によれば、優れた耐熱性を有
し、かつコンデンサー素体との反応性および焼成時にお
ける残存膨張の発生が全くなく、それ自体の耐用寿命の
向上化とともに高品質のコンデンサー素体焼成物を得る
ことができる安価なコンデンサー素体焼成用セッターお
よび匣鉢を提供できるものである。
し、かつコンデンサー素体との反応性および焼成時にお
ける残存膨張の発生が全くなく、それ自体の耐用寿命の
向上化とともに高品質のコンデンサー素体焼成物を得る
ことができる安価なコンデンサー素体焼成用セッターお
よび匣鉢を提供できるものである。
Claims (1)
- 1 マグネシアおよびジルコニアの二成分で、重量比に
てマグネシア99〜50%、ジルコニア1〜50%の組
成割合からなるシリカ1%以下のコンデンサー素体焼成
用セッターおよび匣鉢。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51055183A JPS5952530B2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | コンデンサ−素体焼成用セツタ−および匣鉢 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51055183A JPS5952530B2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | コンデンサ−素体焼成用セツタ−および匣鉢 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52138509A JPS52138509A (en) | 1977-11-18 |
JPS5952530B2 true JPS5952530B2 (ja) | 1984-12-20 |
Family
ID=12991592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51055183A Expired JPS5952530B2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | コンデンサ−素体焼成用セツタ−および匣鉢 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952530B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589875A (ja) * | 1981-07-07 | 1983-01-20 | 東芝セラミツクス株式会社 | フエライト成形体の焼成用部材 |
-
1976
- 1976-05-14 JP JP51055183A patent/JPS5952530B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52138509A (en) | 1977-11-18 |
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