JPS5951379B2 - 金属製車輪の製造法 - Google Patents
金属製車輪の製造法Info
- Publication number
- JPS5951379B2 JPS5951379B2 JP13930978A JP13930978A JPS5951379B2 JP S5951379 B2 JPS5951379 B2 JP S5951379B2 JP 13930978 A JP13930978 A JP 13930978A JP 13930978 A JP13930978 A JP 13930978A JP S5951379 B2 JPS5951379 B2 JP S5951379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- disk
- decorative
- rim
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は自動車等用タイヤホィールの改良に関し、そ
の目的とするところはホィールにおけるリムとディスク
との組付け溶接熱影響に起因するディスクの節穴部分に
おいて、局部的応力集中、或いは金属結晶組織の相違に
よる断層部分からの亀裂の発生等をはじめとする強度の
低下の問題を解決することにある。
の目的とするところはホィールにおけるリムとディスク
との組付け溶接熱影響に起因するディスクの節穴部分に
おいて、局部的応力集中、或いは金属結晶組織の相違に
よる断層部分からの亀裂の発生等をはじめとする強度の
低下の問題を解決することにある。
従来一般に知られ、且つ実施されていたこの種タイヤホ
ィールの製造法について説明すれば、第1図に示すよう
に先ず工程aにおいてテーパーディスク用の平板1に中
心孔2を穿設すると同時に該中心孔2を基準として所望
径の真円状板3を打ち抜く。
ィールの製造法について説明すれば、第1図に示すよう
に先ず工程aにおいてテーパーディスク用の平板1に中
心孔2を穿設すると同時に該中心孔2を基準として所望
径の真円状板3を打ち抜く。
尚2’は中心孔2の、また3’は真円状板3の打抜きス
クラップを示す。次に工程bにおいてプレス加工により
ー回絞りをしてディスクのハブ穴面7及び飾り穴面3を
形成し、所謂ディスクの概略形状を構成する。
クラップを示す。次に工程bにおいてプレス加工により
ー回絞りをしてディスクのハブ穴面7及び飾り穴面3を
形成し、所謂ディスクの概略形状を構成する。
工程cではハブ穴面7にハブ穴4を打ち抜き、そのスク
ラップ4’を除去する。次に工程dにおいてハブ穴4を
中心としてその周縁部複数個所にボルト穴5・・・を打
ち抜き加工する。
ラップ4’を除去する。次に工程dにおいてハブ穴4を
中心としてその周縁部複数個所にボルト穴5・・・を打
ち抜き加工する。
尚5’はその打ち抜かれたスクラップである。次いで工
程eにおいて飾り穴面3に複数の飾り穴6・・・を打ち
抜いてスクラップ6’ ・・・を打ち落とす。
程eにおいて飾り穴面3に複数の飾り穴6・・・を打ち
抜いてスクラップ6’ ・・・を打ち落とす。
工程fでは前記飾り穴6・・・の面取り作業をおこない
、″ 工程gではハブ穴4及びボルト穴5・・・を打ち
抜いた際等に生じた平面的歪みを修正するためにハブ穴
面7を上下方向両面からプレス加工して完全な平坦面に
粛正する。
、″ 工程gではハブ穴4及びボルト穴5・・・を打ち
抜いた際等に生じた平面的歪みを修正するためにハブ穴
面7を上下方向両面からプレス加工して完全な平坦面に
粛正する。
工程れではボルト穴5・・・の一面側における皿取り加
工を、また工程iではその他面側の皿取り加工をしてデ
ィスク自体を完成し、最後に工程jにおいて別途加工さ
れたリム8におけるフランジ9の反対側位置であるガタ
−部10の内周面に前記ディスクを組み付け嵌合し、位
置決めをした後、″仮溶接11・・・をし、次いで該部
分を周方向に沿つてアーク溶接12を施こすことにより
全工程を完了する。
工を、また工程iではその他面側の皿取り加工をしてデ
ィスク自体を完成し、最後に工程jにおいて別途加工さ
れたリム8におけるフランジ9の反対側位置であるガタ
−部10の内周面に前記ディスクを組み付け嵌合し、位
置決めをした後、″仮溶接11・・・をし、次いで該部
分を周方向に沿つてアーク溶接12を施こすことにより
全工程を完了する。
かかる従来の工法により製造されたホィールでは、飾り
穴周辺に亀裂を生じ大きな問題点を有していた。
穴周辺に亀裂を生じ大きな問題点を有していた。
そこで本発明者はかかる点に着目し、種々の研究を重ね
た結果、結局その最大の原因はディスクをリム8に組み
付ける以前、即ち工程eにおいて既に飾り穴6・・・を
打ち抜いてあるために、最終工程jにおける両者の溶接
に際して該溶接熱がディスクの飾り穴面3に沿つて均等
に余熱伝導放熱がなされずに、第4図によつて明らかな
通り特に飾り穴6・・・の溶接部12に最も近い部分に
おいては結局飾り穴6・・・の左右両端部に沿つて熱伝
導が行なわれる結果局部的に熱応力が残留し、且つ節穴
打抜エッヂ部の強度の塑性加工部分の金属組織が粗大化
して該ノッチ部分Xと他の部分との金属断層部分に亀裂
yを生じ易くしてしまうことに起因することが明らかと
なつた。
た結果、結局その最大の原因はディスクをリム8に組み
付ける以前、即ち工程eにおいて既に飾り穴6・・・を
打ち抜いてあるために、最終工程jにおける両者の溶接
に際して該溶接熱がディスクの飾り穴面3に沿つて均等
に余熱伝導放熱がなされずに、第4図によつて明らかな
通り特に飾り穴6・・・の溶接部12に最も近い部分に
おいては結局飾り穴6・・・の左右両端部に沿つて熱伝
導が行なわれる結果局部的に熱応力が残留し、且つ節穴
打抜エッヂ部の強度の塑性加工部分の金属組織が粗大化
して該ノッチ部分Xと他の部分との金属断層部分に亀裂
yを生じ易くしてしまうことに起因することが明らかと
なつた。
そしてその解決策として前記各工程の過程において、最
も影響のある飾り穴6・・・のプレス打抜き工程をリム
8との組み付け溶接完了後に行うようにした結果、実施
例においても極めて強度が安定して高い高品質のホイー
ルを得ることができた。
も影響のある飾り穴6・・・のプレス打抜き工程をリム
8との組み付け溶接完了後に行うようにした結果、実施
例においても極めて強度が安定して高い高品質のホイー
ルを得ることができた。
即ち、飾り穴6・・・の打抜き工程を除き、従来の種々
の工法により製造されたデイスクをリムに組み付け溶接
された後において、そのデイスク面の凹凸部に合致する
金型上にリムと組み合わされたホイ一を載置してセツト
し、その上面から前記飾り穴6・・・をプレス打抜きす
れば前記した溶接熱による幣害は皆無となり、その結果
製品として完成されたホイールのデイスク全面にわたり
金属組織においても何ら変化することなく均質性が保持
できること、従つて該ノツチ部分に亀裂を生ずるおそれ
はなくなる。この加工は第1図の工程図において、飾穴
抜eおよび飾穴コイニングfを溶接組立後に行うもので
あり、リムとデイスクとの組付けは絞り加よりの直後で
もハブ穴抜加工eの後でも、ボルト穴抜加工dの後或い
は飾穴抜eおよびコイニングf工程を除いたボルト穴皿
取1工程の後のいずれの時に行つてもよい。かくの如く
した加工工程を用いることによつてデイスク材の板厚ア
ツプによる強度アツブを計ることなく強度の向上がされ
軽量且つ強固なホイールとなる有益な効果を奏すること
が明らかになつた。
の工法により製造されたデイスクをリムに組み付け溶接
された後において、そのデイスク面の凹凸部に合致する
金型上にリムと組み合わされたホイ一を載置してセツト
し、その上面から前記飾り穴6・・・をプレス打抜きす
れば前記した溶接熱による幣害は皆無となり、その結果
製品として完成されたホイールのデイスク全面にわたり
金属組織においても何ら変化することなく均質性が保持
できること、従つて該ノツチ部分に亀裂を生ずるおそれ
はなくなる。この加工は第1図の工程図において、飾穴
抜eおよび飾穴コイニングfを溶接組立後に行うもので
あり、リムとデイスクとの組付けは絞り加よりの直後で
もハブ穴抜加工eの後でも、ボルト穴抜加工dの後或い
は飾穴抜eおよびコイニングf工程を除いたボルト穴皿
取1工程の後のいずれの時に行つてもよい。かくの如く
した加工工程を用いることによつてデイスク材の板厚ア
ツプによる強度アツブを計ることなく強度の向上がされ
軽量且つ強固なホイールとなる有益な効果を奏すること
が明らかになつた。
また上記の効果は第1図に示す如きテーパーデイスクに
おいてより顕著な効果を発揮し得るこというまでもない
。
おいてより顕著な効果を発揮し得るこというまでもない
。
第1図は従来のホイール加工工程図、第2図は本発明法
により製造されたホイールの全体斜視図、第3図は第2
図におけるA−A線矢視方向部分拡大断面図、第4図は
リムとデイスクとの溶接部、特に飾り穴周辺部における
拡大斜視図である。 1・・・・・・平板、3・・・・・・飾り穴面、4・・
・・・・ハブ穴、5・・・・・・ボルト孔、6・・・・
・・飾り穴、 2′,3″,4″,5″,6″・・・・
・・スクラツプ、8・・・・・・リム、12・・・・・
・溶接ビード部 13・・・・・・サイドリング。
により製造されたホイールの全体斜視図、第3図は第2
図におけるA−A線矢視方向部分拡大断面図、第4図は
リムとデイスクとの溶接部、特に飾り穴周辺部における
拡大斜視図である。 1・・・・・・平板、3・・・・・・飾り穴面、4・・
・・・・ハブ穴、5・・・・・・ボルト孔、6・・・・
・・飾り穴、 2′,3″,4″,5″,6″・・・・
・・スクラツプ、8・・・・・・リム、12・・・・・
・溶接ビード部 13・・・・・・サイドリング。
Claims (1)
- 1 ディスクをリムに組付け溶接した後にディスクの飾
穴を穿設するようにした金属製車輪の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13930978A JPS5951379B2 (ja) | 1978-11-14 | 1978-11-14 | 金属製車輪の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13930978A JPS5951379B2 (ja) | 1978-11-14 | 1978-11-14 | 金属製車輪の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5568140A JPS5568140A (en) | 1980-05-22 |
JPS5951379B2 true JPS5951379B2 (ja) | 1984-12-13 |
Family
ID=15242289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13930978A Expired JPS5951379B2 (ja) | 1978-11-14 | 1978-11-14 | 金属製車輪の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951379B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738956B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-08-03 | トピー工業株式会社 | 車両用ホイールの成形方法 |
JP7342132B2 (ja) * | 2019-01-04 | 2023-09-11 | タタ スティール リミティド | 車両用ホイールディスクの製造方法 |
-
1978
- 1978-11-14 JP JP13930978A patent/JPS5951379B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5568140A (en) | 1980-05-22 |
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