JPS5952093B2 - ３層容器 - Google Patents
３層容器Info
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- JPS5952093B2 JPS5952093B2 JP51095535A JP9553576A JPS5952093B2 JP S5952093 B2 JPS5952093 B2 JP S5952093B2 JP 51095535 A JP51095535 A JP 51095535A JP 9553576 A JP9553576 A JP 9553576A JP S5952093 B2 JPS5952093 B2 JP S5952093B2
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、非常に優れた耐薬品性と易焼却性を兼ねそな
えた中空の３層容器に係るものである。
えた中空の３層容器に係るものである。
詳しくは、外層が高濃度フィラー配合ポリエチレンまた
はポリvレ■sレン、中間層がエチレン−エチルアクリル
酸共重合樹脂、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変
性した変性ポリオレフィンまたはアイオノマー樹脂のい
ずれか一種あるいはそのブレンド体、内層がナイロンか
らなる３層容フ器で外層と中間層、中間層と内層相互の
接着強度が良好で多層共押出し法により成形した３層容
器に関するもので゛ある。従来、特に内容物が農薬や工
業薬品として多く使用されている石油系炭化水素類やＢ
ＴＸ（ペンＪセン、トルエン、キシレン）などの芳香族
炭化水素類の容器としては金属缶やガラス容器がそのほ
とんどを占めていた。
はポリvレ■sレン、中間層がエチレン−エチルアクリル
酸共重合樹脂、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変
性した変性ポリオレフィンまたはアイオノマー樹脂のい
ずれか一種あるいはそのブレンド体、内層がナイロンか
らなる３層容フ器で外層と中間層、中間層と内層相互の
接着強度が良好で多層共押出し法により成形した３層容
器に関するもので゛ある。従来、特に内容物が農薬や工
業薬品として多く使用されている石油系炭化水素類やＢ
ＴＸ（ペンＪセン、トルエン、キシレン）などの芳香族
炭化水素類の容器としては金属缶やガラス容器がそのほ
とんどを占めていた。
しかしこれらは使用後による廃棄処理が困難で特に農薬
容器などでは、キズやケガなどの人的事故になりやす＜
土中に埋めるフなどの方法が取られて来た。これは一般
によく使われている安価なプラスチック容器としてポリ
エチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンに切り
換えた場合耐薬品性が不十分で容器の膨潤、ストレスク
ラツキングなどが生じ使用に耐えなか１つたし、安全性
に問題が残つていた。またナイロンなどの有機溶剤に対
して優れた耐性をもつ樹脂を使用した場合、コスト的に
高く成形加工性がポリオレフインに比較し難かしいこと
から来る生産安全性に欠けるため、従来の金属やガラス
に十分対抗しきれなかつた。
容器などでは、キズやケガなどの人的事故になりやす＜
土中に埋めるフなどの方法が取られて来た。これは一般
によく使われている安価なプラスチック容器としてポリ
エチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンに切り
換えた場合耐薬品性が不十分で容器の膨潤、ストレスク
ラツキングなどが生じ使用に耐えなか１つたし、安全性
に問題が残つていた。またナイロンなどの有機溶剤に対
して優れた耐性をもつ樹脂を使用した場合、コスト的に
高く成形加工性がポリオレフインに比較し難かしいこと
から来る生産安全性に欠けるため、従来の金属やガラス
に十分対抗しきれなかつた。
本発明ではこのような問題を解決し、しかも耐薬品性に
優れ、易焼却性をも兼ねそなえた多層容器を得ることに
ある。
優れ、易焼却性をも兼ねそなえた多層容器を得ることに
ある。
以上本発明を詳細に説明する。
本発明による多層容器は、内層がナイロン、中間層が接
着性をもつ樹脂層、外層が高濃度フイラ一配合ポリエチ
レンの３層構成からなる。
着性をもつ樹脂層、外層が高濃度フイラ一配合ポリエチ
レンの３層構成からなる。
内層の，ナイロンは、６ナイロン、６６ナイロン、６−
一６６共重合ナイロン、６−１０共重合ナイロン、１１
ナイロンなどがあるが、最もコストが安く、成形性に優
れた６ナイロンが好ましい。またナイロンの有機溶剤に
対する耐性は１５０〜２００μの厚みで十分な性７能を
示すため、より厚くする場合はコストアツプにつながる
ため好ましくない。この場合ナイロンの重量比は容器重
量に対して２０〜３５重量％以内であることが好ましい
。本発明の容器の成形法として、成形機のダイ内，（パ
リソンを形成するダイヘツド）で各層が相互に重ね合わ
され、強固の密着をもつた多層共押出し法により成形す
る。
一６６共重合ナイロン、６−１０共重合ナイロン、１１
ナイロンなどがあるが、最もコストが安く、成形性に優
れた６ナイロンが好ましい。またナイロンの有機溶剤に
対する耐性は１５０〜２００μの厚みで十分な性７能を
示すため、より厚くする場合はコストアツプにつながる
ため好ましくない。この場合ナイロンの重量比は容器重
量に対して２０〜３５重量％以内であることが好ましい
。本発明の容器の成形法として、成形機のダイ内，（パ
リソンを形成するダイヘツド）で各層が相互に重ね合わ
され、強固の密着をもつた多層共押出し法により成形す
る。
したがつて中間層には、外層と内層の両方に対し接着性
のある樹脂を用いる。この相互に接着性を有する樹脂と
しては、エチレン−エチルアクリル酸共重合樹脂（以下
ＥＥＡと略す）、酸含有量５％〜３０％の範囲であるの
が望ましい。酸含有量が少ない場合は接着力不十分、多
い場合は溶融粘度が低すぎるなどの問題が生じる。また
ナトリウムや亜鉛系のアイオノマー樹脂（ＭＩ＝０．７
〜５．０）も良好な接着性を示す。またこのアイオノマ
ー樹脂にＥＥＡをブレンドした混合樹脂も良好な接着性
を示す。この場合の混合比はアイオノマー：ＥＥＡ＝５
０〜９９：１〜５０が望ましい。これらの３種の樹脂は
いずれもよく知られた樹脂でコスト的にはポリオレフイ
ンより高いがナイロンよりは安い。さらに不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体で変性された変性ポリオレフイン
も良好な接着性を示す。この変性ポリオレフインの不飽
和カルボン酸またはその誘導体の含有量は１０−３〜３
重量％の範囲であるのが適当である。この含有量が１０
−３重量％以下であると適当な接着性を保持せず、また
３重量％以上になると、接着性が低下するばかりでなく
、ポリオレフイン特有の性質、すなわち機械的強度加工
性が低下してしまう。この中間層は内層と外層が強固に
密着せしめるための接着層であるから容器重量の０．５
〜１５重量％以内にはいるようになる。
のある樹脂を用いる。この相互に接着性を有する樹脂と
しては、エチレン−エチルアクリル酸共重合樹脂（以下
ＥＥＡと略す）、酸含有量５％〜３０％の範囲であるの
が望ましい。酸含有量が少ない場合は接着力不十分、多
い場合は溶融粘度が低すぎるなどの問題が生じる。また
ナトリウムや亜鉛系のアイオノマー樹脂（ＭＩ＝０．７
〜５．０）も良好な接着性を示す。またこのアイオノマ
ー樹脂にＥＥＡをブレンドした混合樹脂も良好な接着性
を示す。この場合の混合比はアイオノマー：ＥＥＡ＝５
０〜９９：１〜５０が望ましい。これらの３種の樹脂は
いずれもよく知られた樹脂でコスト的にはポリオレフイ
ンより高いがナイロンよりは安い。さらに不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体で変性された変性ポリオレフイン
も良好な接着性を示す。この変性ポリオレフインの不飽
和カルボン酸またはその誘導体の含有量は１０−３〜３
重量％の範囲であるのが適当である。この含有量が１０
−３重量％以下であると適当な接着性を保持せず、また
３重量％以上になると、接着性が低下するばかりでなく
、ポリオレフイン特有の性質、すなわち機械的強度加工
性が低下してしまう。この中間層は内層と外層が強固に
密着せしめるための接着層であるから容器重量の０．５
〜１５重量％以内にはいるようになる。
外層の高濃度フイラ一配合ポリエチレンは高密度ポリエ
チレン中に炭酸カルシウム３０〜５０重量％含有したブ
レンドポリマーで、高濃度フイラ一含有のためポリオレ
フインの焼却時特有の高発熱カロリー、溶融滴下黒煙な
どが相当量減少し、この層が容器重量の７０重量％をし
めるので使用後の焼却性が容易である。この層中に含ま
れるフイラ一には、炭酸カルシウム、タルク、クレーな
どがあるが、炭酸カルシウムが最もコスト的に安価で十
分な性能を有しているので望ましい。またこのようにフ
イラ一が高濃度に含有されると、成形加工面においても
、成形収縮率の低下に伴なう寸法安定性、熱伝導率向上
による成形冷却保持時間の縮少による生産能力が向上す
る。このように本発明の容器は、上記のような構成の中
で、耐有機薬品への安定性を高め、しかし易焼却性を有
するとともに、ポリアミド樹脂（ナイカン）単層成形に
伴なう中空成形の困難さをコスト高と大幅に解決した。
チレン中に炭酸カルシウム３０〜５０重量％含有したブ
レンドポリマーで、高濃度フイラ一含有のためポリオレ
フインの焼却時特有の高発熱カロリー、溶融滴下黒煙な
どが相当量減少し、この層が容器重量の７０重量％をし
めるので使用後の焼却性が容易である。この層中に含ま
れるフイラ一には、炭酸カルシウム、タルク、クレーな
どがあるが、炭酸カルシウムが最もコスト的に安価で十
分な性能を有しているので望ましい。またこのようにフ
イラ一が高濃度に含有されると、成形加工面においても
、成形収縮率の低下に伴なう寸法安定性、熱伝導率向上
による成形冷却保持時間の縮少による生産能力が向上す
る。このように本発明の容器は、上記のような構成の中
で、耐有機薬品への安定性を高め、しかし易焼却性を有
するとともに、ポリアミド樹脂（ナイカン）単層成形に
伴なう中空成形の困難さをコスト高と大幅に解決した。
また金属やガラスの容器と比較してコストも安価で、と
くに農業薬品、各種殺虫剤などへ用いた場合容器性能の
みならず、その使用後の処理が安易に行なえるようにな
つた。また成形加工の面では従来の３層中空成形機をそ
のまま使用で゛き、しかもポリオレフイン層（フイラ一
含有）がその容器の大半を占めるため、成形安定性に優
れ、冷却時間を短縮ができ、生産性の向上も計れた。以
下実施例について説明する。
くに農業薬品、各種殺虫剤などへ用いた場合容器性能の
みならず、その使用後の処理が安易に行なえるようにな
つた。また成形加工の面では従来の３層中空成形機をそ
のまま使用で゛き、しかもポリオレフイン層（フイラ一
含有）がその容器の大半を占めるため、成形安定性に優
れ、冷却時間を短縮ができ、生産性の向上も計れた。以
下実施例について説明する。
〈実施例〉
３層の同心円状のダイの内側にナイロン（６ナイロン）
、中間にエチレン−エチルアクリル酸コポリマー（アク
リル酸２５％含有）外側に炭酸カルシウム５０％含有ポ
リエチレンを通しダイ内で各層を融着し、中空３層容器
を成形した。
、中間にエチレン−エチルアクリル酸コポリマー（アク
リル酸２５％含有）外側に炭酸カルシウム５０％含有ポ
リエチレンを通しダイ内で各層を融着し、中空３層容器
を成形した。
〈比較例 １〉
ナイロン単層の中空容器を成形した。
〈比較例 ２〉
ポリエチレン単層の中空容器を成形した。
次に実施例と比較例を比較した表を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 外層が１０〜７０％の充填材が混合された高濃度フ
ィラー配合ポリオレフィン、中間層がエチレン−エチル
アクリル酸共重合樹脂、アイオノマー樹脂または不飽和
カルボン酸またはその誘導体により変性したポリオレフ
ィンのいずれか一種またはそのブレンド体、内層がナイ
ロンからなる３層容器。 ２ 外層、中間層、内層の重量比率が２０〜９０、０．
５〜５０、０．５〜４０の範囲である特許請求の範囲第
１項記載の３層容器。 ３ 中間層がエチレン−エチルアクリル酸共重合樹脂、
ナトリウムや亜鉛などの金属塩を含むアイオノマー樹脂
、不飽和カルボン酸またはその誘導体のの含有量が１０
＾−＾３〜３重量％である変性ポリオレフィンまたは、
エチレン−エチルアクリル酸共重合樹脂或いはエチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂とアイオノマー樹脂の混合比が
１〜５０：５０〜９９のブレンド体からなる特許請求の
範囲第１項記載の３層容器。 ４ 外層の高濃度フィラー配合ポリオレフィンがポリオ
レフィンにはポリエチレン、ポリプロピレンにフィラー
濃度は１０〜７０％の充填材が混合されてなる特許請求
の範囲第１項記載の３層容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51095535A JPS5952093B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | ３層容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51095535A JPS5952093B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | ３層容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5321675A JPS5321675A (en) | 1978-02-28 |
| JPS5952093B2 true JPS5952093B2 (ja) | 1984-12-18 |
Family
ID=14140240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51095535A Expired JPS5952093B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | ３層容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5952093B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2513883B2 (ja) * | 1990-01-11 | 1996-07-03 | 日立建機株式会社 | 超音波探傷器のゲ―ト回路 |
| JP2513882B2 (ja) * | 1990-01-11 | 1996-07-03 | 日立建機株式会社 | 超音波探傷器のゲ―ト回路 |
| US5531339A (en) * | 1993-03-22 | 1996-07-02 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Bottle of synthetic resin |
| PE20010060A1 (es) * | 1999-03-18 | 2001-02-22 | Procter & Gamble | Composiciones perfumadas liquidas para la limpieza del hogar, tratamiento de telas y desodorizacion envasadas en botellas de polietileno modificadas para conservar la integridad del perfume |
| JP4496697B2 (ja) * | 1999-08-25 | 2010-07-07 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素ポリマー積層体 |
-
1976
- 1976-08-11 JP JP51095535A patent/JPS5952093B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5321675A (en) | 1978-02-28 |
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